2018年12月12日公開
2018年12月12日更新
ゴールデンカムイの登場人物一覧!主要キャラの元ネタ・モデルやルーツは?
2014年から連載され2018年には分割2クールでアニメ化もされた今人気絶頂の漫画、ゴールデンカムイ。その人気の一端を担っているのが作中の登場人物達です。クセの強いキャラクターにはモデルのある者から元ネタがある人物までいます。今回はゴールデンカムイについて紹介しつつゴールデンカムイに登場する登場人物の元ネタ、モデル、アニメでの声優など一覧にしてまとめていきます。
目次
ゴールデンカムイの登場人物を徹底調査!
出典: https://r25.jp
2014年の連載開始以来、数々の漫画賞を受賞し、高い人気を集め、2018年にはアニメ化もされた今話題の人気漫画、それがゴールデンカムイです。その人気の一端を担っているのがクセの強い登場人物達です。今回はそんな登場人物をモデルや元ネタ、アニメでの声優なども含めて一覧にして徹底的に紹介していきます。
ゴールデンカムイとは?
ゴールデンカムイの登場人物のモデルや元ネタなどについて一覧にして紹介する前に、まずはゴールデンカムイとはどんな作品なのか、ゴールデンカムイのあらすじなどを簡単に紹介していきます。
ゴールデンカムイの作品情報
ゴールデンカムイは2014年から集英社が出版する漫画雑誌週刊ヤングジャンプで連載している王道アクション漫画です。作者はそれまで同じく週刊ヤングジャンプにて「スピナマラダ」を連載していた野田サトルさんです。ゴールデンカムイはスピナマラダの連載を終了した野田サトルさんの元に担当編集者からの「猟師漫画を書かないか」という提案をスタート地点に作品作りが行われています。
ゴールデンカムイは明治末期の北海道を舞台に、日露戦争を戦いぬいた軍人、幕末の動乱を生き抜いた武士の生き残り、そしてアイヌの人々を巻き込んだ物語が展開されます。特にこれまで漫画作品などであまりピックアップされてこなかったアイヌ文化に関して、しっかりとした下調べをした上で取り入れる事で若い読者にアイヌ文化を広める役割を果たしてくれたとアイヌ文化の関係者にも好評を集める事になりました。
ゴールデンカムイのあらすじ
ゴールデンカムイは日露戦争を生き抜いた主人公、杉元が北海道で砂金探しをしている所から始まります。杉元は戦場で死に分かれた親友の遺言で大金が必要だったのです。そんな杉元がアイヌの埋蔵金強奪の噂を耳にする事になります。当初はホラ話だと考えた杉元でしたが、その話の証拠となる物を見てしまった事でアイヌ埋蔵金の存在を確証しこれを探しだそうと考えるようになります。
ヒグマに襲われた所をアイヌの少女アシㇼパに助けられた杉元は、必要分以外はアイヌに返還する事を条件にアシㇼパに協力を願い出ます。そこでアシㇼパがそのアイヌ埋蔵金が盗まれた際、強奪犯に父を殺された事を知る事になります。杉元の勇敢さを認めたアシㇼパは杉元の条件を承諾し、2人でアイヌ埋蔵金を探し求める事になるのです。
ゴールデンカムイの登場人物一覧!元ネタ・モデルやルーツも紹介!
