キン肉マンの超人まとめ！正義超人・悪魔超人・完璧超人など主要キャラを一覧で紹介

キン肉マンは1979年から連載を開始した漫画のタイトルであり、同作品の主人公の名前でもあります。元々はギャグ漫画の色合いが強い作品でしたが、第28話から開始された第20回超人オリンピックが始まると格闘路線が強くなり、本格的なプロレス漫画として人気を博していきました。大きな特徴としてその場の盛り上がり重視で過去の設定と矛盾する展開でも生み出す事に躊躇いがなく、ツッコミどころの多い作品でもあります。

最初期の週刊少年ジャンプでの連載時には、作中に登場する超人を読者から募集してキャラクターを誕生させるという「超人募集」システムを使い、そのシステムは主要キャラクターにも当てはまっています。この超人募集システムはその後も好評を受け、続編に当たるキン肉マン2世などの連載時には募集していないにも関わらず応募が殺到するなど強い影響を与えています。

地球を征服しようと目論む怪獣や宇宙人相手に戦うヒーローの1人であったキン肉マン。しかしダメ超人として扱われていたキン肉マンは肩身の狭い生活を送っていました。そこに現れたのがキン肉星から使わされてきたミートです。ミートはキン肉マンがキン肉星の王子であると言い、キン肉マンは様々な戦いを経てヒーローとして活躍するようになります。

漫画キン肉マンの主役となるキャラクターがキン肉マンです。丸い豚っぱなにたらこ唇が特徴的な顔立ちをしていますがこれはマスクでキン肉族の掟にしたがい人前で顔を晒す事はありません。ちなみにキン肉マンはリングネームであり、本名はキン肉スグルと言います。師匠となったプリンス・カメハメに伝授された技、さらにそこから編み出された技などを使い数々のタイトルを獲得する正義超人を代表する存在へと成長していきます。

特に秘めたる力として奇跡の逆転劇を生む要因になっているのが「火事場のクソ力」で、その力は様々な戦いを経て強くなっていき、最終的には超人の神をも恐れる程の力を得ていきます。

キン肉星に住むシュラスコ族という種族の少年でキン肉マンのお目付け役、世話係を務めているのがアレキサンドリア・ミートです。幼少期から非常に優秀な頭脳を持ち、キン肉マン、そしてキン肉マンに味方する正義超人の参謀役を務める存在です。基本的にはリングには上がりませんが、キン肉星王位争奪戦においてはリングに上がった経験も持っています。

イギリス出身のエリート超人として第20回超人オリンピックにて登場したのがロビンマスクです。キン肉マンと友情を深め後にアイドル超人と呼ばれるようになる正義超人の中でも年長者であり、その高い実力と信頼から正義超人の中でもリーダー格として扱われています。キン肉マンと共に正義超人を代表する超人の1人です。ちなみにロビンマスクもまた超人募集から生まれたキャラクターの1人になっています。

キン肉マンの一番の親友にしてキン肉マンがタッグを組んだ中でも最高のパートナーと言われるのがテリーマンです。ロビンマスクとともに正義超人の中では博学なキャラクターで、様々な事を知っていますが、超人オリンピックや試合では不運や偶然の結果、敗北する事が多いキャラクターでもあります。

ソビエト連邦出身のロボ超人で、第21回超人オリンピックにて登場したのがウォーズマンです。ロビンマスクに見いだされ弟子となった事で一躍一流超人の仲間入りを果たしました。登場初期は正義超人の中にあって残虐なファイトを行う残虐超人の1人でしたが、後に正義の心に目覚めました。

中国出身の超人で多彩な技を持つ事で知られるのがラーメンマンです。登場当初は残虐超人の筆頭格で、自らの肉体を使った残虐ファイトを好んでいました。しかし凶器を使った攻撃を嫌ったり、リングを降りれば紳士的であったりといったキャラクター性で高い人気を集めラーメンマンを主人公にしたスピンオフ漫画「闘将!!拉麵男」が作られるなどしています。

