【フルーツバスケット】草摩はとりと繭子の関係は?佳菜との悲しい過去もネタバレ

フルーツバスケットには、異性に抱き着かれると十二支に変身してしまう体質を持つ草摩一族が登場します。十二支の一人、草摩はとりには結婚を考えた一族の女性・佳菜との悲しい過去がありました。本記事では、草摩はとりと佳菜との悲しい過去の出来事や、それをずっと見てきた幼馴染の紫呉について、そして紫呉と過去に交際していた佳菜の親友・繭子と草摩はとりとの現在の関係についてネタバレしていきます。

【フルーツバスケット】草摩はとりと繭子の関係は?佳菜との悲しい過去もネタバレのイメージ

目次

  1. 草摩はとりは十二支憑きの1人
  2. 草摩はとりと繭子の関係は?
  3. 草摩はとりと佳菜との悲しい過去をネタバレ
  4. 草摩はとりを見守った紫呉
  5. 草摩はとりに関する感想や評価は?
  6. 草摩はとりと繭子の関係まとめ

草摩はとりは十二支憑きの1人

フルーツバスケットに登場する草摩はとりとは、十二支憑きの1人です。草摩はとりの過去についてネタバレしていく前に、まずはフルーツバスケットの作品情報について紹介していきます。

フルーツバスケットの作品情報

フルーツバスケットの概要

フルーツバスケットとは、高屋奈月原作で1998年から2006年まで「花とゆめ」で連載されていた漫画作品です。利き手の手術のため、2000年から1年間休載期間を経て完結しています。フルーツバスケットは「フルバ」と略され、2001年に一度目のアニメ化がなされました。そして完全リメイクとして2019年に二度目のアニメ化が決定しました。

2019年版のアニメ化が決定した際、原作と絵が違うことや一度目のアニメ化とは声優を一新することに対し、原作ファンや2001年版のファンからは批判が殺到しました。しかし、これは原作者の高屋奈月さんがリメイクを作るならばと意見を出したことです。実際に、高屋奈月さんは2019年版アニメ「フルーツバスケット」の総監修を担っています。

フルーツバスケットのあらすじ

主人公の女子高生・本田透は、父親を幼いころに亡くし母親と2人で暮らしていましたが、その母親も透が高校1年生の時に事故で亡くなってしまいます。祖父の家に身を寄せる透でしたが、祖父の家の改装に伴いしばらくの間他の誰かの家に頼らなければならなくなりました。高校を卒業したら1人暮らしをしようと考えていた透は、この機会にと山奥にテントを張り生活することにしたのです。

いつものようにテントの中の母の遺影にあいさつし、学校へ向かう途中に民家を発見します。その民家の主・草摩紫呉と雑談をしていると同じクラスの草摩由希が登場します。実は透がテントを張っている山は草摩の敷地で人に貸してもいないそうで、それを聞いた透は少しの間あの場所を貸してほしいと頼みます。が、疲労がたたり倒れてしまうのです。

そして不運は重なりテントの場所に土砂崩れが起きてしまいます。透には寝ているように言い、由希は荷物を掘り起こしに、そして紫呉は草摩の当主と話をつけ、しばらく透は紫呉たちの家に住めることになりました。そんなある日、天井をぶち破り家に侵入してきた夾が由希に喧嘩を吹っ掛けたため、止めようとした透は躓き夾に抱き着いてしまいます。

すると、人間の男性だったはずの夾がネコの姿に変身してしまったのです。透は続けて由希、紫呉にも抱き着いてしまい、由希はネズミに、紫呉は犬に変身します。草摩家には、異性に抱き着かれると十二支に変身してしまう特異体質を持って生まれた13人がいたのです。

草摩はとりのプロフィール

草摩はとりは十二支の「辰(タツ)」の物の怪憑きで、異性に抱き着かれるとタツノオトシゴに変身します。草摩はとりは医者の家系で、紫呉のように草摩本家の外に出ておらず、本家の中に住んで一族専属の医者として働いています。身長182cm、体重は69kg、かに座のA型です。フルーツバスケットのアニメ2001年版では井上和彦が、2019年版では興津和幸が声優を務めています。

草摩はとりは記憶隠蔽術を持っています。これは催眠術のようなもので、草摩はとりの父親も記憶隠ぺい術を持っており受け継いだようです。草摩はとりはこれまで、由希がネズミ憑きだと知られてしまった由希の友達の記憶と、十二支憑きの子供を産んだことを受け入れられず心を病んでしまった紅葉の母親の記憶を消しています。

TVアニメ「フルーツバスケット」公式サイト

草摩はとりと繭子の関係は?

白木繭子とは?

