3月のライオンの海外の反応は?あらすじやアニメ・漫画の魅力と感想も紹介

「3月のライオン」という作品をご存じだろうか。「ハチミツとクローバー」の羽海野チカの原作漫画でアニメ化・実写映画化もされている作品である。将棋の英才教育を受け、史上5人目の中学生プロ棋士となった桐山零を中心に描かれる漫画である。「3月のライオン」は将棋の棋士の少年が主人公の作品であり、将棋を知らない海外の反応はどんな評価や感想をもっているのかを海外の人の言葉を調べてみた。海外の「3月のライオン」の感想は翻訳ソフトを使った文章になっているので多少違和感のある日本語だが、想いは伝わってくる。

3月のライオンの海外の反応は?あらすじやアニメ・漫画の魅力と感想も紹介のイメージ

目次

  1. 3月のライオンとは?
  2. 3月のライオンの海外の反応
  3. 3月のライオンのあらすじとアニメ・漫画の魅力
  4. 3月のライオンの主な登場キャラクター
  5. 3月のライオンに関する感想や評価
  6. 3月のライオンの海外の反応まとめ

3月のライオンとは?

3月のライオンの原作情報

「3月のライオン」は白泉社「ヤングアニマル」で新連載が始まった羽海野チカの漫画作品である。将棋の棋士の少年をモチーフにしたことで日本将棋連盟の協力・棋士の先崎学の監修を受けている。連載当初から休載する傾向があるため不定期な形での連載漫画となった。『男は辛く厳しい闘いでも、終われば優しく迎え入れてくれる人がいる』という時代劇『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズをモチーフに「3月のライオン」の桐山零は描かれた。

「3月のライオン」の前に羽海野チカが連載していた「ハチミツとクローバー」の登場人物が「3月のライオン」の14巻に登場する事が話題になった。また「3月のライオン」のスピンオフがある。「3月のライオン」のスピンオフは羽海野チカの原案により「3月のライオン昭和異聞 灼熱の時代」が西川秀明執筆で描かれた。

「3月のライオン」の中で、川本ひなたのいじめ問題に対応するうちに桐山零は、自分の心の傷を癒していくと言う形になっていた。海外の反応でも「3月のライオン」の桐山零と川本ひなたの関係を「幸運な出会い」と評価している。

3月のライオンのアニメ情報

「3月のライオン」のアニメ化は第1シリーズが2016年10月から2017年3月・第2シリーズが2017年10月から2018年3月どちらも22話の構成でNHK総合で放送された。アニメの1シリーズは漫画の単行本1巻から5巻までの内容で桐山零が、周りの人たちに心を開いていく様子が描かれた。「3月のライオン」のアニメの2シリーズは、漫画の単行本5巻の途中から9巻までの内容がアニメ化された。

「3月のライオン」の2シリーズでは、川本家の2女の川本ひなたとの関係が描かれた。「3月のライオン」の海外の反応にもあるように、ふたりの関係がより良いものになってほしいという意見もあった。特に川本ひなたのいじめについて描かれているシーンでは、川本ひなたの「私は間違っていない」はそのまま「桐山零は悪間違っていない」になるような場面も評価されていた。

TVアニメ「3月のライオン」公式サイト

3月のライオンの海外の反応

アートスタイルは非常に素晴らしいです。プロデューサーがこの傑作をどのように作成したかを賞賛します。色は水彩絵の具のようで、線はボールペンのようです。特に景色は絵画のようです。

「3月のライオン」の海外の反応について調べてみると、意外に将棋を知らない海外の人からの高い評価を目にする。実際に「3月のライオン」を好きな日本人も、将棋はわからないけれど「3月のライオン」は面白いという声も聞くことがある。最初に紹介する「3月のライオン」の海外の評判は、絵からのイメージについて海外の人なりの受け止め方をしている。

「3月のライオン」のイラストは全体にふんわりとした、水彩画の様な、色鉛筆のような優しい色遣いは、日本でも癒されるという人も多い感想である。実際の線はボールペンではないはずであるが、強すぎない優しい線で人物を描いている。「3月のライオン」のアニメでもこのふんわりとしたイメージは生かされていた。

