2018年12月07日公開
2018年12月07日更新
からくりサーカスのしろがねがかわいい!加藤鳴海との関係や最後を考察
からくりサーカスの「しろがねがかわいい」と話題を集めています。そして、からくりサーカスの主人公である加藤鳴海としろがねの関係も気になる方が多いようです。からくりサーカスのしろがねのかわいい理由や、加藤鳴海と、しろがねの関係はどのようなものなのでしょうか?この記事では、からくりサーカスのしろがねのかわいい理由や、からくりサーカスの加藤鳴海としろがねの関係等をまとめてご紹介します。
目次
からくりサーカスのしろがねのかわいい魅力に迫る!
連載終了から数年がたつ「からくりサーカス」ですが、現在アニメ放送が開始されており「しろがね」がかわいいと話題を集めています。からくりサーカスの登場人物である加藤鳴海との関係も注目されており、しろがねと加藤鳴海の関係が今後どのような関係になっていくのかも気になる方も多いようです。ですが、しろがねは無口で感情をなくした女性で、一見かわいいとは言いがたい雰囲気です。
では、なぜそんな「からくりサーカス」のしろがねはかわいいと言われているのでしょうか?加藤鳴海との関係がしろがねをかわいい女性に変えたのでしょうか?この記事では、からくりサーカスのしろがねの、かわいいと言われる秘密や、からくりサーカスの加藤鳴海との関係について詳しくご紹介していきます。
からくりサーカスとは?
からくりサーカスとは、藤田和日郎さんが描く少年漫画です。週刊少年サンデーにて、1997年32号~2006年26号にかけて連載されました。単行本は全43巻刊行されています。不死身の身体を持つ女性「しろがね」が主人公・才賀勝や、もう1人の主人公・加藤鳴海と出会うところから始まります。勝と加藤鳴海は序盤で生き別れになり、以降は勝編と加藤鳴海編と別れながら話が進んでいく展開となっています。
オートマータとは自動人形という意味で、機械仕掛けの人形なのですが、とてつもない強さと残忍な性格を持っており、人間たちを次々に殺していきます。彼らの目的は、主人である「フランシーヌ人形」を笑わせるためです。不治の病であるゾナハ病は「他人を笑わせていないと死ぬ」といった病気で、これによって死ぬことはありませんが、激しい呼吸困難を引き起こしたり免疫低下を招くため、死者が続出しています。
出典: https://frequ.jp
からくりサーカスの主人公・加藤鳴海もゾナハ病にかかっています。勝はしろがねと共に、サーカス団に入り、世界中を周りながら旅を続けます。しろがねも勝を守りながら人間らしい感情を取り戻していき、そして、加藤鳴海に恋をしていることにも気がつきます。一方、加藤鳴海は記憶を失っており、おなじくしろがねの「ギイ」と「ルシール」に助けられます。そして、人形を破壊することを使命とします。
人間の感情を取り戻していくしろがねに反比例するかのように、加藤鳴海は人間としての心を失っていきます。それは人間の心を希薄にするアクア・ウイタエの作用ではなく、自動人形への憎しみからくるものでした。加藤鳴海はフランシーヌ人形のところへたどり着きますが、そこにいたフランシーヌ人形は、なんと偽者だったのです。本物のフランシーヌ人形は、「笑わない」ことを理由に主人に捨てられました。
フランシーヌ人形の過去
フランシーヌ人形は、笑う方法を探すことに疲れ果て、そのため身代わりをつくり旅に出たのです。その目的は「自分を壊してくれるしろがねに会うこと」です。フランシーヌ人形のモデルとなった「フランシーヌ」は、鳴海を助けた、ルシールというしろがねの叔母でした。ルシールの娘のアンジェリーナはそのためフランシーヌに生き写しだったのです。フランシーヌ人形は、アンジェリーナに破壊してもらうためにやってきました。
アンジェリーナの夫・正二は、フランシーヌ人形を人並み以下の能力しか出せぬように細工し、共に生活することにしました。アンジェリーナは子供(エレオノール)を身ごもっており、その出産に立ち会ったフランシーヌ人形は感情が芽生えてきます。ですが、ある日、200体もの自動人形が襲い掛かってきました。
アンジェリーナの体内にある「アクア・ウイタエを生み出す、柔らかい石」を奪うためでした。アンジェリーナは、生まれたばかりのエレオノールをフランシーヌ人形に託しますが、なんと井戸に落ちてしまいます。このままでは、エレオノールが死んでしまうと思った直後、井戸の水は「アクア・ウイタエ」に変化していきました。
出産のときに、アンジェリーナの体内にあった「柔らかい石」が、エレオノールに移っていたのでした。ですが、アクア・ウイタエは全てを溶かしてしまう水です。フランシーヌ人形は必死にエレオノールを抱き上げ守ります。そして、初めて笑顔を見せ、溶けていったのでした。
柔らかい石:アクア・ウイタエは誰が作った?