白木繭子とは、草摩一族ではないキャラクターです。草摩はとりのかつての恋人・佳菜の親友で、主人公の本田透や由希、夾のクラスの担任をしています。ストレートロングヘアーに、高身長、泣きほくろがあるのが特徴の女性です。

草摩はとりと繭子の出会い

過去、繭子は佳菜に「紹介したい人がいる」と言われて草摩はとりと出会っています。草摩はとりも佳菜も、繭子に「付き合っている」とは告げませんでしたが、繭子は2人の温かな雰囲気を見て、付き合っていることにすぐ気づきました。しかし、それを告げないのは何か理由があるんだろうとして、あえて触れることもしませんでした。

草摩はとりに惹かれた繭子

草摩はとりと佳菜が付き合っているとすぐに気づいた繭子ですが、一目見て草摩はとりに惹かれます。草摩はとりへの気持ち描かれているシーンがあり、このシーンが好きだという読者も多く見られます。

ポツリと 落とすように笑う彼が好きだった その声が瞳が 輪郭が 存在が 好きだった 永遠に 届きはしないのに いくら想っても無駄なのに いっそ 忘れてしまえたらよかった

自分の気持ちを隠す繭子

しかし、親友の佳菜と草摩はとりが幸せそうに隣り合っている姿を見て、「自分は敵わない」と繭子は草摩はとりへの気持ちを隠します。草摩はとりへの気持ちを持ってはいましたが、2人のことを心から祝福していたのです。

草摩はとりと繭子の2年後

草摩はとりと繭子は、2年後に紫呉によって再開します。紫呉から草摩はとりに恋人ができたと聞いていた繭子ですが、幸せオーラが見えないので聞いてみると、草摩はとりは「幸せは俺には無縁」と話します。過去に佳菜の記憶を隠蔽したことも全て知っている繭子は声を荒げて「なぜこんな辛い思いをした人が幸せになれないんだ!」と、エゴだとはわかっていつつも泣き叫びます。

新しい恋人の話は紫呉の嘘だとわかり、感情的になってしまった自分に落ち込むのですが、そんな繭子の姿を見た草摩はとりは「天気がいいから」と食事に誘います。そこから先は明確に描かれてはいませんが、繭子は長かった髪を切り、草摩はとりは2年前のように繭子のことを「繭」と呼び、2人並んで歩く日が来るのは少し先のお話だということが一コマだけ描かれています。

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草摩はとりと佳菜との悲しい過去をネタバレ

草摩はとりは繭子の親友・佳菜と交際し、結婚の約束までしていた過去がありました。この章では、草摩はとりと佳菜の悲しい過去をネタバレしていきます。

草摩佳菜とは?

草摩一族はとても大きな一族で、広大な土地にその一族が住んでいます。当主や十二支憑き、また草摩一族に十二支憑きがいると知る人間は「中」と言われる土地に住み、その他の一族は「外」に住みます。草摩佳菜は草摩一族の人間ではありますが、十二支の秘密を知らない「外」の人間になります。医者をしている草摩はとりの元に過去、助手としてやってきたことで2人は親密になっていきます。

惹かれあった2人

2人は知らず知らずのうちに惹かれていきますが、ある日草摩はとりが十二支憑きだということがバレてしまいます。驚きはしたものの、それを受け入れた佳菜。なぜ抱きしめてくれないのか理由がわかってよかったと話していました。2人は結婚の約束をし、当主へあいさつに行くまでは幸せに過ごしたのです。

結婚への反対

しかし当主に結婚の許しを得に行った際、猛反対にあいました。十二支の絆を何よりも大事にする当主の慊人は佳菜に向かって「お前なんかに幸せにできない」と激高し、草摩はとりの左目に大けがを負わせ、失明させてしまいます。そのことが佳菜に相当なショックを負わせ、「私のせいで」「はとりの左目が…」と心を病んでいくのです。

消えた記憶

日に日に心を病んでいく佳菜。慊人は草摩はとりに、「佳菜の記憶を隠蔽したら?」と囁きます。過去、由希の友達の記憶や十二支のウサギ憑きの紅葉の母親の記憶を消したことがあるはとりは、「因果応報か…」と受け入れ、佳菜の記憶を消すことにします。消す間際、「私たち、出会わなければよかったね」と涙する佳菜。そして草摩はとりは2人愛し合った幸せな日々の記憶を消してしまうのです。

身を引いた草摩はとり

草摩はとりは自分1人が辛い過去を背負って生きていく覚悟を決め、身を引きます。2年後、「どうか幸せに」と願っていると、佳菜の結婚の報告をたまたま耳にします。佳菜は全てを忘れているので、草摩はとりと付き合っていた過去も覚えていませんが、今でも憧れの人は草摩はとりだと笑って話している姿が描かれていました。

