2018年09月19日公開
2018年09月19日更新
宝石の国のボルツはどんなキャラ?ダイヤモンドとの関係やかわいい魅力を紹介
『宝石の国』(ほうせきのくに)は、市川春子による連載中の漫画です。2013年の単行本第1巻(講談社アフタヌーンKC)発売時には、記念のアニメーションが作成されました。同年末発表の「このマンガがすごい! 2014年」オトコ編第10位に入っている。2017年5月19日にテレビアニメ化が発表され、同年10月から12月まで放送されました。今回は宝石の国の登場人物でも任期のボルツの、ボルツの魅力について調べました。
目次
宝石の国のボルツがかわいい?魅力やダイヤモンドとの関係にも迫る!
『宝石の国』は、市川春子による日本の漫画。講談社『月刊アフタヌーン』2012年12月号より連載中。2013年末発表の「このマンガがすごい! 2014年」オトコ編第10位に入っています。2017年5月19日にテレビアニメ化が発表され、同年10月から12月まで放送された人気アニメです。
宝石の国とは?
数々の魅力的なキャラクターと謎めいたストーリーで人気の宝石の国。今回はその中にでも、ボルツについて調べていきます。ダイヤとボルツの関係にも触れていきます。宝石の国のネタバレも含みますので、ネタバレがイヤだという方はご注意ください。
宝石の国はかわいいイラストやその独特な世界観が特徴的ですが、はたしてどんなストーリーなのか、次からは少しのネタバレを含みながら物語をひもといていきます。
どんな世界?
宝石の国の舞台は遠い未来の地球。宇宙規模の異変により人間は滅び、そしてこの世界で生きているのは、人の形によく似た28の宝石たち。海に沈んだ人間を微生物が喰らい、無機物に分解し、長い時間をかけて結晶化し、海に打ち上げられた命のある無機物たちが登場します。
彼らは体内に内包する微生物のおかげで太陽光があれば動け、またいくら体が砕けても傷口をつなぎ合わせれば生き返る、という基本的に不死な存在となっています。また食事は太陽光をエネルギーとしているため必要ありません。
壊れても専用の糊でつなぎ合わせれば元通りという、不死身の宝石たちですが、まさに敵なし怖いものなど何もない、かと思えば実はそうではありません。宝石たちを砕いて装飾品にしてしまおうと襲撃してくる「月人」という天敵がいるのです。
まるで何かの屏風絵のように後光が似合う美しい姿で現れ、無言のまま宝石たちに攻撃を仕掛け、宝石たちをバラバラに砕き、欲望のままに忠実に宝石を狩る姿は地味に不気味でたいへん無残です。宝石たちは襲ってくる月人を撃退しつつ暮らしています。
中空より次元をゆがめて現れる月人たち。容赦なく襲い来る敵を警戒し、退けながら宝石たちは生活しています。基本的に宝石たちは太陽光のない夜には活動できません。学校という金剛先生のいる建物で寝起きし、それぞれの仕事をしながら生活しています。
魅力的な登場人物たち
ここからネタバレを含みます。ご注意ください。宝石の国の物語は宝石の中で最ももろく、そのもろさ故に戦闘に向かないフォス(フォスフォフィライト)とが主人公です。月人と戦いたいという願望は人一倍強いが、あまりのもろさ故に周りからもポンコツ呼ばわりされています。その彼を軸に個性豊かな登場人物たちが物語を彩ります。
とにかく脆い。足下に岩があるだけで砕ける。思考力もあまりない。どんな仕事の手伝いをやらせてもダメ。主人公にはあるまじきダメっぷりですが、性格は底抜けて明るく、ポジティブ思考です。自分がどんなに脆くても大好きな金剛先生のお役に立ちたいと月人との戦闘を望みます。
宝石の国には28体の宝石が、かわいくて魅力的なキャラクターとして登場します。その中でも人気の高いボルツはどんな魅力を持っているのか、また、かわいいと言われている理由を調べました。
宝石の国のボルツについて
宝石の国で、ファンの間ではかわいいと言われるボルツ。かわいいと言うよりかっこいいではないのか、とお思いの方もいるでしょう。確かにかっこいいのですが、かわいらしい一面もあるのと評判です。そんなボルツの魅力を紹介します。
宝石の国では、登場する宝石には性別はありません。見た目は他の宝石たちと変わらず、美しく、中性的な顔立ちをしています。ダイヤ属で別名カーボナイト。ダイヤモンドの一種です。同じダイヤ属のダイヤとペアをくみ、見回りをして月人の襲撃を退けています。
黒い帯状のロングヘアが特徴の宝石
足元まで届く黒い帯状の長髪と険しい顔つきが特徴的な宝石。この髪の毛は攻撃だけでなく、防御にも使われます。同じダイヤ属であるダイヤモンドとペアを組んで見回り班を務めています。
ダイヤが月人と一人戦っているところを颯爽と助けに入るボルツ。不機嫌そうな顔をしながら黒い髪をなびかせ、軽やかに的確に月人を切り倒す様はなんとも美しくしなやかです。圧倒的な強さで月人を倒していくボルツ。宝石の国の中で最強と言われる金剛先生の次に強いと言われる実力を遺憾なく発揮しています。
一匹狼キャラ?
