宝石の国のイエローダイヤモンドの声優は？相方や性格などキャラ設定まとめ

この記事で紹介するイエローダイヤモンドは、宝石の国に登場するキャラクターです。イエローダイヤモンドについてまとめる前に、まずは宝石の国がどんな作品なのか作品概要やあらすじを紹介します。

宝石の国は市川春子によって、講談社の月刊アフタヌーンで連載されている漫画です。2012年から連載を開始しており、2017年には3DCGによるアニメ化がされました。漫画は「このマンガがすごい!2014年」オトコ編で10位にランクインしています。

宝石の国は、すでに人類が絶滅した世界が舞台となっています。人間は3つに分かれ、そのうちの一つは宝石に入り込んで進化しました。それが意志を持つ宝石でした。宝石たちは死ぬことはなく、体がバラバラになれば組み立て直すことで復活します。しかしそんな美しい宝石たちは、月からやってくる月人に狙われていました。宝飾品として楽しむために月人たちは宝石を狙うのだといわれていました。

主人公のフォスフォフィライトはとてももろく、おっちょこちょいな性格をしていたために戦闘にも加わることができませんでした。ある日、フォスフォフィライトは宝石たちを取りまとめる金剛先生から、博物誌作成の仕事を与えられます。博物誌作成にあたって、フォスフォフィライトはとある人物に出会うことになります。

イエローダイヤモンドは宝石たちの中でも最年長で、みんなからは「お兄様」と慕われています。宝石の国の連載開始当初はあまり登場していませんでしたが、物語が進むに連れて徐々に物語に関わってくるキャラクターです。ここではイエローダイヤモンドのプロフィールについて紹介します。

宝石の国に登場するイエローダイヤモンドは硬度10ととても硬く、ダイヤモンド属性です。最年長で年齢は3597歳です。年齢が近いパパラチアとは仲が良いのですが、パパラチアは眠っていることが多いため、悩みごとがあると眠るパパラチアに話かけることもあります。宝石の国では月人と戦う戦闘員で、俊足の持ち主です。

宝石の国に登場するイエローダイヤモンドは美しいレモンイエローの髪色をしており、おかっぱヘアーで真ん中分けの髪型をしています。硬度が高いため、高度が低い宝石と接触しないように手袋とソックスを身に着けています。

宝石の国で一番最初に生まれた宝石はレッドダイヤモンドでした。レッドダイヤモンドは今の宝石達と同じように金剛先生に整形してもらい、生活を学びます。その次に生まれたのがフローライトでした。フローライトは体が弱かったため、体を守るために今宝石たちが住んでいる学校を建てました。

このように、イエローダイヤモンドが宝石の国に生まれる前にもたくさんの宝石たちが生まれています。宝石たちは死ぬという概念が無いため、宝石の国でイエローダイヤモンドよりも前に生まれた宝石たちが死んだとは考えられません。おそらく月人に捕まり、月で粉々にされていると思われます。

みんな月人に捕まってしまったために、イエローダイヤモンドは今宝石の国にいる宝石たちの中で最年長だといわれているのです。もし月人との交渉が上手くいき、レッドダイヤモンドが復活したらイエローダイヤモンドは最年長ではなくなります。

宝石の国のアニメでは、イエローダイヤモンドの声優を皆川純子が務めています。皆川純子は宝石の国のアニメで声優を務めている縁から、宝飾店TASAKIが出した宝石の国とのコラボジュエリーを見に行き、イエローダイヤモンドのネックレスを購入したそうです。

皆川純子は東京俳優生活協同組合に所属している声優です。低い声質をしているところが特徴的です。その事から少年役をすることも多くあります。元々は役者を目指していましたが、会社員を続けながら芝居の勉強ができる声優の養成所に入り、卒業と共に会社を退職して声優としてデビューしました。

声優の皆川純子はその少年ボイスから、主人公やメインキャラクターとして起用されることもたくさんあります。出演作品には「テニスの王子様」の越前リョーマ役、「.hack//黄昏の腕輪伝説」のシューゴ役、「ブラッククローバー」のメレオレオナ・ヴァーミリオン役、「ドラえもん のび太の月面探査記」のルカ役などがあります。