1780年の中国に、兄・白銀と弟・白金という人形使いが住んでいました。2人は、リンゴ売りの「フランシーヌ」という女性に恋をします。ですが、フランシーヌが選んだのは兄・白銀でした。白金は嫉妬に狂い、フランシーヌを白銀から無理やり奪い去ります。白銀は憎しみに燃え、必死に探します。そして、9年後にやっと居場所を見つけることができました。
そこはフランシーヌの故郷の「クローグ村」でした。フランシーヌは不治の病にかかり、村人から隔離されていました。白金は治療薬を開発するため必死になっています。白銀はフランシーヌと再会を喜びあいます。そして、白銀も錬金術を研究し、治療方法を探します。「柔らかい石」から溶け出す「アクア・ウイタエ」を飲めば、ほぼ不老不死となるのでした。
白銀はついに柔らかい石の生成に成功しますが、フランシーヌは、9年も白金といたことを悔いて、焼身自殺をしてしまいました。白金も石の生成に成功し持ってくるも、すでに遅すぎました。兄弟は以降二度とあうことはありませんでした。以降、正気を失った白金はフランシーヌの髪の毛を培養し、アクア・ウイタエを使ってフランシーヌ人形をつくりました。
しかし、フランシーヌ人形は笑いません。ゾナハ病を撒き散らしても何をしても笑わないフランシーヌ人形に絶望し、白金は人形を捨てどこかへと旅立ちます。白銀は、日本にたどり着き、正次郎という少年に出会います。話していくうちに、白銀は正気をとりもどし、日本での呼び名を「しろがね」とします。その後、白銀は29年ぶりにクローグ村を訪れました。
白銀は、アクア・ウイタエを倒れていた少女・ルシールに与えます。そして、白金が病気を撒き散らし、村人も惨殺したことを知ります。白銀は、自動人形を殲滅しようと思いますが、肉体は衰えており難しいと考えます。白銀は、井戸に柔らかい石を落とし、自らを溶かし、そして、村人にそれを飲んでもらい自動人形を殲滅させて欲しい遺志を引き継がせたのでした。
からくりサーカスのしろがねはどんなキャラ?
からくりサーカス・しろがねのプロフィール
「しろがね」という名前は、アクア・ウイタエを飲み、不死身の身体を手に入れた人の総称で、本名は「エレオノール」といいます。莫大な遺産を相続することになった少年・才賀勝を守るために身を挺して戦います。勝のことはおぼっちゃまと呼びますが、次第に家族のような関係になっていきます。人形である「あるるかん」を操り、勝に襲いくる敵を倒していきます。
実は、オートマータの主人である「フランシーヌ人形」は、なんとしろがねに顔がそっくりなのです。しろがね(エレオノール)の先祖にフランシーヌ人形のモデルになった女性がおり、フランシーヌの親戚の子供がしろがねにあたるのです。
そのため、記憶をなくして人形に憎しみを持つ加藤鳴海としろがねが再会したときは「フランシーヌ人形」と勘違いされ、なかなか無関係だと信じてもらえませんでした。そのため、しろがねは深く傷付くことになります。
からくりサーカスのしろがねはなぜ人間らしさを失った?
しろがねは幼少のころから、人形を操ることだけを教育され、愛情を知ることなく育ちました。そして、自動人形たちが狙う「柔らかい石」を体内に持つため、常に命を狙われてしまう状態になっています。
しろがねの父親はしろがねを守るために、死んだことにしますが、4年に1度しか歳をとることの出来ない肉体と精神、そして、しろがねが飲んだ「アクア・ウイタエ」にはフランシーヌとフランシーヌ人形の記憶があり、しろがねの精神は不安定になります。
そういった経緯もあり、笑ったこともなく、常に冷静沈着で無表情です。ですが、一番の理由は、才賀貞義から「お前は人形だ。微笑みも忘れた人形だ。人間になりたかったら、才賀勝を守れ」と洗脳されたことです。そのため、しろがねは本当に笑うことが出来なくなってしまったのでした。
しかし、勝の優しさや、加藤鳴海の強さに心を動かされ、次第に感情を取り戻していくようになりました。天然でかわいいところも見られるようになり、サーカス団のメンバーとも馴染む様子もみられています。
からくりサーカスのしろがねを演じる声優は林原めぐみ!
しろがねこと、エレオノールを演じるのは、声優の林原恵さんです。林原さんは「乱馬1/2」の女乱馬役や、「新世紀エヴァンゲリオン」の綾波レイ役など、数々のヒットアニメの声優を務めています。エヴァンゲリオンの綾波レイ役は、からくりサーカスのしろがねのように、感情がなく、笑わない性格をしています。
それがハマり役になったせいか、以降の役は「名探偵コナン」の灰原哀や、からくりサーカスのしろがねのような感情の無い役に抜擢されることが多くなりました。
からくりサーカスのしろがねは、回を追うごとに感情を取り戻していきかわいい言動も多くなってくるため、林原さんの可愛らしい声でしろがねのかわいい演技を聞かせてくれることをファンは楽しみにしているようです。
からくりサーカスのしろがねと加藤鳴海の関係とは?最後はどうなる?
からくりサーカスの加藤鳴海はどんなキャラ?
