【ハンターハンター】五大災厄（暗黒大陸）とはなに？詳細情報や正体を考察

ハンターハンターの暗黒大陸編では、五大災厄やカキンの14人の王子による継承戦が新たに描かれています。ストーリーが進むごとに複雑化していく暗黒大陸や五大災厄について混乱して分からなくなってきたという方もいるのではないでしょうか？ハンターハンターを読んだことがある方も、そうでない方も本記事でチェックしてみてください。

ここではハンターハンターの、五大災厄についてまとめています。五大災厄は暗黒大陸から持ち帰ったものとされています。暗黒大陸は未知の地・新世界として知られており、興味を持つ人間が絶えないものの、恐ろしい場所として描かれています。V5(近代5大陸)は不可侵条約を締結しています。

これまでに暗黒大陸に渡航した回数は149回とされているものの、暗黒大陸へ渡航した者が無事に帰ってくることはほとんどなく、帰還者が出たのは5回の渡航のみでした。ハンター協会会長・アイザック＝ネテロも非公式ではあるものの、暗黒大陸に向かったことがあります。その際に同行していたのが、リンネ＝オードブルとゾルディックの姓を持つ、ZZIGGです。暗黒大陸はかなりの実力があるネテロでさえ危険だと語っていました。

その後、ネテロの息子のビヨンド＝ネテロはクカンユ王国と協力し、暗黒大陸へ向かいます。その際に仲間が不死の病・ゾバエ病に罹っています。ネテロはあくまで命令や任務ではなく「希望」として、十二支んに暗黒大陸に行って、リターンを持ち帰ってほしいと遺言を残しています。案内人なしには限界境界線すら超えることができないのが実情であり、生存者が出た5回の渡航は不可侵条約締結後に、非公式に行われたものでした。

ここではハンターハンターの、五大災厄のリターンとリスクについてまとめています。暗黒大陸には様々なリターンが存在し、昔からそれぞれの国が利益を得ようと渡航に挑戦していました。しかし、暗黒大陸には五大災厄があり、どの国もほとんど失敗に終わります。どこか1つの国だけがリターンを得ることがないように、不可侵条約を締結したV5でしたが、カキン帝国が暗黒大陸への渡航を発表したため、状況が変わりました。

ビヨンドとカキンが協力して暗黒大陸へ渡航し、リターンを独占させないようにハンター協会も暗黒大陸へ渡航することになりました。暗黒大陸では色々なリターンの代わりに、五大災厄と呼ばれるリスクを負うことになります。かなりの努力をした上でリターンを持ち帰ってこれたとしても、いずれかの災厄を持ち帰ってくることになります。五大災厄がありながら、人類が未だ滅んでいないのはたまたまとも言われています。

ハンターハンターでは、リスクを持ち帰ったというよりも案内人が「持ち帰らせた」と言う方が正しいと紹介されています。五大災厄の被害者やサンプルなどは極秘施設にて厳重に保管されています。ネテロは遺言を残した際に、災厄を攻略し、リターンを持ち帰ることの難易度を「文句なしのA」だと言っています。ハイリターンではあるものの、遥かに上回るリスクは「協会を窮地に追い込む」とまで発言しています。

ここではハンターハンターの、五大災厄が念能力とは別の概念なのか？についてまとめています。五大災厄はハンター達、ゴンやクラピカも使っている念能力とは別の概念です。五大災厄は念能力よりもはるかに強力な力で、念能力以上に危険も伴います。キメラアント編でネフェルピトーと戦うために急成長して、戦ったあとに瀕死になったゴンを元に戻すのは通常の念能力では難しいことが判明しています。

ハンターハンターのヨークシン編ではクロロがクラピカの念能力によって幻影旅団との接触を固く禁じられました。クロロと戦ってみたいと思っていたヒソカが、グリードアイランドで除念師のアベンガネを見つけます。除念に成功したクロロはヒソカと戦っています。このように通常の念の場合は、個々の能力の差はあるものの除念師なら基本的に除念が可能になります。

さらに、ネフェルピトーと戦って勝ったゴンと五大災厄のパプには関連があると言われています。五大災厄と通常の念では概念が大きく異なるため、ゴンはアルカ(ナニカ)にしか治せなかったということになります。

