【フルーツバスケット】草摩紫呉と慊人の関係は？ヤンデレ発言・名言や声優情報も

今回のまとめでは、テレビアニメ「フルーツバスケット」に登場する草摩紫呉と慊人（あきと）の関係や草摩紫呉のヤンデレなセリフ、声優・置鮎龍太郎さんについてまとめていきます。最初に、テレビアニメ「フルーツバスケット」の概要やあらすじを見ていきましょう。テレビアニメ「フルーツバスケット」は、1998年～2006年に『花とゆめ』にて連載されていた高屋奈月さんの漫画が原作となっています。

現在は『花とゆめONLINE』にて『フルーツバスケット another』を連載しています。『フルーツバスケット』は、2001年に第25回講談社漫画賞・少女部門を受賞しました。単行本は全23巻刊行され、愛蔵版は全12巻刊行されています。『フルーツバスケットanother』は3巻まで刊行されています。2001年7月から12月には第1回目となるテレビアニメ化もされました。こちらは「フルーツバスケット（2001年）」と表記されます。

全26話で構成され、スタジオディーンが制作担当をしました。監督は大地丙太郎さん、シリーズ構成は中瀬理香さんが担当しています。2001年版は、漫画の5巻までが描かれました。また、後に繋がる伏線や登場キャラクターの性格の変更などがされています。また、2019年にはスタッフやキャラクターが一新し「フルーツバスケット（2019年）」としてアニメ化されました。

こちらは2019年4月から9月まで1st seasonとして全25話構成で放送されていました。TMS/8PANが制作を担当し、監督は井端義秀さん、シリーズ構成は岸本卓さんが務めました。2nd seasonは2020年に放送予定です。2001年版とはキャストも総入れ替えとなり、作者の高屋奈月さんが総監修としてアニメ化に携わっています。内容に変更はなく2019年版はアニメ通りに描かれ、全23巻全てをアニメ化する予定でもあります。

都立海原高校に通う主人公・本田透は、唯1人の家族であった母を亡くしてからは父方の実家に引き取られます。おじいちゃんとはそれなりに仲良くやってきましたが、叔母とその家族と折り合いが悪く家を出ることになったのです。いくつものバイトを掛けもちしながら、行き場のない透は山にテントを張り野宿のような生活をしていました。

ですが、その場所は草摩一族という名家が所有する場所であり、同級生でもある草摩由希が管理する場所だったのです。草摩由希に見つかってしまいますが許可を貰えました。ですが、突然の土砂崩れによりテントは埋まってしまいます。そんな不憫な透を見かねた草摩由希は一緒に暮らすことを提案、そして草摩由希と草摩紫呉がクラス家に透は居候する身となったのでした。

草摩一族にはある”代々十二支の物の怪憑きである”という秘密があり、透は初日にその秘密を知ってしまうのです。また、十二支の怪憑は異性に抱き着かれると獣に変わってしまうという「呪い」があったのでした。草摩家と関わった透と、透と関わったことで代わり行く草摩家のストーリーです。

それでは早速、草摩紫呉（そうましぐれ）のプロフィールを見ていきましょう。草摩紫呉は十二支「戌」の物の怪憑きです。身長は178cm、体重は68.5kg、血液型はAB型です。2001年版では置鮎龍太郎さんが、2019年版は中村悠一さんが声優を務めています。透と由希とは10学年歳上です。辰（龍）の物の怪憑きであるはとりや巳（蛇）の物の怪憑きである綾女と同い年となります。本家を出た由希の保護者として一緒に住みます。

普段はいくつものペンネームを持った純文学の小説家として活動しています。年長者ということで由希たちの兄的存在ですが、普段はふざけたりからかう言動をとることが多いです。他の草摩家の物の怪憑よりは癖がなく接しやすい雰囲気ですが、冷酷な一面もあり何を考えているのか分からない人物でもあります。掴みどころがなく、草摩家当代の当主である慊人にはヤンデレだと言われています。

