【くまのプーさん】ラビットはどんなキャラ?声優やはちみつ事件も紹介

ラビットは『くまのプーさん』シリーズに登場するウサギのキャラクターです。プーさんの仲間達の中でも常識人キャラであるラビットは、まさに苦労人だと言えるでしょう。この記事では、ラビットの歴代吹き替え声優やデビュー作『プーさんとはちみつ』の概要などをお届けします。『プーさんとはちみつ』では、ラビットの家の穴にプーさんのおしりが挟まるという珍事件が起きました。はちみつ事件とは一体何なのか、ラビットの災難についても紹介します。

【くまのプーさん】ラビットはどんなキャラ?声優やはちみつ事件も紹介のイメージ

目次

  1. プーさんとは?
  2. プーさんのラビットとは?
  3. プーさんのラビットの吹き替え声優
  4. プーさんのラビットとはちみつ事件
  5. プーさんのラビットはぬいぐるみじゃない?
  6. プーさんのラビットに関する感想や評価
  7. プーさんのラビットの吹き替え声優やはちみつ事件まとめ

プーさんとは?

この記事で紹介するキャラクターは、『くまのプーさん』シリーズに登場するウサギのラビットです。ラビットの魅力を述べる前に、『くまのプーさん』シリーズについておさらいしましょう。『くまのプーさん』は大きく分けて、原作小説とディズニーアニメ、2種類のシリーズが存在します。下記では小説&アニメの概要を述べるので、楽しい『くまのプーさん』の世界への入り口となれば幸いです。 

くまのプーさんの原作小説

現在も世界中で愛されている『くまのプーさん』(英題:Winnie-the-Pooh)は、1926年に発行された児童小説です。原作者はA・A・ミルン(アラン・アレクサンダー・ミルン)というイギリスの作家です。A・A・ミルンは、ロンドン出身のスコットランド人で、児童小説の他にも、推理小説やファンタジー小説などを執筆していました。

原作小説では、はちみつが大好きなクマのぬいぐるみ・プーの可愛らしさや優しい性格、親友・クリストファー・ロビンとの厚い友情も描かれています。また、小説には100エーカーの森の仲間達の愉快な日々も収録されており、プーさん達の活躍を拝むことが可能です。原作『くまのプーさん』の続編は『プー横丁にたった家』となります。

これらの小説の前後で発行された童謡集『ぼくたちは六歳』『ぼくたちがとてもちいさかったころ』も原作シリーズにカウントされます。つまり、プーさんの原作シリーズは4作品から構成されているのです。原作小説のプーさんの挿し絵は、全てE.H.シェパード(アーネスト・ハワード・シェパード)が手掛けています。彼のその柔らかで繊細なタッチに惹かれるファンも多いです。 

くまのプーさんのディズニーアニメ

『くまのプーさん』(英題:Winnie The Pooh、アニメでは「-」が消失)のアニメ制作会社は、ご存じの通り、ウォルト・ディズニー・カンパニーです。赤いシャツを着たプーさんのイメージはディズニーが作り出したもので、原作とは少し異なりますが、有名なプーさん像として、世界で知れ渡っています。

ディズニー作品の『くまのプーさん』は、設定やストーリーが原作と全く異なる部分もありますが、プーさん独特の癒し空間(世界観)を生み出しています。1966年にシリーズ初の短編映画『プーさんとはちみつ』が上映されましたが、本家イギリスと軋轢が生じたと言われています。しかし、現在において、ディズニーの『くまのプーさん』は世界中で高い人気を誇る存在だと言えるでしょう。 

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プーさんのラビットとは?

