2020年01月04日公開
2020年01月04日更新
キン肉マンII世の登場キャラを紹介!息子たちの設定やあらすじ・名シーンも
漫画キン肉マンの続編として連載されたのがキン肉マンII世です。キン肉マンで活躍した超人達が一線を退き、息子達の世代が活躍する形の作品で、キン肉マンの登場人物の息子も数多く登場しています。キン肉マンシリーズ全体の人気もあってキン肉マンII世もアニメ化される程の人気を集めた作品です。今回はキン肉マンII世に登場するキャラクターについて紹介しつつキン肉マンII世のあらすじなどもまとめていきます。
目次
キン肉マンII世の登場人物は息子世代
キン肉マンII世の概要
キン肉マンII世は1998年からプレイボーイで連載が開始されWebメディアへと媒体を移しながら連載されたキン肉マンの続編に当たる作品です。新世代(ニュージェネレーション)が活躍する第1部、新世代と旧世代が入り混じった形の第2部の2部構成になっており、いずれも人気を獲得、アニメ化も行われたりしています。アニメ化されているのは主に第1期のあらすじをベースにしたものです。
キン肉スグルの息子が主人公
キン肉マンII世の主人公となるのがキン肉スグルの息子、キン肉万太郎です。連載企画当初はキン肉万太郎のみ息子世代として登場する予定でしたが路線を変更し、最終的には様々な超人の息子が活躍する作品へとなっています。
キン肉スグルとは?
前作、キン肉マンの主人公のキン肉マンは本名をキン肉スグルと言います。作中では父親のキン肉真弓や母親のキン肉小百合、その他一部のキン肉族、キン肉真弓と親友でもあり交友の深いハラボテ・マッスルなどには本名であるこちらの名前で呼ばれる事も多いです。
アニメではカルビ丼音頭が流れる
アニメキン肉マンでは、キン肉マンの大好物である牛丼のテーマソングである牛丼音頭が流れるのが1つの定番になっていましたが、キン肉マンII世ではキン肉万太郎の好物がカルビ丼である事からそのあらすじの中でカルビ丼音頭が流れる事になっています。キン肉マンII世のアニメを象徴する曲だとしてOPよりも印象に残っているという人もいる程の曲になっています。
キン肉マンII世の登場キャラを紹介
登場キャラ①キン肉万太郎
キン肉マンII世の主人公を務めるのがキン肉マンの息子、キン肉万太郎です。ビビりでお調子者、スケベな一面をもつなど父親のキン肉マンと近い性格をしていますが、間違って放り出されたとはいえ長らく王子である事を自身すら知らなかったキン肉マンと違い、生まれた時からずっと王子として育てられている為、非常に軟弱でお坊ちゃまな面が強調されています。
登場キャラ②キン肉スグル
キン肉マンII世では登場人物は息子世代ですが前作キン肉マンで登場したキャラクターの往年の姿も描かれています。第58代キン肉星大王であるキン肉マンは20代での激戦による後遺症ですっかり筋肉が衰えてしまいながらも関節技などを使いキン肉万太郎の前に立ちはだかったり、キン肉万太郎に敢えて試練を与えるなど重要な場面で登場しています。
登場キャラ③テリー・ザ・キッド
キン肉マンの相棒、テリーマンの息子として登場するのがテリー・ザ・キッドです。作中ではキッドと呼ばれる事が多くなっています。プライドが非常に高い性格をしており、現役時代キン肉マンに次ぐ2番手で居続けた父親の事を疑心している部分があります。テリーマンと同様に作中では解説役を務めたり、対戦相手は重量級の選手が多かったりします。
登場キャラ④テリーマン
アメリカで牧場を経営するテリーマンは前作時代から恋人であったナツコと結婚してキッドをもうけています。登場機会は少ないですが、超人オリンピックではキッドが失格になるのを覚悟で溺れた子供を助けた事に賛辞を送るなどしています。伝説超人の登場人物の中では活躍が特に控えめです。
登場キャラ⑤ケビンマスク
キン肉マンII世に登場したキン肉マン世代の息子達の中で特に驚かれたのがケビンマスクです。ロビンマスクとロビンマスクの妻アリサの息子ですが、ロビンマスクのスパルタ教育、ロビン一族の跡継ぎという重圧に耐えきれずに家出、悪行超人の1人として登場したのです。後に悪行超人も離脱してフリーの超人となった事から正義超人としての正々堂々としたファイトと悪行超人らしいラフ殺法を使い分ける事が出来ます。
登場キャラ⑥ロビンマスク