超人オリンピックでの試合で植物状態になってしまったラーメンマンが、霊命木という特殊な木が発するガスで復活、しかし常時そのガスを吸っていなければ動けない為に生まれた存在がモンゴルマンです。そのマスクは霊命木の木を加工して作られた物で、正体を隠す為、敢えてラーメンマン時代の代名詞的な技であったキャメルクラッチを封印しています。

キン肉マン達から見ると1世代若い超人といえるのがブロッケンJr.です。今回の超人まとめ一覧の中でも特殊な存在で、ブロッケン一族は生まれながらの超人ではなく人間で、厳しい訓練を耐えて一人前に認められた証であるドクロの紋章を身につける事で超人として活躍できます。若さ故に荒々しいファイトスタイルがウリです。

キン肉マンの国内でのライバルとして登場するのがウルフマンです。相撲技を得意とした超人で、キン肉マンを超えるパワーを持っています。ちなみにアニメ版では版権を気にした制作側の配慮によりリキシマンという名前で登場しています。

アメリカ遠征編で初登場し、超人年齢70歳を超える年齢ながらも高い技術と鍛えられた肉体でキン肉マンを鍛え上げたのがプリンス・カメハメです。キン肉マンが唯一頭の上がらない存在であり、夢の超人タッグトーナメントでは、キン肉マンのパートナー「キン肉マングレート」として出場を果たしています。

超人の中でも異色の経歴を持っているのがジェロニモです。インディアン出身のジェロニモですが、登場時、超人のフリをしている人間でした。人間でありながら不屈の根性と精神力を持ち、スーパーマン・ロードの試練を乗り越えた事で晴れて超人となる事ができました。

アメリカ遠征編にてハワイチャンピオンの座にいたのがジェシー・メイビアです。返し技の名手であり、プリンス・カメハメを破ってチャンピオンになりますが、キン肉マンに破れ、キン肉マンの王位返上後再び獲得するもジェロニモに再び奪われてしまうやられ役の1人です。

アメリカ代表の正義超人の1人がペンタゴンです。背中に翼で飛行が可能でありジャンプ力も高い事から空中殺法を得意としています。

正義超人の中でもパワーだけならNo1といえるのがカナディアンマンです。名前の通りカナダの国旗をモチーフにしたキャラクターですが格闘経験が未熟である故にそのパワーを活かしきれていません。

アメリカ出身の超人でアメフト選手のような風貌をしているのがスペシャルマンです。作中外では高い実力を持つエピソードが描かれていますが作中では噛ませ犬的なポジションの超人になっています。今回の超人まとめ一覧の中でもかわいそうな超人の1人です。

メキシコ出身の超人でスペシャルマンと同じく作中外での経歴を持ちながらも作中では活躍出来なかったのがスカイマンです。ただファンクラブがあるほど人気が高く、入場時にバラまくオーバーマスクの1つを超人オタクのカオスが所有していたりしています。

カセットプレイヤーの化身超人で世界中のあらゆる超人のデータの入ったカセットを聞く事で別の超人になりきる能力を持っているのがステカセキングです。7人の悪魔超人のムードメーカー的な存在であり、その能力を使ってスパーリングの相手を務めたりしています。

顔に空いた穴から入る事が出来る四次元空間を利用したファイトスタイルをしているのがブラックホールです。悪魔超人の中でもバッファローマンに次ぐ実力の持ち主です。また夢の超人タッグトーナメントでは正義超人であるペンタゴンと組んで出場しています。

古代エジプトに由来する超人で、作中でも非常に残虐性が強いと言われるのがミスターカーメンです。ミイラパッケージという相手を布で包み込み、巨大ストローで相手の体液を吸い取るという驚異的な技を得意技としています。

その巨体を生かしたパワーファイトを見せるのがザ・マウンテンです。テリーマンとの死闘は漫画キン肉マン史上初の読者アンケート1位に選ばれる程のベストバウトに選ばれています。

半魚人のような超人で水中戦を得意としているのがアトランティスです。高い実力と悪魔らしい卑怯な戦術でロビンマスクを破るなど悪魔超人の中でも素晴らしい戦績を上げています。

全身がバネのようになっている軟体超人でその身体の特徴を生かして戦うのがスプリングマンです。7人の悪魔超人達のNo2で、4000歳を超える長寿超人でもあります。その身体の特性を活かしバッファローマンと複合技を仕掛けたり他の悪魔超人にアドバイスしたりと身体の特性と長寿である設定をうまくいかした悪魔超人です。

