【宝石の国】ペリドットの登場回と声優情報まとめ！相棒のスフェンや元ネタも紹介

『宝石の国』にはペリドットというキャラクターが登場します。『宝石の国』のアニメではフォスフォフィライトと絡むようなシーンはありませんが、漫画ではペリドットのメインストーリーがあります。ここではペリドットについて詳しく紹介する前に、『宝石の国』について作品情報を紹介します。

『宝石の国』は、2012年から月間アフタヌーンで市川春子によって連載されている漫画です。ジャンルはSFファンタジーで、バトル要素もあります。長年連載されている人気作品で、2017年からはフルCGで全12話がアニメ化されました。『宝石の国』のアニメは、「VFX-JAPANアワード2018」でテレビ番組アニメCG部門で最優秀賞を受賞しました。

『宝石の国』は人気なだけでなく、アニメ作品のクオリティは業界からも評価されています。『宝石の国』の世界観は、人間がすでに絶滅した後の世界です。『宝石の国』には、宝石以外に月人とアドミラビリス族が存在します。宝石は人間の骨、月人は魂、アドミラビリス族は肉から派生して出来た全く別の生き物です。『宝石の国』では、古代の人間達の残したものを巡った戦いが描かれています。

『宝石の国』のフォスフォフィライトはとてもめずらしい宝石で、常に月人から狙われていました。身体ももろく戦闘には不向きでしたが、見回りの仕事に憧れを持っていました。フォスフォフィライトはある時足を失ってしまいます。アドミラビリス族から貰った貝で足を補い、それと同時に素早い足を手に入れました。これをきっかけに、フォスフォフィライトは見回りの仕事に参加します。

しかし見回りの仕事は過酷なものでした。フォスフォフィライトは、皆の冬眠中に相棒になったアンタークチサイトを月人に奪われてしまいました。それからフォスフォフィライトは月人について独自で調べ、やがて皆の先生である金剛を疑うようになっていきます。

『宝石の国』のペリドットは、硬度6半の宝石です。靭性は明らかになっていません。高めの硬度をしていますが、本業は戦闘員でなく紙の製作です。作る紙にはこだわりを持っており、紙に埋もれていることもあります。戦闘員として活躍することもあり、その時は相棒のスフェンと一緒に見回りをします。

『宝石の国』のキャラクターの中でも、イエローと並ぶほどの年長組です。ペリドットの見た目は澄んだイエローグリーンの髪色で、ショートヘアと切れ長の目が特徴的です。女性的な顔立ちのスフェンとは違い、ハンサムな顔立ちをしています。

ペリドットの登場回は『宝石の国』のアニメではほとんどありません。アニメでは、1話で声のみ出演しています。1話の登場回では、不器用で硬度が低いフォスフォフィライトに金剛が博物誌という新しい仕事を与えました。博物誌に悩むフォスフォフィライトに、ゴーシェナイトは新しいものを発見したりすることなのではないかと言います。

新しいものとは何なのか、それが分からないフォスフォフィライトに、シンシャを頼ったらいいのではないかとアドバイスをもらいます。しかしシンシャに意見を聞きたくなかったフォスフォフィライトは、他の宝石達に意見を聞きに行きました。その時にフォスフォフィライトはペリドットに意見を聞きます。

しかしろくな意見は聞けず、それどころか「紙を無駄遣いするなよ」と注意されてしまいました。『宝石の国』の漫画の登場回は6巻です。6巻の登場回では多層のゴーストが連れさられてしまい、地上にはカンゴームだけが残ってしまいました。カンゴームはフォスフォフィライトと共に見回りの任務につくことになります。カンゴームが白粉を塗り終わったところで、ペリドットとスフェンが登場しました。

白粉を塗ったカンゴームを見たペリドットは「いいかんじだ」と言い、立ったまま寝そうになります。その年の冬は安定しておらず、完全に安定してから寝るために冬眠が延期されたのです。そのため、ペリドット達は猛烈な眠気に襲われながらも見回りに行かなければなりません。その日、ペリドット達は黄の森を担当することになっていました。

担当の森にそれぞれ行くまで雑談をしていると、ヘモミルファイトが前の冬の時も2人は相棒として組んでいたのかと聞きます。実は2人が相棒になったのは最近の事で、互いに別の相棒がいました。その事を知ったヘモミルファイトは謝ります。ペリドットもスフェンも気にしないと言い、久々に昔の相棒のことを思い出せたとヘモミルファイトに礼を言いました。

そんなペリドットとスフェンの姿に、ヘモミルファイトとフォスフォフィライトは「おとなだ」と言います。2人が黄の森に向かった後、フォスフォフィライトとヘモミルファイトは年長組の誰のようになりたいかという話をします。フォスフォフィライトは「パパラチアかな」と言い、ヘモミルファイトは「今ペリドットになった!知的クールを目指すわ!」と言いました。

そうやって話している2人の元にペリドットとスフェンが戻ってきます。ちょうど月人が現れたのです。ペリドットはフォスフォフィライトに指揮するように言い、新種の月人と対峙します。ペリドットはスフェンをかばった瞬間、指を奪われてしまいました。しかし、虫のようにたかって宝石の欠片を集める月人に為す術もありません。

そして皆の盾となりボロボロになったフォスフォフィライトを月人が砕こうとしました。それをペリドットとスフェンの2人が庇い、完全に砕けてしまいます。月人がペリドット達を奪おうとしましたが、間一髪のところでボルツ達が現れてなんとか奪われるのを阻止します。戦闘後ペリドットは指揮をとったフォスフォフィライトに、皆を失わずに戦闘を終えたことを褒めました。

