【フルーツバスケット】あきと（慊人）の正体と性別・年齢は？変身しない理由も考察

『フルーツバスケット』に登場する草摩慊人（あきと）とはどんな人物なのでしょうか…？草摩由希がトラウマを抱えているきっかけになった人物でもあり、十二支たちは逆らえない存在だとか…。実は、草摩慊人（あきと）自身にも大きな秘密が隠されています。今回は、草摩慊人（あきと）の正体・性別などをご紹介するネタバレ記事です。アニメしか見ていない人は、閲覧ご注意ください。

ここでは『フルーツバスケット』の作品情報として、概要・あらすじなどを簡単にご紹介します！それでは、ご覧ください！

『フルーツバスケット』は、たくさんの人の「バイブル」となった作品として、名作と語り継がれています。高屋奈月原作の少女漫画で、『花とゆめ』で1998年から2006年まで連載されていました。単行本は全23巻。愛蔵版は全12巻が発売されています。『フルバ』と略称があり、たくさんの人に親しまれている作品です。2019年11月時点では『フルーツバスケットanother』が連載中です。

本田透の不思議な魅力に、草摩家の十二支の物の怪（呪い）がついた彼らの心は、春が来るように徐々に心の中にある氷が溶けていくようでした…。本田透と草摩家との出会いは、本田透が母を亡くしテント暮らしをしていたところからです。草摩家の土地にテントを立ててしまい、土砂崩れに合います。家を失くした本田透は、草摩家の由希たちの住む家にお世話になることになりました。

草摩慊人（そうまあきと）は、草摩一族の当主です。草摩一族の最大の秘密をもってる草摩慊人（あきと）ですが、十二支たちを自分の所有物と言わんばかりに傷つけてきた人物でもあります。草摩由希をはじめとして、精神的・肉体的にもトラウマを持っている人物が多いのです。十二支と草摩慊人（あきと）の間には、見えない絆（呪い）があり、十二支たちの物の怪が憑いている彼らは、逆らうことができなかったのです。

草摩慊人（あきと）の正体・性別についてご紹介します。草摩慊人（あきと）の正体・性別は、「女性」です。草摩由希同様に、端正で中性的な顔立ちをしている所が似ているポイントかもしれません。一人称は「僕」で男子高校生の制服を着ている様子も描かれていましたが、実は性別が「女性」だったのです。いつ草摩慊人（あきと）の正体・性別が「女性」であることが分かったのでしょうか…？

単行本17巻の97話、草摩紅野と本田透の会話にて草摩慊人（あきと）の正体・性別が「女性」であることが判明しました。これよりも前に、草摩紅野と草摩慊人（あきと）が寝ているシーンもありましたのでなんとなく草摩慊人（あきと）の正体と性別に気づいていたファンの方も多かったのではないでしょうか？

草摩慊人（あきと）の性別が「女性」であると言う正体がを知っている人物は、草摩一族の中でも一部しか知らないいわばトップシークレットのことです。男として正体を隠していた理由は何なのでしょうか…？草摩一族の抱えている呪いの問題と草摩慊人（あきと）の家族の闇が深く関係しています。草摩慊人（あきと）は、草摩家の当主である父の晶と母の楝に生まれた子供です。

いわば、草摩慊人（あきと）は、十二支の絆を結んでいる神様が宿っている子供として扱われる存在になります。神様が宿った子どもとしてかわいがる父の晶と草摩家の十二支たちの姿を見ていた母の楝は、嫉妬に狂います。「次期当主を男として育てないと産まない…」と断言したのです。こうして草摩慊人（あきと）は、産まれた時から「男」として育てられることになります。自分を偽りながら生きるしかなかったのです。

続いては、草摩慊人（あきと）の年齢について考察をしていきましょう。物語の中でも草摩慊人（あきと）の年齢については詳しく分からないのです。草摩慊人（あきと）の年齢は、いくつなのか『フルーツバスケット』の本編より予想をしていきましょう。

