2020年01月11日公開
2020年01月11日更新
【ポケモン】アランとは何者?年齢やサトシ・マノンとの関係は?
ポケモンアニメの中でも珍しいサトシ以外を主人公にしたアニメで主人公を務めたのがアランです。外伝で登場しながら本編にも登場し、最後にはサトシとポケモンリーグで戦うなどライバルとしての立ち位置も担っている重要なキャラクターになっています。今回はポケモンアニメで活躍するアランについて、年齢や手持ちのポケモン、サトシやマノンとの関係、アラン役を務めた声優についてなどまとめていきます。
目次
ポケモンのアランとは何者?
ポケットモンスターXY特別編最強メガシンカの概要
アランが初登場したのは本編であるポケットモンスターXYと同じ枠で放送されたスペシャル外伝、ポケットモンスターXY特別編最強メガシンカというアニメです。2014年4月にact1が放送された後、不定期で全4話が放送されています。ポケモンアニメ本編のキャラクターであるサトシらは登場しないものの、マノンがサトシの事を話題にするなど本編と世界観や時代を共有している事を意識した作りになっていました。
タイトル通り、メガシンカを題材とした外伝的作品であり、全4話放送後には、その物語が本編の「XY&Z」に収束、この特別編で初登場したキャラクターも本編に登場するようになりました。そんなポケットモンスターXY特別編最強メガシンカにてサトシに変わって主人公を務めたのが今回紹介するアランです。
アランのプロフィール
アランはメガシンカを極める事、そしてその力を使った平和を作る事を目標に、フレア団のボス、フラダリ直属の部下として活動、フラダリからメガリンクとリザードナイトXを渡されて彼の配下となりました。元々はプラターヌ博士の優秀な助手として活動していた時期もありましたが、メガシンカのさらなる研究の為にヒトカゲを連れて旅に出ています。フラダリからは良いように言いくるめられてしまい利用されているような状態です。
本分はあくまでも研究である為、本編合流後も元々リーグ挑戦には興味を示していなかったにも関わらずサトシと出会い戦った事で、サトシと万全の状態で戦うべくリーグ挑戦を決定、あっさりジムバッチを揃えてリーグに勝ち上がってくるなど高い実力を有しています。
アランのグッズ
アランは仮にも外伝の主人公という立ち位置や本編でのサトシとの絡みもあってポケモンのキャラクターの中でも人気が高いキャラクターであり、上記画像のキーホルダーのようなグッズも公式に販売されています。
ポケモンのアランの年齢や性格・服装
アランの年齢
アランは外伝とはいえ主人公を務めたキャラクターにも関わらず、詳しいプロフィールは意外と判明しておらず年齢も不明です。ただ年齢は10歳であるサトシが周囲から「少年」と言われるのに対しアランは「青年」と言われる事、アニメの本編でサトシと出会った際にもアランが断るまでシリーズ通して10歳の年齢設定であるサトシが敬語で喋っていた事からサトシよりは年上である事は予想されています。
ファンによるポケモンキャラ年齢考察では、その他のキャラクターとの対比から、アランの年齢は20代半ばではないかと考えられています。一方でポケモンのキャラは大人びて見える事、メガシンカする際の掛け声などから年齢はまだまだ若いのではないかと考えるファンもおり、アランの年齢考察は意見が分かれている状態です。
アランの性格
アランはポケモン本編の主人公であるサトシに比べるとクールな性格をしたキャラクターですが、ポケモンへの愛情はサトシに負けず劣らず強い物を持っており、パートナーであるリザードンはもちろん、自身の手持ちではないプラターヌ博士の研究所にいるポケモンにも懐かれていました。また新人であるマノンの世話を焼くなど面倒見の良い一面も見られます。
ただ少々騙されやすい性格でもありフラダリからも利用されている事に気づかず、「己の思いを成したければ最強であれ」というフラダリの言葉の通りに最強を目指してしまっています。もちろんこれにはアラン自身のプラターヌ博士やマノンら周囲を守りたいという思いをフラダリに利用された形です。
アランの服装
アランの服装は黒系のジャケットに水色に近い青のマフラーをしているのがポイントです。青年らしい落ち着いたファンションにも見えますがこれは、パートナーであるメガシンカしたリザードンXを意識したファッションなのではないかと考えられています。この服装を落ち着いていると見るか、リザードンXを意識したファッションと見るかもまたアランの年齢が分からないと言われる要因になっています。
ポケモンのアランとサトシ・マノンとの関係
アランとサトシの関係