ここからはゴールデンカムイに登場するキャラクターを一覧にして元ネタやモデルに関して紹介していきます。ゴールデンカムイに多数登場するアイヌ系のキャラクターは今回の一覧でもそうしているようにアイヌ語独特の名前を持っており表記も本来日本語にはないものもある点には注意が必要です。
杉元佐一
ゴールデンカムイの主人公にあたるのが杉元佐一です。元帝国陸軍第1師団に所属の一等卒で、日露戦争に従軍。「不死身の杉元」の二つ名で他の師団にも名が知られていました。多くの戦功を上げた上に生還した英雄ですが、気に入らない上官に瀕死の重傷を負わせてしまった為に、軍人恩給の資格を剥奪、除隊される事になりました。除隊後は戦場で死んだ親友の遺言で北海道で砂金を取る生活を送っています。
特筆すべきはその驚異的と言える程の生命力と、高い白兵戦能力で、追い込まれた際に発する「俺は不死身の杉元だ!」という鼓舞が決めゼリフとなっています。除隊後も陸軍の官給品を使用し続けていますが、本人も自覚がある程に射撃の腕は良くない為に、もっぱら接近戦で戦う事が多いです。その戦闘スタイルもあり、重傷を負う事も多く、仲間からも心配されますが本人は特に気にしていません。
性格は基本的には気さくで優しく情に厚い一方で、一度敵とみなした相手には容赦なく殺戮を行う残忍さも持つ二面性を持っています。埋蔵金探しの相棒となるアシㇼパに対してはその豊富な知識などにも敬意を表して「アシㇼパさん」とさん付けで呼んでいます。これらの性格などのモデルとなった人物はいませんが、杉元佐一という名前は日露戦争に出兵した作者野田サトルさんの曽祖父・杉本佐一さんから取られています。
アシㇼパ
ゴールデンカムイのヒロインにしてもう1人の主人公と言えるのがアイヌの少女アシㇼパです。この頃の北海道では戸籍上和名で登録する必要があった事から和名として「小蝶辺明日子」という名も持っています。ポーランド人とのクォーターでもあり、父親譲りの緑が散った濃紺色の瞳が特徴的です。ゴールデンカムイにおけるアイヌ文化の案内役であると同時に、10代前半とは思えない北海道の自然についても深い知識を有しています。
またアイヌ語と日本語のバイリンガルでもあり、それぞれの話者の通訳を務める事もあります。アイヌ文化を大切にする一方で古い因習に捕らわれる事を嫌っており、アイヌ文化では刺青を入れる年齢ながら拒否しています。またアイヌ文化では本来女性は狩りを行いませんが父の教えにより狩りを1人でも行う事が出来る程の実力を持ち、弓の名手でもあります。
アイヌの埋蔵金に関しては強奪の際に父を殺されたという過去があり、その事を偶然に出会った杉元に話した為に協力を依頼される事となり、旅に同行する事になります。モデルや元ネタとなる人物はいませんが、手にしている小刀「メノコマキリ」は貝澤貢男というアイヌ文化奨励賞を受賞した人物が作った物という設定があります。
白石由竹
関節を自在に外して狭い隙間に入り込めるという特異体質を生かし、潜入や間諜役を務めるのが白石由竹です。その特異体質から幼年の頃から悪さをしては監獄に捉われて脱走するという生活を送っていました。成人してもその生活は変わらず、生涯の多くを監獄で過ごす事になりついに「脱獄王」とあだ名されるようになります。一方でコミュニケーション能力が高く、器用さや観察力にも優れています。
能力だけ見ればかなり優秀なように見えますが今回のゴールデンカムイの登場人物の一覧の中でも屈指のギャグ要員であり、その特性上戦闘能力が皆無である為、アシㇼパなどに度々役立たず扱いをされています。その一方で刺青の囚人の1人でもあり、作中でも大事な場面を任されるようになっていきます。モデルは「昭和の脱獄王」と言われた白鳥由栄です。
キロランケ
アシㇼパに自身が知り得た情報を伝えるべく登場したのがキロランケです。アシㇼパの父の古くからの友人であり、アシㇼパには血の繋がらない叔父のような形で慕われています。元々はロシア系の少数民族出身で、アシㇼパの父と共に北海道に移り住みました。元々は第7師団の工兵として日露戦争にも出兵した経験を持っていますが、既に除隊して自身の育った村で生活していました。
工兵をしていた経験から爆薬物の扱いに長けている他、子供の頃から馬に慣れ親しんでいた為に、馬の扱いに長け、陸軍所属時代も軍馬の管理を一任されるなどしていました。アイヌ埋蔵金はアイヌの元に返すべきだという考えを持ち、杉元達に同行するようになりますが杉元からはあまり信用されておらず、土方からも「のっぺらぼう」の仲間の一人ではないかとみられています。
