【ゴールデンカムイ】尾形百之助のモデルはカルロス・ハスコック?能力や声優も紹介

個性的で型破りなキャラクターや歴史をモデルとした漫画、グルメ漫画などあらゆる方面で話題が尽きない作品『ゴールデンカムイ』。さまざまな個性的なキャラが登場する中で、ひと際目立った人物がオールバックの髪型で狙撃能力に優れた尾形百之助です。ここでは初登場以来、ますます重要人物となってきた尾形百之助について、モデルとされるカルロス・ハスコックと異名「山猫」との関係性に迫ります。また、尾形百之助の能力や声優についても紹介していますので、ぜひご覧ください。

【ゴールデンカムイ】尾形百之助のモデルはカルロス・ハスコック?能力や声優も紹介のイメージ

目次

  1. 尾形百之助とは?
  2. 尾形百之助のモデルはカルロス・ハスコック?
  3. 尾形百之助の能力と髪型
  4. 尾形百之助の声優
  5. 尾形百之助に関する感想や評価
  6. 尾形百之助についてまとめ

尾形百之助とは?

『ゴールデンカムイ』に登場する尾形百之助は、マイペースかつ孤高なキャラクターです。登場回数が増えるごとに魅力的な人物として描かれ、イメチェン後は大人気となっていました。『ゴールデンカムイ』に登場する人物にはさまざまなモデルが存在しているということなので、ここでは尾形百之助のモデルに迫っていきます。それでは、モデルを知る前に『ゴールデンカムイ』の作品情報をご覧ください。

ゴールデンカムイの作品情報

ゴールデンカムイの概要

『ゴールデンカムイ』は野田サトルによる冒険漫画作品です。明治末期に起こった日露戦争の直後、アイヌ民族が住む北海道・樺太を舞台に膨大な金塊を巡るバトルが描かれています。また、ロシア革命や戊辰戦争などの歴史ロマン要素、アイヌ民族によるグルメ・狩猟などの要素も描かれています。2014年から『週刊少年ジャンプ』が開始され、現在(2019年12月時点)での累計発行部数が1000万部を突破するなど人気を博した作品となりました。

ゴールデンカムイのあらすじ

舞台は明治末期に起こった日露戦争直後の日本。とある冬、日露戦争に参戦した元陸軍兵・杉本佐一は、戦争中に失った幼馴染の願いを叶えるべく活動していましたが、その願いを叶えるためには資金が必要でした。資金調達のために砂金を川で拾っていた杉本だったのですが、偶然にもある男からかつて存在していたとされるアイヌの金塊が未だ発見されていないことを知ります。

その金塊を見つける鍵となるのが、刺青が彫られた脱獄囚の上半身「刺青人皮」というものでした。はじめはただの噂だと考えていた杉本でしたが、金塊の話をしていた男がクマに襲われているのを発見し、そこでその男が脱獄囚であり上半身には刺青が彫られていたのです。それが本当だと信じ始めた杉本でしたが、その直後に冬眠明けのヒグマに襲われてしまいます。しかしその窮地をアイヌの少女・アシㇼパに救われました。

アシㇼパは森のことを熟知しており、行動を共にしていくうちにアシㇼパの父・ウイルクがアイヌから金塊を奪った張本人であることが判明していきます。そのウイルクは現在網走監獄に収監されているとのこと。そこで、杉本はアシㇼパに金塊の分け前を貰う代わりに、真相を知るためウイルクに合わせる、という条件を提示します。その申し出を受け入れたアシㇼパは杉本と刺青人皮を探す旅に出ますが、2人には過酷な試練が待ち受けていました…。

尾形百之助のプロフィール

尾形百之助(おがた ひゃくのすけ)は大日本帝国陸軍第七師団に所属する兵士です。狙撃の名手として知られており、上等兵の階級にまで上り詰めています。初登場を果たした彼は、金塊のありかを示すとされる刺青を探していましたが、その時に主人公である杉本佐一(すぎもと さいち)と遭遇していました。杉本が刺青の皮を持っていたため、それを横取りしようとしていますが、惜しくも杉本との対決に敗れています。

尾形百之助と父の関係

尾形百之助は、第七師団師団長を務めていた花澤中将の妾の子であるため、優秀な軍人の血を引いています。しかし、尾形は幼少期に花澤中将に捨てられており、帰ってくることも無い中将のためにずっと同じご飯を作り続けているなど、おかしくなった母親と一緒に暮らしていました。そんな家庭に耐えられなくなった彼は、自らの手で母親を殺し、さらに腹違いの弟までもを戦場で殺しています。

そんな歪んだ傾向を持ちつつも、常に父である花澤中将が自分へ愛情を抱いているはずだと期待しています。しかし、父はそんな愛情を微塵も抱いていませんでした。それを知った彼は第七師団中尉の命令も相まって花澤中将を殺しています。その際に尾形は父に自分がしてきたことを話していますが、それを知った花澤中将は「何かが欠けた人間…出来損ない」といってこの世を去りました。

『ゴールデンカムイ』公式サイト│集英社

尾形百之助のモデルはカルロス・ハスコック?

