【エウレカセブン】エウレカはかわいいヒロイン！レントンとの関係や過去・正体は？

サーフィンのようなスポーティな戦闘シーンが「坂野サーカス」という名称でも愛されるなど未だに根強い人気を持つ『交響詩編エウレカセブン』をみなさんご存知ですか？そんなSFロボットアニメ『交響詩編エウレカセブン』は、様々なかわいい少年少女、あるいはそれぞれの情熱を持った多様性溢れるパートナー同士がそれぞれの決断の先で結ばれる人間賛歌なボーイミーツガールものでもあります。

そのアニメ『交響詩編エウレカセブン』のかわいいヒロインのひとりが主人公の少年「レントン」の前に現れた謎の少女「エウレカ」です。今回は、そんな「エウレカ」の過去や正体、レントンとのかわいいやりとりや、声優についてまとめてご紹介していきましょう！

映画『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』などが近年公開されている『交響詩篇エウレカセブン』とはいったいどんな作品なのでしょうか？まずは『交響詩篇エウレカセブン』を知るための重要なポイントについて紹介していきましょう。

『交響詩篇エウレカセブン』は、ホビーメーカーの「バンダイ」とアニメ制作会社「BONES」が中心となって発足したメディアミックスプロジェクト「Project EUREKA」を受けて制作されたメディアミックス作品です。50話にわたるアニメをはじめゲームや小説、漫画など数多くのメディアでその作品は展開されています。

初代のアニメ『交響詩篇エウレカセブン』は2005年4月17日から2006年4月2日までTBS系列で放映され、大ヒットしたほか、2017年からは新劇場版三部作『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』シリーズが公開。そして、2009年にはパラレルワールドのスピンオフ映画作品として『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』が公開され、続編アニメ『エウレカセブンAO』も2012年に放映されました。

『交響詩篇エウレカセブン』の物語は14歳の少年「レントン・サーストン」を中心として語られる2050年代の近未来作品です。それも、「トラパー」と呼ばれる不思議な粒子に覆われた世界で「スカブ・コーラル」という謎の生命体や「コンパクト・ドライブ」という動力源が存在する近未来ファンタジーSFものなのです。

閉鎖的な田舎町で英雄扱いを受けている父親「アドロック・サーストン」の影を踏みながら退屈な人生を送る少年「レントン・サーストン」は、ある日自宅に巨大なロボット「LFO」の一種である「ニルヴァーシュ」と謎の少女「エウレカ」に不運にも自宅を壊されてしまいます。唖然と驚愕のなかで少女「エウレカ」に対して一目惚れをしたレントン。少女「エウレカ」を追う塔州連邦軍との衝突のなかで、エウレカを守るために奔走し出します。

かくして、反政府空賊「ゲッコー・ステイト」に転がり込む形になったレントンは、得意の整備術を武器にしつつエウレカへの恋心を燃やしながら、やがてエウレカの過去や正体、世界の真相に触れることになり、地球の存亡を賭けた闘いへと駆り出されていきます。そしてエウレカとレントンが徐々に心を通わせることで、周りのおとなたちもまた動かされそれぞれの「大切な人」への物語を紡いでいくのです。

謎の少女「エウレカ」は、「ニルヴァーシュ」と呼ばれる赤いLFOを操る、「ゲッコーステイト」所属のLFOライダーです。青い髪に赤紫の瞳を持ち、登場した当初は情緒がわからないかのような無感情に近い反応をみせていました。その過去は次の章で特集しますが、元塔州連邦軍の特殊部隊「SOF」所属だったと言われています。機械の声が聞こえたり、トラパーを読むことができるなどミステリアスな雰囲気を持っています。

そして、少女エウレカはのちにレントンに恋をし、徐々に恋する少女へと変貌していくかわいいメインヒロインでもあります。また、アニメ版や映画版では声優は「名塚佳織」さんがつとめています。