余談ですが、元陸軍兵という設定があるにも関わらず、陸軍に入る為に必要となる戸籍上の和名はゴールデンカムイ作中では明かされていません。また男性キャラクターでは珍しく今回紹介する一覧の中でも元ネタ、モデルとなる人物が明かされていないキャラクターでもあります。
谷垣源次郎
今回紹介するゴールデンカムイの登場人物の一覧の中でも珍しく、気持ちのブレが表現されているのが谷垣源次郎です。秋田出身の元マタギで、登場時は第7師団に所属。日露戦争にも従軍し、戦争中にも杉元を目撃した事があります。尾形からもたらされた情報で仲間と共に杉元達を追跡。しかしレタㇻによる襲撃を受けてしまい失神してしまいます。そこをマタギである二瓶に助けられる事になります。
二瓶と話すうちに軍人として生きるか、マタギとしての自分に戻るか迷う事になりますが、軍を抜ける事を決意。二瓶と共にレタㇻを追う事にします。レタㇻを守ろうとするレタㇻと交戦中、アシㇼパを確保しますが狩猟罠を受けてしまいます。そんな中、他ならぬアシㇼパに救われる事になるのでした。アシㇼパのコタン(村)で療養生活を送る事になります。
アシㇼパが杉元との埋蔵金探しに戻った後もアシㇼパの祖母の世話になって療養していた中、アシㇼパの身が危ないと予言したインカㇻマッの占いに世話になったお礼としてアシㇼパの祖母の元にアシㇼパを送り届けるべく行動を開始しました。ちなみに今回の一覧の中ではモデルとなる人物が見つかっていない1人です。ただいないとは公言されていないので誰かしらいるのではないかと言われています。
インカㇻマッ
アイヌ語で「見る女」という意味の名前を持っている女性、それがインカㇻマッです。その名の通り占いを生業としており、杉元達の前に現れて意味深な言葉を残していきました。その後アシㇼパのコタン(村)に現れて「アシㇼパの同行者に裏切り者がいる」と予言しています。その事が谷垣を動かすきっかけとなりましたが、同時にアシㇼパから不信がられる理由にもなっています。
鶴見と接点を持っていたりもするので2018年12月現在分かっている時点ではまだまだ謎の多い女性で、まだ元ネタ、モデルと言われる人物についても示唆されていません。
レタㇻ
白銀の毛並みを持つ雄のエゾオオカミです。幼い頃に親狼と共に熊に襲われている所をアシㇼパが保護し、以降アイヌ語で「白」の意味を持つ名前を付けて育てられてきました。家族同等に扱うアシㇼパに付き従ってきましたが、現在はアシㇼパの元を巣立ち、番いのエゾオオカミとの間に子供を設けています。しかし同時にアシㇼパへの気持ちは失っておらずアシㇼパの危険を察すると馳せ参じてアシㇼパを助けています。
ちなみにアシㇼパに助けられた時には親狼は既に息絶えてしまっていた事からアシㇼパはこの親狼の毛皮を自身の防寒具として使用しています。余談ですがこの頃明治政府の方針でエゾオオカミは害獣指定を受けた上に餌不足も相まってその数を激減させた事から既に絶滅したと考えられていた事から、ゴールデンカムイの中では「最後のエゾオオカミ」として追われる立場にもあります。
土方歳三
ゴールデンカムイにはモデルがいる人物が多数登場しますが、実名そのままに登場している中でもあらすじに大きく絡んでくるのが土方歳三です。幕末に活躍した新撰組の鬼の副長として知られる土方歳三は、史実では箱館戦争で死んでしまっていますが、ゴールデンカムイでは箱館戦争の戦況不利から極秘に逃げ出し、模範囚を演じる形で監獄に収監されて生き残っていたという設定になっています。
もちろん幕末から生きているので既に年齢は70歳を超える高齢となっていますが、そんな高齢さを感じさせない剣技と磨きのかかった知略を見せています。同時にのっぺらぼうによる刺青を彫られた囚人の1人でもあります。脱獄囚24名を指揮して屯田兵を全滅させて脱獄に成功しました。その目的は旧幕府勢力による北海道独立で、その軍資金とすべく、アイヌの埋蔵金を探し求めています。
元ネタはもちろん実名通り土方歳三で、脱獄後に行った銀行強盗により、愛刀である和泉守兼定を取り戻している他、後述する永倉新八が買い付けたウィンチェスターモデル1892を所持。戦闘の際にはこの一刀一銃の二刀流で戦います。
永倉新八
土方歳三と同じく、歴史上に残した名前そのままに登場しているのが永倉新八です。新撰組最強の剣士として名を轟かせた永倉新八ですが、史実では鳥羽伏見の戦いの後、新撰組と袂を分かっています。その後は妻の実家に婿養子入りして松前藩に帰参しています。また明治期には北海道で警察官僚の招きを受けて剣術指南をした記録も残っており、ゴールデンカムイではその関係で土方と再会したという設定になっています。
