【SAO】ディアベルの正体と目的は?キバオウとの関係や声優も紹介

SAOの中でサブキャラクターでありながら高い人気を誇るのがディアベルです。短い登場ながらも強い印象を残したキャラクターで、その正体や目的などがピックアップされる機会も多いキャラクターです。今回はSAOのディアベルについて、そのキャラクター性や浅からぬ関係を持つキバオウについて、またSAOがアニメ化された際のディアベルの声優についてもまとめて紹介していきます。

【SAO】ディアベルの正体と目的は?キバオウとの関係や声優も紹介のイメージ

目次

  1. ディアベルとは?
  2. ディアベルの正体と目的・活躍
  3. ディアベルとキバオウの関係やネタ
  4. ディアベルの声優
  5. ディアベルに関する感想や評価
  6. ディアベルの正体と目的まとめ

ディアベルとは?

SAOの作品情報

ディアベルについて紹介する前にディアベルが活躍するSAOについても簡単に紹介しておきます。

SAOの概要

SAO(ソードアート・オンライン)は2009年より電撃文庫レーベルより発行されている川原礫さん原作のライトノベルです。VRMMORPGを題材にした作風と細かなキャラクター性、作り込まれた世界観で高い人気を獲得し、アニメ化も行われている他、劇場版や漫画、その作風を生かしたゲーム作品など幅広いマルチメディア展開が行われている作品です。ちなみにSAOは作中に登場する同名ゲームの名称でもあります。

高い人気と共に評価も受けている作品であり、「このライトノベルがすごい!」では2012年、2013年に2年連続1位受賞という偉業を成し遂げ、このライトノベルがすごい2020で発表された2010年代総合ランキングでも1位に輝いています。原作の発行部数も電撃文庫では初の100万部を達成している他、世界13カ国以上で翻訳版が展開、アニメや劇場版も高い興行収入を上げるなどそれぞれのメディアで実績と評価を残しています。

SAOのあらすじ

西暦2022年、ベータテストを経て発売された世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」のベータテスターに選ばれた主人公キリトは、正式サービスが開始されるとソードアート・オンラインの世界に入り込みます。完全なら仮想空間を楽しむキリト達、しかし何故かログアウトする為のボタンが無く、困惑している所のゲームマスターであり開発者の茅場晶彦が姿を現します。

茅場晶彦は集まったプレイヤー達の前で自発的なログアウトは不可能であり、ログアウトするにはソードアート・オンラインの舞台となっている浮遊城アインクラッドの最上層100層のボスを倒す事が唯一の道であると示します。さらにこのゲーム内での死はプレイヤー自身の本当の死である事を宣言し、この狂気的なデスゲームが開幕する事になるのでした。

ディアベルのプロフィール

突発的に始まったソードアート・オンライン内でのデスゲームにて元々情報を持っていたベーターテスターと一般プレイヤーの間に確執が生まれていきます。そんな中で行動を起こしたのがディアベルです。ディアベルは騎士を自称し、ベータテスター・一般プレイヤー双方をまとめ上げて第1層のボス攻略会議を行うのです。ボス戦でもリーダーを務めあげ戦いを有利に進めました。

しかしベータテストと違う行動をしてきたボスキャラにディアベルは翻弄され、死亡する事になってしまいます。ディアベルはSAO作中の中で明確に死が描かれている数少ないキャラクターの1人で、名前までしっかり登場しながら死亡した初めてのキャラクターです。

TVアニメ「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」オフィシャルサイト

ディアベルの正体と目的・活躍

ディアベルの正体はベータテスト経験者?