誰もが苦労しています。誰もが善と悪です。人は敵であるかもしれないし、誰かが不利に見られるかもしれないが、おそらく彼らがそうしなければならない理由があります。そして、周囲がそれを理解できたなら、私は世界がはるかに良くなると思います。『3月のライオン』は、その要素のすべてが見事であるだけでなく、誰にとっても有益だと思う世界についての理解を深めることにもなります

「3月のライオン」の川本家の人たちの、桐山零に対する優しさは、見返りを求めない。そこに困った人がいれば手を差し伸べるそんな優しさがある。親を亡くし引き取られた幸田家の中で、桐山零は将棋の棋士としての腕をあげたことで家庭内の不和を招いてしまった。棋士の友人の息子を引き取った事で、自分の子供達が棋士としてのコンプレックスを持ってしまうという悲劇である。

「3月のライオン」の中では将棋の世界の厳しさもえがいている。親だから自分の血のつながった子供にやさしくすることは、将棋の詩師匠として出来ない。娘の香子には「才能がないからやめろ」といい、息子の歩は初めから挑戦するのを諦め、ゲームの世界に逃げてしまったのだった。「3月のライオン」の海外の反応の中にある「そうしなければならない理由」が、幸田柾近にあるのではないかと言われている。

「3月のライオン」のアニメはとても感情的でパワフルで、息をすることはできませんでした。ビジュアルをじっと見つめ、音楽を聴くだけでした。それは現実的で関連性があり、キャラクター開発、ストーリーテリング、美しい音楽と芸術的な象徴性、すべてがこのアニメを真の宝石にします。さて、これは私が今まで見た中で最高のアニメ です。

「3月のライオン」の海外の反応は「3月のライオン」を絶賛している。「3月のライオン」のアニメは、少年アニメとしてウケる要素のロマンスやSF的な要素、アクションなどもないのに、心に訴えかけてくるといっている。「3月のライオン」は海外で評価が上がる要素があるのに、どのカテゴリーにも属さない難しい存在であると言っている。

2シーズン目は真に心温まる方法で始まり、零がどれだけ成長したか、そして学校で楽しもうとする友人や川本家の家族を見つけることができた幸運を感じます。彼の心的外傷や不安に起因する陰鬱な性格と将棋以外に無気力な少年であった彼の以前の自己と比較すると、零は驚くべき方法で人として成長しました。彼はまだ欠陥のある存在であり、まだ探索中ですが、彼は個人的な問題のほとんどをゆっくりと克服し、自信をつけ、他の人を信頼し始め、彼らと有意義な関係を築き始めました。

「3月のライオン」の2シーズンでは、川本ひなたの正義漢から始まったいじめの問題があった。ひなたを心配する桐山零は驚くことに、京都の修学旅行にまでついて行った。それもひなたが一人ぼっちでいる時に現れて、ただひなたが一人ぼっちで寂しくないようにしたのだ。東京から京都まで桐山零も学校があり、将棋の対局で出席日数も気をつけなければいけない。そんな状況でも京都にまで来てくれたのだった。

まだ川本ひなたと桐山零は、恋人同士ではない。ただ桐山零がとても心が寒かった頃、心を温めた川本家の人たちに恩を感じていた。「3月のライオン」のアニメ2シーズンでは、お互いの気持ちが近づきつつあるところまでである。桐山零にとってもいいめぐり逢いだったが、川本ひなたにとっても大切なめぐり逢いだった。

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3月のライオンのあらすじとアニメ・漫画の魅力

3月のライオンのあらすじ

「3月のライオン」は幼い頃に両親を亡くし、棋士だった父の友人に引き取られた桐山零が主人公である。父の友人の幸田柾近の息子として引き取られるが、ほぼ内弟子のような形で、幸田柾近の子供達と将棋の腕で競い合うことになった。桐山零の才能はどんどん開花し、史上5人目の中学生プロ棋士になった。しかしその事で幸田家の義理の兄弟である香子や歩からは、嫉妬を含め疎まれてしまう。

