【ハンターハンター】キルアの母・キキョウ=ゾルディックとは？能力や声優は？

『ハンターハンター』に登場するキキョウ＝ゾルディックはキルアの母親です。ゴンと行動を共にするキルアは、暗殺一家として名を轟かせるゾルディック家のしがらみから逃れるために家出をしていますが、そんなキルアを連れ戻そうと躍起になっていたのがキキョウでした。ここでは、そんなキキョウ＝ゾルディックについて、『ハンターハンター』の作品情報を交えつつ、彼女のプロフィールを紹介していきます。

『HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)』は富樫義博によるバトル漫画です。主人公であるゴン＝フリークスが父親ジンとの出会いを果たすため、父親の職業であったハンターになり、キルアやレオリオ、クラピカの三人との絆を深めていきながら冒険をする様子を描いた作品となっています。収集癖のある作者・富樫が「ハンター」を題名に取り込むことによって作品が成立。

収集癖を活かしてハンターを描きたいと構想を広げたことが作品を生み出すきっかけとなりました。1998年14号から『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始されており、それから20年ほどの連載が続き、それも『ワンピース』に続く長期連載中の作品です。単行本がジャンプコミックスにより36巻まで刊行され、累計発行部数が現在(2019年時点)で7200万部を突破するなど今なお人気が衰えません。

ここからは、『ハンターハンター』のあらすじを簡単に紹介します。大自然に囲まれたクジラ島に住むゴン＝フリークスは、物心がついたときから両親がいませんでした。ゴンを里親として育ててきたミトは、ゴンに父親は事故で死んだと…。しかし、ある日、森でクマに襲われていた際にカイトと名乗る青年に助けられ、さらに彼はゴンの父親であるジン＝フリークスのことを知っていると言います。

カイトはハンターであり、ジンがそのハンターの師匠であることをゴンに明かしました。以来、ジンに対して憧れを抱くゴン。それから月日が経ち12歳となったゴンは、父親の職業・ハンターになるため、そしてジンに会うためにミトを説得し、ハンター試験を受けに生まれ故郷を旅立ちました…。

『ハンターハンター』に登場するキキョウ＝ゾルディックはキルアの母親です。顔に包帯を巻いているのが特徴ですが、それはキルアがゾルディック家を飛び出す際に顔を刺したことが原因で、さらに機械式のゴーグルを身に付けているため素顔が全く分からない状態となっています。昔の写真ではカルト＝ゾルディックのように和服を着ていたようなのですが、現在は西洋貴族風の衣装を着こんでいます。

ゾルディック家が本職としているように彼女自身も殺し屋のようですが、作中では外出している様子が描かれていませんでした。ただ、使用人を活用して念能力を用いていたので、操作系の念能力者だと考えられます。

キルアの母・キキョウ＝ゾルディックは流星街の出身だとされています。同じく幻影旅団のメンバー全員も流星街出身だということですが、流星街に住む人間は戸籍がないとされており、さらにマフィアとも密接な関係にあると言われていました。おそらく、ゾルディック家も流星街とつながっている可能性があるといえるでしょう。

アニメ版『ハンターハンター』では、執事見習いとしてゾルディック家に雇われているカナリアも流星街の出身だと語られています。現在は流星街についての情報が間接的にしか描かれていない状態なのですが、『ハンターハンター』のラスボス候補だと言われているジャイロも流星街に向かっている可能性があり、もしかすると、今後の『ハンターハンター』の物語は流星街と深く関わってくるのではないかと考えられます。

キルアの母・キキョウ＝ゾルディックの夫はシルバ＝ゾルディックです。ゾルディック家の現在の当主として実権を握っている人物で、キルアの祖父にあたるゼノとは一緒に仕事をしている様子が度々描かれていました。ゾルディック家の相関図では、シルバとゼノの関係がギブアンドテイクの関係となっており、対等な関係だと考えられます。

作中でシルバとキキョウとの会話シーンはあまり描かれていませんが、キルアがキキョウに対して反発しているところをシルバが憤慨していたので、夫婦仲は良好だということがうかがえます。

そして、シルバは暗殺を本職としているのですが、キキョウがキルアの行動を抑制していたところを味方したり、友達を裏切るなと言ったり、良き父親である可能性が高いです。ただキルアが暗殺者の仕事を継がない、との意見に反対していないので、仕事に対する姿勢などははっきり分かりません。

キルアの母・キキョウ＝ゾルディックの念能力や強さはどれほどのものなのでしょうか？彼女の登場シーンでは、ほとんどがキルアの心配をしている様子が描かれていました。ここでは、その時に見られたキキョウの念能力を紹介し、彼女の強さに迫ります。

