【宝石の国】ジルコンのキャラ情報と声優まとめ！相棒や元ネタは？

様々な宝石が活躍する『宝石の国』。『宝石の国』では実在する宝石が、人間のような姿の生き物として描かれ、活躍します。「ジルコン」も『宝石の国』で活躍する宝石の1つ。今回はそんなジルコンについて紹介。元ネタとなった宝石やアニメ版でジルコンの声を担当した声優さん、そしてボルツ等『宝石の国』の本編でジルコンの相棒となったキャラクター等について紹介していきます。

まず最初にボルツが活躍する『宝石の国』について紹介していきます。『宝石の国』は2019年現在『月刊アフタヌーン』に掲載されている少年漫画作品です。連載が始まったのは2012年。著者は市川春子さん。『宝石の国』というタイトルの通り、宝石が人間のような姿をした生き物として登場します。2017年にはフルCGによるアニメが放送され、その人気からコラボジュエリー等も発売されました。

『宝石の国』は、そのタイトルの通り宝石達を主人公とした物語です。物語の舞台は「にんげん」が古代存在していたとされる程遥か未来。6度にもわたり流星が飛来した為、かつては地上とされていた土地は殆ど海に沈んでしまっていました。残された土地で生活しているのは、宝石の体を持った人型の生物総勢28名。宝石達は月からやってくる「月人」と戦いながら日々を過ごしていました。

宝石達の長を務めているのは金剛の体を持つ「金剛先生」。金剛先生は宝石達の特性を把握し、それぞれに見合う仕事を与えます。ある宝石は月人と戦うための戦闘要員であったり、ある宝石は戦闘で傷ついた宝石を修復する医務員であったりと、役割は様々。しかし、『宝石の国』の主人公であるフォスフォフィライトは何の仕事にもついていません。

それと言うのも、フォスフォフィライトは他の宝石に比べ硬度・靭性が異様に低いのです。その為体が非常にもろく、月人との戦闘に加わることができません。また、かなり不器用であった為に、適した仕事が見つからなかったのです。ですがある日、フォスフォフィライトは金剛先生から博物誌編纂の任を任されることになります。仕事を与えられたフォスフォフィライトですが「地味だから」と乗り気ではありませんでした。

そんなある日、しぶしぶながらも博物誌に掲載するものを探す為、フォスフォフィライトは夕暮れの浜辺へと出かけます。すると、今までは昼しかやってこなかった月人が襲来。すんでのところで夜の見回りを担当していたシンシャに助けられました。シンシャは水銀をはじめとする毒物を放つ鉱石。毒を制御できないシンシャは、相棒も持たずたった1人で夜の見回りを担当していました。

毒を放つ性質から月人に攫われることすらなかったシンシャ。そんなシンシャの孤独をしったフォスフォフィライトは、シンシャに「君にしかできない仕事を見つける」と約束。しかし、月人との戦いや思わぬ事故に巻き込まれるうち、フォスフォフィライトも変化していき…というのが『宝石の国』のあらすじとなっています。

ジルコンの外見は上の画像のようになっています。髪はくせ毛のショートカットで、山吹色に近い明るい色をしています。瞳も髪と同じ色。他の宝石達同様制服を着用しており、特にアレンジしている部分はありません。『宝石の世界』に登場する宝石達の中では、主人公であるフォスフォフィライトの次に若い宝石として登場します。

ジルコンの性格について一言でいうなら「真面目」。自分よりも年下であるフォスフォフィライトに対しても敬語で話し、丁寧に対応する人物です。しかしながら真面目過ぎるあまり思い詰めてしまう事も。

フォスフォフィライトが戦闘員として実力を発揮するようになると「自分は何をしていたんだろう」と悩むようになり、ついには自分もフォスフォフィライト同様体の一部を他の鉱石にかえるべきなのかとまで思い詰めるまでに。その考えをフォスフォフィライトに打ち明けた際には、フォスフォフィライトから「ノイローゼだわこの子」とまで言われてしまっています。

『宝石の国』の中ではフォスフォフィライトの次に若い宝石として登場するジルコン。そんなジルコンの声を担当したのは声優の茜屋日海夏さんです。茜屋日海夏さんは1994年7月16日生まれの声優兼アイドル、歌手。出身地は秋田県となっています。「茜屋日海夏」という名前は印象的ですが芸名ではなく、本名だそうです。

