2019年11月07日公開
2019年11月07日更新
【フルーツバスケット】呪いが解けた順番を紹介!草摩家と神様との絆を考察
『フルーツバスケット』は大人気少女漫画です。草摩家の人々は、十二支の物の怪に憑りつかれており、異性と抱き着くと十二支に変身してしまうというものがありました。これを「十二支の呪い」と呼んでおり、秘密が隠されています。『フルーツバスケット』の「十二支の呪い」は神様との絆だった…?透がいたから呪いが解けたのでしょうか…?今回は、呪いが解けた順番を基に解説をしていきます。アニメのみを見ている人は、呪いが解けた順番を知らない人も多いでしょう。ネタバレ含まれますのでご注意ください。
目次
フルーツバスケットとは?
『フルーツバスケット』とは、高屋奈月さん原作の大人気少女漫画で2006年に完結しました。2001年にアニメ化されています。一度アニメで終わりを迎えていたのですが、2019年に再アニメ化してブームがやってきます。キャストを一新し、再アニメ化となり話題を呼んでいます。今回は、「十二支の呪い」に焦点を置いて本記事を書いていきます。アニメしか見ていない人は、ネタバレになりますのでご注意ください。
フルーツバスケットの概要
『フルーツバスケット』は、少女漫画雑誌の『花とゆめ』で1998年から2006年まで連載されいました。「フルバ」と愛称がついており今でも大人気の作品です。漫画は全23巻。愛蔵版も出版されておりこちらは、全12巻です。『フルーツバスケット』は、単なるコメディ恋愛漫画ではなく、人間の心の中を巧みに描いており、綺麗な部分だけでなく、黒い感情などが表現されていて人々の心に突き刺さるストーリーになっていました。
『フルーツバスケット』は、暗い要素だけではなく、面白いところもありますが、本田透という一人の女の子を通して草摩家の人々は、癒されながら自身の問題を解決していくと言うような心温まるストーリー展開も魅力的な漫画になっています。
フルーツバスケットのあらすじ
主人公の本田透は、女手一つで育ててくれた母が他界し、テントで一人暮らしをしていました。元は、父方の祖父の家にお世話になっていたのですが、改装工事のためテントで一人暮らしをすることになります。実は、本田透が建てたテントの場所は草摩一族の所有地でした。土砂崩れに巻き込まれ、家を失くした彼女は、草摩由希の住む家でお世話になることに…。居候が始まった初日に、「草摩一族」の秘密を知ってしまいます。
草摩家の人々は、異性と抱き着くと十二支に変身してしまうのでした。一般人である本田透と草摩家の人々は関わっていくことで自分自身の中に隠されているトラウマ・嫌な思い出・悲しみなどが払しょくされるかのようでした。
フルーツバスケットの呪いが解けた順番
『フルーツバスケット』で草摩家の人々の呪いが解けた順番をご存知ですか?物語の中盤から、呪いの解き方をそれぞれの人たちが探し始めていきます。何の前触れもなく呪いが解け始めていくのです。今回は、「呪いが解けた順番」をメインにご紹介します。
十二支の呪いとは?
草摩家の人々についてしまった、十二支の呪いとは…?どういうものなのでしょうか…?簡単に説明をすると、異性に抱き着かれると十二支に変身してしまうという特殊な体質をもって生まれてくることがあるというものですが、体調を崩したりすると変身してしまうこともあります。ただ単に十二支の呪いとは、変身してしまうだけでないということがあります。呪いが解けた順番を後でご紹介します。
昔々、人と話すことが怖いと感じていた猫が神様の元を訪れます。長い間孤独だった猫は、人々と過ごす楽しさを知り、他の動物に声をかけ始め宴会を開催したのです。宴会に集まった猫をはじめとする13種類の動物と楽しく過ごしていた神様…。しかし、楽しい時間は長く続かないのです。それは、動物たちの寿命です。神様は、動物たちの絆を永遠のものにしたいと考えたのでした。
それは、何度生まれ変わったとしても宴会をしたいと考えた神様から与えられた呪い(おまじない)です。呪いが施された盃(さかずき)を勧められた十二支たちは、「神様と十二支の絆」として結ばれた約束だったのです。神様と十二支の関係は、血の絆で結ばれたということになります。神様を愛おしいと思う反面畏怖を持つ人もいます。
草摩家の人々は、自身の呪いと考え、十二支の動物に変身することで奪われる人間関係が生まれることになります。神様と結んだと尊い約束が、人間として生きていくには非常に重いものとなりました。「十二支の呪い」には、神様との絆が隠されていたのです。
呪いが解けた順番