表情は硬く、誰よりも強く、他人に対する口調も厳しいを通り越して悪い。一見近寄りがたいボルツ。ファンの間で「かわいい」、「おかあさん」などと表現される、同じダイヤ属でも正反対のキャラクター、ダイヤとペアを組んで見回りをしています。
実は仲間思いの優しいキャラ?
宝石の国の中で最も合理的で無駄が嫌いな性格で、常に険しい表情で、辛辣な物言いや態度で誤解されやすいですが、自身の戦闘力を仲間のために最大限に発揮しており、ある意味では誰よりも仲間想いです。
確かに常に不機嫌な顔をしていますが、相手の矯正した方が良いところや、相手のダメなところを的確に捉え、言葉を飾らずにズバズバと言い放つ様はみていて気持ちよくもあります。戦闘には甘さなどは不必要であり、不意を突かれてしまう恐れもあります。それを考えれば厳しい言い方も納得できます。
宝石の国のボルツがかわいい!その魅力とは?
出典: https://frequ.jp
ここまではボルツのかっこいい一面を紹介してきました。宝石の国でも人気の高いボルツ。そんなボルツのどんなところがかわいいのか、ネタバレを含みつつ調べてみましょう。ネタバレが嫌な方はご注意ください。
とにかく強い!
宝石の国の登場人物の中では、戦うことしか興味がない戦闘狂と評されていますが、他人の戦闘の癖や弱点を瞬時に見極め的確な対策を講じることが趣味の戦闘オタクです。本人も「趣味だ」と言ってしまう場面があります。
しかし脳筋という訳ではなく、自分の力を過信せず勝てる見込みのない敵と見なしたら瞬時に撤退し、被害を最小限に抑えるための判断力も持ち合わせている。ネタバレですが、ダイヤ曰く「ボルツは決して間違えない。あの子の判断はいつも正しくて…ほんとイヤになるわ」。
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冷静な判断や瞬間的な決断力。冷たい視線には戦闘の際にも理性を失わない強さがあります。圧倒的な戦闘能力はボルツの最大の魅力の一つです。
強いだけじゃなく、強さゆえの弱点も。
ダイヤモンドに「強くなければダイヤモンドではない。だからボルツだけが本物のダイヤモンドよ」と言われる世界最強のボルツですが、弱点もあります。
それはダイヤモンドなのに、真っ黒で宝飾品として適さない、ということ。ブラックダイヤモンドは主に中央アフリカ共和国や、ブラジルなどで産出されますが、産出量はごくわずかですから希少性の高い宝石のはず。しかしながら真っ黒な見た目が宝石としての価値を落としているようです。
ボルツの最強の秘密。月人をたった一人でガンガン倒しまくるボルツですが、実は自分が強いがゆえに仲間をを次々に月人に攫われて傷ついているのです。一緒に戦えるほどの強さの宝石は月人が攫って行ってしまったのです。
意外と乙女な一面も?
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宝石の国の中でも冷静沈着のボルツですが、ボルツは意外と多趣味です。戦うこと以外ではクラゲも好きで、白くてふわふわしたものは斬れません。かわいいものが好きなボルツのギャップがたまりませんね。そんなボルツのかわいいギャップにやられたというファンも多いと評判です。
月人が攻撃を仕掛けてきた際に、ダイヤが斬りつけるも二つに分裂してしまい、ボルツはそれを細切れにしていくのですが、なんと小さくなるにつれ、月人がもふもふの犬のような姿になっていきます。あまりのかわいさに斬りつけられなくなるボルツ。かわいいものが好きなのです。
一瞬斬りつけると言うことを忘れもふもふに見入ってしまうボルツ。そのすきに月人(もふもふ)は外に逃げ出してしまいます。外でイエローダイヤとジルコンが見つけた白いもふもふ(月人)に対して渾身の力で「それだー!」と叫ぶボルツ。普段のギャップがすさまじく好評でした。
寝ぼけ癖?かわいいパジャマ姿に注目
冒頭でも紹介したとおり、宝石の国の登場人物は太陽光をエネルギーとしている宝石たちは日照量が少ない冬には冬眠します。その冬眠の際に着る服がまたかわいらしい。白いフリフリのボリュームたっぷりのパジャマです。普段はシンプルで動きやすさ重視の服装から、普段とはとはまるきり違うキャラクターたちのかわいらしい服装は目の保養だと評判でした。
ボルツもかわいらしいパジャマです。そんなボルツは枕投げでも最強であり、トランプは寝ぼけた状態でもフォスやモルガに勝てる程度には強いボルツ。寝ぼけてままトランプができるのはさすがだと話題です。
寝相が悪く寝ぼけてフラフラ歩き回ることがあり、その場合は布を掛けるとおとなしくなります。もはや寝相が悪くて寝ぼけると言うより夢遊病に近い。なぜそんな寝相になるのかは謎ですが、布をかけるとおとなしく寝てしまうあたりかわいいと話題になり、冬眠の間しか見られない姿は非常に貴重で好評でした。
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この回は宝石たちのかわいい寝姿や普段はクールなボルツの寝相など、いつもは見れない宝石たちの姿が見られるファン必見の是非見ていただきたい神回と評判の回です。
宝石の国のボルツとダイヤモンドの関係をネタバレ解説!
