【夏目友人帳】みすず(三篠)はレイコに負けた妖?登場回や声優情報を紹介

『夏目友人帳』にはみすず(三篠)という妖が登場します。みすず(三篠)は友人帳に名前がある大物の妖で、はじめは名前を返してもらうために夏目に近づいてきました。友人帳に名前があるのでレイコのことも知っており、ニャンコ先生やヒノエとも昔からの馴染みです。この記事では、みすず(三篠)がどのような妖なのかを紹介します。また、『夏目友人帳』のアニメや漫画の登場回や、声優などもまとめています。

【夏目友人帳】みすず(三篠)はレイコに負けた妖?登場回や声優情報を紹介のイメージ

目次

  1. 夏目友人帳のみすず(三篠)とは?
  2. 夏目友人帳のみすずはレイコに負けた妖?
  3. 夏目友人帳のみすずの登場回
  4. 夏目友人帳のみすずの声優
  5. 夏目友人帳のみすずの容姿・性格
  6. 夏目友人帳のみすずの仲間
  7. 夏目友人帳のみすずに対する感想や評価
  8. 夏目友人帳のみすずまとめ

夏目友人帳のみすず(三篠)とは?

夏目友人帳の作品情報

この記事で紹介するみすず(三篠)は、『夏目友人帳』で登場回数が多い妖です。ここでは、みすず(三篠)の登場回や声優、犬の会の仲間たちとの関係を紹介する前に、まずは『夏目友人帳』の作品情報について詳しく紹介します。

『夏目友人帳』とは妖が登場する少女漫画です。緑川ゆきによって2003年からLaLaで連載されています。『夏目友人帳』は漫画が原作ですが、小説化もされています。また、ファンブックやビジュアルブックを2019年までに5冊出しています。長年連載されていますが、人気の衰えない作品です。

夏目友人帳のあらすじ

『夏目友人帳』の主人公の夏目貴志は妖が見える人間で、なるべく妖とは関わらないようにしてきました。ある日、友人帳を狙った妖に襲われていた時、夏目は足を引っ掛けて斑という妖の封印を解いてしまいました。斑は夏目の死後友人帳を貰い受けるという約束で夏目をボディーガードをすることにしました。夏目は妖に名前を返しながら、妖と深く関わりあっていきます。

夏目友人帳のテレビアニメ

『夏目友人帳』は2008年にはアニメ化され、アニメでは原作のストーリーとアニメオリジナルストーリー、特別編などで構成されています。2008年から2017年までの間に6シリーズが放送されています。『夏目友人帳』のアニメでは、主人公の夏目貴志役を神谷浩史、ニャンコ先生役を井上和彦が声優を担当しています。

みすずのプロフィール

『夏目友人帳』に登場するみすず(三篠)とは、沼の妖で沼の主といわれるほどの大妖怪です。斑やヒノエとも知り合いの古くからいる妖でもあります。牛のような外見をしており、紫色の着物と鈴や腕輪を身に着けています。夏目の元に来る時は鈴を鳴らしながら現れるのが特徴的です。小さいカエルを従えています。

夏目は友人帳を使うことがほとんどありませんが、唯一作中で友人帳を使ったのがみすず(三篠)です。ちなみに短時間であれば、人型にも化けることができます。人型の時も妖の時のような長い前髪をしており、耳には鈴を付けていました。また、人型の時はスーツを着用しており、身長は171cmある田沼よりも10cm以上は高いと思われます。

アニメ 夏目友人帳 公式サイト

夏目友人帳のみすずはレイコに負けた妖?

レイコの友人帳

みすず(三篠)は、レイコに名前を奪われた妖です。夏目の祖母のレイコは昔、妖怪に勝利したら名前をもらうという勝負を持ちかけていました。勝負と言ってもじゃんけんなど簡単なものもありましたが、妖力の強いレイコは多くの妖怪に勝利して名前を集めました。それが友人帳です。レイコは若い頃に亡くなっており、現在は友人帳をレイコの孫の夏目が受け継いでいます。

レイコの友人帳に書かれている名前を呼ぶと妖を従えられるので、夏目は多くの妖から友人帳を狙われていました。中にはレイコに名前を奪われた妖怪が、名前を返してもらいにくることもありました。名前を返すには、レイコのDNAを引き継いだ夏目の唾液と息が必要なので、夏目にしかできません。みすず(三篠)もまたレイコに名前を奪われていたので、夏目に名前を返してもらうつもりでした。

