【宝石の国】ルチルの性格や声優は?自壊エピソードやパパラチアとの関係も紹介

実在する宝石が人間のような姿となって活躍する物語『宝石の国』。今回紹介する「ルチル」も、『宝石の国』で活躍する宝石の1つ。物語の中では医務員として登場するルチルですが、いったいどんなキャラクターなのでしょうか?今回の記事ではルチルの性格や声優、更に元ネタとなった宝石について紹介。また、元々ルチルの相棒であった「パパラチア」という宝石との関係についても触れていきます。

【宝石の国】ルチルの性格や声優は?自壊エピソードやパパラチアとの関係も紹介のイメージ

目次

  1. 宝石の国のルチルの性格や外見
  2. 宝石の国のルチルアニメの声優
  3. 宝石の国のルチルの自壊エピソードやパパラチアの関係
  4. 宝石の国のルチルの元ネタ
  5. 宝石の国のルチルに関する感想や評価
  6. 宝石の国のルチルについてまとめ

宝石の国のルチルの性格や外見

『宝石の国』は、実在する宝石が人間のような姿となって活躍する物語として有名な漫画作品です。物語には様々な宝石がキャラクターとして登場します。「ルチル」も『宝石の国』に登場するキャラクターの1人。物語の中でルチルは医務員として登場します。今回はそんなルチルについて紹介。ルチルの性格やアニメ版『宝石の国』でルチルの声を担当された声優さん、そして元ネタになった宝石等について紹介していきます。

宝石の国の作品情報

宝石の国の概要

ルチルの性格や声優、元ネタ等について紹介する前に、ルチルが登場する『宝石の国』という作品について簡単に紹介していきます。『宝石の国』は日本の漫画作品です。著者は市川春子さん。2012年から『月刊アフタヌーン』で連載が開始されました。少年漫画というカテゴリーに分類されていますが、女性からの人気も高い作品としても有名。2017年にはアニメが放送されました。

宝石の国のあらすじ

舞台は遥か未来。「にんげん」という生物が古代存在していたと言われる世界となっています。その昔6度の流星が飛来し、「地上」は海に沈んでしまっていました。『宝石の国』で活躍するのは人型生物となった宝石達。主人公は物語の中で一番若く、靭性が低い「フォスフォフィライト」、通称「フォス」です。宝石達は月からやってくる「月人」と戦いながら毎日を過ごしていました。

宝石達の総勢は28人。月人と直接戦う戦闘員がほとんどですが、中には医務員として働く宝石や、夜の見張り番として働く宝石等、戦闘とは他の場面で活躍する宝石もいます。しかし主人公であるフォスは、戦闘はもちろん、他の仕事も持っていませんでした。それというのも、フォスは宝石の中では靭性が低く、戦闘要員には不向き。更に不器用であった為、他の仕事も出来なかったのです。

そんなある日、宝石達の長の役割を担っている「金剛先生」からフォスは博物誌編纂の役割を与えられることに。しかしフォスは「地味だ」とその役割に対して不満を抱きます。そんなある日、夕暮れ時に月人が襲来。危うく月人に連れ攫われそうになるフォスでしたが、夜の見回り要員であった「シンシャ」に助けられます。シンシャは水銀等の毒をまき散らす宝石。

それ故他の宝石達とは距離を置き、月人の襲来が無い夜の見回りを行っていたのです。シンシャにとっては、月人に攫われる事すら羨ましい出来事。そうしたシンシャの孤独を知ったフォスは「君にしかできない仕事を見つけ出す」と約束しますが、月人との戦闘に巻き込まれる内、フォスにも変化が起こり…というのが『宝石の国』のあらすじとなっています。

ルチルの性格

宝石達と月人との戦いを描く『宝石の国』。今回紹介するルチルは、そんな『宝石の国』の、宝石のキャラクターの1人。ただし、月人との戦闘要員ではなく、医務員として登場します。ルチルの性格については、他のキャラクターよりも冷静で落ち着いているとされています。しかしルチルはかつてかなり生意気な性格であったらしく、今でも感情が抑えきれなくなると乱暴な口調になってしまうことも。

また、一見すると神経質な性格をしているようにも見えますが、実際には大雑把な部分もあると評判です。他にも、悪口を言われると医療道具を取り出して脅したり、からかったりするお茶目な部分も。医務員であることが影響しているのか、生物に対して強い興味を持っており、事あるごとに解剖しようとするマッドサイエンティストな一面を持ったキャラクターとなっています。

ルチルの外見

ルチルの外見は上の画像のようになっています。赤と金の髪の毛を七三分けのように分けており、他の宝石達同様制服を着用。しかし医務員だからなのか、制服の上から白衣を羽織っています。また、黒のストッキングや手袋を身につけている為、ルチルは他のキャラクターよりも露出が少なくなっています。