それでは早速、尾形百之助のモデルを紹介していきます。尾形百之助について特に印象的なのが初登場した時から「狙撃の名手」だということではないでしょうか?そのことがモデルと深い関わりがあるようです。

尾形百之助のモデルは?

モデルとされるカルロス・ハスコックとは?

尾形百之助のモデルとされるカルロス・ハスコックとは、アメリカ合衆国で活躍していた軍人です。当時17歳だったカルロス・ハスコックは1959年10月にアメリカ合衆国海兵隊へと入隊。その後、狙撃手の適性を見出されたようです。

ペルドルトン基地にて訓練を受けたあとにハワイ基地の第4海兵師団に配属され、その時期には既に狙撃訓練課題の一つである”A”コースで、250ポイント中248ポイントという記録を打ち出していました。それは現在も破られていない記録とされており、その圧倒的な腕前から知れ渡っていた人物です。さらに、23歳になったカルロス・ハスコックは全米から集まった狙撃の名手、3000人の頂点に立っています。

山猫は眠らないシリーズ

カルロス・ハスコックは映画『山猫は眠らない』シリーズに登場する主人公トーマス・ベケットのモデルとしても知られています。彼がモデルとなったトーマス・ベケットは、アメリカ海兵隊のベテラン狙撃手として登場しており、新人のリチャード・ミラーと共に任務を遂行していました。

『山猫は眠らない』シリーズは6作目が公開されており、のちにトーマス・ベケットの息子が活躍している様子が描かれていました。ちなみに、2016年に『山猫は眠らない』シリーズの6作目が発売されています。

ホワイト・フェザー伝説

カルロス・ハスコックは23歳の頃にベトナム戦争へと旅立っています。同時期にランド大尉をリーダーとして各地の海兵隊から抜擢されたロバーツ軍曹やウィルソン軍曹、ドン・ラインキ先任伍長らと共に狙撃チームに参加しています。その後、カルロス・ハスコックは能力を大いに発揮し、フランス人指導将校の狙撃に成功するなど、優れた能力を誇る海兵隊の中で狙撃の名手として知られるようになっています。

現在、アメリカ海兵隊の狙撃手の代名詞と知られる「One shot, One kill(一撃必殺)」ですが、これはランド大尉と共に作り上げた狙撃兵教育プログラムで用いられた概念だったのです。それほどカルロス・ハスコックは米海兵隊の中でも群を抜いた能力を有し、著名な人物の一人でもあります。そんなカルロス・ハスコックは愛用の帽子に白い羽を付けていることから「ホワイト・フェザー」伝説として残っているようです。

カルロス・ハスコックがモデルとされる理由

理由①山猫の異名

カルロス・ハスコックが尾形百之助のモデルとされる理由に「山猫の異名」が挙げられます。宿場町での対決で尾形百之助が登場していますが、その時の『ゴールデンカムイ』のタイトルが「幕末のバラ餓鬼 VS 孤高の山猫」となっており、そこで尾形百之助が山猫と呼ばれていました。

この「山猫」という異名は察しのとおり『山猫は眠らない』からきているのです。その『山猫は眠らない』の主人公のモデルがカルロス・ハスコックなので、元を辿ると彼が尾形百之助のモデルとなったと考えられます。

理由②撃ち方

山猫以外にもカルロス・ハスコックが尾形百之助のモデルとなった理由があります。それがカルロス・ハスコックと尾形百之助の「撃ち方」です。モデルのカルロスと尾形百之助は撃つ際に、腕を組んだような体制になりますが、この体制が共通しています。この体制が尾形百之助の特徴ともいえるのですが、谷崎を狙撃する時もモデルと同じ体制をとっていました。

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尾形百之助の能力と髪型

カルロス・ハスコックが尾形百之助のモデルということが分かりました。そのモデルは、アメリカ海兵隊の中でも群を抜く能力を有していた、という特徴があります。そこで、ここでは尾形百之助の能力を紹介し、モデルとの共通点に迫っていきます。また、読者からかっこいいと言われている彼の髪型も紹介していますので、ぜひご覧ください。

尾形百之助の能力

尾形百之助の能力①狙撃

尾形百之助が誇る最もたる能力の1つに、モデルにもみられた「狙撃能力」が挙げられます。射程距離の感覚とそれに伴う命中率は作中で遺憾なく描かれていました。それも、初登場を果たした『ゴールデンカムイ』の1話において、杉本曰く360m先から一発で頭を撃ち抜けるほど。

また、山の動物を知り抜いたアシリパがヤマシギは銃で複数羽を仕留めるのが難しいと言っていましたが、それを尾形百之助は3羽同時に撃ち抜いており、その後もあらゆる戦闘シーンで敵の頭を撃ち抜いたりしていました。やはり、彼は狙撃の名手としてモデルにふさわしいだけの冷静さと能力が描かれているのが分かります。