この章ではかわいいと噂の『交響詩篇エウレカセブン』のレントンとエウレカの関係についてご紹介しましょう！ネタバレは最小限にしているのでこれから『交響詩篇エウレカセブン』に触れたい人も是非読んでみてください。

レントンの冒険がはじまる事の発端は「エウレカがニルヴァーシュに乗ってレントンの住んでいる家に激突したこと」です。これは、「アミダ・ドライブ」と呼ばれるニルヴァーシュの動力源の拡張カートリッジを受け取りにきた事によるのですが、レントンは自室を失ったことと、そして謎の少女「エウレカ」に一目惚れをしたことで運命が変わっていくことになります。

祖父であるアクセル・サーストンの粗野ながら頼もしい助けもあり、外の世界に飛び出すことにしたレントンはここからエウレカについていき「ゲッコーステイト」に参加することになっていくのです。

第２話「ブルースカイ・フィッシュ」でレントンはアミダドライブを手に塔州連邦軍と交戦するエウレカになんとかリフボードで合流します。そして、なんとLFOにはじめて乗ったというのに「カット・バック・ドロップ・ターン」と呼ばれる大技をエウレカとともにきめ、アミダドライブを起動させることに成功するのです。

この操縦技術が、レントンの憧れのリフボーダーでもあり「ゲッコーステイト」のリーダーでもある「ホランド・ノヴァク」の目に留まり、「ゲッコーステイト」への参加が叶うのです。そこからレントンの新しい日々がはじまりますが、エウレカの正体や過去、自身の出自など様々な葛藤のなかでの塔州連邦軍遊撃部隊所属のフリーランサーである「ビームス夫妻」との出会いによって、レントンはエウレカを置いて家出をしてしまうことになります。

第26話の「モーニング・グローリー」ではビームス夫妻のもとから今度こそ「守りたいもの」「やりたいこと」を心に秘め直したレントンと、同じく「本当にいっしょにいたい人」がはっきりと自覚したエウレカが再び空で巡り会います。そうしてお互いの気持ちを伝えあったレントンとエウレカは固い絆に結ばれるのです。

お互いの過去も正体もすべて認め合ったレントンとエウレカは最終的にモーリス、メーテル、リンクの3人の子どもたちをエウレカとレントンは正式に養子として受け入れることになります。そうして多様性を象徴するように手を取り合ったふたりはハッピーエンドを迎えるのです。

この章では、『交響詩篇エウレカセブン』のヒロインにして謎の少女「エウレカ」の過去についてご紹介しましょう。ネタバレが含まれますので初見の方はご注意ください。

少女「エウレカ」は過去にホランドといっしょにレントンの父にあたる「アドロック・サーストン」やホランドの兄の「デューイ・ノヴァク」とともに「アゲハ構想」を実行するための塔州連邦軍の特殊部隊「SOF」に所属してスカブコーラルの秘密を探るとともに、LOFライダーとして「ヴォダラク」の信徒たちの虐殺に従事していました。

その当時のエウレカは感情のない殺人マシーンのような存在で、唯一アドロックやホランドが心を砕いて教えてくれたことがほんの少しだけ染み込んでいる状態でした。

しかし、ヴォダラクの信徒たちの聖地である「シウダデス・デル・シエロ」の襲撃に関与した際に、モーリス、メーテル、リンクの3人の子どもたちの泣き声にふと感情を呼び起こし、彼らを保護しつつ自らの任務に疑問を持ち始めるのでした。そして、アドロックの死後、ホランドの手によって塔州連邦軍から無断離脱したエウレカは月光号に搭乗し「ゲッコーステイト」のメンバーになるのでした。

また、この「シウダデス・デル・シエロ」襲撃によって、エウレカは現地の人々に「赤い目の魔女」として記憶され、再び「シウダデス・デル・シエロ」を訪れた際に敵対心をむき出しにされてしまいます。

この章では『交響詩篇エウレカセブン』のヒロイン「エウレカ」の過去を踏まえた本当の正体と『新世紀エヴァンゲリオン』に登場するヒロイン「綾波レイと似ている」説について検証していきましょう！