イエローダイヤモンドは最年長で3597年も生きているだけあり、これまでにたくさんの相方がいました。宝石の国で、これまでにどんな宝石たちがイエローダイヤモンドの相方を務めてきたのかを紹介します。

宝石の国の物語開始当初は、フォスフォフィライトの次に年齢が若いジルコンが相方でした。ジルコンはイエローダイヤモンドとは真反対といえる性格をしていました。ここではイエローダイヤモンドの物語当初の相方であるジルコンのプロフィールやエピソードを紹介します。

ジルコンはダイヤモンドに似ている屈折率を持つ宝石です。硬度は7でとても硬いところも特徴的です。ジルコンは明るいオレンジ色のショートヘアで、戦闘にも優秀な若手でした。性格は生真面目で、礼儀正しさを持っていました。ただ、イエローダイヤモンドに対しても気を使ってしまうことがあり、ボルツからはそれを指摘されてしまいました。

ジルコンはイエローダイヤモンドを大切に思うばかりに、本来の力を出し切れていませんでした。それほどイエローダイヤモンドのことを慕っていました。そのため、月人から襲われた時は、イエローダイヤモンドを庇って体がボロボロになってしまいます。

イエローダイヤモンドの相方はジルコンだけではありませんでした。過去にはグリーンダイヤモンド、ルビー、サファイア、ピンクトパーズの4人の相方がいました。しかし、いずれもイエローダイヤモンドを残して月人に攫われてしまっています。そのことから寂しさを感じていたり、戦うことに疲れ切っている節がありました。

そのため、フォスフォフィライトに月に行かないかと誘われると、ジルコンを置いてダイヤモンドと共に月へと向かいます。そして粉々になった元相方達を復元するために、月人と交渉することになります。復元できるのは硬度5以上のため、後にイエローダイヤモンドの相方はみんな復活する可能性もあります。

イエローダイヤモンドはジルコンの他に相方を4人も月人に攫われてしまい、自分だけが助かっていることを気にしていました。ある時、月人の戦闘中にジルコンがイエローダイヤモンドを庇ったことで、ジルコンは体を破壊されてしまいます。月人に連れ去られはしなかったものの、イエローダイヤモンドはこれ以上自分の相方が居なくなってしまうことを恐れました。

ある時、フォスフォフィライトの「ボルツ総当たり計画」によって、ボルツとジルコンが一時的に相方になったことがありました。これはボルツと組んだフォスフォフィライトが、ボルツからは学べることがたくさんあるからみんな一度は組んだほうが良いという提案によるものでした。

そこでボルツとジルコンが組んだところ、とても相性が良く、イエローダイヤモンドは相方を失う不安もあったために、金剛先生に二人を組ませることを推奨しました。ボルツの相方であったダイヤモンドもまた、ボルツの側にいることで強さへの嫉妬などの葛藤に苦しんでいました。そのためダイヤモンドもボルツとのコンビを解消し、イエローダイヤモンドと行動を共にすることになります。

イエローダイヤモンドは大らかでのんびりとした性格をしています。性格からして最年長という貫禄はないものの、面倒見は良いので年齢が下の宝石たちからは慕われています。天然っぽさもあり、元々何かと巻き込まれ体質で月人に狙われやすいベニトアイトが月人に襲われている時も、「ベニトはかわいいからなあ」とのんびりと言うだけで特に助けようともしませんでした。

イエローダイヤモンドは3597年も生きているだけあり、様々な趣味を持っていました。現在は特に趣味はないようで、過去にどんな趣味があったのかも忘れたと言っています。

宝石の国の宝石たちは体の一部が欠損すると、その分記憶も亡くなってしまいます。主人公のフォスフォフィライトも手足と頭が自分のものでないため、以前学校で習った基本的なことを忘れていたこともありました。しかし、イエローダイヤモンドは特に欠損した部分は見当たりません。しかし、イエローダイヤモンドは長年生きていたからか、以前楽しんでいた趣味を忘れるなど記憶があやふやな部分があるようです。