『フルーツバスケット』に登場する草摩家の呪い=いわゆる異性と抱き着くと十二支に変身をしてしまう彼らですが、呪いが解けた順番をおさらいしていきましょう。アニメのみを見ている方については、ネタバレが含まれますので閲覧にはご注意ください。
【十二支の呪い呪いが解けた順番とは?】
- ①草摩紅野(くれの)酉:本家の庭で泣いていた所、十二支の呪いが解けた
- ②草摩紅葉(もみじ)卯:外を見ながら涙を流すことで十二支の呪いが解けた
- ③草摩燈路(ひろ)未:妹を抱っこしたことで十二支の呪いが解けた
- ④草摩夾(きょう)猫:徹を抱きしめた時に十二支の呪いが解けたことに気付く
- ⑤草摩綾女(あやめ)巳:美音を抱きしめたことで十二支の呪いが解けた
- ⑥草摩利津(りつ) 申 :花瓶を落として涙を流すと十二支の呪いが解けた
- ⑦草摩杞紗(きさ)寅 :燈路の家で涙を流して十二支の呪いが解けた
- ⑧草摩楽羅(かぐら)亥:街を歩いている時に上を向いて泣くと十二支の呪いが解けた
- ⑨草摩依鈴(いすず)午:潑春の顔に触れて十二支の呪いが解けた
- ⑩草摩潑春(はつはる)牛:依鈴を抱きしめて十二支の呪いが解けた(同時)
- ⑪草摩はとり(辰):本家の縁側で右手で顔を覆うと十二支の呪いが解けた
- ⑫草摩紫呉(しぐれ)戌:歩いている時に右手で胸を触ると十二支の呪いが解けた
- ⑬草摩由希(ゆき)子:物の怪と挨拶をした後に、真知を抱きしめて十二支の呪いが解けた
フルーツバスケットの草摩家と神様との絆
草摩家と神様との絆①十二支の物語の始まり
草摩家と神様との絆の1つ目は、「十二支の物語の始まり」についてです。十二支の始まりの物語は、誰も覚えていない遠い遠い昔話となっています。人と違った不思議な能力を持っていた存在が山の上に住んでいたそうです。そして、ある日、野良猫が不思議な能力を持った人物に惹かれて訪ねてきたのです。猫は、不思議な能力を持った人物を「神様」と呼ぶことにしました。2人はとても仲良しになっていったのです。
猫に「神様」と呼ばれるようになった人物は、人と関わることを恐れています。しかし、動物となら仲良くできるかもしれないということで招待状を送るのです。そして、十二支たちと呼ばれるようになった動物たちと宴を開くのです。これが、十二支の物語の始まりといえます。しかし、動物には、寿命があります。いつかお別れの時が迫ってくるのです。お別れが怖くなった神様はある盃を舐めさせたのでした。
草摩家と神様との絆②猫の発言
草摩家と神様との絆2つ目は「猫の発言」についてです。ほかの動物は、永遠の約束を交わしていましたが猫だけは違いました。「永遠の約束なんていらない…」と言ったのです。彼らにとって猫の発言は悲しいものであり、批判されてしまうのです。「神様神様。怖くとも、終わることを受け止めましょう…。寂しくともさりゆく命を受け入れましょう…」と発言をしていたのです。
草摩家と神様との絆③十二支達の宴
草摩家と神様との絆3つ目は「十二支達の宴」についてです。遠い昔に結ばれていた神様と、十二支の絆は、現代でも受け継がれていたのです。草摩家の一族の中で、神様と十二支の絆として繰り返し宴は開かれていたのです。いつしか、これは絆ではなく「呪い」に変わっていた悲しい出来事…。それは、猫憑きのものは、もうひとつの姿として存在することとなってしまいます。
猫は、普遍を受け入れ、神様は、受け入れることができなかったのです…。こうして彼らは、長い間苦しめられるような展開になっていったと言えるでしょう。
フルーツバスケットの呪いの解き方や経緯
呪いの解き方
『フルーツバスケット』にて呪いがありましたが、この「呪いの解き方」とはどういうものなのでしょうか…?実際には、呪いの解き方には、明確なものがありませんでした。自然と前ブレもなくそれぞれのキャラクターたちは、自身にかけられていた呪いが物語中盤にて解け始めたということになります。
例えば、好きな人と抱き合うことや、感情が揺さぶられたことにより涙を流すなどもありました。そして何かを決意した時に呪いが解けていきます。神様の絆と称されていたものがいつしか呪いとなってしまっていましたが、自分の抱えているものを解決に導いたときに解けていったのです。
呪いが解けた経緯
『フルーツバスケット』に登場するキャラクターの呪いが解けた経緯はそれぞれ違います。一番大きかったものといえば、やはり主人公の「本田透」の存在だと言えるでしょう。彼女の存在があったからこそ、彼らは心が穏やかになっていきます。不思議な魅力がある彼女の存在は、十二支の物の怪がついている草摩家の人々にとって大きかったのです。
本田透という一人の女性に癒されていったことにより、物語の中で彼らを縛り付けていた十二支憑きの呪いは解放されていったのでしょう。
フルーツバスケットで透とカップルになるのは誰?