みすずと夏目

みすず(三篠)は最初、友人帳の名前を返してもらいにきました。多くの妖は夏目を初めて見るとレイコと見間違えるのですが、みすず(三篠)は最初から夏目がレイコではないことに気づいていました。しかしその後みすず(三篠)はタイミングが悪く、名前を返してもらえませんでした。

そこでみすず(三篠)は夏目を自分の主としてふさわしいか試しました。これをきっかけに夏目を気に入ったみすず(三篠)は、名前を返してもらわずに夏目に仕えることに決めました。それ以降、夏目や犬の会に呼ばれれば助けに来てくれるようになりました。また、犬の会が定期的に開催している飲み会にもよく参加しています。

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夏目友人帳のみすずの登場回

登場回①漫画1巻3話/アニメ1期3話

みすず(三篠)の初登場回は、漫画1巻の3話とアニメ1期の3話です。中級達は山を清める人間に苦しめられており、夏目に相談していました。対策を考えていると、夏目の元に友人帳の噂を聞いたみすず(三篠)が現れます。しかし中級の相談が先だったので、夏目は待っていて欲しいとみすず(三篠)に言います。

するとみすず(三篠)は、名前を預けて一度も務めを果たしていないので、夏目のために問題を起こす人間を食おうとしました。夏目は慌てて止めますが、みすず(三篠)は止まりません。ニャンコ先生が「名前を呼べ!」と言ったのを聞いて夏目は友人帳のことを思い出し、みすず(三篠)の名前を呼んで止めることができました。結局この時、みすず(三篠)は名前を返してもらえませんでした。

登場回②漫画2巻6話/アニメ1期12話

みすず(三篠)の2回目の登場回は、漫画2巻の6話とアニメ1期の12話です。夏目は小さいカエルを助けたところ、近くにいた妖から五日印の呪いを受けてしまいました。その五日印に触れてしまったニャンコ先生も姿が小さくなってしまい、用心棒ができません。そこで、代わりに友人帳でみすず(三篠)を呼ぶことにしました。みすず(三篠)は夏目に、呪術に詳しいヒノエという妖を紹介します。

実はこの一連の騒動はみすず(三篠)の仕業だったのです。みすず(三篠)は夏目が友人帳を持つのにふさわしい人間かを見定めるために、わざとカエルの部下を使って五日印を与えた妖に夏目を近づかせ、呪いを受けるように仕向けました。みすず(三篠)は夏目が友人帳を持つにふさわしくないと判断すれば、友人帳を奪うつもりでした。

みすず(三篠)は、夏目は友人帳を持つにふさわしくないと思いましたが、同時に夏目という人間を気に入りました。そうしてみすず(三篠)は名前をしばらく友人帳に預けたままにして、夏目が困った時は助けるようになりました。

登場回③アニメ3期2話

みすず(三篠)の3回目の登場回は、アニメ3期の2話です。夏目は宴会をしている中級達と会います。中級達がご機嫌に宴会をしていたのは、ここ最近田沼の父のお経が聞こえなくなったからです。田沼の父は出張に行っており、不在でした。その後夏目は橋の上で奇妙な女妖怪と出会います。その妖は夏目に「名前を返してほしい」と言いました。しかし友人帳を開くと妖の名前はありません。

不思議に思っていると次の日にまたその妖が現れます。妖は自分の名前ではなく、兄の名前を返してほしいと言いました。その妖と兄は普段なら現世とは交わらない「浮春の郷」の出身者でした。慣れない現世で兄は瘴気を纏うようになり、兄妹は別れて行動するようになりました。妖は友人帳を使って兄を呼び出して欲しいと言います。しかし、顔と名前を知らなければ友人帳の名前を返すことができません。

そう言うとその妖は無理矢理友人帳を奪おうとします。そこにみすず(三篠)がやって来ました。みすず(三篠)はちょうど夏目がいた川上で低級の妖怪が何匹か食われていたので、犯人を突き止めようとたまたま近くを通ったのです。夏目を襲った妖はすぐに逃げてしまい捕まえることができませんでしたが、みすず(三篠)のおかげで助かりました。

登場回④漫画7巻特別編7/アニメ3期13話

みすず(三篠)の4回目の登場回は、漫画7巻の特別編とアニメ3期の13話です。夏目はある朝、小物妖怪に名前を返します。その後学校でゴミを捨てに行くと縄が落ちていました。その縄を掴むと、夏目は勢いよく体を引っ張られます。夏目を連れてきたのは今朝名前を返した小物妖怪でした。そこには犬の会のメンバーが集まっています。