序盤のSAOではベータテスターであるという事は一つのステータスでした。ベータテスターはベータテストでプレイしている分、他のプレイヤーよりも多くの情報を手にしている為です。ベータテスターはそれらの情報を独占してしまう為、一般プレイヤーに避難されていました。SAO作中でベータテスト経験者である事が判明しているキャラクターは多くはありませんが、そんなベータテスターの1人がディアベルです。

ディアベルは他のベータテスターとは少し違う考えの持ち主でした。自身もまたベータテスターであるという正体は周囲に隠しながらも自分の持っている情報を一般プレイヤーにも周知し少しでも生存率を高めようと考えたのです。その働きかけもありキバオウら周囲からの尊敬を集め1つのグループが出来上がる程でした。ディアベルは非常に人望に厚いキャラクターとして描かれています。

ちなみにベータテスト時、キリトはディアベルと面識がありますがディアベルの方がキャラクター名、容姿を大きく変えている事もあってキリトはその事に気づけず、ディアベルだけが一方的にキリトの事を知っているという状態でした。

ディアベルの目的

ディアベルの目的が一般プレイヤーをもまとめ上げてアインクラッドを攻略する事だったのは明らかですが、その為とあらば綺麗事だけではない行動もしています。自身がリーダーとして先陣を切るべく、第1層のボス戦ではラストアタックのレアドロップを狙いに行動したり、同じく情報を持っているベータテスターの情報を集めてラストアタックを取られないように警戒したりしています。

それだけならまだ良いですが、彼は自分に懐いているキバオウを使いベータテスターを牽制したりとなかなか狡猾な一面も見せているのです。それらが出来るのも正体がベータテスターだからこそで、もちろんこれもより強いリーダーとして周囲を導くためという捉え方も出来ますが、最終的な考え方がどちらに寄っていたのかはディアベル本人にしかわかりません。

ディアベルの活躍

ディアベルが活躍したのは第1層なので全てのキャラクターがしっかりと装備を整えているわけではありません。装備面では差はないと言える状態ですがディアベルは周囲を指揮しながら戦う統率力を持った優れた人材だったと言えます。そんな優秀な彼だからこそ、SAOが本物のデスゲームである事を象徴する役割を担う事になってしまったのかもしれません。

ディアベルの漫画版での活躍

SAOの原作であるライトノベルでは過程があまり描かれていないと言われていますがディアベルの行動の過程をより詳細に描いているのが漫画版SAOです。自らのやり方がハイリスクである事、ハイリスクであるが故に得られるリターンは大きいという事も理解していました。第1層で一般プレイヤーを出し抜いて先に進もうとしたベータテスターがベータテストと違う部分に対応出来ずに多く死んでいたという情報も掴んでいます。

さらに他のベータテスターも同じように他のベータテスターの動向を逐一調べており、同じように動向を調べていた存在がいる事を知り安堵している場面もあります。何を隠そうそのもう1人というのがキリトであり、ディアベルはこの先自分に何かがあった時にそのもう1人が皆をまとめてくれる事を期待していました。キリトはそんなディアベルの思いも汲んで自らビーター宣言をする事になるのです。

ディアベルがもし生きていたら?

攻略の象徴となっていたディアベルの死はキリトやキバオウ、その他複数のプレイヤーに多大なる影響を与えています。キリトはビーター宣言をする事で自身を危うい立場に追い込みながらも周囲がまとまる事を成功させ、キバオウはディアベルの遺志を次いで攻略組の一角を担うギルドを旗揚げするなどしています。これらの行動は全てディアベルが死亡したからこそ起こった出来事です。

その為、ディアベルが生きて第1層をクリアすればその後も基本的にはディアベルをリーダーにした攻略グループが形成されただろう事が予想出来ます。その後に訪れる事になる方針の違いによる攻略組の分裂もディアベルが生きていれば起きなかったかもしれません。またその後に描かれる事になるエピソードにキバオウが作ったギルドが関わっていたりもするのでそれらの出来事も置きなかったと考える事が出来ます。

ちなみにSAOのゲームの1つで本編とは違う展開を生み出す事が出来る「SAOインテグラル・ファクター」ではIFルートの1つとしてディアベル生存ルートも公式に描かれています。もちろんこれはあくまでもIFルートですが公式が描くディアベル生存ルートの1つとして注目を集めました。

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ディアベルとキバオウの関係やネタ

ディアベルとキバオウの関係

ディアベルとキバオウは第1層の時点で共に行動していた事が見て取れます。ディアベルはキバオウを使って他のベータテスターを牽制するような事を言わせたりと利用する側される側的な関係でもありますが、それもキバオウがディアベルを慕っているからこそ出来る事です。キバオウのディアベルに対しての思い入れを見ているとディアベルが如何に人格者だったかを理解出来ます。

ただディアベルが仮に目的を果たす為に他の者を陥れようとするキャラクターだったというのが正体である場合、キバオウは完全に利用される側の1人である事は間違いありません。どんな形であったにせよキバオウに強い影響を与えたのは間違いなく、キバオウが攻略組を先導するグループの一角を担ったのもディアベルの影響が非常に強いです。

ディアベルとキバオウはネタにされている?