それぞれに本編と外伝の主人公であるサトシとアランはポケットモンスターXYシリーズの中でも中々出会う事はありませんでした。アランは特別編の中でホウエン地方を訪れるなどサトシがいるカロス地方から離れていた事もあって同時並行的に物語が展開されていた為です。そんな2人が初めて出会ったのは、本編が新シリーズXY&Zに突入後、13話での事でした。サトシがショータとバトルしている現場をアランが偶然目撃するのです。
アランがサトシに注目したのはサトシの持つゲッコウガに起こる謎現象の為で、ここで2人は初めてバトルします。この時の勝者はアランでアランは高い実力差を見せつける結果となりました。23話にてサトシ達の前に再登場すると13話でしていた約束から再びバトルしますが、サトシが倒れてしまった事からバトルは中断されます。この時のサトシが見せるバトルを楽しむ姿に触発される形でリーグを目指すようになります。
30話ラストにてシャラジムのコルニとの戦いに勝利し8個のバッジを集めた姿が描かれると32話からサトシと共にカロスリーグに挑戦、両者順当に勝ち上がり、決勝で相まみえる事になります。この時のサトシはファンから歴代シリーズの中でも最強のパーティーと言われるような手持ちでしたが、アランはそのサトシに勝利し、カロスリーグを優勝する事になるのでした。
その後、自らがフレア団と繋がっていた事、自分の行動がミアレシティを壊滅させる原因になってしまった事でサトシやカロスのジムリーダー達と共闘した後、悪事に強力した事を悔いて自ら出頭、利用されただけとお咎めは受けずサトシの励ましを受けて1からやり直すとしてサトシと再戦を近い別れました。登場の仕方こそ違いますが、アランとサトシはカロスにおけるライバル的なキャラクターと言えます。
アランとマノンの関係
新人トレーナーであったマノンは、旅の途中でメガシンカして戦うアランを偶然目撃、メガシンカに興味を引かれて強引にアランに同行するようになります。アランからは当初いいようにあしらわれていましたが最後にはマノンの強引さに負けて2人は共に旅をするようになります。基本的にはアランが先輩トレーナーとしてマノンに指導するような関係を築いています。
本編でサトシからマノンとの関係について「大事な人なんでしょ?」と言われた際に恥ずかしがるでもなく「あぁ」と肯定するなど、旅を共にする中で、アランにとってマノンもまた大切な存在となっていきます。対するマノンにとっても同様に大切な存在である同時に、いつかアランとメガシンカをしたポケモン同士で戦って勝つ事を目標としているライバルでもあります。
アラン・マノン双方に恋心などは描かれておらず、また特別編の時点でアランの配慮や偶然が重なって別行動をするようになりますが、アランとは別の形でサトシ達と知り合いになり、アランとサトシによる決勝戦を観戦。アランの勝利に喜ぶなど、マノンから見れば憧れ以上の感情を抱いている節もあります。
ポケモンのアランの手持ちポケモン
手持ちポケモン①リザードン
アランの最初のポケモンで最高のパートナーとなっているのがリザードンです。ヒトカゲ時代から共に旅をしており、アランがフラダリに誑かされる頃にはリザードに進化、リザードンに進化してからはリザードナイトXが填められた首輪をしており、メガリザードンXに進化する事が出来ます。その実力は圧倒的でアランが登場するエピソードでは基本的に活躍が描かれるサトシにとってのピカチュウポジションのポケモンです。
ちなみに覚えている技4つも判明しており、ほのおタイプのかえんほうしゃとブラストバーン、弱点である水タイプを補うかみなりパンチ、メガシンカする事でタイプが合うドラゴンクローを使用します。特別編の時点ではかみなりパンチの代わりにはがねのつばさを使用しており、かみなりパンチは或いはサトシのゲッコウガを意識して覚えさせたのかもしれません。
アニメでは数々のエピソードが描かれている他、サトシとのカロスリーグ決勝戦では6体目として登場、ピカチュウ及びサトシゲッコウガと熾烈なバトルを繰り広げました。メガシンカする前の状態でピカチュウの10万ボルトを耐えきる耐久力を持ち、力技で退けると、サトシゲッコウガとはタイプ的に不利でありながら一進一退の名勝負を繰り広げる事になります。
手持ちポケモン②メタグロス
カロスリーグ決勝戦前まででリザードン以外に唯一判明していたアランの手持ちがメタグロスです。サトシとの最初のバトルの頃はメタングであり、オンバーンと戦って勝利しました。その後、カロスリーグまでの間に進化してメタグロスとなりました。カロスリーグでは5体目として登場し、ピカチュウと対戦。こうそくいどうを使ってピカチュウを翻弄しますがピカチュウの体格差を逆に利用した戦術で敗れる結果となってしまっています。