土方同様既に年齢は高齢の域に達しており、普段は温厚な老人ですが一度抜刀すれば複数人相手に一切の反撃を許さない程の剣技を見せています。再会した土方の野望を知り、同志として協力。主に武器の買い付けなどを行っています。余談ですが、婿養子入りした際に名を改名している為に、史実でこの時期に名乗っているのは「杉村義衛」という名前ですが、ゴールデンカムイでは通りの良い永倉新八の名のまま登場し続けています。
牛山辰馬
土方と共に脱獄した刺青の囚人の1人で、柔道家として「不敗の牛山」と呼ばれているのが牛山辰馬です。脱獄後は行方をくらましていましたが土方に発見され、同志となりました。人が死ぬほどの厳しいと言われる網走監獄の刑務作業でさえ退屈と称する程に鍛えられた肉体を持っています。普段は温厚な性格で仲間思いである反面、裏切り者には決して容赦しない性格でもあります。
また同時に性豪でもあり、アシㇼパに紳士の陰茎の見定め方を講義した事から「チンポ先生」と呼ばれて慕われています。元ネタとなったのは明治~昭和期に活躍した柔道家「牛島辰熊」だと考察されています。名前も似ている他、通り名も「不敗の牛島」と呼ばれているなどかなり共通点が多いです。
家永カノ
脱獄囚の1人で口元のホクロが妖艶な若い美女に「見える」のが家永カノです。実際は天才外科医の老人男性であり、カノはあくまでも女装した姿、本名は親宣といいます。「同物同治」という中国医学に固執し、「札幌世界ホテル」の経営を乗っ取り、ホテルの客を襲っていました。偶然にも宿泊した牛山やアシㇼパを狙ってしまった事でホテルが崩壊する事になり、以降は土方一味と行動を共にしています。
ゴールデンカムイはかなりリアルな世界観が構築されている中、様々な仕掛けを施した殺人ホテルを経営するというファンタジー寄りな存在の家永カノですが、驚くべき事にこの家永カノにも元ネタがあります。19世紀のアメリカで殺人ホテルを経営していた「ハーマン・ウェブスター・マジェット」です。偽名として「ヘンリー・ハワード・ホームズ」と名乗っていた事が家永という名前に繋がったのではないかと言われています。
尾形百之助
第7師団の上等兵として登場し、杉元と初めてやり合う事になるのが尾形百之助です。狙撃の天才であり、同時に白兵戦も行えるスペックの高さを見せつけていますが白兵戦特化である杉元には敗れる事になってしまいました。第7師団に救い出さ杉元達の存在を伝えるなどしていますが、その実鶴見を裏切っており、土方に接触、用心棒となっています。
ゴールデンカムイの中でも屈指のスナイパーである尾形ですがその元ネタになったのは映画「山猫は眠らない」シリーズに出てくるトーマス・ベケット、さらにトーマスのモデルとなっているカルロス・ハスコックではないかと言われています。尾形とカルロスで狙撃の際のポーズが似ている他、尾形がゴールデンカムイの作中の中で度々猫扱いをされるのもこの映画のタイトルから来ているのではないかと考えられています。
鶴見
ゴールデンカムイの作中で実質的に第7師団を支配している常に額当てをしている異様な姿をしているのが鶴見です。師団内でも特に帝国からの独立を目論む反乱分子の頭目であり、人心掌握術に優れて、そのカリスマ性から部下にも心酔する物も多いです。第7師団を冷遇する陸軍から戦友や戦死者の遺族の窮地を救うべく、アイヌの埋蔵金を使って世界規模で軍事工場を作り、北海道で独立しようと目論んでいます。
日露戦争の中で頭蓋骨前部と前頭葉を損傷している為、奇抜で突飛、残忍な言動が多いなどゴールデンカムイの登場人物一覧の中でも屈指のイカれたキャラクターでもあります。ここまで狂ったキャラなので明確なモデルはいませんが、部下思いで上層部のやり方に反発するリーダー部分の元ネタとなったのは史実で同じく日本帝国第7師団に所属した須見聯隊長ではないかと言われています。
のっぺら坊
ゴールデンカムイの登場人物の中でも一番の謎であるのがのっぺら坊(語る人物によってはのっぺらぼう)です。アイヌの金塊を強奪した人物で、頭部全体が皮膚を含む欠損した鶴見以上に異様な風貌である事からこのように呼ばれています。彼が同房となった囚人達に刺青を彫る形で金塊の在り処を示した事がゴールデンカムイの物語の発端となっています。
その正体はゴールデンカムイのあらすじの中でも複数の登場人物が色々な発言をする事で長く不明でしたがアシㇼパの父、ウイルクだった事までは判明していますが、詳細が語られる前に殺されてしまっています。その正体はもちろんですが、こののっぺら坊というキャラクターはゴールデンカムイのアイヌの埋蔵金話を成立させる為のキャラクターなので元ネタとなった人物などは居ません。
ゴールデンカムイの主要な登場人物を演じるアニメ声優一覧!