ルチルの活躍シーン

他のキャラクターに比べ冷静で落ち着いた性格をしているものの、お茶目な部分も持っているルチル。既に何度か触れていますが、ルチルは医務員として登場します。その為、ルチルは月人との戦闘には参加していません。『宝石の国』の中でルチルが活躍するのは、主に戦闘等で割れてしまった宝石達を治療する場面となっています。

『宝石の国』本編で、ルチルが治療として、割れてしまった宝石をパズルのようにつなぎ合わせ、且つ肌の部分に色を付けていく作業をこなす様子が描かれています。また、かつては相棒として活動していた「パパラチア」の体の穴を塞ぎ、目覚めさせる為の作業をしている場面も。月人と直接戦うことのないルチルですが、『宝石の国』では頻繁に宝石達が割れてしまうシーンが登場しますので、ルチルの活躍場面は少なくありません。

TVアニメ『宝石の国』公式サイト

宝石の国のルチルアニメの声優

内山夕実のプロフィール

『宝石の国』で医務員として活躍するルチル。『宝石の国』がアニメ化された際、ルチルの声を担当したのは声優の内山夕美さんです。内山夕美さんは1987年10月30日生まれで、東京都出身。2005年に別名義で声優としてデビューしたそうですが、家庭の事情から20歳の時に一度引退。しかし3年後に海外ドラマ『バンパイアに恋して』の吹き替えで声優として復帰しました。その後アニメキャラを中心に様々な作品に出演されています。

内山夕実の主な出演作品

様々な作品に出演している声優の内山夕実さん。声優として長く活動されており、作品の中でもメインキャラクターとして出演されることも少なくありません。出演作の一部を紹介すると、『咲シリーズ』の「鷲森灼」や『貧乏神が!』の「紅葉」、『結城友奈は勇者である』の「犬吠埼風」に『オーバーロード』の「マーレ・ベロ・フィオーレ」等があります。

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宝石の国のルチルの自壊エピソードやパパラチアの関係

ルチルの自壊エピソード

月人と宝石達が戦う『宝石の国』。物語の中では宝石達が割れたり砕かれたりする場面が何度も登場します。硬度や靭性の低い宝石は特に割れる頻度が高く、主人公であるフォスは全身が粉々になってしまった事も。しかし、宝石達が割れる理由は戦闘や日常生活における事故だけではありません。極稀ではありますが、感情の高ぶりによって自壊してしまう場合も。

普段は冷静な性格をしているルチルですが、実はルチルにも自壊してしまった場面があります。『宝石の国』本編では、宝石と月人の現状を変えるため、フォスは他の宝石達に声をかけて月へ行くことを計画します。その際、フォスはルチルにも月行きを提案していました。月人の技術を利用すれば、ルチルの相棒であるパパラチアの治療ができるかもしれないからです。

結局ルチルが月行きを悩んでいる間に時間切れとなってしまいましたが、フォスはルチルに黙って眠っているパパラチアを月へ連れ去ってしまいます。知らない間に相棒が月へ連れていかれてしまった事にルチルは激怒。怒りのあまり、ルチルは自壊してしまい、顔に大きなヒビが入ってしまいました。

ルチルと相棒のパパラチアの関係

相棒であるパパラチアが月に連れていかれた事を知ると、自壊してしまう程心を乱すルチル。では、パパラチアとルチルの関係とはどのようなものだったのでしょうか?既に触れていますが、パパラチアとルチルは相棒であり、元々はコンビを組んで活動していました。しかしパパラチアの体には元々いたるところに穴が開いており、他の鉱物で穴を塞がなければ活動することができません。

しかもパパラチアの体は年々構造が複雑化。他の鉱物で穴を塞いでも、パパラチアが活動できる時間には限度があり、活動限界を迎えるとパパラチアは眠ってしまいます。『宝石の国』本編でも、ルビーを体の穴にはめ込んだパパラチアが232年ぶりに目を覚ましたものの、少し活動しただけで、再び眠りについてしまった様子が描かれていました。ルチルはそんなパパラチアを完全に治療することを望んでいます。

医務員として活動しているルチルですが、元々はパパラチアを相棒として、他の仕事をしていたようです。そんなルチルが他の宝石を治療できるようになったのは、相棒であるパパラチアを治療し、完全に復活させることを目指していた為。しかし、当のパパラチアは「諦めて欲しい」と思っていることが『宝石の国』の本編で明らかにされています。

パパラチア曰く「(ルチルに)楽させてやりたい」とのこと。しかし、パパラチアはルチルの心境を慮って、ルチルに直接そのことを伝えてはいません。ルチルもパパラチアも、相棒としてお互いをとても大切に思っているようです。