では、紫呉はなぜ慊人のこととなるとヤンデレとなってしまうのでしょうか？草摩紫呉と慊人の関係についてまとめていきます。紫呉が幼少の頃、慊人の母親である楝が慊人を身ごもった朝のこと。十二支たちは物の怪の繋がった血によって慊人が宿ったことを悟ったのです。神様となるであろう慊人が十二支たちを繋ぐ夢を見た時、「慊人を自分だけのものにしたい」という衝動に駆られました。

他の十二支は慊人を神様的存在としての感情を抱きますが、紫呉は慊人を”1人の女性”として見ていたのです。その日から紫呉は慊人に執着し、この幼少期の夢を永遠にするためどんな手を使っても偽りの利用をもしてやると誓ったのです。この日の夢を叶えるために、紫呉は周りの人間を巻き込み慊人のために行動していきました。実は、草摩慊人は実母の楝の命令によって女でありながら男として育てられてきました。

この事実はトップシークレットとして一部の者しか知りません。慊人は母親を嫌悪しており、折り合いが悪くいつも反発していました。唯一の支えであった父が逝去してしまい、慊人の歪みは酷くなっていきます。そのため、母親と同じ女性も目の敵にし、得られなかった家族との絆を十二支で補おうとしていました。

そんなヤンデレのような異様な愛を慊人に抱いた紫呉でしたが、後に激しい嫉妬を抱く事件が起きます。慊人は、慊人の仕事の補佐役で酉（鶏）の物の怪憑きである紅野（くれの）と関係を持ってしまったのです。紅野は呪いが解けており、作中では変身しません。慊人は紅野の呪いが解けてしまったことに酷く取り乱してしまいます。なぜなら、十二支の呪いがあってこそ十二支の絆は絶対的なものであると信じていたからです。

自分の呪いが解けてしまったことで取り乱してしまった慊人を落ち着かせるため、紅野は慊人と寝てしまいました。そして、その事実を知ってしまった紫呉は動揺とともに強い嫉妬や憤怒を覚えました。そして、紫呉は慊人が最も嫌悪する実母の楝と関係を持ちました。その理由として「慊人が生まれたままの性別で生きていたら…と妄想できたから」というセリフがありました。

狂気的でヤンデレな紫呉の歪んだ愛が垣間見えました。そして、この事実に激怒した慊人は紫呉を草摩家から追い出し、紫呉は由希の保護者として同居することとなったのでした。

慊人に執着していた紫呉は、慊人が自分の元に戻ってくるという密かな計画から透を利用していました。本来なら、十二支の呪いのことを考え通ると由希を同居などさせるはずがありません。ですが、紫呉は透の存在を利用し、崩れることのない十二支の絆を崩していったのです。由希や猫の物の怪憑きである夾（きょう）は、透との交流を通し少しずつ変わっていきました。

そのことで、慊人と十二支たちの絆は紫呉が狙っていた通り心が揺らぎこれまでの関係性とは変わっていきつつあったのでした。紫呉は良い人を装い、当初から透を利用して慊人を自分のものにするという計画をしていたのです。紫呉の思惑を知ってから彼をみると慊人への執着や慊人以外の冷徹さが分かることでしょう。

嫉妬や痴情のもつれ等一波乱あった紫呉と慊人でしたが、最終的に2人は想いが通じ一緒になることができました。ヤンデレ的な思惑から透を利用していた紫呉でしたが、透のお陰で慊人は呪縛から解け1人の女性として生きていく決心や決意がつきました。2人は素直になり想いを通わせ、中性的な格好や口調だった慊人はセミロングにワンピースと晴れやかな姿で登場します。ぜひ、2nd seasonの「フルーツバスケット」もご覧ください。

続いては草摩紫呉のヤンデレなセリフや名言を紹介していきます。このセリフは透への言葉になります。何事に対しても深く考えてしまい、1人でネガティブになり不安になっている透にアドバイスをしました。

続いての草摩紫呉のヤンデレなセリフや名言は上記のものになります。このセリフは草摩潑春（そうまはつはる）に放った名言です。尖った性格をしている潑春に、若い時にしかできないこともあるというような意味で人生のアドバイスをしています。