上述にてキキョウ＝ゾルディックの念能力に簡単に触れていましたが、操作系の能力者であると考えられます。しかし、戦闘シーンなど明確に念能力を使っている様子が描かれていないため、どのような念能力を持っているのか全く分かりません。

キキョウ＝ゾルディックの念能力は不明となっていました。そこで、ここからは念能力を使わずにどれほどの強さを誇るのか、彼女の行動を基に迫っていきます。

『ハンターハンター』の物語序盤では、キルアを助けるためにゴンたちがゾルディック家を訪れていました。しかし、その事情をよく思っていない人物がいました。それがキキョウ＝ゾルディックです。ゴンたちはゾルディック家の敷地内に入り、キルアの元へ向かっていましたが、そこに執事見習いであるカナリアが立ち塞がり、ゴンとの一騎打ちになります。

しかし、ゴンのキルアに対する思いが本物だと感じたカナリアは、ゴンを屋敷へと案内しようとしましたが、その時にキキョウが現れてカナリアを銃のようなもので攻撃していました。撃たれたカナリアは生きてはいましたが、結局キキョウが何を使って攻撃したのかはっきりしていません。

もう一つ、キキョウの強さが分かる場面があります。キルアがゴンを助けるためにアルカ＝ゾルディックを屋敷外に連れ出していた場面です。アルカは、これまでに念能力を使って使用人たちを大勢殺したりと、不気味で厄介な存在だとして屋敷内の地下に閉じ込められていた人物です。そのため、キキョウはアルカとキルアの様子をうかがうためにツボネを監視役として尾行させていました。

その時にキキョウがスコープを使い、ツボネの目を通して離れた状況を見ていましたが、それが念能力によるものなのか、スコープ機能によるものなのかはっきり分かりませんでした。ただ、かつて念能力が使えない状態のキルアに刺されたことがあるため、キキョウの強さは低いという人もいるようです。

しかし、キキョウはキルアの母親であるため、キルアを傷つけることを恐れたことを考慮すると、これだけでは彼女の強さを判断する材料にはならないと言えます。むしろ、キキョウは暗殺一家として名が通ったゾルディック家に嫁いできたので、それなりに暗殺者としての強さを誇っていると考えることもできます。

キキョウ＝ゾルディックの務めた声優は「雪絵玲那」と「岩男潤子」です。『ハンターハンター』の旧アニメと新アニメで2人の声優が出演している状態です。ここでは、そんな2人の声優について、プロフィールを交えつつ紹介していきます。

旧アニメ『ハンターハンター』でキキョウの声優を務めたのは「雪絵玲那」さんです。1962年5月26日に京都府京都市に生まれ、現在は声優、ナレーター、音楽家、舞台女優として活動しています。京都大学に在籍中に劇団の養成所の試験を受けた結果、そこに入ることはできたようですが、その後の試験に落ちたようです。それがきっかけでいくつかの養成所にいき、事務所に所属という形で声優、舞台女優として活動することになっています。

また、声優と舞台女優のほかに音楽家としても活動しているようで、雪絵玲那の名義でインディーズアルバム『なついろの風』や『Stroll』を発表しています。声優としては『それいけ！アンパンマン』のどびんむし姫役や『下級生』の三月静香、『ミラクルジャイアンツ童夢くん』の新城あかね役などに出演しています。

新アニメ『ハンターハンター』でキキョウの声優を務めたのは「岩男潤子」さんです。1970年2月18日に大分県別府市に生まれ、現在は声優、ナレーター、アイドル、歌手として活動しています。幼少期のころに赤い鳥や松任谷由実に憧れを抱いたことで歌手を志すようになり、13歳の頃に夢を叶えるために単身で上京しています。それから芸能事務所に通いレッスンを受けていましたが、歌手としての憧れと同時に声優にも憧れていたようです。

その後も歌手になるためにレッスンを続けていたようなのですが、自分の歌が出せないまま上京から10年が経過していたため、引退を考えていたようです。しかし、芸能関係者から「歌える声優を探しているから応募してみては」と勧められたことで、オーディションを受け見事合格。1994年に公開されたテレビアニメ『モンタナ・ジョーンズ』のメリッサ・ソーン役で声優デビューを果たしました。

1995年には井上喜久子さんとの声優ユニット『かさかなペンギン』を組んだり、『新世紀エヴァンゲリオン』の洞木ヒカリ役や『カードキャプターさくら』の大道寺知世役に出演したりなど有名な声優となっています。