紫呉・はとり・綾女は、同い年なので第1話の時点では26歳、本田透たちが高校を卒業した時には、28歳ということになります。綾女は、由希の兄で年齢差は、10歳離れていることが分かっています。草摩利津の年齢が20歳ということも分かっており、更には、紅野は、紫呉たちの1つ下の年齢です。草摩慊人（あきと）が産まれたのは、紫呉たちよりも何年もあとに生まれていることも分かっています。

これらを踏まえると、草摩利津よりも少し年下で、本田透たちよりも少し上の年齢ということになります。彼女たちが高校を卒業するころには、草摩慊人（あきと）の年齢は「20歳」くらいなのでは…？と予想がつくのです。

草摩慊人（あきと）の正体（性別）を知っているのは、草摩紫呉・草摩綾女・草摩紅野・草摩はとりという主要メンバーです。そして、ごく一部の草摩家の人間が知っていることになっているようです。

『フルーツバスケット』で十二支憑きの由希たちが動物に変身する条件は、「物の怪付き同士以外の異性と抱き着く」、「身体の調子が悪いとき、弱っている時」でした。なので十二支憑きではない本田透と抱き着くと草摩由希や草摩夾たちは変身してしまいます。しかし、同じ性別であれば抱き着いても変身しません。なので草摩家の女性たちと本田透が抱き着いても変身しませんでした。

草摩家の当主である草摩慊人（あきと）だけは、草摩家の中で唯一変身をしない人物です。草摩慊人（あきと）が、変身しない理由を考察していきましょう。まずは、「神様」の生まれ変わりであるということが変身しない理由として一番大きいのではないでしょうか…？十二支たちは、「神様」に対しては、逆らうことができない存在です。「神様」という存在なので変身はしないと考えていいでしょう。

草摩慊人（あきと）と草摩紫呉の関係性についてご紹介します。草摩慊人（あきと）を女性として最初から見ていた人物こそが草摩紫呉です。十二支の中で草摩慊人（あきと）が女性だと知っていた人物でもあります。しかし、草摩慊人（あきと）は、紅野に興味を持っていたのです。身体の関係を持ったことを知ると草摩紫呉は嫉妬に狂ってしまいます。

草摩紫呉は、慊人（あきと）の母・楝と身体の関係を持ってしまうなど、波乱な展開が待ち受けています。結果的に呪いが解けた後は、草摩紫呉と草摩慊人（あきと）は、結ばれるのですが、2人が恋愛関係だと気づくまでにはブラックな紫呉の展開が待っているということです。

草摩家とは一切関係のない、本田透と草摩家の由希や紫呉・夾たちとの同居をなぜあきとは認めたのでしょうか…？草摩家の最大の秘密を知ってしまった本田透の記憶を隠蔽しなかった理由には、「自分＝慊人（あきと）と十二支たちの絆は、どんなことがあっても壊れることはない」という確信があったからだと言えるでしょう。これは、完全に草摩慊人（あきと）が持っている「自信」からくるものでした。

はじめから、伏線が張られていて、どんなに部外者が草摩家に関わろうとも、古くから伝わるこの絆＝呪いは、壊れることがない、不変的なものであるという思惑があったからなのです。そして物語『フルーツバスケット』は始まっていきます。

本田透には、不思議な力がありました。物語が進むにつれて、本田透と十二支の呪いがある草摩家の彼らは、交流が深くなり心に抱えていたトラウマなどから少しずつ解放されていくようになります。凍り付いていた心が春を迎えていくようになります。草摩慊人（あきと）に束縛されていた十二支たちは、心が慊人（あきと）から離れていこうとしています。

そんな時に、慊人（あきと）にくぎを刺されてしまう本田透…。本田透に「十二支を統べるもの」だと言い放ち、不敵な笑みを浮かべながら「僕のもとに必ず帰ってくる…」と本田透の耳元で囁いたのです。少しずつ自分の前から離れていく彼らを前に慊人（あきと）がやってきたのでした…。

『フルーツバスケット』の草摩慊人（あきと）の声優1人目は、若葉紫さんです。前作（2001年版）の『フルーツバスケット』で草摩慊人（あきと）役を担当していました。元々舞台俳優をしている方で、声優の仕事はこの作品のみです。不気味な草摩慊人（あきと）を演じていました。前作の最終回では、草摩慊人（あきと）と本田透のシーンが必見と言われています。