ゴールデンカムイに登場する登場人物について元ネタやモデルについても紹介した所でここからはアニメ化された際に器用された声優陣を一覧にして紹介していきます。余談ですが、主人公格である杉元佐一とアシㇼパはオーディションで、その他のキャラはイメージに合う声優さんにオファーする形で出演が決定しています。一覧を確認すると分かりますが、起用されている声優さんは豪華なベテラン俳優陣が多くなっています。
杉元佐一/小林親弘
主人公である杉元佐一の声優が小林親弘さんです。声優としては2007年頃から活動していますが、アニメ声優を務めるようになったのは2013年以降になります。これまでは「ムシブギョー」の白榊夢久役を演じていた事で知られる他、「デュエル・マスターズ」ジョリー・ザ・ジョニー役、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」トビー・セルウィン役を演じてきた実績を誇っています。
アシㇼパ/白石晴香
ヒロインのアシㇼパを演じたのは白石晴香さんです。2011年にアニメ映画「コクリコ坂から」で声優デビューしました。これまでには「ガラスの仮面ですがZ」の姫川亜弓役、「干物妹!うまるちゃん」シリーズの本場切絵役、「あんハピ」の雲雀丘瑠璃を演じてきました。
白石由竹/伊藤健太郎
脱獄王にしてゴールデンカムイ屈指のギャグ要員でもある白石由竹の声優を務めたのが伊藤健太郎さんです。1995年に「黄金勇者ゴルドラン」で声優デビューを果たすと、以降数々の作品に出演しています。代表作と言えるのが「NARUTO-ナルト-」シリーズの秋道チョウジ役、「BLEACH」の阿散井恋次役、「弱虫ペダル」の田所迅役などがあります。
谷垣源次郎/細谷佳正
出典: http://anican.jp
ゴールデンカムイのキャラクターには珍しく行動に迷いが見える事で人気を集めた谷垣の声優を務めているのが細谷佳正さんです。2004年に海外作品の吹き替えで声優デビューを果たしました。アニメ作品では「新テニスの王子様」の白石蔵ノ介役、「キングダム」の王賁役、「一週間フレンズ。」の桐生将吾役、「文豪ストレイドッグス」の国木田独歩役などを務めています。
尾形百之助/津田健次郎
その行動の裏が見えないと言われる尾形百之助の声優は津田健次郎さんが務めています。19995年に「H2」にてデビューしました。その知名度を一躍高める事になったのが「遊戯王デュエルモンスターズ」の海馬瀬人役です。その後、「テニスの王子様」の乾貞治役、「GANGSTA」のニコラス・ブラウン役などを務めています。
キロランケ/てらそままさき
アイヌの武人キロランケを演じているのが俳優としても活躍するてらそままさきさんです。俳優としては1984年にデビューし以降長くは俳優業がベースでしたが、声優としては2000年以降に本格的に活動を開始。「SAMURAI7」のカンベエ役、「NARUTO-ナルト-疾風伝」の飛段役などを務めています。
インカㇻマッ/能登麻美子
アイヌの占い師インカㇻマッを演じたのが能登麻美子さんです。1998年に「ももいろシスターズ」で声優デビューを果たしました。以降「マリア様がみてる」の藤堂志摩子役、「いちご100%」の東城綾役、「ゼロの使使い魔」のティファニア・ウエストウッド役、「君に届け」の黒沼爽子役、「FAIRY TAIL」のメイビス・ヴァーミリオン役、「ノーゲーム・ノーライフ」のフィール・ニルヴァレン役などを務めています。
土方歳三/中田譲治
新撰組鬼の副長土方歳三の声優を務めたのが中田譲治さんです。1985年に「蒼き流星SPTレイズナー」でデビューしました。これまでには「ケロロ軍曹」シリーズのギロロ伍長役、「SKET DANCE」の中馬鉄治役、「Fate/stay night」の言峰綺礼役などを演じている他、「PEACE MAKER鐵」にてゴールデンカムイと同じく土方歳三役を演じた事があります。
永倉新八/菅生隆之
新撰組最強の剣士永倉新八を演じたのが菅生隆之さんです。俳優としても声優としてもほぼ同時期にデビューしています。アニメ作品ではこれまで、「幽遊白書」の雷禅役、「BLEACH」の斬月役、「地獄少女」の輪入道役、「宇宙戦艦ヤマト2199」の沖田十三役などを務めています。
鶴見中尉/大塚芳忠
第7師団を実質的に支配する鶴見中尉を演じたのが大塚芳忠さんです。1976年に声優としてデビューし、以降数々の作品に関わっています。代表作は「機動戦士Zガンダム」のヤザン・ゲーブル役、「SLAM DAUNK」の仙道彰役、「機動武闘伝Gガンダム」のチボデー・クロケット役、「NARUTO-ナルト-」の自来也役、「幼女戦記」のゼートゥーア役などがあります。
ゴールデンカムイに対する感想・評価を紹介!