加藤鳴海はからくりサーカスの主人公の1人です。ゾナハ病という、人を笑わせないと死ぬという不治の病に侵されています。加藤鳴海は人を笑わせようと必死になり、その最中に笑ってくれたのが、才賀勝でした。勝は遺産を狙う殺し屋に狙われており、しろがねと共に勝を守りますが、その途中で左手を残し行方不明になります。
目覚めると記憶を失っており、ギイとルシールというしろがねに助けられます。そして、アクア・ウイタエを飲んだことで、自動人形を壊すことを目的とする「しろがね」になりました。加藤鳴海は正義感に溢れる熱い男で、感情が希薄になるといわれている「アクア・ウイタエ」を飲んでもその性格に影響はほぼありませんでした。
終盤になり、しろがねと再会しますが、フランシーヌ人形だと疑っている鳴海はしろがねに冷たい態度をとります。元々は、泣き虫な少年だったようですが、生まれてくる妹のために強くなりたいと願い武術を習い始めます。ですが、母親は流産してしまい、子供が産めない身体になってしまいました。
加藤鳴海は、師匠からの言葉で弟妹は生まれ変わっていると神事て修行に明け暮れました。フランシーヌ人形たちとの戦いで、多くの仲間が犠牲になり、ますます人形への憎しみが増していました。その戦いで、身体のほとんどを失う重傷を負います。その後は義手、義足などで身体をおぎなうことになりますが、その力が衰えることはなく戦い続けます。
からくりサーカスのしろがねと加藤鳴海の関係とは?
しろがねと加藤鳴海は、勝を助けるという点で協力し合います。当初、合理的で冷たい感じのしろがねに反発するも、しろがねも加藤鳴海の熱い感情に動かされ、心を開きかけます。ですが、とたんに加藤鳴海は勝を守るために重傷を負い、行方不明になってしまいました。しろがねは加藤鳴海に恋心を無自覚ながら抱くようになりました。
加藤鳴海は記憶を失いながらも、アクア・ウイタエを開発した者の兄の記憶を継承しており、開発した弟と、妻であるフランシーヌとの関係を知ることになります。しろがねと再会した当初は、フランシーヌ人形だと勘違いし、冷たく振舞っていましたが記憶を取りもどしていくにつれて、しろがねを愛していることにも気がつきます。
からくりサーカスのしろがねの最後とは?
加藤鳴海に嫌われていると思っていたしろがねでしたが、加藤鳴海はしろがねを愛しており、しろがねに告白をします。最終回の結末では、加藤鳴海と一緒に世界中の人々を笑わせるような芸をしながら幸せそうに旅をしている姿が描かれていました。
からくりサーカスのしろがねに対する感想や評価は?
からくりサーカスはほんとうにしろがねがかわいくて~~かわいくてかわいくてかわいい…………女性の笑顔がどんなに尊いかっていうのをめちゃくちゃみせつけてくるからからくり好き……私の世界で一番好きな笑顔はうしとらのまゆこの笑顔だけど……
— りんこ (@327b) October 3, 2018
しろがねが可愛くてたまらないという感想です。笑顔の大切さを教えてくれる漫画だとも評価しています。
からくりサーカスはですね。ヒロインの情緒が開花していく様子が美しいしかわいいしかっこいいし泣けるんですよ。マシュ大好きな人はぜってーしろがね好きだよ。最高のヒロインが最高のヒーローとくっつしそれをまた最高のヒーローが見送るんだよ。最高の話だよ
— 焼き菓子 (@subcullove) March 13, 2018
しろがねの情緒が開花していくのが可愛くて泣けると、大絶賛しています。最高の話だと感動をあらわにされています。
飛行機戦も超かっこよかったけど、カットされてしまったアプ・チャー戦のルシール先生とギイ無双がめちゃくちゃなので置いておきますよ。#からくりサーカス pic.twitter.com/gps0wE2lqs
— くでこ (@iduruko) November 29, 2018
主人公たちだけでなく、しろがねである「ギイ」と「ルシール」もカッコイイと評価しています。この2人も人気があるキャラクターです。
#からくりサーカス
— 魂のアソコ少女の王国さそり監督 (@sasorikantoku) November 29, 2018
凄すぎねえか?スターウォーズより面白いぞ!
こちらは、あの名作「スターウォーズ」よりも面白いと大絶賛されています。からくりサーカスの魅力がどれほど凄いものなのかを表しています。
からくりサーカスのしろがねは本当にかわいいキャラだった!
からくりサーカスのしろがねは、当初は無表情で笑顔を一切見せない女性でしたが、勝や加藤鳴海と出会い、感情を取り戻していきます。勝に対しては母親のように心配し、時には怒ったり、慰めたりとコロコロと表情やかわいい笑顔を見せるようになっていきました。加藤鳴海との関係も、一時は険悪なものとなってしまいましたが、最終回では加藤鳴海が自分の気持ちに気がつくことができ、無事プロポーズをされました。
からくりサーカスの結末では、しろがねは晴れて加藤鳴海と楽しい2人だけのサーカスをつくり、世界中を笑顔にするため旅をしています。アニメのからくりサーカスはどこまで放送するのかは明かしていませんが、回を重ねるごとに、しろがねは可愛くなっていきますので、今後も目が離せません。