キン肉マンII世においてロビンマスクは伝説超人の1人となり、次世代の正義超人を育てる為ヘラクラスファクトリーを復活、校長に就任します。キン肉万太郎に対しては厳しく接する事が多いです。究極のタッグ編では、多くの伝説超人が新世代の超人達を信用しない中、将来息子が出来たらつけようとしていたケビンマスクの名を言ったキッドとタッグを結成しました。
登場キャラ⑦MAXマン
キン肉マンの登場人物の中には、登場時点で既に高齢でキン肉マンII世の世代では既に孫がいる超人もいます。悪魔六騎士の1人、スニゲーターの孫である登場人物がMAXマンです。祖父スニゲーターが様々な物に変身出来る故に器用貧乏になってしまったという反省か変身をスニーカー1つに絞る事で高い完成度を実現しています。
登場キャラ⑧スニゲーター
キン肉マンにて悪魔六騎士の1人として登場したスニゲーターは妥当キン肉マンの夢を息子に託しますが、息子のスニゲーターJr.が虚弱体質でリングには上がれなかった事からその理論を授け、孫のMAXマンを育てさせる形を取っています。
登場キャラ⑨ボーンコールド
意外な超人の息子として登場したのがボーンコールドです。キン肉万太郎の火事場のクソ力習得の為に逃されたノーリスペクトの最後の刺客であり、正義超人専門の殺し屋として活躍、その後逮捕されて刑務所に収監されていました。
登場キャラ⑩キン骨マン
そんなボーンコールドの父親がキン肉マン初期のライバルキャラといえるキン骨マンです。ボーンコールドはキン肉マン世代の頃から既に生まれていたようで、キン骨マンはキン肉マンに負けて家に帰る度にボーンコールドを折檻し、それに耐えきれなくなったボーンコールドは家出して悪に落ちたというエピソードが明かされています。
登場キャラ⑪カナディアンボーイ
父親同様本編での活躍は少ないものの、ヘラクラスファクトリーの入学生の1人として登場するのがカナディアンボーイです。名前の通りカナディアンマンの息子です。しかしヘラクラスファクトリーの最終試験に到達出来ませんでした。
登場キャラ⑫スペシャルマンJr
カナディアンボーイと同じく登場したのがスペシャルマンJrです。活躍自体はカナディアンボーイと同じくほぼありませんが、その少ない活躍も実は悪行超人であるアナコンダが化けていたものでした。ただどの段階で入れ替わったかは描かれておらず、アナコンダとは別にスペシャルマンJrが存在している事は確定しています。
登場キャラ⑬ウォッシュアス
キン肉マンII世には息子であると錯覚しがちのキャラクターも何人か登場しています。その1人がウォッシュアスです。伝説超人ベンキマンに弟子入りし超人オリンピックに出場してきた選手で、ベンキマンが和式トイレの化身超人だったのに対し洋式トイレの化身超人となっています。
登場キャラ⑭ジェイド
ウォッシュアスと同じくブロッケンJrとの関係性から息子と勘違いされる事がある登場人物がジェイドです。ブロッケンJrの弟子として直々に薫陶を受けた事でブロッケンJrと同様の技を使う事が出来ますがジェイドは元々孤児であり、超人としての素質からブロッケンJrに鍛えられたというバックボーンを持っています。
登場キャラ⑮ミート君
基本的にキン肉マンの世代より後の世代であるキン肉マンII世では息子が新しく登場していますが、逆に父親がキン肉マンII世になって登場した例がミート君です。結果的にミート君の知られざる過去が明かされる事になりました。
登場キャラ⑯アシュラマン
息子は直接登場していませんが息子が関連するエピソードが描かれているのがアシュラマンです。正義超人となっていたアシュラマンは息子、シバを正義超人として育てようとしますが、アシュラマンの悪魔超人時代の装着物を見つけた事で悪行に走るようになり、母親であるイボンヌを殺してしまった事からアシュラマンに粛清されてしまいました。
息子シバは回想でしか登場せず本編の登場人物ではありませんが結果としてアシュラマンをヒールターンさせる事になっています。
キン肉マンII世の息子たちの設定
キン肉万太郎の設定
キン肉万太郎は元々漫画キン肉マンがウルトラマンのパロディから始まった事の影響を受けてウルトラマンタロウを由来に名付けられています。この名前については本人さえ、「バカな名前」と発言した事もある程です。アニメでは本編の問題児ぶりは抑えられていたにも関わらず主人公にも関わらず人気が伸びませんでしたが、究極のタッグ編で精神的に大きく成長した事で人気を一気に急上昇させました。
テリー・ザ・キッドの設定
