宝石の国カンゴームは謎が多いフォスの相棒?ゴーストとの関係も調査

市川春子さんによって月間アフタヌーンで連載されている漫画「宝石の国」は、多くの人々をその謎が多い世界観に引き込んできました。「宝石の国」の主人公のフォスフォフィライトの肉体を持つフォスが、謎多き宝石の国の世界のなかで沢山の宝石たちと生活します。今回の記事では宝石の国の主人公フォス、共に行動するゴーストのなかにある人格、カンゴームについて、カンゴームの魅力やその謎に関して詳しく書きます。

宝石の国カンゴームは謎が多いフォスの相棒?ゴーストとの関係も調査のイメージ

目次

  1. 宝石の国のカンゴームは謎が多い?ゴーストとの関係も徹底調査!
  2. 宝石の国とは?
  3. 宝石の国のカンゴームはどんなキャラクター?
  4. 宝石の国のカンゴームとゴーストとの関係を調査!
  5. 宝石の国のカンゴームのイラスト3選!
  6. 宝石の国のカンゴームについてまとめ!

宝石の国のカンゴームは謎が多い?ゴーストとの関係も徹底調査!

市川春子さんによって月間アフタヌーンで連載されている漫画「宝石の国」は、連載初期当初から漫画好きに注目され、多くの人々をその謎が多い世界観に引き込んできました。2013年「宝石の国」単行本第1巻発売時には、記念の宝石の国フルアニメーションPVが作成され、同年末発表の「このマンガがすごい! 2014年」オトコ編第10位にも入ったほどです。さらには2017年10月には宝石の国が3Dアニメでテレビ放送されたました。

「宝石の国」のあらすじでは、遠い未来の地球では人の形をした宝石たちが、宝石たちを装飾品とするため月から無尽蔵にやってくる「月人」たちと戦い、仲間を守り、儚く砕けていく、まさに「強くて、脆くて、でも美しい!」といったキャッチコピー通り漫画です。「宝石の国」の主人公のフォスフォフィライトの肉体を持つフォスが、謎多き宝石の国の世界のなかで沢山の宝石たちと生活します。

宝石の国には宝石たちのなかに、ゴーストクォーツという鉱物で肉体を構成した宝石が登場します。フォスが月人たちの謎を究明していくなかで、謎に集中して危うい行動を取るフォスを守り、戦い方を教えていきます。さらに図書館司書としての役割も兼任しているゴーストは、フォスが解こうとしている謎に対しても助力しようとします。一緒に行動するフォスとゴーストですが、時折、ゴーストが意外な行動を取ることがあります。

宝石の国のなかでは、月人襲来の予兆であり、危険な月人がいるかもしれない「黒点」のなかを近寄って見に行こうとしたりするのです。月人に砕かれれば月に連れ去られてしまうことが常識の宝石たちにとってはありえない行動です。他にも慎重なゴーストが絶対にしないであろう行動をゴーストが突然するといった謎の行動が繰り返されました。そのゴーストの謎の行動をしているのがゴーストの中の人格、カンゴームなのです。

宝石の国ではゴーストと一体になっているカンゴームですが、その存在を宝石たちは知っていますが、ゴーストの別人格であり、「カンゴーム」という名前すらついていない存在でした。しかし宝石の国のストーリーがすすみ、フォスの提案により、カンゴームに「カンゴーム」という名前がつき、カンゴームとして活動するようになります。

今回の記事では宝石の国にて登場する、フォスと共に行動するゴーストのなかにある人格、カンゴームについて、カンゴームの魅力やその謎に関して詳しく書いていきたいと思います。そのまえに、カンゴームが活躍する宝石の国という漫画がどのような漫画なのか、「宝石の国」について紹介します。

TVアニメ『宝石の国』公式サイト

宝石の国とは?

宝石の国とは人類が生きている現在よりもはるか未来の話を描いた漫画です。宝石の国の作中で語られる地球のはるかな未来は、地球に6度の流星が訪れ、6度欠けて、6個の月を産みやせ衰え、陸が一つの浜辺しかなくなります。その激動のなかですべての陸上の生物は海に逃げ、不味しい浜辺には不毛な環境に適した生物が現れます。

月が一つだったころに繁栄した生物の内、逃げ遅れて海に沈んだ者が海底に住まう微小な生物に食われ、無機物に生まれ変わります。そして長いながい時間を書けて、海に沈んだ者が無機物に変化したものが微生物をとりこみ、再び浜辺に打ち上げられたのが、宝石の国で活躍する宝石たちなのです。漫画で描かれる宝石たちは、人間のように手足があり、一見すると人間いがいに見えません。