声優としてだけでなく、歌手としても活動するほど歌唱力が高く、キャラクターソングやアニメの挿入歌を担当することが多くあります。また、同時に舞台に出演することも。2016年には声優アワードでアイドルグループ「i☆Ris」の一員として歌唱賞を受賞しています。

茜屋日海夏さんが声優としてテレビアニメに出演されるようになったのは2013年頃から。今回紹介する『宝石の国』の「ジルコン」の他、『プリティーリズム・オールスターコレクション』の「真中らぁら」や『Dance with Deviles』の「立華リツカ」、『ミイラの飼い方』に登場する「茂木朝」等の声を担当されています。

『宝石の国』に登場する総勢28名の宝石の内、2番目に若い宝石として登場したジルコン。しかしジルコンはかなり戦闘員として優秀であったため、他の宝石達からは若手のホープとして注目されていたようです。そんなジルコンの相棒だったのは『宝石の国』に登場する宝石の中でも最年長であるキャラクター、イエローダイヤモンドでした。

イエローダイヤモンドはとても大らかで面倒見の良い性格。他の宝石達を弟のようにかわいがっており、一部のキャラクターからは「お兄様」と呼ばれる存在でした。イエローダイヤモンドがジルコンに対して優しく接している様子が『宝石の国』の本編でも描かれています。

ジルコンもそんなイエローダイヤモンドを兄のように慕っていましたが、戦闘中イエローダイヤモンドを庇い、実力を発揮できない部分があったようです。『宝石の国』の物語序盤ではジルコンの相棒として登場したイエローダイヤモンドでしたが、物語の途中からジルコンは他の宝石と相棒とするようになりました。

『宝石の国』の物語開始当初はイエローダイヤモンドを相棒としていたボルツ。しかし、ジルコンはイエローダイヤモンドを庇うばかりに、実力を発揮できずにいました。その為、物語の途中から他の宝石と相棒とするようになります。その相棒がボルツ。『宝石の国』の中でも最高の硬度を誇り、更に劈開がない為に割れにくい宝石です。

そんなボルツの趣味は、他の宝石たちの戦闘スタイルを観察し、そこから改善点を見つけて矯正していくこと。他の宝石の戦闘レベルをあげられる反面、欠点を突きつけてしまうこの趣味は、ボルツの兄であるダイヤモンドには嫌われていました。そんな様子を見て、フォスフォフィライトは「ボルツ総当たり計画」を提案。その計画の中でジルコンはボルツとコンビを組んで戦闘に当たることとなりました。

しかしボルツは宝石達の中でも最強の戦士。自分は未熟だと自覚していたジルコンはボルツを相手に完全に委縮してしまいます。その上、「自分から話しかけるのは失礼」と思いこんでいた為、無口なボルツと始終無言まま見回りを行うことに。この無言の見回りはジルコンの精神を摩耗させていきました。

しかしボルツは、ジルコンがイエローダイヤモンドを気遣い、実力を出し切れていないと言うことを看破。自分にそんな気遣いは不要だから好きにやってみろとアドバイスします。そこからジルコンはボルツとコミュニケーションをとれるように変化。最終的にはボルツと打ち解け、正式にボルツの相棒となりました。

ここからは『宝石の国』で活躍するジルコンの元ネタとなった鉱石について紹介していきます。元ネタとなった鉱石はそのまま「ジルコン」という名前の鉱石です。硬度は6.5~7.5。宝石としては硬すぎず、脆すぎずといった硬さをしています。しかし靭性が低い為カットすると淵がかけてしまう事も。脆い石ではありませんが、身につける場合には扱いに注意する必要があります。

『宝石の国』では山吹色に近い色で描かれたジルコンですが、元ネタとなった実在するジルコンは様々な色のものが存在しています。褐色のものやグリーンのもの、また透明のものやゴールドといったものも。中でも高価とされているのはカンボジア産のブルージルコン。水色に近い透き通った青いジルコンはジュエリーの中でも特に人気とされています。