尾形百之助の能力②観察眼

尾形百之助は「観察眼」にも優れた人物として描かれています。アイヌの村に訪れていた彼は、その時に遭遇したアシリパの言動を聞いていました。その言動をヒントに、アイヌの村を占拠していた脱獄囚たちの正体にいち早く気付いており、そこでアイヌの服で化けている脱獄囚が、一瞬だけ見せた刺青もしっかりと捉えています。

尾形百之助の能力③白兵戦

尾形百之助は遠距離に特化した狙撃能力だけでなく、「白兵戦」でも他の兵士に引けを取らない能力を持っています。たびたび白兵戦で戦闘を繰り広げていますが、たとえば杉本との戦闘で瞬時に銃のボルト(発射薬が燃焼するために必要な役室)を引き抜き、銃を使用不可能にするなど瞬発力と冷静な判断力を存分に発揮しているので、近距離戦における戦闘技術にも長けているのがうかがえます。

尾形百之助の髪型がかっこいいと話題に

カルロス・ハスコックのモデルらしく、冷静な判断力と優れた能力を持ち合わせた尾形百之助は、それだけでもかっこいいのですが、他にも髪型がかっこいいと話題になっています。尾形百之助が初登場を果たした際の髪型は、軍人らしく丸刈りでした。

しかし、第七師団から抜け出してから再登場を果たした際の髪型が長髪のオールバックとなっています。さらに杉本との戦闘によってできた縫合跡なども見られたため、そのイメチェンぶりがかっこいいといわれる理由のようです。

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尾形百之助の声優

津田健次郎のプロフィール

  • 本名:津田 健次郎(つだ けんじろう)
  • 出生地:大阪府
  • 生年月日:1971年6月11日
  • 職業:声優、俳優、ナレーター
  • 所属事務所:アミュレート

声優と俳優として活動する津田健次郎は、映画監督を目指すと同時に俳優にも興味を持っていたということから、明治大学にて円・演劇研究所専攻科で演劇活動に熱中していたようです。それから養成所に通い、卒業後に舞台系の事務所に所属していたようなのですが、その際に声優オーディションの話が舞い込んできたことが声優としても活動するきっかけとなりました。

声優オーディションを受けた津田は、1995年に公開されたテレビアニメ『H2』の野田敦役に出演し声優デビューを果たしました。以降、声優業を中心に映画やテレビドラマに出演しています。

津田健次郎の主な出演作品

声優・津田健次郎が出演した主な作品は以下のとおりです。

  • 1995年~:H2(野田敦 役)
  • 1996年~:るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(虎丸 役)
  • 2000年~:遊☆戯☆王デュエルモンスターズ(海馬瀬人 役)
  • 2001年~:テニスの王子様(乾貞治 役)
  • 2006年~:家庭教師ヒットマンREBORN!(大人ランボ 役)
  • 2008年~:隠の王(雪見和彦)
  • 2013年~:イナズマイレブンGO ギャラクシー(ビットウェイ・オズロック 役)
  • 2015年~:プラスティック・メモリーズ(標ヤスタカ 役)
  • 2018年~:ルパン三世 PART5(アルベール・ダンドレジー 役)
  • 2019年~:魔王様、リトライ!(九内伯斗 役)

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尾形百之助に関する感想や評価

こちらの感想では、尾形百之助が黒髪オールバックかつハイライトのない瞳、マントを羽織った人殺し軍人など、性癖の詰め合わせ間が凄いと言われています。「何かが欠けた人間…出来損ない」と父親に言われているのですが、そんな父親が感想のような凄い人物を生み出したといえるでしょう。そんな彼が他の登場人物と同じように魅力に映っているようです。

こちらの感想では、尾形百之助とモデルのカルロス・ハスコックとの撃ち方に焦点を合わせられています。やはり、感想でもモデルと撃ち方がかなり似ているといわれています。

こちらの感想では、尾形百之助のモデルがカルロス・ハスコックの可能性があると考察されています。カルロスの能力は感想で挙げられた経歴からも優れているのがうかがえます。

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尾形百之助についてまとめ

『ゴールデンカムイ』に登場した尾形百之助について、彼のモデルとなったカルロス・ハスコックや能力、声優などを紹介してきましたが、いかがでしたか?作中屈指の狙撃の名手であり、冷静な判断力を兼ね備えた尾形百之助。さすがモデルがアメリカで「ホワイトフェザー伝説」を誕生させたカルロス・ハスコックなだけあって、あらゆる場面で能力を発揮できる人物として描かれていました。

『ゴールデンカムイ』はここで紹介した尾形百之助だけでなく、そのほかのキャラもモデルが存在しているようです。ぜひ、この機会に今後活躍するであろう尾形百之助に注目しつつ、他に登場するキャラのモデルに注目して探りをいれてみてはいかがでしょうか?

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