それでは、いよいよ今回の主役であるラビットのキャラクター情報に迫ります!この記事では、ラビットのプロフィール、アニメの吹き替え声優、さらに、ラビットを襲った「はちみつ事件」の詳細など、ラビットに関する事象を徹底調査しました。この項目では、ラビットのプロフィールから紹介し、ラビットの性格や性別、イラスト、グッズなど、気になる情報をチェックします。

ラビットのキャラクター情報

ご存じの方も多いと思われますが、『くまのプーさん』シリーズは、主に100エーカーの森という場所でストーリーが展開します。ラビットは100エーカーの森に住んでおり、仲間達の中でもしっかりとした考えを持っているキャラクターで、とても賢いウサギです。

また、ラビットは性別が判明しておらず、ネット上でも話題となっています。ラビットの性別はオスなのかメスなのか、それともどちらでもないのでしょうか?ラビットファン(あるいはプーさんファン)の性別予想については後述させて頂きます。

ラビットの性格

ラビットは真面目な性格のウサギで、融通があまり効かない頑固者です。潔癖症とまではいきませんが、とても几帳面で、毎日のルーティン(主に畑仕事)をコツコツとこなしています。『くまのプーさん』キャラクターの中だと厳格に見えるラビットですが、本当は面倒見が良い優しい性格のキャラなのです。

また、ラビットは若干ツンデレ気質で、特にティガーに対してはツンツンした態度が目立ちます。しかし、ラビットとティガーは名コンビとも言われており、ラビットもティガーのことを心底嫌っているわけではありません。言うなれば喧嘩友達のような関係性です。

ラビットの性別はオス?

ティガーとは腐れ縁的な関係で友好を結んでいるラビット。その一方、カンガとルーの親子とは色々と反りが合わず、特にカンガとは考え方の相違があるようで、喧嘩に発展することもあるほどです。しかし、心根から嫌っている訳ではなく、お互いの存在を尊重しています。

ラビットは少し気が弱い一面がありますが、普段の喧嘩っ早い性格から、攻撃的なオスのウサギでは?という説がネットでは挙がっています。喧嘩っ早い性格=オスだと決めつけるのは如何なものか、と反対の意見も出るかもしれませんが、アニメの吹き替えでは男性が声優を務めているため、アニメではオス説が濃厚です。 

ラビットのかわいいイラスト

ラビットの容姿は、原作小説の挿し絵でも、ディズニーアニメの作画でも、非常に可愛らしく描かれています。可愛いラビットのイラストは、バースデー(記念日の)カードやジグソーパズルなどにも描かれており、手軽に購入することが可能です。プレゼントにラビットのイラストが貰えたら、ファンでもファンじゃなくても、とてもハッピーな気持ちになるかもしれません。 

ラビットの着ぐるみやグッズ

ラビットのグッズは主にぬいぐるみで、着ぐるみ(衣服)などもありますが、種類はとても少ないと言われています。数多くのグッズ展開を見せる『くまプーさん』シリーズですが、プーさんやピグレットに比べ、ラビットのグッズは入手困難だと言えるでしょう。ラビットは魅力的なキャラクターです。

しかし、癒し系のプーさんや可愛いピグレット、やんちゃなティガー、ネガティブなイーヨーなど、他のキャラの個性が強過ぎて、もしかしたら認知度が低いのかもしれません。ラビットのグッズを求めているファンも多く、グッズ展開が著しくなることが期待されています。

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プーさんのラビットの吹き替え声優

ラビットの吹き替え声優は4名おり、亡くなった方もいれば、現在活躍中の方もいます。プーさんのアニメシリーズは長い歴史を有しているため、その分吹き替え声優も多く存在するのです。この項目では、プーさんのアニメシリーズを支えたラビットの歴代吹き替え声優を紹介します。

吹き替え声優①小山武宏

小山武宏さんはバンダイ&ポニー版の『くまのプーさん』で、ラビットの吹き替え声優を務めました。小山武宏さんは俳優でもあり、マルチな活躍を見せています。京都府出身、1943年12月1日生まれ。アニメ『名探偵コナン』シリーズの服部平蔵(服部平次の父親)役の声優としても有名でした。

吹き替え声優②肝付兼太

アニメ『ドラえもん』シリーズの骨川スネ夫役(1979年~2005年)として有名な肝付兼太さんは、『くまのプーさん完全保存版』でラビットの吹き替え声優を務めました。鹿児島県揖宿郡喜入町(現在の鹿児島市)出身、1935年11月15日生まれ。肝付兼太さんは2016年10月20日に亡くなり、没年齢は80歳でした。