しかしその肉体は宝石でできており、人間のように柔らかくありません。宝石どうしが生身でぶつかり合えば、高質な音がしますし、脆い方が砕けてしまう場合もあります。宝石たちは人間のように生活を営み、人間のように会話をしていますが、呼吸が不要なために長く水中で活動をすることができます。また、体内にある微生物「インクルージョン」が光から宝石たちにとっての活動エネルギーなために、食事を必要としません。

そのかわり、光がなくなる夜間には、宝石たちの行動が鈍ってしまうために、特別な事情や場合を除いて夜間は休止状態「睡眠」をとっています。そして不老の存在です。そんな宝石たちを狙うのが「月人」と呼ばれる謎の存在です。彼らは何千年も前から、幾度となく月から飛来してきます。そして「宝石の国」のなかで地球にいる宝石たちを砕いて月へ持ち帰ろうと無尽蔵に宝石のまえに現れるのです。
 

宝石の国が開始した当初は、彼らは宝石たちを装飾品にするために飛来しているとされていましたが、それも宝石たちからの見解であり、その真意は謎に包まれています。そのような謎の存在月人たちから自分自身や仲間達を守るために、宝石たちは武器を取り、戦うのです。月人の攻撃によって体が砕かれても、破片さえあれば体内のインクルージョンにより欠けた宝石がひっついて再び動けるようになります。

しかし月人に持ち去られてしまえば、地表でとれるもので代用するか、それがなければ肉体が休止状態に陥ってしまいます。このように月人との戦いは、宝石たちにとって過酷なものなのです。宝石の国では、そんな謎多き月人たちと宝石たちの戦いのなかで、主人公のフォスフォフィライトが、肉体を何度も砕かれ、自分のために仲間を奪われて心を砕かれ、それでもくじけることなくその謎を解明していく物語なのです。

宝石の国のなかで、そんなフォスとタッグを組むことになったのがゴーストクォーツのゴーストです。ふんわりとした銀色のショートヘアで、左目が隠れていることと二本の長い髪部分が特徴的な宝石です。そしてゴーストクォーツの特性で、身体が多層になっており、内側の黒いところにもう一人います。それがこの記事で取り上げるカンゴームです。ゴーストのもう一人の自分、カンゴームについて紹介していきます。

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宝石の国のカンゴームはどんなキャラクター?

カンゴームは謎が多いフォスの相棒?

宝石の国のなかで、カンゴームとフォスとの出会いは、表層のゴーストが削り取られてからの出会いとなります。月人の謎を解こうとするフォスのミスにより、ゴーストは月人に連れ去られ、カンゴームは怒り心頭です。目覚めたフォスの顔面に、カンゴームはパンチを繰り出し、顔を破壊します。しかもフォスは夢落ちだと解釈して、宝石の国のなかで三度も繰り返されるのです。最悪の出会いです。

しかし宝石の国を読んでいた読者は、カンゴームの気持ちもわからないものではないでしょう。宝石の国では宝石たちは月人たちに奪われるばかりです。さらに長い生ので何度も仲間を失いことを繰り返しています。生まれた時から一緒にいたタッグの相棒よりも身近にいた存在を、フォスによって失ってしまうのは、カンゴームにとって怒り以外にありません。そのため、カンゴームは当初フォスに怒りの表情しか見せません。

宝石の国のなかでカンゴームは、「これからは俺の命令に従ってもらう。あいつ(ゴースト)を回収し、おまえがあいつに謝るまで、許さない」と言い切っています。このとき、カンゴームは何度もフォスの顔を殴って砕いてきたため「殴る」のを禁止されます。そのため、カンゴームはフォスの頭を「甘えるな」と踏みます。この直後、「踏むのもだめ」と言われてしまうカンゴームでした。

実は仲間想い!

そんなフォスを簡便に組み伏すカンゴームですが、フォスも彼なりに責任を感じていることをカンゴームは知ります。ついには精神の均衡をとれなくなって消沈するフォスに、いままでの態度とは違い「俺のことは好きに呼べ」とフォスが過去に喪った仲間と誤認することを受け入れたりもする優しさを見せます。こういった出来事から、カンゴームとフォスの間の軋轢は薄れていきます。そこからは、本来のカンゴームの性格が出てきます。

フォスとカンゴームの仲がよくなると、フォスはこれまでゴーストと呼んでいたカンゴームに、カンゴームの名前を読んであげたいと言います。宝石の国では、肉体を構成する宝石の名前をつけてもらいます。本来はゴーストクォーツのゴーストですが、産出されるスコットランドのカンゴーム山脈から名前をカンゴームとつけられます。そこではじめて、カンゴームという名前をもらうのです。

フォスによって「カンゴーム」という名前は広まり、みんなが「カンゴーム」と呼びます。しかしカンゴームと呼ばれるたびに、カンゴームは悲しげな表情を浮かべます。それは「好きに呼べとは言ったが、新しい名前がつくと、完全にゴーストがいなくなったみたいだ」と、失った半身のゴーストを偲ぶような発言を宝石の国のなかで呟きます。