キッドは父テリーマンへの反発心の強さのあまり、テリー一族の技を当初は使っておらず独自の技の系譜を作り出そうとしています。しかしそれがキッドの誤解であるとキン肉マンに教えられた事で以降はテリー一族の技も使用するようになりました。伝説超人の息子という同じ立場から一時はキン肉万太郎をライバル視していましたが後に親友になっています。
ケビンマスクの設定
キン肉マンII世の中でも特に驚かれたケビンマスクの悪行超人としての登場でしたが、そのバックボーンと技のかっこよさも相まって高い人気を獲得。さらにキン肉マンII世作中、唯一公式戦においてキン肉万太郎に勝った事がある登場人物でもあります。アニメではその勝った事実が変更されてしまい破れてしまいましたが、キン肉マンII世におけるベストバウトに選ばれています。
MAXマンの設定
MAXマンには悪行超人でありながらスニーカーになり切り過ぎた故に、潔癖症になってしまったという弱点があり、この弱点を利用されてキン肉万太郎に敗れる結果になってしまいました。この試合でのMAXマンの醜態がケビンマスクがd.m.pを離脱する最後のひと押しにもなっています。またd.m.p内での実力的には並程度だった事も明かされています。
ボーンコールドの設定
ボーンコールドは同じく父の元を出奔したケビンマスクと違い、父親の事を今でもトラウマのように思っています。その為、キン肉万太郎を破る秘策としてミート君の父親であるミンチを人質に取り、その過去を明かさせるなど自身が父親にトラウマを抱えるからこその作戦を展開しました。しかし試合後、会場に現れたキン骨マンから謝罪を受け和解しています。
キン肉マンII世のあらすじ
キン肉マンII世 second generationsのあらすじ
キン肉マンII世最初のあらすじがsecond generationsです。キン肉マンが王位についた事で平和が続いていた地球でしたが、28年後突然悪行超人達が襲来します。レジェンドと呼ばれるようになっていたキン肉マン世代の超人達でも歳による老いには勝てず若い悪行超人達に対抗する力は残されていませんでした。そこでヘラクラスファクトリーを復活させ若い超人を育成する事になります。
このあらすじでは新世代の超人が多くの登場人物を締める一方でキン肉マン世代の超人も一部が現役を続行しているなど従来のファンにも楽しめる内容になっていました。second generationsは序章となれうヘラクラスファクトリー編から始まり、d.m.p編、入れ替え戦編、ノーリスペクト編、超人オリンピック編、悪魔の種子編と続いていきます。
キン肉マンII世 究極の超人タッグ編のあらすじ
キン肉マンII世second generationsのラスト、悪魔の種子編での戦いを終えたキン肉万太郎達の前に現れたのが時間超人を名乗る謎の超人でした。彼らはレジェンド超人達の抹殺を掲げ、過去にタイムスリップしてしまいます。時間超人が過去でロビンマスクに重傷を負わせた事でケビンマスクの身体が消えかかるという事件が発生。キン肉万太郎達は時間超人の悪行を止めるべく宇宙超人タッグトーナメント直後にタイムスリップします。
時間超人やキン肉万太郎達が現れた事でタッグ最強の証であるトロフィーが抜けなくなり、再びタッグ最強を決めるべく究極の超人タッグトーナメントが開催される事になります。究極の超人タッグ編では悪行超人である時間超人との戦いはもちろん、キン肉マンら旧世代の超人が現役バリバリの時代にキン肉万太郎達が殴り込む形で新旧の超人が入り混じった戦いを繰り広げる事になります。
キン肉マンII世〜オール超人大進撃〜のあらすじ
キン肉マンII世 second generationsのスピンオフ漫画として展開されたのがキン肉マンII世〜オール超人大進撃〜です。これはキン肉マンII世がアニメ化されるのに際して掲載雑誌がヌードグラビアなども扱うプレイボーイだった事から少年向けに再構成されたあらすじとなっています。
キン肉マンII世の名シーン
名シーン①味方のいない決勝
キン肉万太郎がプロレスラーとして戦う事ができた大きな要因となっているのがミート君の存在です。セコンドにつくミート君の指示もキン肉万太郎が勝てる大きな要因になっています。しかし超人オリンピック準決勝の影響で負傷してしまったミート君はキン肉万太郎の決勝のセコンドに着く事が出来ませんでした。既にこの時には仲の良い超人もいるキン肉万太郎でしたが国別対抗戦である事から協力する事が出来ませんでした。
味方のいないキン肉万太郎は1人決勝戦に向けて特訓を開始。しかしそこに現れたのが日本代表戦を決める試合でキン肉万太郎が対戦した農村マンです。農村マンはスパーリング相手を務めた上にセコンドにもついてキン肉万太郎を支えました。