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宝石の国のルチルの元ネタ

ルチルの元ネタの鉱石

相棒であるパパラチアを大切に思っているルチル。ここからはルチルの元ネタとなった鉱石について紹介していきます。『宝石の国』には様々な鉱石が登場しますが、その鉱石は実在する鉱石であることが知られています。もちろん、ルチルにも元ネタとなった鉱石が。二酸化チタンの結晶の1つとして知られており、ルチルという名前はラテン語で「赤い」を意味する「rutilus」が由来となっています。

和名は「金紅石」。針状の結晶で、市場に出回るのはその名前の通り金や紅色のものが多いようです。硬度は6と、それほど高くはありません。硬度6と言えば、日常でよく目にするガラスとほぼ同じ硬さ。しかしルチルの屈折率はダイヤモンドよりも高く、2.62~2.90。しかしルチル自体は透明性はありませんので、通常宝石として用いられることはほとんどありません。

ただ、ルチルは他の鉱石に混じっていることが多く、中でも一般的なのはルチル入りの水晶。「ルチルクォーツ」という名前で人気のある石となっています。また、宝石の中でも高価な「スターサファイア」や「スタールビー」に現れる「スター効果」という独特の光の反射は、ルチルがその鉱物の中に入っている為に起こるもの。ルチルには他の宝石の価値をより高める効果を秘めています。

『宝石の国』の中で、ルチルが医務員として他の宝石をつなぎ合わせたり、他の宝石の能力を引き出すのは、元ネタとなった実在の鉱石であるルチルが、他の宝石に含まれていたり、他の宝石の価値を高める効果を秘めているところに由来しているからなのかもしれません。

宝石の国のコラボジュエリーも人気?

アニメ化されてから更に人気となった『宝石の国』ですが、コラボグッズも人気。中でも注目されたのが、各キャラクターの元ネタとなった宝石をあしらったコラボジュエリー。中でも主人公であるフォスフォフィライトや金剛先生、そしてルチルを使用したジュエリーはとても高価。中には300万円を超えるジュエリーも発売されたことで話題となりました。

ちなみに、ルチルのジュエリーは上の画像のようなもの。ルチルクォーツに並ぶようにあこや真珠をあしらっており、その値段は23万7800円となっています。簡単に手の届く値段ではありませんが、『宝石の国』のファンからは「妥協していないことが伝わってくる」「本当に綺麗」「買えないけど欲しい」等の声があがっていました。

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宝石の国のルチルに関する感想や評価

原作やアニメはもちろん、元ネタの宝石を使用したコラボジュエリーが発売されたことでも話題となった『宝石の国』。『宝石の国』に登場するキャラクターの中でもルチルは人気のキャラクターとなっています。では、ここからはルチルに関する感想や評価について紹介していきます。まず紹介するのは「お茶目なのが可愛い」という感想。

既に触れていますが、『宝石の国』に登場するキャラクターの中でもルチルは落ち着いた性格をしています。しかしそれだけではなく、時々お茶目な部分も。そんなルチルに対して「外見の印象よりもお茶目なのが良い」「お茶目な部分があるところが好き」等の感想も上がっています。

次に紹介する感想は「孤独でいるルチルが綺麗」という感想です。『宝石の国』の本編では、過去ルチルはパパラチアを相棒としていたことが明らかにされています。しかしながら、パパラチアは『宝石の国』本編開始時には既に眠りについており、ルチルは医務員として1人で仕事をしていました。他のキャラクターから1歩距離を置いた場所にいるルチルを「綺麗」「魅力的」と感じるファンも少なくありません。

こちらはルチルとその相棒であるパパラチアとの関係についての感想です。『宝石の国』では、お茶目な一面を持ちつつも、他のキャラクターと比べて落ち着いた性格をしているルチル。しかし、相棒であるパパラチアが絡んだ時には感情を剥き出しにする場面も。『宝石の国』本編でルチルとパパラチアが会話しているシーンは限られていますが、それでも2人の関係性に惹かれているファンも沢山いらっしゃいます。

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宝石の国のルチルについてまとめ

今回は『宝石の国』で医務員として活躍するルチルについて、性格や元ネタとなった鉱石、相棒であるパパラチアとの関係の他、アニメ版での声優さん等について紹介しました。月人との戦いを描いている『宝石の国』で、戦闘員ではないルチルは特殊な立場にいるキャラクターとして知られています。

ルチルの元ネタとなった実在の「ルチル」はダイヤモンドよりも屈折率が高い鉱石。しかも1950年頃までは「レインボーダイヤモンド」や「ティタニア」という名前で、宝石として流通しており、ダイヤモンドの代わりとして人気の石だったとされています。ひょっとすると、今後『宝石の国』では金剛先生やダイヤモンド達よりも目立った活躍をするかもしれません。今後もルチルに注目しながら『宝石の国』を応援しましょう。

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