犬の会に集まった妖達は飲み会を始めており、夏目も参加することになります。そこでヒノエ達から人間はどんな遊びをするのかと聞かれます。トランプや影踏み鬼だと言うと、妖は影踏み鬼に興味を持ちました。ルールを説明した後、まずは夏目が鬼で始めることになります。犬の会のメンバーは影踏み鬼に夢中になります。

そこにみすず(三篠)が現れ、その影を鬼の中級が踏んでしまいました。鬼になったみすず(三篠)はみんなを追いかけますが、身体の大きいみすず(三篠)相手に逃げるのは無理です。夏目はみすず(三篠)に審判をするように言いました。

登場回⑤漫画9巻34-36話/アニメ4期1-2話

みすず(三篠)の5回目の登場回は、漫画9巻の34話から36話とアニメ4期の1話から2話です。夏目は猿面の妖から友人帳を狙われていました。猿面の妖の正体を探るために、ニャンコ先生はみすず(三篠)の元へ行って情報収集をします。みすず(三篠)は、東方の山に猿面の集団がいると教えました。しかしそこには嫌なものがあるから、近づかない方がいいと言いました。

猿面の集団はお頭に献上するために友人帳を狙っていました。しかし、猿面の妖1匹と妖と間違えられた夏目は的場の式に捕まってしまいます。的場は夏目達を勧誘するために、山にいる猿面の集団を七瀬に任せました。その頃、夏目が行方知れずになっているとヒノエは河童から聞きつけます。するとそこに猿面の集団がヒノエの元に現れます。

猿面の集団は夏目が仲間を連れ去ったのだと思っており、中級達を人質に仲間を返せと言います。そこにみすず(三篠)が現れ、猿面の集団を脅して中級達を助けました。みすず(三篠)とヒノエは夏目を助けに東方の山へと向かいました。

登場回⑥漫画11巻46話/アニメ4期13話

みすず(三篠)の6回目の登場回は、漫画11巻の46話とアニメ4期の13話です。ラムネ水が湧くところを探しに友人と森に来た夏目を、みすず(三篠)を含めた犬の会のメンバーが微笑ましく見ているシーンがあります。アニメのラストに描かれたシーンで、漫画にはこのシーンはありません。

登場回⑦漫画17巻70話/アニメ5期特別編

みすず(三篠)の7回目の登場回は、漫画17巻の70話とアニメ5期の特別編「遊戯の宴」です。夏目は特別な宴に参加すると言っていたニャンコ先生を探していました。たまたま入ったボロボロの屋敷で夏目は誤って妖達の鬼ごっこに参加してしまいます。そこでたまたまヒノエと会い、屋敷から脱出して犬の会のメンバーと会いました。

犬の会の妖の話によると、それは遊蔓が開催する谷の派遣争いのかくれんぼだと言います。かくれんぼは終わるまで寝る間も惜しんで開催されます。遊蔓は話の分からない人物ではないので、まずは隠れている遊蔓を探し、かくれんぼから抜けさせてもらおうということになりました。みすず(三篠)を含めた犬の会メンバーは夏目と共に遊蔓を探すことになります。

登場回⑧漫画19巻75話/アニメ6期2話

みすず(三篠)の8回目の登場回は、漫画19巻の75話とアニメ6期の2話です。夏目はある日綺麗な花のような模様が入った石を見つけます。夏目の部屋で宴会をしていた犬の会によると、石洗いという不浄の石を浄化してまわる妖の仕業だといいます。夏目は石洗いのナナマキと出会います。ナナマキは弟子を探していました。夏目は弟子を探すためにみすず(三篠)を含めた犬の会を収集しました。

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夏目友人帳のみすずの声優

黒田崇矢のプロフィール

『夏目友人帳』のアニメでみすず(三篠)の声優を担当しているのは、黒田崇矢です。黒田崇矢は、1965年4月17日生まれの男性声優です。声優の森川智之が設立した声優事務所のアクセルワンに所属しています。過去には青二プロダクションや81プロデュースなど多くの声優事務所を転々としています。1980年代は俳優として活動していましたが、体調不良などもあり声優業へと転身しました。