その後完全に身体を治してもらったペリドットとスフェンが、フォスフォフィライトの前に姿を現します。また『宝石の国』の7巻でも頭部を失ったフォスフォフィライトに「頑張ったな」と声をかけるシーンがあります。『宝石の国』の8巻では、月から戻ってきたフォスフォフィライトに年長組と共に月について聞いており、暴走するアレキサンドライトを止めていました。

『宝石の国』の9巻では月に行きたいという宝石達を連れてフォスフォフィライトが月に戻った後、金剛に全てのことを聞いた時に登場しました。その後月人の元へと向かうかこのまま残るかの選択に迫られますが、きっと元相棒のブルーゾイサイトなら残るはずだと思い、地上に残りました。

アニメ『宝石の国』でペリドット役を担当しているのは、声優の桑島法子です。桑島法子は1975年12月12日生まれの女性声優です。声優事務所の青二プロダクションに所属しています。高校卒業後に声優を目指して青二塾に入り、卒業後のオーディションに合格しました。声優としては1995年から活動しています。

桑島法子の主な出演作品には、『宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち』の森雪役、『放課後のプレアデス』のみなと役、『カードファイト!!ヴァンガードG』の明日川タイヨウ役、『ONE PIECE』のゴーイングメリー号役、『薄桜鬼』の雪村千鶴役、『デジモンクロスウォーズ』の天野ネネ役、『アリソンとリリア』のアリソン・シュルツ役、『電脳コイル』の天沢勇子役などがあります。

『宝石の国』のペリドットの相棒はスフェンです。スフェンは硬度5で、意匠工芸を担当しています。よく宝石達が使う椅子などの家具を作っています。戦闘員として見回りに参加することもあり、その時にペリドットと組んでいます。緑の混じったオレンジの長い髪をみつあみにしているのが特徴です。

ペリドットと同様に『宝石の国』のキャラクターの中では年長組で、若い宝石を微笑ましく見ています。年下の子には優しく甘い部分があり、カンゴームからはもっと厳しく接してくれと言われることもありました。スフェンのペリドットの前の相棒はトパーズでした。しかし、トパーズはすでに月人に連れ去られてしまっています。

スフェンがペリドットの相棒になった経緯は、『宝石の国』6巻の登場回で語られます。まだ若いヘミモルファイトから、2人はいつから組んでいたのか聞かれます。ペリドットは以前ブルーゾイサイトと、スフェンはトパーズと組んでいました。それを聞くとヘミモルファイトは気まずそうにします。しかしペリドットは気にしないと言って、ブルーゾイサイトが連れ去られた時のことを語りました。

トパーズとブルーゾイサイトは月人から同じタイミングで連れ去られてしまいました。連れ去られてすぐはショックな日々が続きましたが、ペリドットは次第にブルーゾイサイトのことを忘れるようになりました。ブルーゾイサイトはかつての相棒を忘れることに不安になり、金剛に「薄情でしょうか」と相談しました。スフェンもまた同じことを金剛に相談します。

金剛はそんな2人に、「悲しむのも忘れるのも自然でいなさい」と言いました。そしてその後、心に決着をつけた2人は見回りで組むことになりました。ちなみに、後にフォスフォフィライトが月につれていくメンバーの中に、ペリドットとスフェンが含まれていました。しかし、イエローのように月に行ってしまった仲間たちのことで病んでいなかったので、月には行かず地上に留まることを選びました。

『宝石の国』に登場するキャラクター達は、元ネタの宝石があります。ペリドットの元ネタになっている宝石は、透き通った黄緑色のペリドットという宝石です。カンラン石の中でも、宝石として扱われる美しいものだけをペリドットという名前で呼びます。元ネタのペリドットの意味には、「夫婦の愛」や「安心」、「幸福」などがあります。

また夜の闇でも光り輝くことから、古代よりエジプトでは太陽の石として大切にされてきました。そのこともあり、とても前向きな意味を持っています。8月の誕生石でもあるので、元ネタのペリドットはプレゼントとしてもよく選ばれる宝石です。

人気宝飾店TASAKIは、元ネタのペリドットを使った『宝石の国』コラボジュエリーを発売しました。ペリドットの『宝石の国』コラボジュエリーは真珠とあわせた上品なネックレスです。ペリドットは16万2千円と、コラボジュエリーの中でも手に入れやすい価格でした。ちなみにフォスフォフィライトの『宝石の国』コラボジュエリーは、324万円と高額でした。

『宝石の国』ではボルツやシンシャ達に比べてペリドットの登場回数は少ないのですが、とても人気のあるキャラクターです。ただ『宝石の国』でペリドットがメインで描かれているストーリーは、まだアニメ化されていません。そのため、『宝石の国』の漫画を読んでからペリドットを知り、好きになったという方がたくさんいました。

『宝石の国』のアニメを観た方は、自分の誕生石が出ているのかチェックしている方もいました。8月の誕生石はペリドットです。しかし、ペリドットは『宝石の国』のアニメではほとんど出番がありませんでした。そのため、もっと登場回が欲しかったとがっかりしている方もいました。

こちらの方も『宝石の国』を読み返してペリドットと相棒のスフェンに惹かれたそうです。美しい顔でハンサムなペリドットは「私」、長いみつあみでかわいい顔立ちのスフェンは「俺」口調というギャップが人気のようです。

『宝石の国』のペリドットは、若い宝石から慕われるかっこいい人物でした。現在の相棒はスフェンですが、かつてはブルーゾイサイトという宝石と組んで見回りをしていました。ペリドットの登場回ではその過去についても語られています。

そしてペリドットの元ネタは実在する宝石のペリドットでした。美しく輝く宝石は人気があります。評判ではペリドットの本格的な登場回を読んで、一目で好きになったという方もいました。ペリドットの主な登場回はまだアニメ化されておらず、漫画の6巻で描かれているのでぜひ読んでみて下さい。