ゾルディック家には、キルアから数えて曾祖父(祖父の1つ上)にあたるマハ＝ゾルディックがいます。『ハンターハンター』のコミック5巻でマハについて語られ、ヨークシン編にてマハ本人が登場していました。その時の登場が最初で最後となっており、さらにゾルディック家の相関図では基本ノータッチと記載されていました。そのため、仕事でも現役でも家のことには口出しをしない人物だといえるでしょう。

祖母に至っては名前も明らかになっていません。ただ、新アニメ『ハンターハンター』では祖母のシルエットだけが登場しています。そしてキキョウと祖母の関係についてですが、これについてはキキョウとゼノの仲が悪い、ということから彼女らの仲も悪い可能性が高いと考えられます。

ゼノ＝ゾルディックはキルアの祖父にあたる人物であり、キキョウの義理の父となります。ゾルディック家の先代の当主がゼノだと考えられています。生涯現役や一日一殺という言葉が書かれた服を身に付け、たびたびシルバと共に依頼をこなしているので、暗殺業に熱心なことがうかがえます。一方、幻影旅団のクロロとの戦闘では、クロロが仕事とは無関係でなくなったと同時に撤退をするなど無関係に人を殺すことを嫌っています。

ゾルディック家の人間としては合理的で、まともな感覚の持ち主であるといえるでしょう。ただ、キルアに対しては甘く、その甘さに対してキキョウが不満を漏らしている様子が描かれていました。キキョウとゼノが2人で会話をしている様子が描かれていないため、2人の関係性ははっきりしていませんが、キルアへの教育方針は対立している状態だということが分かっています。

イルミはキルアの兄であり、キキョウの長男にあたる人物です。回想以外で家にいることがほとんどなく、暗殺業やヒソカとの密談、クロロとまで関わっているなどあらゆる方面で活動しているのが分かります。シルバとは対等な関係にあり、シルバとの関係性を考慮すると既に独立していると考えられます。一方、母であるキキョウとは、キキョウの頼みを聞いて家を飛び出したキルアを連れ戻しに来るなどキキョウとイルミの関係は良好だといえます。

また、ツボネがいうにはイルミがキキョウ似で、キルアがシルバ似のようです。かつてシルバが幻影旅団には手を出すなと言っていましたが、イルミは幻影旅団に入団していたり、ヒソカが団長であるクロロを倒すのに手を貸していたりと、ゾルディック家の中でも異質で恐ろしい存在のように描かれています。ただ、家族が誰も死なないのであれば自分が犠牲になっても良いと考えているなど、家族に対しての愛情は本物のようです。

ミルキはキルアの兄であり、キキョウの次男にあたる人物です。身長が182㎝でありながら体重が142㎏もあるので、ゾルディック家の人間とはとても思えない肥満体質です。さらに、部屋には大量のフィギュアやパソコンなどが置かれており、グリーンアイランド編ではゲームオタクでありマニアでもあることが明かされていました。そして念能力を使えるのか、ほとんど外出せず引きこもっています。

そんなミルキのことをキキョウがどのように思っているのかは語られていませんでした。ただ、キルアになめられるなどゾルディック家の中で一番弱い人物として描かれており、シルバとキキョウを恐れ従順なようです。グリーンアイランドを入手するために親から莫大なお金を借りる代わりに暗殺業を務めるなど、どんな形であれゾルディック家には貢献しているようなので、特に問題視はしていないのかもしれません。

アルカはキルアの弟であり、キキョウの四男にあたる人物です。ただ、キルア本人はアルカのことを妹と呼んでいるため、性別がはっきりしていません。『ハンターハンター』に初登場を果たしたのは、ゴンが意識不明の状態でキルアがアルカに助けを求めた時でした。アルカの念能力は願いを叶えるのと引き換えに、お願いをする者と関係する人間を犠牲にするなど危険な力を持っています。

そのため、ゾルディック家の中で危険視され、地下の厳重な設備にずっと閉じ込められていました。そして、キルアがアルカの念能力を使ってゴンを助け出そうとしていたため、それを阻止するためにイルミが暗殺を企てています。キルアの心情を考慮して行動を後押しするようなシルバでさえもアルカのことを家族と思うな、と忠告していました。

そんなアルカのことをキキョウはどう思っているのかは描かれていませんでしたが、キルア以外のゾルディック家のメンバーは皆冷たい目で見ていたので、キキョウも同じように考えていると考えられます。ただ、一方でキルアへの態度を見る限りでは、気にも留めていない様子だったので、無関心である可能性もあります。