ディアベルとキバオウは共にSAOの中でもアインクラッド編で活躍するいわゆるサブキャラクターですが、そんな立ち位置に対して、SAOでも非常に人気のあるキャラクターでネット上では良く2人をネタにしたような物が描かれています。またアインクラッド編をより細かく描くソードアート・オンラインプログレッシブではディアベルとキバオウがピックアップされて描かれるなど公式にも推されているキャラクターです。

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ディアベルの声優

檜山修之のプロフィール

SAOではサブキャラクターであるディアベルですがその声優は檜山修之さんが務めています。1988年から活躍するベテラン声優さんで少年から青年役を演じる事が多く、二枚目なキャラから熱血漢、クールなキャラ、非道な悪役キャラまで幅広く演じる事が出来る声優さんです。

特に叫び声や必殺技名を高らかに叫ぶような熱血系のキャラクターを演じる印象が強い為か、ファンからは「勇者王」の愛称で知られ、その他にも複数の作品で勇者に関するキャラクターを演じている事から、勇者」の声として檜山修之さんを連想する人も多くなっています。

檜山修之の主な出演作品

檜山修之さんが声優としてこれまでに出演した作品としては「幽遊白書」の飛影役、「勇者王ガオガイガー」の獅子王凱役、「頭文字D」の中里毅役、「げんしけん」の斑目晴信役、「天元突破グレンラガン」のヴィラル役、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」の材木座義輝役、「クロスファイト ビーダマン」のドラゼロス役、「機動戦士ガンダム第08MS小隊」のシロー・アダマ役などの声優を務めています。

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ディアベルに関する感想や評価

ここからはSAOを既に視聴した人のディアベルについての感想を紹介していきます。ディアベルの正体や目的はもちろんですが、やはりどんな目的があったにせよ優れた人物であるように描かれたまま死亡するという形だった事に驚いたという声は非常に多くなっています。仮に暗躍していたような狡猾さが本来のキャラクター性だったとしてももっとその活躍が見たかったという声は非常に多くなっています。

ディアベル自身は第1層で死亡というSAOの中でも非常に短い活躍ながらもその正体もあり、他のキャラクターや以降の展開に大きな影響を与えたという声が非常に多くなっています。特にキリトやキバオウら第1層で共にボス討伐を行ったものへの影響は強く、特にキリトについては最低限の目的であった自分がいなくなった時に託せる相手になったとする声が非常に多いです。

ディアベルの声優を務めた檜山修之さんに関してはベテラン声優ならではのしっかりした演技でディアベルのまとめ役的なイメージや活躍の印象を強くしてくれたという声と共に、正体や目的はどうあれ、第1層で死ぬ事が確定しているディアベルに対して豪華な声優すぎてディアベルの声優を務めたのが檜山修之さんだと知った時にはびっくりしたという声も非常に多くなっています。

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ディアベルの正体と目的まとめ

SAOのディアベルは元ベータテスターという正体を隠しながら周囲をまとめあげ、第1層のボス攻略に挑むべく先導したキャラクターです。結果的に第1層のボス戦にて亡くなってしまいますが、その行動により周囲に多大なる影響を与えたキャラクターとしてSAOファンから今も人気を集めているキャラクターになっています。

活躍する場面は非常に短いながらも漫画版でより詳細に描かれたり、ゲーム版ではifルートとして生存ルートが描かれるなど公式にも愛されているキャラクターの1人になっています。まだSAOを視聴した事がないという人はディアベルにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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