幸田家の中だけでなく、プロ棋士として学校を休んで対局することなどから学校の中でも桐山零はいじめの対象となってしまい、中学卒業を機に幸田家を出て、一人暮らしを始める。高校進学は1年遅れて進学を決めた。その中で担任である林田高志との出会いもあった。そして偶然知り合った川本家の人たちによって、人の温かさを知る桐山零の人生の物語である。

3月のライオンのアニメ・漫画の魅力

「3月のライオン」は「将棋という独特の世界に足を踏み入れた少年の生き方がモチーフである」と作者も言っているように、この作品は将棋がテーマではない。その為将棋を知らない海外の反応も高い作品になっている。他のスポーツ漫画ではライバルは同世代または少し年上世代であるが、将棋の世界では自分の祖父の様な大人との闘いもある。

「3月のライオン」の桐山零が引き取られた幸田家は、ダークな環境に描かれるが、そこに見え隠れする人間の弱さ・哀しさにも海外の反応がある。対して川本家のひだまりの様な明るさの中にも貧困やいじめなどに立ち向かう人たちの強さが描かれている。将棋の世界でも地方都市の期待を一身に背負ってプロ棋士になった棋士の挫折、桐山零との勝負に負けて将棋界を去る老齢の棋士などの人間ドラマも魅力である。

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3月のライオンの主な登場キャラクター

登場キャラクター①桐山零

「3月のライオン」の主人公で史上5人目の中学生プロ棋士となった少年である。幼い頃に飲酒運転のトラックの事故に巻き込まれ両親と妹を失った。両親の知り合いのプロ棋士幸田柾近の元に引き取られ、息子というよりも内弟子という環境で育つ。幸田柾近の子供達とは兄弟というよりもライバルとして、競い合う関係となった。

しかし桐山零の才能の前に香子は父から才能がないと将棋をやめさせられ、その後は遊び歩くようになってしまった。弟の歩は自ら将棋を放棄しゲームばかりするようになってしまった。桐山零は幸田家にいる事が辛くなり一人暮らしを始める。高校へは1年遅れで進学しているが、同級生よりも1年年上であること、将棋の対局で学校を休みがちなことから孤立している。

そんな時に大人ばかりの棋士たちとの集まりで、未成年なのに他の棋士から酒を飲まされた桐山零は川本あかりの店で酔いつぶれてしまった。困っている人がいたら放っておけない川本あかりは、桐山零を川本家に連れて行き介抱した。これがきっかけで桐山零と川本家のつながりが出来た。桐山零は高校でも将棋ファンの林田高志という担任が将棋の面でも家庭面でも良き相談相手になってくれた。

あたたかい人たちとの出会いで桐山零は変わって行く。プロ棋士たちとの関係や、川本家、幸田家、学校の生活などを織り交ぜての苦悩や喜びの中で成長していく桐山零の姿が漫画・アニメ・映画で描かれる。そして後半では、桐山零とひなたの関係も話題になっている。

登場キャラクター②川本あかり

「3月のライオン」はこの人がいたから春風が吹いたという評価をされるのが、川本あかりである。街角でやせ細った猫を見て引き取って太らせるのが好きと言うほど、困っている人をほっとけない人物である。昼間は祖父と一緒に和菓子屋・三日月堂で働き、夜は週2回伯母の経営する銀座の店・美咲で働いている。ホステスとして顔もスタイルも性格もいいので多くのファンが付いている。

登場キャラクター③川本ひなた

「3月のライオン」ではヒロインになるのではと言われている存在である。零と出会った頃は中学2年生で憧れている男子がいた。零や姉妹に恋の相談などもしていた。しかしその恋は実らず、周りからは零と付き合えばいいと言われているが、年上の零を弟のように思っているだけのように「3月のライオン」の中では描かれている。少し抜けている姉を支えるしっかり者で一見強く見えるが繊細な面も持っている。