カルトはキルアの弟、あるいは妹でありキキョウの5男にあたる人物です。見た目が女の子であり小説では妹とされているのですが、男の子だとする描写もあるのでアルカと同じく性別がはっきりしていません。初登場を果たしたときからキキョウと行動を共にしており、キキョウにはかなり懐いているようです。ゾルディック家の相関図では、2人を結ぶ線にハートマークが描かれており、キキョウはカルトのことを「ちゃん」付けで呼んでいます。

そんなカルトなのですが、キルアを連れ戻すためになぜか幻影旅団に加入しており、イルミに加えてカルトもシルバの忠告をないがしろにしています。キキョウとは良好な関係を築いている2人なので、もしかするとキキョウの思惑も絡んでいる可能性があります。また、キルアのことを第一に考え、キルアもアルカに対して愛情を注いでいるため、アルカに対して嫉妬している様子が描かれていました。

キキョウ＝ゾルディックはゾルディック家のCDに登場していたり、コスプレが販売されていたりと彼女の魅力が散見しています。特に、キルアへの愛情が母親らしく魅力的であるといえるでしょう。ここでは、たびたび見られるキキョウの魅力を紹介していきますので、ぜひご覧ください。

キルア＝ゾルディックの魅力は「キルアへの愛情」にあります。キルアのことを溺愛しており、キルアがいかに暗殺者としての素質を持っているのかを涙ながらに語っていたり、ましてや自分を刺したキルアですらも立派になったと褒めるなど、異常ともいえる想いが伝わってきます。一方、キルアは母親のことを嫌っており、アルカを屋敷外に連れ出す際はナニカに対して自分たちが外に出られなかったら「母親を殺せ」と言っています。

しかしそれに対しても喜んでいるキキョウがいました。一般的な価値観では到底理解できない反応をしています。また、今がキルアにとって大事な時だと考えるキキョウは家出に猛反対しており、ゴンが屋敷に訪れた時も意外なほど常識的な応対をしつつも、キルアに友人ができることをよく思っていない様子でした。

キルアへの溺愛ぶりは異常ではあるのですが、息子を立派に育てようとする姿勢は普通の母親のように見えます。少し執着が強いだけで意外と普通の母親なのかもしれません。

キキョウ＝ゾルディックが嫁いだゾルディック家は、世界に名が通った暗殺一家であるため、巨大な番犬・ミケが簡単におさまるほどの広大な土地を所有しており、さらに多くの使用人まで抱えています。登場する使用人は、キルアのことを常に気にかけ応援するなどいわゆる良い人が多く存在していました。

ただ、作中の描写を見る限りキキョウに対しては苦手意識を持っているようで、特に使用人を統括する立場にあるツボネはキキョウのことを嫌っています。イルミがキキョウ似で、キルアがシルバ似だと言っていますが、その時にイルミのことを嫌いだと言っていたからです。キルアがアルカを外に出そうとする際は、ゼノ直属のゴトーとカナリア、シルバ直属のツボネとアマネは互いに警戒し合っていた様子が描かれています。

その状況下でもキキョウには逆らえないようで、協力し合い任務を忠実に遂行していました。ゼノ派とシルバ派で使用人同士の対立も関係しているといえますが、キキョウの夫であるシルバが管理するツボネさえもキキョウのことを嫌っているので、他の使用人も良く思っていないといえるのではないのでしょうか？

念能力と同時に謎に包まれているキキョウのゴーグル。真ん中の一点だけが赤く光っており、その光が目のように見えます。なぜゴーグルを付けているのか？という疑問に対して、これまではキルアが顔を刺したことが原因で、傷付いた顔を隠すために付けていると言われていました。しかし物語が進むにつれて、キキョウが映った写真にて昔からゴーグルを付けているのが判明しています。

包帯に関してはキルアが刺したために巻き付けていると言っても間違いなさそうですが、シルバとキルアが会話をしている最中にゴーグルを通してその様子を観察しています。そのため、ゴーグルは屋敷内の監視カメラなどを利用し、映った映像を見ている可能性が高いといえます。

さらに、キルアがアルカを屋敷外に連れ出した際は、ツボネの眼鏡を通して遠距離にいる様子を見ています。これはゴーグルの機能を使っていると捉えることもできますが、キキョウの念能力によるものとも捉えることができます。

『ハンターハンター』のキキョウ＝ゾルディックのコスプレ衣装が、Amazonなどで販売されています。検索をかけてみるとキキョウのコスプレ写真が多く見られており、出番が少ないものの、キキョウ衣装はかなり人気であることがうかがえます。