サトシのピカチュウにこそ破れてしまいますが、アランはカロスリーグを決勝戦までリザードンとこのメタグロスの2体だけで勝ち上がっており、高い実力を持っている事は間違いないポケモンと言えます。
手持ちポケモン③キリキザン
それまで登場していなかったにも関わらず、カロスリーグ決勝で、抜群の活躍をしたのがキリキザンです。3番手で登場したキリキザンは、対面したルチャブルをハサミギロチンで倒すと1度ボールに戻され、サトシがヌメルゴンを出したタイミングで再び登場、ヌメルゴンにも最後にはハサミギロチンを決めて勝利を収めます。最後にはゲッコウガに敗れてしまいますが、1匹で2匹を倒す活躍を見せました。
ファンによる考察ですが、歴代のサトシの手持ちの中でも最強パーティーと言われたカロスリーグでのサトシの手持ちにおいて、特に実力が高いと言われたルチャブル、ヌメルゴンを倒した事で、アランのパーティーの中ではリザードンに次いで強いのではないかと考えられています。カロスリーグ決勝で登場した時点では「でんじは」「ハサミギロチン」「アイアンヘッド」「きあいだま」を使用しています。
手持ちポケモン④ケンホロウ
前シリーズにてサトシも一時期手持ちに加えていたケンホロウはアランの4体目のポケモンとして使用されます。サトシのファイアローと戦い、ファンの圧倒されるのではないかという予想を裏切って引き分けに持ち込むという活躍を見せています。両者ひこうポケモン同士という事もあり素晴らしい空中戦だったと言われるこの1戦では、「はがねのつばさ」「ゴットバード」「エアスラッシュ」の3つの技を使用しています。
手持ちポケモン⑤バンギラス
カロスリーグ決勝戦にてアラン最初のポケモンとして使用されたのがバンギラスです。ポケモンアニメでは悪役が使っている事が多いポケモンであり、アランが利用される形とはいえフレア団と接点を持っている事を象徴するポケモンでもあります。
カロスリーグ決勝戦ではピカチュウと対戦しますが、その技でピカチュウを追い詰めますが、ピカチュウがフィールドの水を上手く使った状態で最後にはエレキボールを受けて敗北してしまいました。結果として改めてピカチュウの強さと機転の聞いた戦術を示される相手になってしまっていました。このピカチュウ戦で使用した技は「かみくだく」「あくのはどう」「ストーンエッジ」の3つです。
手持ちポケモン⑥マニューラ
アラン最後の手持ちはカロスリーグ決勝戦では2番手に使用されたマニューラです。ピカチュウに変わって登場したオンバーンを相手にし、勝利を収めますが続いて登場したルチャブルも持ち前のスピードで翻弄し猛攻を加えながらもそれを耐え切られた事で逆転のフライングプレスを使われてしまい敗れる事になってしまいました。「まもる」「つじぎり」「れいとうビーム」「かげぶんしん」を使用しています。
ポケモンのアランの声優
小野賢章のプロフィール
アニメポケモンにてアランの声優を担当したのが小野賢章さんです。4歳の頃から子役時代から俳優として活躍していましたが、2001年に映画「ハリー・ポッターと賢者の石」にて主人公ハリー・ポッターの吹き替え声優を担当僅か11歳で担当し、これをきっかけに声優として活動するようになります。このハリー・ポッター役はハリー・ポッターシリーズのファンだった母親の勧めでオーディションを受けたものでした。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の頃、ちょうど声変わりを経験し、ハリー・ポッターシリーズで声優を務めた事が人生の大きな分岐店になったと言う程に強い影響を与えています。ただ完全に声優専業になったわけではなく声優と俳優二足のわらじを履いて活動を継続しています。余談ですがハリー・ポッターシリーズのハリーの俳優であるダニエル・ラドクリフさんの担当吹き替え声優として現在も吹き替えを担当しています。
小野賢章の主な出演作品
小野賢章さんが声優としてこれまで出演した作品としては、「神霊狩/GHOST HOUND」の古森太郎役、「黒子のバスケ」の黒子テツヤ役、「マギ」の練白龍役、「ダイヤのA」の轟雷一役、「幕末Rock」の沖田総司役、「終わりのセラフ」の百夜ミカエラ役、「文豪ストレイドッグス」の芥川龍之介役、「徒然チルドレン」の赤城正文役、「ジョジョの奇妙な冒険黄金の風」のジョルノ・ジョバァーナ役の声優を担当しています。
ちなみにポケモンシリーズに声優として出演するのは実はアランの声優としてが初めてではなく、2008年に「ポケットモンスターダイヤモンド&パール」にてリョウというキャラクターで出演した事があります。
ポケモンのアランに関する感想や評価
ポケモンを持って旅に出れる年齢が10歳やから、マノンは10歳かな?