名シーン②テリーマンは宝
キン肉マンは夢の超人タッグにて折れた左腕の骨の代わりにバッファローマンの骨を移植していました。しかし究極のタッグトーナメント前、キン肉マンはバッファローマンに全力で戦ってもらう為その骨を返却しようと考えます。当然そんな事をしてはキン肉マンの骨が無くなってしまいますが、キン肉マンは例え片腕を失ってもテリーマンがいるから大丈夫だと告げるのでした。
名シーン③ブロッケンとジェロニモの友情
究極の超人タッグトーナメントにおいて、キン肉マン達が新世代超人以上に警戒していたのが時間超人です。能力も不明な不気味な存在である時間超人に対し、行われる事になったリザーブマッチにて立候補したのがブロッケンJrとジェロニモでした。2人は先に行われた夢の超人タッグトーナメントにて重傷を負っていたにも関わらずキン肉マン達に少しでも時間超人の情報を伝える為に立ち上がったのでした。
名シーン④ロビンマスクとテリー・ザ・キッド
究極の超人タッグトーナメントにて異色のコンビとなったのがロビンマスクとテリー・ザ・キッドです。この時、キッド達新世代超人は正義超人からも観客からも悪行超人として扱われており、入場時には物が投げられるなど罵声を浴びせられています。カッカするキッドを宥めたのがロビンマスクでした。タッグパートナーであるロビンマスクが信頼していると明言する事でキッドは落ち着きを取り戻すのです。
キン肉マンII世に関する感想や評価
俺、キン肉マン2世結構好きだけどな。迷走するネプチューンマン、勝てないチェックメイトとかジェイド。中高年になったオッサンの悲哀さ作品から滲み出ていて好き。
— 天京院 (@tenkyouin) December 2, 2019
ここからは既にキン肉マンII世の漫画やアニメを視聴した人の感想を紹介していきます。キン肉マンII世は続編という立ち位置と旧世代の人気にあやかる形になっていると究極のタッグ編などが言われるなど厳しい評価も多いですが、全盛期を過ぎた超人達がそれでも頑張る姿など、キン肉マンでは決して描けなかった姿が描かれているという声も多くなっています。
クロスオーバーな作品、作品ごとにチームが作られるのではなく、キャラとキャラの絡みがあってほしい。キン肉マン2世のあとのタッグマッチとか頑張っていた気がする
— けこやな (@kekoyana) December 9, 2019
特に究極のタッグ編はキン肉マン世代のキャラクターも上手く活かしつつ、新世代も同時に活躍するような構成になっている事から人気も高いです。特にキッドとロビンマスクのように新旧越えたタッグチームなどがあった事を評価する声も多くなっています。また究極のタッグ編はまだアニメ化されていない事からアニメ化してほしいという声も見られます。
キン肉万太郎、若いながら父の影響もあって過酷な戦いに身を置かざるを得なかったヒーローだし敵も悲劇的な過去を持った連中が多いし
— ねむねむ (@suyasuyazzz1) December 14, 2019
今上手くキン肉マン2世やったら受けそう
(初代も今上手くやって受けてるし)
キン肉マンがキン肉マンII世の連載を経て再び再開された事もあり、キン肉マンII世も今風のデザインにして再び連載してほしいという声も集まっています。特にキン肉マンが過去の流れを活かしながらも成功している一方でキン肉マンII世との乖離する部分がある事、やはりキン肉マンII世の登場人物は登場しない事から現在のキン肉マンから繋がるキン肉マンII世を見てみたいという声も多くなっています。
キン肉マンII世の登場キャラを紹介まとめ
キン肉マンII世には多くの超人が登場しますがその中でも複数登場しているのがキン肉マン世代の超人の息子超人です。それぞれが父親の偉大さを抱える事で多様な性格が形成されており、いずれも父親の影響を色濃く受けている事が面白いという声が非常に多くなっています。キン肉マンでは父親の影響を感じる場面が少なかっただけに面白かったという声も多いです。
そのあらすじには賛否両論ありますが、比較対象がキン肉マンであるだけに分が悪い部分もあり期待値が高い故に評価を落としているような部分も見られる作品です。まだキン肉マンII世のアニメや漫画を視聴していないという人は登場人物の中でも息子超人のそれぞれのバックボーンや思いに注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?