続いての草摩紫呉のヤンデレなセリフや名言は上記のものになります。こちらのセリフは慊人に向けた草摩紫呉のヤンデレ名言です。慊人と紫呉の昔の回想シーンで、慊人が自分のことを好きかどうか聞いた際に上記のセリフで返答しました。以上、紫呉の名言・セリフの紹介でした。続いては紫呉の声優を担当した置鮎龍太郎さんと中村悠一さんについてまとめていきます。

テレビアニメ「フルーツバスケット（2001年）」で草摩紫呉の声優を担当した声優・置鮎龍太郎さんについて見ていきましょう。置鮎龍太郎さんは声優のほか舞台俳優としても活躍しています。1969年11月17日生まれの福岡県出身、声優業では青二プロダクションに所属、舞台俳優業では劇団ヘロヘロQカムパニーに所属しています。身長は170㎝、血液型はO型です。配偶者には声優の前田愛さんがいます。

置鮎龍太郎さんの主な出演作は、テレビアニメ「SLAM DUNK」三井寿、「ママレード・ボーイ」松浦遊、「新機動戦記ガンダムW」トレーズ・クシュリナーダ、「地獄先生ぬ〜べ〜」鵺野鳴介、「中華一番!」フェイ、「遊☆戯☆王」本田ヒロト、「テニスの王子様」手塚国光、「鋼の錬金術師」スカー、「BLEACH」朽木白哉、「D.Gray-man」リーバー・ウェンハム、「東京レイヴンズ」土御門夜光などがあります。

続いてはテレビアニメ「フルーツバスケット（2019年）」で草摩紫呉の声優を担当している中村悠一さんについて見ていきましょう。中村悠一さんは1980年2月20日生まれの香川県出身、シグマセブンに所属しており声優のほかナレーターとしても活動しています。身長は175㎝、血液型はB型です。高校卒業後は代々木アニメーション学院に進学し、その後2001年から声優として活動を始めました。

そんな中村悠一さんの主な出演作は、テレビアニメ「おおきく振りかぶって」阿部隆也、「機動戦士ガンダム00」グラハム・エーカー、「しゅごキャラ!」月詠イクト、「CLANNAD-クラナド-」岡崎朋也、「マクロスF」早乙女アルト、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」高坂京介、「マギ The kingdom of magic」練紅炎、「甘々と稲妻」犬塚公平、「弱虫ペダルシリーズ」古賀公貴、「Dr.STONE」獅子王司があります。

2019年にテレビアニメ化された「フルーツバスケット」がリメイクではなく、キャストやスタッフを一新し原作通りに描かれるということで原作ファンの方からは歓喜の声が聞こえています。2001年版の「フルーツバスケット」はオリジナルストーリーが加わりましたが、今回のアニメ化では草摩紫呉の慊人に対するヤンデレなどが描かれるということでワクワクしている方も多くいらっしゃいます。

原作を一通り網羅し、内容を把握してからアニメをご覧になると紫呉のセリフが慊人に向けて放ったセリフだということが分かり楽しいというものです。ぜひ、まだ完結まで読んでいない方は2020年のテレビアニメ化が始まるまでに予習をしてみてはいかがでしょうか？

「フルーツバスケット」に登場する中で1番ヤバいキャラクターは慊人ではなく草摩紫呉であるという確信をついた感想がありました。ぜひ、草摩紫呉に注目しながらアニメや漫画をご覧になってみてください。

以上、テレビアニメ「フルーツバスケット」に登場する草摩紫呉と草摩家の当主である慊人との関係や2001年版の声優・置鮎龍太郎さん、2019年版の声優・中村悠一さんについてのまとめでした。また、草摩紫呉のヤンデレな名言・セリフはいかがでしたか？紫呉と慊人のドロドロとして関係性に驚かれた方もいたことでしょう。サイト内には、「フルーツバスケット」に関するまとめが他にもありますのでそちらも要チェックです。