透とカップルになるのは誰?
『フルーツバスケット』の物語の中で本田透とカップルになるのは、由希か夾かという論争があったようですが、本田透とカップル成立するのは、「夾」です。由希と本田透のカップリング成立を望んでいたファンの方も大勢いたようですが、本田透が選んだのは「夾」でした。ちなみにですが、告白をしたのも本田透からなのです。「猫年になりたかった」というセリフもあったので最初から決まっていたことなのかもしれません。
「猫」憑きのものが抱えているもう一つの姿を見られたことで激しく動揺してしまう夾でしたが、本田透は、どんな姿であっても夾に変わりはないということで、一気に距離を縮めていったようです。しかし、夾にはもう一つの秘密があります。それは、本田透の母の事故に関わっていたということです。
透のその後や子供
自身の母の事故死について夾から聞かされてもなお、本田透は夾と一緒に歩んでいくことを決めます。夾は由希にアドバイスをもらって本田透と一緒になる道を選択をすることになります。そして、最終回では本田透と夾は、おじいさん・おばあさんになった後ろ姿で手をつないでいつまでも寄り添う姿が描かれています。『フルーツバスケット another』では、本田透が産んだ子供の草摩はじめの活躍も見られるようです!
『フルーツバスケット another』は、現在連載中(2019年11月時点)です。こちらも要チェックです。由希の子供も登場することで大人気の作品となっているようです!
フルーツバスケットに関する感想や評価
フルーツバスケットは「十二支の呪いで動物になっちゃった!」っていうはちゃめちゃコメディ系かと思いきや、ネグレクトやいじめや加害者家族と被害者家族の関係や大人のドロドロした恋愛関係や暴力や、いろんなものに打ちのめされる名作です。特にはとり・紫呉・慊人の関係にはかなり度肝抜かれた。 pic.twitter.com/Gg4RRtqRis
— 日並 (@MMmm_selfish) November 19, 2018
『フルーツバスケット』には、「十二支の呪い」だけではないそれぞれのキャラクターが抱えている悩み・トラウマ、大人のどろどろした恋愛関係などが描かれている漫画です。ただ単に少女漫画というくくりではなく、人々の心に刺さるような言葉も印象的な漫画だと言えるでしょう。まだ読んだことない人にはぜひ読んでもらいたい漫画の1つという感想がSNSにはたくさんありました。
フルーツバスケットは十二支に変身する呪いよりも、人間関係とか言葉の呪縛によるトラウマとかの呪いの方がやばいとこ好き
— 桃乃(ももの) (@sea_sky_color) October 21, 2019
『フルーツバスケット』には、十二支で変身するという呪いもありますが、人間関係・トラウマ・言葉に束縛されるキャラクターの葛藤などが描かれているのがポイントの漫画です。十二支で異性に抱き着かれると変身する…という根本的なものもありますがその裏には壮絶な過去を1人1人が抱えているのです…。
フルーツバスケットは読んでほしい漫画だな、、十二支の呪いで動物になってしまう少女漫画かと思いきや、生きることや人を好きになること、人間の裏表、親子関係など、人と違う自分をどう受け入れるかとかそれこそ与える愛の物語でラストが本当に感動、、、
— りん (@rin_diary) November 20, 2018
名作です…!
『フルーツバスケット』は、たくさんの人に読んで欲しい漫画としていろいろな方々が、SNSで紹介をしています。十二支の呪いで変身してしまう少女漫画だと思っている人もたくさんいるかもしれませんが、その中に恋愛・人間の感情・親子関係(虐待を含む)など様々な問題が隠されています。透の温かい人柄などで癒されて見てください。本当に感動できる漫画として知られています。
フルーツバスケットの呪いが解けた順番まとめ
『フルーツバスケット』で草摩家の人々の呪いについてまとめました。「呪いが解けた順番」についても見ていただきましたがいかがでしたでしょうか…?神様との絆が原因ということもありましたが、それぞれのキャラクターの葛藤なども描かれている本作は大変人気の漫画です。『フルーツバスケット』を読んだことがない人はぜひ読んでみてください!
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