吹き替え声優③龍田直樹

青二プロダクション所属のベテラン声優・龍田直樹さんは、ラビットの2代目の吹き替え声優です。和歌山県那賀郡岩出町(現在は岩出市)出身、1950年9月8日生まれ。龍田直樹さんは動物役のナレーションを担当することが多く、アニメ『ドラゴンボール』シリーズではウーロン役を演じました。

吹き替え声優④富山敬

富山敬さんは1990年~1995年9月に渡り、ラビットの吹き替え声優として活躍しました。満州国奉天省鞍山出身。1938年10月31日 生まれの富山敬さんは、1995年9月25日に56歳という若さで亡くなりました。声のレパートリーが豊富なカメレオン声優で、有名な出演作品としては『宇宙戦艦ヤマト』の古代進役が挙げられます。
 

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プーさんのラビットとはちみつ事件

プーさんとはちみつの映画情報

『くまのプーさん』シリーズの記念すべき第1作目「プーさんとはちみつ」では、プーさんと仲間達の愛らしい姿が描かれました。中でもはちみつを食べ過ぎてラビットの家の出入り口(穴)につまったプーさんの姿(おしり姿)は、現在でもファンに愛され続け、おしりをモチーフにしたグッズも登場したほどです。

プーさんの可愛いおしりも魅力的で有名ですが、ラビットのかわいそうな姿も印象的です。この項目では、『プーさんとはちみつ』で起こったはちみつ事件の全貌(あらすじ)を紹介し、ラビットが受けた微笑ましい(痛ましい?)被害についても述べます。
 

あらすじ①はちみつがない

穏やかな秋の日、それはプーさんにとって完璧な1日になるはずでした。しかし、想定外のことが起こり、プーさんは少しだけ落胆しました。なんと、家のはちみつが全て切れていたのです。どの壺を見てもはちみつは一滴も残っておらず、空っぽでした。プーさんは空腹を紛らすために運動をしましたが、どうしてもはちみつのことを忘れることができません。

あらすじ②はちみつの獲得方法

そこでプーさんは、はちみつをゲットするために作戦を考えました。それは木に登って直接はちみつを獲得する作戦でした。しかし、木の枝が折れてしまったため、木登り作戦は失敗に終わりました。ですが、プーさんはまだ諦めていません。

クリストファー・ロビンから風船を貰ったプーさんは、風船で空を飛び、雨雲に化けてはちみつを取ろうと画策したのです。しかし、それも失敗に終わり、プーさんは再び良案はないかと考え始めました。 

あらすじ③ラビットの家

その時、プーさんはいつもはちみつをごちそうしてくれる優しいラビットのことを思い出しました。プーさんがラビットの家を訪ねると、ラビットは慌てた様子をみせ、家の中から「いないよ!」と声を荒げました。

しかし、そのおっちょこちょいな対応により、プーさんは家にラビットがいることを確信します。プーさんは家と外を繋ぐ穴から顔をひょこっと出し、家の中に入りました。家にいたことがバレたラビットは意気消沈した様子でした。 

あらすじ④はまったおしり

何故ラビットはプーさんを家に入れたくなかったのでしょうか?それは、プーさんがいつもごちそう(主にはちみつ)目当てで、ラビットの家にお邪魔するためでした。ラビットはプーさんには強気に振る舞えない傾向があり、プーさんに家中のはちみつをごちそうしました。

プーさんは、はちみつの壺をどんどん空にし、はちみつを食べ尽くすと、ラビットの家から立ち去ろうとしました。しかし、不幸なことに、お腹とおしりが家の穴につっかえてしまい、プーさんは動けない状態に陥りました。ラビットは穴にはまったプーさんのお腹とおしりを家の中から押し出そうとしますが、びくともしません。