『新世紀エヴァンゲリオン』に登場するヒロイン「綾波レイ」と似ているという説の大きな理由は「感情の乏しさ」や「セカイ系の鍵になる存在である」こと、そして「クローンのような存在がいる」ことなどが挙げられます。更に「主人公と触れ合うことで感情が芽生えやがて恋に落ちる」というボーイミーツガール要素もまた似ているとすることが出来そうです。

綾波レイと同じく「赤い目」という特徴なども符合する点はありますが、しかしながら、もちろん「綾波レイ」と「エウレカ」は全く同じ構図を持つキャラクターという訳ではなく、それぞれの葛藤と成長、そして結末が用意されているので安易に同じと捉えなくても問題ないでしょう。

『交響詩篇エウレカセブン』に登場するクローンにあたる存在は正確には「エウレカ」ではなく、もうひとりの謎の少女「アネモネ」のことを指すとした方が正しいでしょう。「アネモネ」はデューイ・ノヴァクの引き継ぎ独自に改変した「アゲハ構想」のキーキャラクターでもある「人造のコーラリアン」であり、性格は「惣流・アスカ・ラングレー」のような気性の荒さと内面の幼さを持っています。

また、デューイは「アネモネ」だけでなく複数の少女達を「人造のコーラリアン」として軍事利用する計画を実行しており、この事実が部下であった「ドミニク・ソレル」の離反などを招きました。

では、「綾波レイ」と似ていると言われる『交響詩篇エウレカセブン』のヒロイン「エウレカ」はどこがどれぐらい違うのでしょうか？ここでは「正体」を比較する形で検証を進めましょう。

「エウレカ」の正体は最大のネタバレになりますが「コーラリアン」と呼ばれる「スカブコーラル」が生み出した人型生命体であり、感情の欠落は「スカブコーラル」がまだニンゲンという種を理解しきれておらず「成長して情報を得ること」を「エウレカ」をはじめとする「コーラリアン」たちに託したからでした。

この点は純然たる人工培養によって"特定の人物"の遺伝子情報を引き継いで蘇生するために生まれた「綾波レイ」とは違う切り口の正体になっています。どちらのヒロインにもドラマがあり、「自分とは違う正体を持つ相手をどう受け止めるか」「どうやって共生するか」といった問いに『交響詩篇エウレカセブン』なりに答えたのが「エウレカ」をはじめとする「コーラリアン」たちの物語なのかもしれません。

ここでは『交響詩篇エウレカセブン』のアニメや映画のなかから「エウレカ」のかわいい魅力をプレイバックしてみましょう！

第1話の登場の仕方は鮮烈で、天然であるかのように突然建物を壊してしまう姿はかわいいと同時にインパクトがあると人気です。

また『交響詩篇エウレカセブン』のなかで「エウレカ」は機械の声が聞こえるという特質を持っています。これはコーラリアンであることが大きく関係しており、そのミステリアスさがまたエウレカを魅力的にうつしています。

コーラリアンとしてのエウレカの本当の姿は粘液に覆われてところどころ燐光した蝶のような姿でした。途中段階の蛹の中身のような粘体な姿に衝撃を受けたファンも多いですが、最終的にこの翼のあるエウレカの姿もとても構図がかわいいという意見へとストーリーも合間って変わっていくのです。

粘体の状態から復帰したエウレカは髪をバッサリと切り、葉脈のように捩れた皮膚などを隠しつつもレントンへの恋心を自覚していくとともに表情が明るくなっていきます。この超ショートカット姿も人気が高くかわいいとの声が止みません。

そんなエウレカが皮膚の捩れや髪を気にして、月光号の女性陣たちにアドバイスを求めて「化粧」をしてみる回が存在します。それは第36話の「ファンタジア」でのことです。過剰に化粧をした姿はちぐはぐで美しいとは違った趣があるものの、「どうしたらレントンを驚かせられるか」という純真な気持ちや試行錯誤がかわいいと話題になっています。