ゴールデンカムイのキャラクターについて紹介した所でここからは既にゴールデンカムイの漫画を読んだ人、アニメを視聴した人の感想を紹介していきます。
ゴールデンカムイがほんとにおもしろすぎる。シリアスな場面でも普通にギャグぶっこんでくるし、アイヌ料理美味しそう。私もチタタプしたいしヒンナヒンナ言いたい。
— ちぃこ (@Chii_komame) December 9, 2018
ゴールデンカムイの感想で最も多いと言えるのはやはりゴールデンカムイを象徴する要素であるアイヌ文化に関しての感想です。ゴールデンカムイの作中にはアイヌ文化が至る所に散りばめられており、特にアイヌ料理、アイヌ語、風習などは頻繁に登場するだけあってその感想も圧倒的に多いです。
またゴールデンカムイに登場するキャラクターに関しても総じて高い人気を集めています。男キャラの多い漫画ではありますが、時代背景も合わせて非常に好感が持ちやすいキャラクターが多いです。
ゴールデンカムイのキャラの何が良いって誰もブレないとこね。みんながみんなそれぞれの思索の下に真っ直ぐ行動してるのが良い。谷垣だけが色んなことに迷いながら、ようやく役目を見つけてて、杉元よりも主人公っぽい人間だなぁと思った
— Leo (@Styro4mer) December 11, 2018
特に上記の感想のように、しっかりと考えを示した上でその考えの通りに行動するキャラクターがほとんどなのでそれが好感に繋がっていると言えます。
アニメ化に際しては、青年誌特有のグロい表現なども多いゴールデンカムイが規制が強くなってしまうのではないかと心配する声も多かったですが、実際に放送が開始されるとそれらの声を覆す程に大好評を受ける事になりました。特にアイヌ料理に関して漫画の白黒に色がついた事でより一層美味しく見え、放送される時間が深夜帯という事もあって「飯テロアニメ」と人気を集めています。
声優さんもキャラと合いすぎて毎週悶え叫んでる。猿叫みたいな叫び声あげながら観てる!!ゴールデンカムイを進めてくれたすべての人に感謝します!!!ありがとう!!来年も生きられます!!!
— 紫陽花 (@ajisai0600) December 11, 2018
また上記の感想のように、それぞれの登場人物のイメージに合う声優さんが声を担当しているという感想も非常に多いです。ゴールデンカムイはどうしても男キャラの多い作品なので出演しているのは一覧で見ても分かるように男性声優が多いですが、声優好きも楽しめるアニメとして人気を集めています。
ゴールデンカムイの登場人物一覧まとめ!
アイヌ文化が注目を集めがちのゴールデンカムイですがそのアイヌ文化を伝える意味でも大きな役割果たしているのが今回一覧で紹介した登場人物達です。ゴールデンカムイは王道のアクション漫画ですが、同時に土方歳三の登場など歴史ロマン的な側面も持ち、登場人物にも当時活躍、或いは悪名を残した人物、或いは映画などが元ネタ、モデルになっている人物が非常に多いです。
もちろんこれらの元ネタ、モデルに関しては知っていればより楽しめる程度のスパイスで、元ネタ、モデルのいる登場人物も作者野田サトルさんによって大胆に味付けされているので知らなくても充分にゴールデンカムイの世界を楽しむ事ができます。またやはりというと不自然ですがアイヌ文化に生きる者達にはモデルがいないというのも今回の一覧で知る事が出来ます。
元ネタのある人物、モデルのいる人物、作中完全オリジナルのキャラクターなど、ゴールデンカムイには実に多くのキャラクターが登場するだけに、それぞれにバランス良く登場していると言えます。これらの元ネタ、モデルなどに関しても気になった物は一覧などで確認しながら見ればよりゴールデンカムイの世界を楽しめるのではないでしょうか。