7人の悪魔超人の首領格でその巨体を活かしたパワーファイトを信条としながらも、冷静沈着な性格で試合巧者でもあるのがバッファローマンです。キン肉マンとの戦いを経て友情に目覚め、後に正義超人軍入りを果たしますが後に悪魔超人に復帰しています。悪魔超人のリーダーで周囲からもそれを認められながらも一番悪魔超人らしくないとも言える超人です。

完璧超人の先発隊の1人として夢の超人タッグ編で最初に登場した完璧超人の1人がスクリュー・キッドです。ネジの頭部のような特徴を持った超人で、非常にスリムな体型をしています。ケンダマンと共に繰り出す技から「タッグの為に生まれた超人」と言われています。

イギリス出身の超人で完璧超人の首領として登場したのがネプチューンマンです。マスクを着けるのは真の実力者のみであるべきという信念からマスク狩りを行っており奪ったマスクをコレクションしています。その正体はロビンマスクのかつてのライバル、ケンカマンであり、キン肉マンの友情パワーに感化され一時的とはいえ正義超人軍入りも果たしたキャラクターです。

けん玉の化身超人にしてスクリュー・キッドと共に夢の超人タッグ編で登場した完璧超人の1人がケンダマンです。自身の鉄球を武器としたファイトスタイルでスクリューキッドと合わせて「タッグの為に生まれた超人」と言われています。

漫画キン肉マンの中で初めて正体を隠す為にオーバーボディーを着込んで登場していたのがビック・ザ・武道です。当初はネプチューンマンに付き従う形でしたが、その正体は古代超人界で最強と言われたネプチューンキングで正体を明かしてからは残虐の限りを尽くしました。今回の超人まとめ一覧の悪役の中でも死ぬ最後の時まで改心する事がなかった珍しい超人でもあります。

キン肉王位争奪編から1年半後に地球に来襲した完璧超人の一派が完璧・無量大数軍（パーフェクト・ラージナンバーズ）です。完璧超人の代表として三属性超人不可侵条約を結んだネプチューンマンを完璧超人の裏切り者として代表と認めず、正義超人、悪魔超人と三つ巴の戦いを繰り広げる事になります。

遥か昔、神々が超人を粛清しようとした際に神の座を棄ててまで超人を守ろうとした存在・零式と彼によって救済された10人のよりすぐりの超人によって構成されているのが完璧超人・始祖（オリジン）です。超人達を導く事を宿命としている超人達を指しています。

ここからは既に漫画キン肉マンを視聴している人の超人に関する感想を紹介していきます。キン肉マンには今回のまとめ一覧でも紹介したように実に多数の超人が登場していますがやはりその代表格といえるのはキン肉マンであり、メディアでの露出も圧倒的にキン肉マンが多いという声が多いです。その弊害とも言えるのかキン肉マン以外の超人が分からないという人も増えています。

またキン肉マンの超人というと超人募集を思い出すという人も多くなっています。ワンピースの作者である尾田栄一郎先生も参加していた事があるなどその知名度はかなり高く、今回の超人まとめ一覧で紹介した超人の多くも超人募集で生まれている事が今からすると驚きであるという声も多くなっています。

また漫画キン肉マンの中ではその構図上、実現していない戦いも非常に多く、その戦いが見てみたいという超人の組み合わせも多くなっています。超人同士の戦いはもちろんの事、それぞれのエピソードでのタッグ戦や団体戦のような形での取り組みを見たいという声も非常に多いです。

漫画キン肉マンに登場する超人は一覧でまとめてもまとめしきれない程に数多くのキャラクターが登場しています。実際に活躍する場面は少なくても印象に残っているという超人も多くなっています。プロレス漫画という構図上、観客席などで登場する場面も多いのがそれぞれのキャラクターの人気を支える要因になっています。

まだキン肉マンを視聴した事が無いという人はキン肉マンの面白さの要因の大きな要素の1つである超人の特徴にも注目しながらキン肉マンを視聴してみてはいかがでしょうか？