クリストファー・ロビンに助けを求めたものの、プーさんが痩せないと状況が改善されないことが分かり、ラビットは絶望した様子でプーさんのおしりを眺めました。ラビットは気分転換として、プーさんのおしりをヘラジカに見立てて、デコレーションしましたが、上手くいきませんでした。 

あらすじ⑤動いたおしり

それから毎日プーさんのおしりと共同生活を送り、ラビットの表情は日に日に陰鬱なものへと変化しました。しかし、ある日ラビットがふとプーさんのおしりを押すと、かすかに動きが見られました。ラビットは驚きを隠せません。おしりが動いた事実に大喜びしたラビットは、クリストファー・ロビンや仲間達にすぐさま報告しました。プーさんにとっても、長いダイエット生活とおさらばできる良い機会です。 

あらすじ⑥幸せなプーさん

クリストファー・ロビン達はプーさんを穴から脱出させるため、彼の腕を強く引っ張ります。それと同時に、ラビットは家の中でプーさんのおしりを強く押し込みました。ラビットが最後に渾身のタックルを決めると、プーさんの体はラビットの家の穴から見事飛び出していきました。

その衝動でプーさんの体は空高く舞い、なんと次は蜂の巣がある木の穴に頭を突っ込んでしまいました。木の穴に挟まったプーさんの苦しそうなおしりを見たクリストファー・ロビン達は、「すぐ助ける」とプーさんに伝えます。しかし、その穴(蜂の巣)には大量のはちみつが溢れており、プーさんは幸せそうにはちみつを食べるのでした。 

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プーさんのラビットはぬいぐるみじゃない?

ラビットは森に住むウサギ

プーさんのキャラクターといえば、クリストファー・ロビン以外は全員ぬいぐるみというイメージがありますが、実はぬいぐるみではないキャラも存在しているのです。プーさんは見ての通りもちろんぬいぐるみですが、ラビットはぬいぐるみではありません。それを表すかのように、原作小説の挿し絵や実写映画のラビットはとてもリアルに描かれています。 

オウルもぬいぐるみじゃない

ラビットよりも年寄りな印象を受けるオウル。実はオウルもぬいぐるみではありません。100エーカーの森の年長組であるラビットとオウル。アニメだけ観ていると、2人の容姿はぬいぐるみのように可愛らしく、本物の動物には見えません。本物のフクロウであるオウルですが、なんと字を読むことができます。しかし、間違っていることもしばしばあるので、結構お茶目なキャラなのかもしれません。 

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プーさんのラビットに関する感想や評価

ラビットはプーさんシリーズのキャラクターの中でも人間臭い面を持っており、そこが魅力的だと言われています。少し神経質で怒りっぽい性格のラビット。しかし、ラビットはあまり自己中心的ではなく、仲間想いだったり、少し弱気で親切だったりと、可愛い魅力がたくさんあるのです。ティガーとの関係性も微笑ましく、「喧嘩するほど仲が良い」という言葉を体現しています。 

ラビットの名前の由来は、もちろん英語の「rabbit」(ウサギ)です。ウサギだからラビット、何とも簡単な名付け方で、ちょっとかわいそう(?)な感じもしますが、ラビット以外の名前だと違和感があるのも事実です。プーさんシリーズのキャラクターはシンプルな名前が多いので、覚えることが容易く、親しみやすい印象を受けます。 

東京ディズニーランドでは、プーさんやラビット達と触れ合うこと(グリーティング)ができます。ディズニーランドで出会えるラビットもとても可愛らしく、愛嬌たっぷりです。ラビットはグリーティングできる機会が一時期減ったり、そもそも会えることがレアとも言われているので、もしディズニーランドでラビットに出会えたら、非常にラッキーです。 

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プーさんのラビットの吹き替え声優やはちみつ事件まとめ

今回はプーさんシリーズの愛されキャラであるラビットについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?プーさんシリーズは原作小説・ディズニーアニメどちらも世界各国で愛されており、ラビットにも世界中にファンがいます。ラビットのことが少しでも気になった方は、『プーさんとはちみつ』など、様々なプーさんシリーズに触れてみましょう! 

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