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草摩はとりを見守った紫呉

過去、佳菜と付き合っていた日々はもちろん繭子との新しい日々を過ごす草摩はとりを、ずっと見守っていたのが紫呉でした。紫呉は飄々とした姿をみんなに見せていますが、腹黒く心の内では何を考えているのかわからないキャラクターです。

2人は幼馴染

草摩はとりと紫呉は幼馴染です。由希の兄・綾女も幼馴染で、紫呉は「マブダチトリオ」と呼んでいます。3人とも十二支憑きで同い年なので、長い年月を共に過ごしてきました。

繭子の恋人だった紫呉

紫呉は、草摩はとりと佳菜が付き合っている頃に繭子と付き合っています。繭子が隠した草摩はとりへの恋心にいち早く気づいたのが紫呉で、「かわいそうだから付き合ってあげる」と言い繭子と付き合い始めますが、すぐに別れてしまいます。抱き合うでもなく、キスをするでもなく、ただ一緒にいただけだったと繭子は語っていました。

草摩はとりと繭子を結んだ紫呉

繭子が今もずっと草摩はとりを想い続けていると知っていた紫呉は、草摩はとりに本を取りに出かけさせます。その本屋で店番をしていたのが繭子でした。繭子の実家は本屋で、小説家でもある紫呉は度々繭子の実家に足を運んでいたため、交流が続いていたのです。紫呉の計らいで再開した草摩はとりと繭子は、前述した通りご飯を食べに行き、近い将来一緒に過ごす日が来るのです。

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草摩はとりに関する感想や評価は?

フルーツバスケット(フルバ)の中で草摩はとりが一番好きだという方の感想です。草摩はとりは笑顔をあまり出さないキャラクターなので不愛想に見られてしまうこともありますが、誰よりも愛情深いとこの方は捉えています。草摩はとりは佳菜の記憶を自分で消すなど、自分そっちのけで人の幸せばかり願っているので、草摩はとりこそ幸せになるべき!という感想を持つファンが多く見られました。

こちらの方は、草摩はとりの名言とともにイラストを描かれたようです。自分と過ごしたことで心を病み、辛い思いをさせてしまった佳菜に対し、自分は祈ることしかできないけど幸せになってほしいというシーンがありました。

草摩はとりはフルーツバスケットに登場するキャラクターの中で一番高身長です。また、職業は医師で20代のイケメンとあり、スペックだけでもつよいという感想を持たれた方もいました。フルーツバスケットが連載されていたのは1998年から2006年のことなので、この時期にリアルタイムで読んでいた方は2019年現在大人です。「大人になってから読むと違う意味でつよい」という感想も持たれていました。

草摩はとりは「辰」の十二支に憑かれていますが、他の十二支は憑かれた動物に忠実に変身するのになぜか草摩はとりだけタツノオトシゴに変身してしまいます。草摩はとりがタツノオトシゴに変身するシーンは少ないですが、余程はとりがタツノオトシゴに変身するというのが印象的なのか、タツノオトシゴを見ると草摩はとりを思い浮かべるファンがこちらの方の他にも多数見られました。

由希や夾は16、17歳で紫呉やはとりたちは26、27歳です。この方は由希たちもあと10年もすれば落ち着いた日々を過ごせるのだろうか?という感想を持たれています。また、はとりもそうですが十二支憑きの草摩一族の者たちは呪いのせいで色々と諦めていることが多いので、いずれ解決しないといけないという感想も持たれていました。

草摩はとりの十二支が判明するまで、「はとり」という名前から「酉」の物の怪憑きだと思っていた読者は少なくなかったようです。そのため「辰」の物の怪憑きで、更にタツノオトシゴに変身するとわかるとギャップが凄い!と思った読者も多くいたようです。

草摩はとりと繭子の関係まとめ

ここまで、草摩はとりと繭子の現在の関係についてまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか?草摩はとりの佳菜との悲しい過去は、何度見ても涙なしでは見られないという感想が非常に多く、すでに連載が終了している2019年になっても読み返したくなるファンもいるようです。また、草摩はとりは高身長、スーツに白衣姿とあり見た目もかっこいいキャラクターなため「フルーツバスケット」内でも人気の高いキャラクターです。

全話アニメ化が決定され、2019年4月からアニメ放送開始となった「フルーツバスケット」は2020年に2ndシーズンが放送されることが決定されています。また、原作漫画はすでに完結していますので、「フルーツバスケット」が気になった方や再び読み返したくなった方は、ご覧になってみてはいかがでしょうか?

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