キキョウ＝ゾルディックは、ゾルディック家の日常を描いたCDに登場しています。原作とは別物で、あくまでギャグ路線で描かれており、コミカルな日常を聴くことが出来ます。CDの内容は念能力を使ってまでゴキブリを退治しようとするシルバとゼノがいたり、キキョウとカイトが公園デビューを果たした際に、ゴンとクラピカが遭遇したりなど笑えるギャグが満載です。

また、原作ではキルアのためにあらゆる手を尽くす様子が描かれていたキキョウなのですが、ご近所付き合いも大切にする意外な一面もありました。あくまで原作とは別物だといえますが、それでもゾルディック家から暗殺という部分を抜いてしまえば、意外と普通の家族であることがうかがえます。

これまで、ゾルディック家が暗殺一家として有名だと触れていましたが、そんなゾルディック家の人間には作中でかなりの懸賞金が掛けられていると言われています。だからこそ、ゾルディック家には訓練された番犬・ミケが飼われており、懸賞金狙いで屋敷内に入った者をミケが食い殺しているシーンが描かれていたのです。さらに、プロハンターまでもがゾルディック家のハントに来たこともあるようです。

ただ、明確な時期は分かりませんが、ゾルディック家の人間が暗黒大陸に行ったことが明らかになっています。また、謎の念能力を使うアルカの別人格・ナニカは暗黒大陸の出身であることも明らかとなっています。ただ、シルバがアルカを別世界の人間だと言っていたので、おそらくゾルディック家の人間はこのこの辺りのことを知らないようにみえます。

今のところ、ゾルディック家が暗黒大陸編で登場する様子が描かれていませんが、暗黒大陸とは何かしら関係があるようなので、今後意外な形で登場するのかもしれません。

プロハンターにまで命を狙われているゾルディック家ですが、『ハンターハンター』の「キメラアント編」では元ネテロ会長とゼノが協力していたことから、ハンター協会とゾルディック家が良好な関係を築いていることがうかがえます。かつてはゾルディック家の人間とネテロ会長が暗黒大陸にまで行ったことが明らかになっていました。

ただ、世界をまたいで多額の懸賞金が掛けられるほどのゾルディック家を、なぜハンター協会が野放しにしているのか疑問に思っているファンもいるようです。しかし、現実問題として取り上げるならば、ゾルディック家がそれほど社会的な脅威ではないといえます。また、ゾルディック家に暗殺を依頼するためには依頼料が多額ということも考慮すると、一般人には関係ないと考えられます。

ゾルディック家はあくまで暗殺を仕事としており、一般市民へと危害を加えることはほぼないので、社会に多大な損害を加えることはほぼないといえるでしょう。また、国家レベルの暗殺に関与している可能性があるため、警察などの組織では手が出せないと考えられます。そして、ネテロ自身もあくまで個人的な関係を築いているように見られるので、ハンター協会全体とゾルディック家の関係はどれほど深く関わっているのかはっきりしていません。

こちらの感想では、キキョウ＝ゾルディックの念能力が見たいと言われています。また、暗黒大陸と深い関係のあるアルカですが、そのアルカに対して両親(シルバとキキョウ)が少しでも愛情が残っていた、ということから暗黒大陸に足を踏み入れることを期待もしているのがうかがえます。そこで、キキョウが念能力と強さを披露するのも期待要素の1つだといえるでしょう。

こちらの感想では、キキョウの心情について考察されています。確かに、キキョウは名高いゾルディック家に嫁いだということから、所有物は子供達しか残されていません。そのため、責任感の重さから必然的に子供たちに対する執着へと変わっていったとも考えられます。

こちらの感想では、『ハンターハンター』の中でもキキョウ＝ゾルディックのコスプレが一番魅力的だといわれています。キキョウのコスプレはAmazonでも販売されていますので、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか？

キルアの母・キキョウ＝ゾルディックについて、念能力や強さ、声優などを交えて紹介してきましたが、いかがでしたか？キキョウの念能力と強さに関しては、ゴーグルを使って見ているシーンからもしかすると操作系の能力者なのではないか？と考えられます。ただ、それがゴーグルの機能によるものなのか、念能力によるものなのかははっきりしていません。

かつて、暗黒大陸にゾルディック家の人間が言っていたのあれば、ゾルディック家が暗黒大陸で登場する可能性があります。それに伴い、キキョウ＝ゾルディックも活躍するシーンが見られるかもしれません。どのような形でキキョウの念能力と強さが見られるのか、今後の彼女に期待しておきましょう！