声優としては2000年から活動しています。現在では、アニメ・ゲーム・ドラマCD・吹き替えなどの声優として活躍しています。アニメ視聴者の中には『夏目友人帳』のみすず(三篠)の声優で黒田崇矢を知り、ファンになったという方がいました。話題のアニメやドラマCDの声優を担当していることも多い人気声優です。

黒田崇矢の主な出演作品

声優の黒田崇矢の主な出演作品には、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』の天谷奴零役、『妖怪ウォッチ』のジバニャン役、『デュラララ!!』のサイモン・ブレジネフ役、『境界線上のホライゾン』のキヨナリ・ウルキアガ役、『フューチャーカード バディファイトシリーズ』の黒き死竜アビゲール役、『龍が如く』の桐生一馬役などがあります。

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夏目友人帳のみすずの容姿・性格

みすずの容姿

みすず(三篠)は牛と人間を組み合わせた容姿をしています。右足は牛の蹄、左手は人間のような手、顔は牛で長い髪の毛が生えています。なぜこのような容姿をしているのかというと、その昔みすず(三篠)は名前も実体もない低級の妖でした。実体化するつもりもありませんでしたが、ある日供物として沼に牛が投げ入れられたことがありました。

みすず(三篠)は牛を気に入り、牛を取り込んで実体化しました。このようにして今の姿形をしているのです。その牛は供物として捧げられたものだったので、みすず(三篠)に力を与えました。力をつけ始めたみすず(三篠)は、沼の主として大妖怪となったのです。

みすずの性格

みすず(三篠)は知能の高い大物妖怪です。そのためプライドは高いのですが、主人として認めた夏目には忠実に仕えています。主人のためには手段を選ばないこともあり、初めての登場した時は田沼の父親を殺そうとしました。しかし人間には興味があるようで、夏目を試したこともありました。夏目に仕えるようになってからは、なるべく人間に危害を与えないようにしようとする場面もあります。

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夏目友人帳のみすずの仲間

夏目組・犬の会とは?

『夏目友人帳』の夏目組・犬の会とは、夏目と交流のある妖達が結束した会合です。中級達が勝手に結束し、夏目に従う妖として犬の会という名前を付けました。夏目は犬の会の名前を気に入ってはいませんが、夏目が助けを必要としている時は積極的に助けてくれるメンバーです。

ちなみに、『夏目友人帳』の犬の会のメンバーで友人帳に名前があると判明しているのはみすず(三篠)だけです。みすず(三篠)は夏目を試してから友人帳に名前を残すことを決めたので、犬の会の妖のほとんどが夏目の人徳によって集まったメンバーで構成されています。祖母のレイコとはまた違った繋がり方をしています。

ヒノエ

ヒノエは呪術系の知識に長けており、斑やみすず(三篠)とも古くからの付き合いがある力の強い妖です。外見は人型の女性で、着物を纏いかんざしを身に着けています。性格はサバサバとした姉御肌ですが、大の男嫌いでもあります。ヒノエは、夏目が「五日印」という呪いを受けた時に初登場しました。

夏目は友人帳を使ってみすず(三篠)を呼び出し、助力を求めました。その時に呪術系に詳しい者をみすず(三篠)から紹介されました。それがヒノエだったのです。ヒノエは夏目を一目見るとレイコだと勘違いして騒ぎます。しかし胸がないことを確認すると、男だと騒いで今度は夏目から離れてしまいました。ヒノエは夏目がレイコの孫で、すでにレイコが他界したと聞くと涙を流します。

ヒノエは多くの妖の中でも無類のレイコ好きでした。ヒノエは昔レイコに会ったことがありました。森に迷い込んだレイコに道案内を頼まれたのです。ヒノエは森を抜ける道を案内するフリをして、迷わせてやろうと思っていました。しかし湖沿いの道に出た時、ヒノエのかんざしがカラスに狙われてしまいます。

レイコはヒノエのかんざしを奪ったカラスに棒を当て、かんざしを湖に落としました。レイコは制服が濡れるのも構わず、湖に飛び込んでヒノエのかんざしを拾ってあげました。この事をきっかけにヒノエはレイコに惚れ、無類のレイコ好きと言われるようになったのです。古い付き合いの斑も、ヒノエがレイコ好きだということを知っていました。

ヒノエはレイコの孫という縁もあり、夏目にかけられた呪いを調べることにしました。夏目と共に過ごしているうちに、ヒノエは男の夏目でも慕うようになっていきます。現在では夏目のことを気に入っており、夏目のピンチとあればすぐに駆けつけます。呪いを受けた時などには頼れる妖怪です。