過去に喪た大切な宝石がいる

宝石の国のなかでフォスの行き当たりばったりな性格に悩まされつつもカンゴームは良い相棒になって行きます。そんなカンゴームの心配はあたってしまいます。カンゴームのめのまえで、フォスの首が月人に持ち去られ、冬眠状態に陥ってしまうのです。カンゴームはその状態に悩み、そしてカンゴームとゴーストにとって一番大事なものを投げ出させる結論をだします。

宝石の国の中でカンゴームが一番大事なものといったは、ゴーストやカンゴームにとって、過去に組んでいた相棒、ラピスラズリのことでした。ラピスラズリは過去に図書館勤務をしていました。しかし考え始めると止まらない、どこかフォスとにた性格の持ち主でした。けれど頭部を残して月人に連れ去られてしまい、ラピスラズリが担当していた図書館勤務をゴーストとカンゴームが受け持っていたのです。

宝石の国のカンゴームとゴーストとの関係を調査!

ゴーストにとっては勝手なことをする存在だった

カンゴームがゴーストのなかにいる状態だった時、カンゴームは時折ゴーストの体をつかって勝手な行動をする迷惑な存在でした。そのことについて、宝石の国のなかで、いくどとなく、うんざりしている様子のゴーストが描かれています。ゴーストが連れ去られる前は、カンゴームにたいして「ほんとイヤ!一緒はもううんざり!」と言わせるほどのものです。

それでも戦闘に関しては、ゴーストよりもカンゴームのほうが上手なようです。フォスを守りながら戦うゴーストに、戦法を示唆するような発言をカンゴームがしている様子をみることができます。宝石の国のあかで「今日は頼りになる」とカンゴームに対して頼っている場面をみることができます。

ゴーストの意志を引き継いでいくカンゴーム

ずっと昔に喪った仲間のことをしのんで、大切にし続けているカンゴームと、それをフォスに差し出すことになるカンゴームの心境は、仲間思いなカンゴームを追い詰めます。ラピスラズリの頭部をつけることに反対意見がでると、「もっとなじみがあって単純な素材」をと自分の頭を差し出そうともします。その一綱行動は、ゴーストが連れ去られる直前にカンゴームに遺した「フォスをまもって」という言葉からでした。
 

カンゴームはフォスにきつい態度を取り、決して甘やかさないようにしていました。それでもつけあがっていくフォスに振り回されて呆れつつも見守っていたのは、ゴーストの意志を尊重してのことだったのです。カンゴームは普段しっかりもので、周囲を引き締める役割を担っていて冷たい印象を抱かせます。しかしカンゴームは非常に仲間思いなことがここからもわかります。

宝石の国のカンゴームのイラスト3選!

髪が綺麗なカンゴーム!

暗闇の中だからこそカンゴームのきらめきがさらに美しく見えます。カンゴームの体を構成しているゴーストクォーツのくすんだ灰色のきらめきにわずかな光が反射して、暗闇の中でくすんだ色合いも美しく生えて見える素敵なイラストだと人気です。

カンゴームの登場当初

カンゴームを構成するゴーストクォーツはくすんだ煙のような色をしています。登場当初は、ゴーストが剥がれて、真っ黒なカンゴームとして描かれていました。

作者が描く宝石の国6巻の表紙のカンゴーム

灰色の中にすこし虹色が煌めいて見えます。表紙でもしかめっ面をしているのが実にカンゴームらしいです。漫画では白黒のみでどのような色合いをしているかは、カンゴームのもととなったゴーストクォーツを元にして予想するしかありませんでした。カンゴームがアニメで登場するのもまだまだ先です。カンゴームのイラストを描こうとする人にとっては貴重な資料です。

宝石の国のカンゴームについてまとめ!

今回の記事では宝石の国に登場するカンゴーム、そしてカンゴームのなかにいるゴーストの二人についての紹介を主体をして記事をかいていきました。しかし宝石の国にはさらに素敵な宝石たちがいます。カンゴームとゴーストと一緒に行動をする宝石の国の主人公フォスフォフィライトは宝石の国の物語にこめられた謎の数々を追ううえではかかせないキャラクターです。フォスの好奇心と前向きな行動力が多くの謎を紐解いていきます。

どうして月人たちは宝石たちを狙うのか、月人たちの真の狙いとはなんなのか、月人とはいったいなんなのか、それらの謎を解明していくうえでフォスは何度も、心身ともに砕かれながらも前に進んで行くひたむきさを、宝石の国の物語と通して楽しんでください。また他の宝石たちにはない特技を持つウォーターメロントルマリンのメロン、月人の謎を研究するアレキサンドライトのアレキちゃん、多くのキャラクターも知ってください。

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