— Ricca (@Ricca_bland) November 27, 2014
アランはタケシやデントと同じ14歳かな?
ここからは既にポケットモンスターシリーズを視聴している人のアランについての感想を紹介していきます。ポケモンシリーズでは年齢が分からないキャラクターが非常に多く、ポケモンファンが様々な観点から年齢考察を行っていますがその中でも難しいと言われるのがアランです。同時に登場したキャラクターには、年齢の指標と出来るようなキャラクターがおらず、様々な説が唱えられる結果となっています。
年齢が判明しているキャラクターの多くが一番近くにいるマノンを含め新人トレーナーであり、ポケモン世界では10歳で旅立ちなので10歳であるとされるキャラクターが多い一方で、タケシのように10歳の中にいると大人びて見えるが実は14歳というキャラクターもいる事からアランも実は見た目以上に若いのではないかという考察をするファン、見た目重視で20代頃の年齢ではないかとするファンなどがいます。
古い人間だから未だにサトシの最強のポケモンはリザードンだと思ってるしアランとの戦いもリザードンでなら勝ってたと思ってる
— トウヤ (@touyakoVG) October 21, 2019
カロスリーグでアランが優勝した事に関しては、ファンからも賛否が分かれる結果となっています。サトシがシリーズ史上歴代最強のパーティーであり、それまでの試合も比較的圧倒的に勝利していた事から今度こそサトシが優勝するのではないかと考えていたファンも多く、他シリーズのようにぽっと出のキャラクターに敗れるわけではなかった点は評価出来るとされながらもやはりアランが勝った事に不満を持つファンも多くなっています。
またカロスリーグの結果は除いても、アランのパートナーといえるポケモンがリザードンであった事からサトシのリザードンとの対決が見たかったという声も非常に多くなっています。サトシのポケモンの中でも最強格であるリザードンを使っていれば勝てたという声もある一方で純粋に力比べをしてほしかったという声も見られます。
ポケモンXYandZ最終回、泣いた…
— ayako。.ʚɞ .。 (@wing1562bam) October 27, 2016
3年かぁ…あっという間だった…
シトロン、お疲れ様でした。
梶くん最高!
アランは、賢章先生…
ダイゴは、鈴さん…
今回のシリーズ、声優さん最高だわ。
マモがデントだった時も衝撃走ったの覚えてるわ。プラターヌ博士かっこいい。
アランの声優を担当した小野賢章さんについては、既に実績のある声優さんであった事もあって高い評価を受ける結果となっています。外伝とはいえポケモンシリーズの主人公を務めあげ、サトシとはまた違ったタイプの主人公像を見せてくれた事、本編合流後のライバルポジションでの演技も非常に良かったという声が多くなっています。
特にその見た目や印象からクールに見えるアランだけに、うちに秘めたポケモンを大切にする思いが声から感じられたという意見もあり、声優小野賢章としての実力を遺憾無く感じる事が出来たとする声も多いです。
ポケモンのアランまとめ
ポケモンアニメの外伝であるポケットモンスターXY特別編で登場したアランは、本編とは別軸に行動しながらもサトシとは違った目線でポケモンを大切に扱い、本編合流後もサトシのライバルとしてその高い実力を遺憾無く発揮して活躍したキャラクターです。歴代シリーズで最強と言われたサトシを倒しての優勝は、その試合の激戦も相まって非常に印象的だったというファンも多くなる程で人気を集めました。
サトシが優勝できなかった事を残念がるファンもいる一方でアランに負けるなら納得できるというファンもいるほどにポケモンアニメの中ではその強さを発揮しているキャラクターです。まだポケモンアニメを視聴していないという人はぜひアランに注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?