つるつる(中級妖怪)

つるつるとは夏目から中級と呼ばれる妖怪のうちの一人です。ひとつ目の坊主のような姿をしています。額には1本の角があるのが特徴的です。友人帳には名前がないものの、夏目を慕っています。夏目とは田沼が転校してきた時に知り合いました。その頃夏目の住む近くにある八ツ原の森では、人間による清めの一波が何度も放たれており、力のない妖達は住処を荒らされて気が立っていました。

つるつると牛はこの状況を打開しようと、妖が見える夏目の噂を聞いてその人間を退治してもらおうと頼みにやって来たのです。その時からつるつるは夏目のことを「夏目様」と呼んで慕っています。犬の会を発足させたのもつるつると牛でした。ちなみに夏目に対しては慕っているのですが、会合に来ては威張り散らして悪酔いする斑のことは、陰で愚痴を漏らすこともあります。

『夏目友人帳』には度々登場する妖でもあり、夏目が困っている時などはよく周りの小物妖怪を連れて協力しています。また、夏目に褒められたいと張り切ることもあり、めったに見られない花を見つければ夏目にその場所を教えることもありました。とはいえ、夏目の意見はほぼ無視した状態で連れ回すので、それが原因で夏目は風邪を引いてしまいます。

長引く風邪が自分たちのせいだと気づくと、責任を感じて熱冷ましの薬草をもらいに大角様のところに行きました。前に河童の子が熱冷ましの薬草を貰い病を治したと聞いたことがあったからです。早速つるつると牛は大角の元へと向かいました。大角はつるつると牛に、長雨で倒れた石灯籠を立て直したら薬草を分けてやると言いました。

石灯籠はとても大きく、さらにたくさんの石灯籠が倒れていました。2人はなんとか全ての石灯籠を治し、薬草を持って夏目の元へと向かいました。夏目がそれを飲むと翌日には熱が下がっていました。つるつると牛が犬の会の集まりで薬草を夏目に届けたというと、ヒノエはそれは妖にしか効かない薬だと言いました。つるつると牛はがっかりとしたものの、今度は夏目へあげる花を摘みに行きました。

するとそこに元気になった夏目が通ります。夏目はつるつると牛のおかげで熱が下がったとお礼を言います。あの薬は人間に効くはずがないのに、阿呆なお方だとつるつるは呆れました。つるつるが人間である夏目を慕っているのがよく分かるシーンでした。ちなみに小狐の登場回でつるつると似た妖が登場しますが、八ツ原に住むつるつるとは全く別の妖です。

牛(中級妖怪)

牛はよくつるつると一緒にいる中級の妖です。つるつると同じ格好をしていますが、顔は牛で額には2本の角があります。つるつると同様に、田沼が八ツ原に引っ越して来た時に初登場しました。つるつるのように口が達者ではなく、ほとんどつるつるが喋った後に単語を繰り返すように話します。流暢に話しはしませんが、つるつると共に夏目を慕っています。

つるつるとはよく犬の会で宴を開いたり、夏目に何かあったと聞きつければ自宅まで駆けつけてそこで飲み会を始めることもあります。つるつると同様に、友人帳には名前がないものの夏目を慕っているうちの一人です。ちなみに、小狐の登場回で牛に似た妖が登場しますが、八ツ原に住む牛とは全くの別人です。小狐の故郷に住む中級は意地悪ですが、夏目を慕っている牛は穏やかな性格をしています。

ちょび(ちょびひげ)

ちょび(ちょびひげ)は犬の会メンバーの中でも力の強い妖です。友人帳に名前がないものの、度々登場するようになり、犬の会にも参加しています。斑と同じく自分のことを強い妖だと自称することもあり、斑の結界もやすやすとくぐり抜けて夏目の部屋に来ました。性格は穏やかなものの、煽るような喋り方で「であります」という語尾をつけるのが特徴的です。

達観している部分があり、騒ぎごとには一歩後ろで眺めているだけということもあります。ただ、犬の会で夏目が影踏み鬼をしようと言った時は進んで参加していました。初登場は多軌が妖が見える陣を描きまわっていた時です。ちょび(ちょびひげ)は歩いている時に知らずのうちにその陣の中に入ってしまいました。すると隣を歩いていた人間がちょび(ちょびひげ)を見て驚いたのです。