ここからはボルツとコンビを組むダイヤとの関係に迫ってきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。
世界中で知られているこの世の中で最も堅く美しいダイヤ。宝石の国のダイヤも美しく強いのですが、しかしダイヤにはダイヤなりの問題を抱えているのです。ネタバレを含みますので、ご注意ください。
ボルツとダイヤモンドは兄妹
ダイヤモンドとボルツ。ボルツの別名はカーボナイトと言われます。このカーボナイト、ダイヤモンドの一種、ブラックダイヤモンドのことを指しています。つまりダイヤとボルトは兄弟。作中にもダイヤが「弟をよろしくね」というシーンもあります。
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カーボナードと呼ばれるダイヤモンドの多結晶体で構成された身体は、兄であるダイヤモンドと違い劈開を持たない構造ゆえに硬度も靭性も最高クラスを誇り、宝石たちの中で最も高い戦闘力を持ち金剛先生に次ぐ強さとされます。
ボルツと違い瞬間的な衝撃に弱いダイヤは、自分の体を砕いて敵を攻撃する、捨て身で危険な戦闘スタイルを編み出しました。それについてボルツがいさめているようなシーンもあります。きつい口調ですが、兄を案じての言動だとわかります。
ダイヤはボルツへの愛と嫉妬に苦しんでいた
ダイヤは硬度はありますが、瞬間的な力には弱いという特性を持っています。結晶体の違いにより、ダイヤモンドと同じ硬度を持ちながら瞬間的な力にも耐えうる靱性も持つボルツ。このことからダイヤモンドはボルツが本物とでも言いたげな台詞があります。
ダイヤはボルツの強さをうらやみ、ボルツはダイヤの身を削っての攻撃を案じる。いてもいなくても苦しい存在。とても愛しているが故に、強さに嫉妬をし、その嫉妬に苦しんでしまうダイヤモンド。他のキャラクターにも「あの二人は複雑だ」と言われる所以です。
ネタバレ。ボルトとダイヤモンドのこれからは?
ダイヤモンドとボルツはお互いを大事に思う半面お互いを疎ましく思っている事があります。ダイヤモンドはボルツの強靭な強さに、ボルツはダイヤモンドの己を顧みない戦い方に。そんな2人でしたが、その関係に変化が生まれる出来事が起こりました。
急激な成長により、ボルツと肩を並べるほど強くなった主人公フォス。フォスのことを「クズ」と言ってはばからなかったボルツも認めるほどの実力になったフォス。ボルツはダイヤとのペアを解消してフォスとペアを組むことにします。その直後、月人の襲撃によりダイヤはボロボロになってしまいます。
月人と戦うもボロボロになってしまうダイヤにボルツが「兄さん!」と叫ぶシーンがあります。離れていてこそお互いの大切さを認識できる。近すぎて見えない大切さ。お互いがお互いを愛するがゆえの行き違い。切なくも美しい兄弟愛です。
残るダイヤ属ははダイヤ、ボルツ、そして最年長のイエローダイヤモンドのみ。金剛に次ぐ強さを持ちながら、パートナーを次々攫われてしまうさみしさも虚しさも知っている彼らだけが抱える闇もあるのです。
不死身ゆえに不器用な面が多いボルツ。他の宝石たちもそれぞれに抱えているものがあります。ボルツだけでなくダイヤやジルコン、最年長のイエローダイヤ。ダイヤ属以外の宝石たちも。複雑に絡み合い、ミステリアスなストーリーに華を添えています。出来ることなら、ダイヤとボルツに幸せが訪れることを願います。
宝石の国のボルツについてまとめてみた!
ネタバレも含みつつご紹介してきましたが、いかがでしたでしたか。ボルツだけではなく、キャラクター各々がとても魅力的でミステリアスなアニメです。原作も現在連載中ですので、今後も話が続きます。
まだまだ謎の多いストーリーや、ボルツとダイヤのこれから。月人との戦闘など見所が多いです。ボルツとダイヤの関係や主人公のフォスの急成長などあり、ますます見逃せない作品だと言われています。興味が出たかたは宝石の国を是非ご覧ください。