『交響詩篇エウレカセブン』の続編アニメ『エウレカセブンAO』では、レントンと婚約を結び「エウレカ・サーストン」と名を改めて、レントンとの間に実子である「フカイ・アオ」を産むことになります。そして行方不明となってアオとは離れ離れになり、第13話「シーズ・ア・レインボウ」でアオを導く真実を語ることになるのです。

『エウレカセブンAO』は『交響詩篇エウレカセブン』の続編アニメにあたる作品で、2012年4月から24話構成で放映されました。主人公はエウレカとレントンの実子である「フカイ・アオ」で、現代日本に近い世界観に『交響詩篇エウレカセブン』と同じく「トラパー」などの要素が絡んできています。

ネタバレになるためこの記事では詳しい解説を省きますが、アオはレントンがそうであったようにひょんな出来事から非日常に乗り出し、自分の出生の謎や世界の真相などを解き明かすべく歩みを進めることになるのです。そんななかで、行方不明になっていたエウレカと再会することになるアオはエウレカやレントンの考えを知った上で自分なりの答えを出して決意を固めることになります。

この章では魅力ある『交響詩篇エウレカセブン』のヒロイン「エウレカ」役の声優「名塚佳織」さんについて紹介していきましょう！名塚佳織さんが担当声優の他の作品についてや、レントン役の声優「三瓶由布子」さんと共演する「あるアニメ」についての噂も紹介していきます。

「エウレカ」役の名塚佳織さんは、フリーランスの舞台役者や歌手としての顔ももつマルチな声優さんです。柔らかい声が特徴で子役や女の子役などをつとめています。ジャズダンスをはじめとするダンスや水泳、スノーボードなどを趣味とするなどスポーティな一面ももった声優さんで、「かもさん」や「かおりん」の名で親しまれています。

アニメ声優としては1999年の『今、そこにいる僕』の「ララ・ルゥ」役などでデビューを果たしており、『だぁ！だぁ！だぁ！』（2000~02）の「光月未夢」役や、『フルーツバスケット』（2001）の「草摩杞紗」役などでも有名です。SFアニメでは『.hack//SIGN』（2002）の「昴」役や、『コードギアス 反逆のルルーシュ』（2006~2008）の「ナナリー・ランペルージ/ナナリー・ヴィ・ブリタニア」役の声優としても活躍しています。

また、レントン役の声優である「三瓶由布子」さんとは『交響詩篇エウレカセブン』以外でも『ポプテピピック』という2018年のショートアニメでも共演しており、その際にはカオスな役柄を見事にふたりで演じきっています。

この章では『交響詩篇エウレカセブン』の第1のヒロイン「エウレカ」を中心とした『交響詩篇エウレカセブン』の感想をSNSから伺ってみましょう！

レントンも劇中を通して成長したキャラクターのひとりですが、エウレカの心を開くまでのツンデレ具合が好きだという感想もあがっています。声優の名塚佳織さんの演技も合間って無機質な謎の少女として登場したエウレカが、レントンに触れて自身の過去や正体と向き合うことでだんだんと恋する少女に変わっていく様はファンのなかでも堪らない演出のようです。

レントンとエウレカのかわいいシーンはたくさんありますが、なかでも26話の「モーニング・グローリー」はファンの中でも感動と興奮を与えた名シーンとして記憶されています。

アニメ『交響詩篇エウレカセブン』の魅力としてレントンやエウレカをはじめとする最初は過去に縛られていて前に踏み出せないでいる人々がそれぞれの決意に勇気付けられてどんどんと成長していく群像劇の面白さがあります。そのなかでもレントンの成長とエウレカの細やかな変化はファンの心を掴んで離さない素敵な演出なのです。

アニメ『交響詩篇エウレカセブン』の人気キャラクター「エウレカ」の過去や正体、声優などのご紹介はいかがでしたか？映画最新作『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション3』が2021年に控える今のうちに、エウレカやレントンが登場する続編アニメ『エウレカセブンAO』などのスピンオフ作品などを楽しんでみるといいかもしれません。