ちょび(ちょびひげ)は人間にちょっかいを出すような妖ではないため、陣を描いている人間を止めてほしいと夏目に相談しに来ました。これ以降もちょくちょく登場するようになります。夏目が山の派遣をめぐるかくれんぼに参加してしまった時には、帰って来ないニャンコ先生の代わりに犬の会と共に相談を受けていました。

この時ちょび(ちょびひげ)は夏目に、かくれんぼを開催している遊蔓は話せば分かる方だとアドバイスします。このように、ちょび(ちょびひげ)は強い妖のことを知っていたりと博識なところがあります。ピンチの時に助けに来たり戦ったりすることはないですが、夏目に知識を分け与えることが多くあります。実際にこの時はかくれんぼには参加せずに高みの見物をしていました。

紅峰

紅峰はピンクの花の着物を着た妖で、右目あたりには大きな蝶の飾りを付けているのが特徴的です。犬の会の中で唯一斑のことを慕っており、斑のことを「斑様」と呼んでいます。初登場したのは、黒ニャンコ先生を拾った時です。黒ニャンコ先生の正体は、長年封印されていたリオウという大妖怪でした。友人帳を持って逃げた黒ニャンコ先生を追って森に入った夏目とニャンコ先生は、妖が集まる様子を見ていました。

しかし、夏目の人間の匂いで妖達にバレそうになってしまいます。そこでニャンコ先生はカモフラージュとして本来の姿に戻って身を潜めました。するとそこに紅峰が現れます。紅峰が黒ニャンコを見たと言うので、夏目は紅峰に頼んで妖の会合に参加することにしました。紅峰は他の妖に人間だとばれないように、夏目に仮面をつけたりと協力しました。

ちなみに紅峰は斑の本来の姿を気に入っており、ニャンコ先生の姿を初めて見た時は「ちんちくりん!」と叫びました。紅峰は他の犬の会のメンバーよりも登場回数が少ないのですが、斑の頼みとあれば夏目にも協力しています。

カッパ

河童は沼に住んでいる妖です。『夏目友人帳』でメインストーリーはありませんが、度々登場してきます。初登場したのは、旧校舎の肝試し前に笹田純が夏目の様子を見ていた時です。暑い日に河童は道端で倒れていました。特に知り合いの妖だったわけではありませんが、夏目はミネラルウォーターを買ってきて河童の皿に水を与えました。

それから夏目になつくようになり、犬の会にも参加しています。初登場時のように、よく皿が乾いて倒れて登場することが多くあります。また、夏目が情報収集している時に協力することもありました。

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夏目友人帳のみすずに対する感想や評価

『夏目友人帳』のキャラクターの中で一番好きなのは、みすず(三篠)だという方がいました。出番は少ないものの人気のあるキャラクターです。好きな理由には、大物感があって好きだという方もいました。『夏目友人帳』に定期的に出ている大物妖怪は、みすず(三篠)、ヒノエ、斑、ちょび、紅峰くらいしかいないので、その中でも一番かっこいいと評判でした。

『夏目友人帳』では、みすず(三篠)の強さに惹かれている方もいます。みすず(三篠)は唯一夏目に友人帳を使って名前を呼ばれた妖です。それだけ頼れる妖でもあります。また、夏目がピンチの時やいざという時に駆けつけるところもかっこいいと評判でした。

『夏目友人帳』の24巻では、みすず(三篠)が初めて人間の姿に化けて登場します。これまで本来の姿でしか登場したことがなかったので、人型の端正な顔立ちのみすず(三篠)の登場に思わずツボにハマったという方もいました。みすず(三篠)はそれまで各話に少ししか登場しなかったのですが、『夏目友人帳』の24巻でメインの登場回が描かれて更にファンが増えました。

『夏目友人帳』のアニメのみすず(三篠)は声も人気です。『夏目友人帳』は音劇の章という、音を楽しむ舞台があります。そこでは『夏目友人帳』に出演する声優達の生の演技を見ることができます。ファンの方の中には、みすず(三篠)役の声優である黒田崇矢に感動したという方もいたようです。

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夏目友人帳のみすずまとめ

『夏目友人帳』に登場するみすず(三篠)はとても力の強い妖で、夏目を支持する犬の会のメンバーの一人です。みすず(三篠)は夏目のピンチによく駆けつけるので、ファンからはかっこいいと人気でした。みすず(三篠)は定期的に『夏目友人帳』に登場しているキャラクターなので、ぜひ今回紹介した登場回をチェックしてみて下さい。

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