イエローダイヤモンドは「イエロー」や「イエローお兄様」と呼ばれて若い宝石たちからも慕われています。基本的にのんびりとした性格をしていますが、月人からの攻撃をすんなりと避けたりと余裕を見せるほどの戦闘力を持っています。また、攻撃を交わしつつ他の戦況を判断したりと冷静な一面もあります。

イエローダイヤモンドは、ベニトアイトから「宙ぶらりんだ」と辛口を言われることもありますが、なんだかんだ最年長者として頼れるところがあり、みんなからは慕われる性格をしています。

ここまでは宝石の国のイエローダイヤモンドの性格や相方などを紹介してきました。では、実際のイエローダイヤモンドとは一体どんな宝石なのか、ここではイエローダイヤモンドの宝石についてまとめています。

イエローダイヤモンドはダイヤモンド属性ですが、通常のダイヤモンドとは少し違う特徴を持っています。イエローダイヤモンドにはどのような特徴があるのかを紹介します。

イエローダイヤモンドはその名の通り、普通のダイヤモンドのような無色透明ではなく黄色く色づいているダイヤモンドのことをいいます。ダイヤモンドのカラーの評価D〜Z以上の濃いイエローのダイヤモンドです。そのため、黄ばんだダイヤモンドとは全く別のカテゴリとなります。

しかし、実はダイヤモンドの中でもその6割がイエローダイヤモンドだといわれています。そのためそこまで価値は高くありませんが、美しい黄色(カナリア・イエローなど)のイエローダイヤモンドは高額になることもあります。

イエローダイヤモンドには様々な意味があるといわれています。明るい色からエネルギーを満たし、元気を与えてくれます。仕事に対しても、行動力を上げてアイデアやひらめきなどをもたらします。そして「富と豊かさ」を象徴する黄色を持つイエローダイヤモンドは、財運UPの力を秘めています。仕事に成功したい方や、収入を増やしたいという方におすすめです。

イエローダイヤモンドの中でも有名なのが「ザ・ムーン・オブ・バローダ(バローダの月)」といわれる、24.04カラットのダイヤモンドです。カナリア・イエローの美しい色が特徴的で、これはかつてオーストリア女王のマリア・テレジアが所有していました。マリア・テレジアは、フランス革命でも有名なマリー・アントワネットの母で、女王就任に反対したプロイセンとは長年戦い抜いた強気母でもあります。

政略結婚が当たり前の中世時代に、恋愛結婚したことでも知られています。そんなマリア・テレジアもイエローダイヤモンドを身に着けていました。

かつてマリア・テレジアが所有していた「ザ・ムーン・オブ・バローダ(バローダの月)」は、今度はマリリンモンローが「紳士は金髪がお好き」という映画で身につけて話題となりました。マリリンモンローが所有していたわけではなく、当時このイエローダイヤモンドを所有していた「メイヤー・ローゼンバウム」が自社宣伝のために映画で使われたのだといわれています。

宝石の国に登場する宝石たちの中でも、イエローダイヤモンドが好きだという方はたくさんいました。中にはまだ宝石の国を読んでいないという方に、イエローダイヤモンドが可愛いとおすすめしている方もいました。

イエローダイヤモンドは3597年も生きている最年長でありながらも、美しい見た目をしているというギャップが良いと人気です。またアニメ派の方は、その美しいカラーに惹かれて好きになったという方もいるようです。

イエローダイヤモンドは綺麗な見た目でのんびりとした性格をしていますが、戦闘では頼りになるほどの実力を持っています。そんな強さを持ちながら、儚さも兼ね備えているところに惹かれている方もいました。

イエローダイヤモンドはの声優は、「テニスの王子様」の越前リョーマ役でも知られる皆川純子でした。イエローダイヤモンドは最年長で、宝石たちからは「お兄様」と慕われています。大らかな性格ですが悩むこともあり、そんな時は眠り続けているパパラチアに語っていました。そんなイエローダイヤモンドは、宝石の国のアニメや漫画で活躍を見ることが出来ます。ぜひイエローダイヤモンドの活躍を見てみてください。