『宝石の国』に登場するジルコンの元ネタとなった鉱石のジルコンには、「金剛光沢」という光沢があります。この「金剛光沢」を持つ宝石は、ジルコン以外ではダイヤモンドのみ。つまり輝きではダイヤモンド類に劣らないということです。『宝石の国』でイエローダイヤモンドやボルツとコンビを組んでいたのは、こうした特性が元ネタとなっているのかもしれません。

様々な色が存在するジルコン。そんなジルコンと混同されることがある鉱石として、「キュービックジルコニア」という石があげられます。「ジルコニア」という名前がジルコンと似ている為誤解されることが多いのですが、ジルコンとは全くの別物。人為的に作られた人造石となっており、ジルコンを由来とした元素を基に、作製された屈折率の高い石です。

硬度は8～8.5と天然石であるジルコンよりも硬く、かつてはダイヤモンドの代用品として市場に流通していました。透明なジルコンと同じ石だと勘違いされる事の多いキュービックジルコニアですが、キュービックジルコニアと同じ構造の石が天然で産出された際には「バッデレイ石」という名前で取り扱われます。

『宝石の国』のキャラクターの元ネタとなった鉱石のジルコン。宝石として取り扱われるジルコンですが、パワーストーンとしても人気です。それというのも、ジルコンは「地球上で発見された鉱石の中で最も古い鉱物」とされているのです。そんなジルコンはパワーストーンとして、「無限の可能性を与える石」「心の安らぎを与える石」と言われているようです。

パワーストーンとしても人気の高いジルコン。そんなジルコンですが、購入の際には気をつけなければならない点が存在します。それは「人口宝石と混同しやすい」という点。ジルコンは天然石ですが、天然石には限りがあります。その為、年々流通している数が減少。ミネラルショーなどの石の即売会でもジルコンの中に人工石が混じってしまう場合もあるようです。

ジルコンは強い輝きを持つ石ですが、その為に人工石と見分けがつきにくいという特性を持っています。ただ、天然のジルコンには内包物が二重にみえるダブリングという効果もありますので、目安にすることができます。また、褐色のジルコンを加熱処理してブルージルコンとして販売している場合もあるので、無処理のジルコンを手に入れたい場合には充分気を付ける必要があります。

『宝石の国』の中でも若く、優秀で真面目なキャラクターとして登場したジルコン。ここからはそんなジルコンに対する感想や評価を紹介していきます。まず最初に紹介する評価・感想は「かわいい」というものです。

既に触れていますが、『宝石の国』の中では自分の実力について思い詰めるあまり、ジルコンがノイローゼ気味になってしまった場面も登場します。そんなジルコンについて「一生懸命なところが可愛い」「ノイローゼになった時の行動が面白い」「思い詰めちゃうところも好き」という評価・感想をネット上にあげているファンが沢山いらっしゃいます。

次に紹介するのは「生真面目で優しいところが好き」という感想です。何度か触れていますが、ジルコンは『宝石の国』に登場するキャラクターの中では若いキャラでありながら、真面目で丁寧な性格をしています。そういった真面目さや丁寧さ、そして優しさを好きになるファンも大勢いらっしゃるようです。

最後に紹介する感想は「『宝石の国』のコンビの中でもボルツとのコンビが好き」という感想です。ボルツとコンビを組んだ当初は、ボルツに遠慮し、上手くコミュニケーションをとれなかったジルコンですが、最終的にはボルツに「髪をとかしたい」と迫る事ができるまでになります。こうした「ボルツとジルコンのコンビが好きだ」というファンも少なくありません。

今回は『宝石の国』で主人公であるフォスフォフィライトの次に若い宝石として登場するジルコンについて、性格や元ネタとなった宝石、そして『宝石の国』の本編でジルコンの相棒となったキャラクター等について紹介しました。元ネタとなった鉱石のジルコンは、ダイヤモンドと並ぶ強い輝きを持つ宝石。パワーストーンとしては「無限の可能性を与える石」ともいわれています。

『宝石の国』の本編でボルツとコンビを組むことになったジルコンには「『無限の可能性』が秘められている」というファンも。ダイヤモンドと同じ輝きを持ち、無限の可能性を秘めているジルコンは今後『宝石の国』で大活躍するかもしれません。ジルコンの活躍に期待しながら、これからも『宝石の国』を応援しましょう。