『フルーツバスケット』の草摩慊人（あきと）の声優2人目は、坂本真綾さんです。坂本真綾さんは、2019年版の『フルーツバスケット』にて草摩慊人（あきと）役を演じています。前作は、男性が演じていた草摩慊人（あきと）でしたが、今回は、実力派声優の坂本真綾さんが担当することになりました。美しく、どこか悲しみが漂っている草摩慊人（あきと）を坂本真綾さんが演じています。

原作が完結し、草摩慊人（あきと）の性別が「女」だということがすでにわかっているということもあり、坂本真綾さんが選ばれたのかもしれません。演技の定評があり、ファンも多くいる声優ですのでぴったりの配役になっていると話題になっていました。

『フルーツバスケット』の草摩紫呉の声優も紹介していきます。1人目は置鮎龍太郎さんです。置鮎龍太郎さんは、前作（2001年版）の『フルーツバスケット』にて草摩紫呉役をしていました。コミカルな草摩紫呉とちょっぴりダークな草摩紫呉を上手く演じ分けておりファンにも好評でした。前作ではコミカルな部分が多く、ダークさや草摩慊人（あきと）への執着心などがほとんど描かれていないのがポイントだと言われています。

『フルーツバスケット』の草摩紫呉の声優2人目は、中村悠一さんです。中村悠一さんは、2019年版の『フルーツバスケット』にて草摩紫呉役を演じています。今回は、原作を忠実に再現しているということで草摩由希に対してのダークな台詞、草摩慊人（あきと）への執着などの伏線が所々張られています。中村悠一さんのダークな部分の演技が第2seasonでも見られること間違いなしでしょう！

『フルーツバスケット』の草摩紫呉の声優3人目は、日野まりさんです。日野まりさんは、2019年版の『フルーツバスケット』にて草摩紫呉の幼少期時代を演じています。幼少期時代ですので、あまり出番が多いと言うワケではありません。

『フルーツバスケット』の慊人（あきと）に執着をしている草摩紫呉の姿が、今回（2019年に）放送されたアニメでも少しずつ描かれているようです。漫画から読んでいる人・アニメだけを見ている人、どちらのファンの方も楽しめるようになっているようです。慊人（あきと）と紫呉の関係性も細かく描かれること間違いなしので是非、第2seasonの2020年放送のアニメもご覧ください！

『フルーツバスケット』の2001年に放送されていたアニメと2019年に放送された新シリーズの『フルーツバスケット』を見比べている方も多いようです。前作はコミカルな部分もあって楽しめましたが、今回は原作に沿っているということでコミカルな部分もあまりなく、紫呉が慊人（あきと）をにらみつけるシーンの迫力が凄いと話題になっています。

前作（アニメ）の『フルーツバスケット』の慊人（あきと）の声は、ファンからも少し評判が悪かったようです。本田透たちの声を演じていた声優さんたちの評判はとても良かったようですが、慊人（あきと）の声には、違和感を感じている人も少なくなかったようです。

『フルーツバスケット』に慊人（あきと）が登場したシーンです。ファンの方は、「待ってました‼」と言わんばかりに盛り上がりを見せていたようです。慊人（あきと）の美しくもある姿を是非皆さんも堪能してください。2019年版では、慊人（あきと）の声を坂本真綾さんが担当していますのでより美しさが際立っているように感じている人もいるのではないでしょうか…？

『フルーツバスケット』で草摩紫呉が慊人（あきと）に対する歪みっぷりが炸裂していくということで、話題になっているのですが、ただの歪みではなく、一途なのに拗れてしまっている様子などそれぞれのキャラクターの葛藤などがあります。第2seasonではそれが少しずつ描かれていくのではないでしょうか…？

『フルーツバスケット』に登場するキャラクターの草摩慊人（あきと）の正体・性別・なぜ変身しないのか…？などを考察してまいりました。アニメしか見ていない人にとっては、ネタバレでしかない記事となってしまいましたが、今後アニメを見るうえで予習はできたのではないでしょうか…？草摩家のダークな部分を慊人（あきと）自身も背負っていたことが分かりました。2020年の第2seasonも応援していきましょう。