クラスメートの佐倉ちほをいじめから庇った事で、ひなた自身もいじめの被害にあうが、「私は間違っていない」と泣きながら零に訴えかける姿に「3月のライオン」の中でかつていじめられていた零は自分も間違っていないことをしっかりと自覚することが出来た。

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3月のライオンに関する感想や評価

3月のライオンのアニメに関する感想や評価

「3月のライオン」の海外の反応の中にも音楽に対する感想・評価がある。ただのエンディング曲というだけではなく、曲も物語を形作る一つの要素であるという感想である。NHKTVアニメ「3月のライオン」の第2クールエンディングテーマ「orion」は、あの「Lemon」の大ヒットで知られる米津玄師が手掛けている。

「3月のライオン」の海外の反応は音楽も作品の一部という感想・評価が多く、「3月のライオン」のyoutubeなどでは、日本語歌詞を英文や他の言語に翻訳されて字幕になっているものも見かける。このツイートは海外ではなく、日本人の物であるがアニメ放送が開始された最初の主題歌であるBUMP OF CHICKEN「アンサー」についての感想である。漫画やアニメを見終わった時、その歌詞に込められた意味に気が付いた感想である。

「3月のライオン」のアニメでは、いろいろな年代のキャラクターがでている。だからと言って、お年寄りをお年寄りが演じているわけではない。60代以上の声優が保育園児を演じたりすることもあれば、20代・30代の声優がお年寄りを演じることもある。海外の人はアニメを見て日本語を覚える人もいると言われている。「3月のライオン」で日本語を覚えてほしいという意見もあった。

3月のライオンの漫画に関する感想や評価

「3月のライオン」の海外の反応に「将棋以外無気力だった桐山零が川本家と出会って成長した」という感想がある。川本家の人たちとは偶然の出会いだった。熱を出した一人暮らしの桐山零を看病するなど家庭の愛情に恵まれなかった桐山零に温かさを注ぎ込んだのも川本家の人たちだった。桐山零にとってはそれは、一生かかっても返したい恩である。

「3月のライオン」の中で対局に対して桐山零が吐き出した、大人げない対局相手に対する思いである。高校生の桐山零が、自分よりも上位棋士に勝利した後に、悪態をつかれたのである。その場では言い返せなかった桐山零は、誰もいない場所で飲みこんだ思いを叫ぶ。海外の感想にも悪い人と良い人との対応についても書かれていた。

「3月のライオン」には天童市出身の棋士が出てくる。将棋の駒を作っていることで有名な天童市には海外の旅行者も多いと評判である。「3月のライオン」の評価がもっと上がれば天童市に来る人も増えるだろうと言われている。漫画が町おこしになっている例の一つでもある。

漫画「3月のライオン」が日本だけでなく海外の反応がいい理由は、このツイートからわかる。「将棋がテーマの漫画」ではなく「将棋の棋士という職業の少年の漫画」と漫画家の羽海野チカさんがつぶやいたように、仕事が人生のすべてではなく、主人公を取り巻く人たちとの触れ合いもまた主人公零の人生なのである。そういった人間臭さが将棋を知らない海外の人から評価を受けているところだという意見もあった。

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3月のライオンの海外の反応まとめ

「3月のライオン」の海外の反応を中心に、「3月のライオン」についてまとめた。「3月のライオン」は、将棋の才能が伸びてきたがゆえに、一つの家族を壊してしまった経験のある桐山零を中心に描かれている。孤独に育った少年が、一人になりそこから、偶然の出会いによってどんどん世界が広がっていく。「3月のライオン」の中で、元々桐山零が知っていた人も川本家との出会いによって見え方が変わってくる。

人間は例えば会社や学校だけで見せているようなそんな顔だけではない、笑顔の向こうで怒っているような、泣いているようなそんな人もいる。「3月のライオン」の登場人物への海外の反応がいいことから、それも理解されているのだろうという意見もあった。このまとめを読んで「3月のライオン」に興味を持った人はチェックしてみてはいかがだろうか。

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