ここではハンターハンターの、五大災厄に関する重要人物のドン=フリークスについて紹介しています。五大災厄に関して重要と言われているのがドン=フリークスという人物です。主人公のゴンや父親のジンと同じフリークスの姓を持ち、2人と何か関係があるかもしれないと噂されている人物でもあります。さらにドン=フリークスは暗黒大陸のことを記した書物「新世界紀行」の東を発表しています。

ジンはドン=フリークスについて、すでに死んでいるか、続きとなる「新世界紀行」の西を書き続けているかのどちらかだと言及しています。さらに、ドン=フリークスは300年も前から生存していることが分かっています。暗黒大陸には様々な資源があり、長寿食「ニトロ米」や万病を治す香草の存在が確認されており、ドン=フリークスが暗黒大陸で食べた可能性は高いと言われています。

ここではハンターハンターの五大災厄・双尾の蛇ヘルベルの詳細についてまとめています。双尾の蛇ヘルベルは殺意を伝染させる魔物だと説明されており、操作系に近い能力ではないかと言われています。ヘルベルはメビウス湖の南東辺りに存在し、その正体は蛇の姿であることが判明しています。

ここで手に入るリターンは「長寿食ニトロ米」でほとんどは双尾の蛇ヘルベルによって殺され帰還者は11人です。長寿食ニトロ米を食べることにより、長く生きることが可能になるようです。長寿食ニトロ米についても詳しくは明かされていないものの、暗黒大陸について記した書物の著者のドン=フリークスが食した可能性が高いと言われています。

ここではハンターハンターの双尾の蛇ヘルベルの危険度についてまとめています。ハンターハンターでは、危険生物評価リストが公開されています。人間やキメラアントの危険度と五大災厄の危険度を比較すると、五大災厄の恐ろしさは一目瞭然です。まず、キメラアントの凶暴性はB～Cと記されています。人間への凶暴性がBの場合、条件次第でAに近くなるため、積極的に襲ってくる可能性が高くなります。

Cは個体差があるものの、条件次第でAに近くなります。キメラアントの数はBと記されており、数百から数千になります。キメラアントの繁殖力はB-1と記されており、年に複数回の繁殖が行われ、条件次第でAに近づきます。キメラアントの破壊力はAと記されており、日常生活に支障が出るほどのダメージを受け、後遺症も残ります。攻撃を受ければ死に至る可能性が高いです。キメラアントの総合評価はBと記されています。

早急に殲滅する必要があるものの、コストもかかりリスクが大きいため、国レベルでの対応が必要になります。五大災厄・双尾の蛇ヘルベルの凶暴性はA-1と記されています。数と繁殖力は明らかになっていません。破壊力はA-2で総合評価はAになっています。キメラアントと比較すると、キメラアント以上に危険なことが判明します。

ここではハンターハンターの、双尾の蛇ヘルベルの正体とツェリードニヒの関連についてまとめています。ツェリードニヒ＝ホイコーロはカキンの第4王子で、14人の王子による後継者を巡る争いのため、ブラックホエール号に乗船しています。ツェリードニヒは継承戦に積極的に参加するだけではなく、一般の女性を連れてこさせて殺害しています。

さらにツェリードニヒは趣味で緋の目を収集も行っており、なかには緋の目を持つクルタ族の頭部ごと保存されているものもあります。緋の目を取り返そうとしているクラピカが、別の王子の警護として乗船したのも、ツェリードニヒに近づくという目的のためです。さらに、頭部ごと保管されている緋の目はクラピカの同胞のパイロに似ているとも言われています。

念能力をツェリードニヒに教えているテータは、水見式で特質系の変化が起きたツェリードニヒのグラスを見て、今まで見たことがない・禍々しいと驚いていました。五大災厄のヘルベルと第4王子ツェリードニヒが関連している理由はツェリードニヒが2人の女性を解体し、それを楽しんでいる描写があったためでもあります。この行動からヘルベルの殺意が伝染しているのでは？と言われています。

ここではハンターハンターの、ガス生命体アイの詳細情報をまとめています。欲望の共依存と言われているガス生命体アイは、霧状の生物です。「あい」と喋るのが特徴的で、霧状の生物に手足が生えています。

かつてミンボ共和国が、ハンター協会と組んで挑戦したものの、帰還した人間はたったの3名でした。ガス生命体アイのいる場所で手に入るリターンは色々な液体のもと「三原水」で、暗黒大陸でアイを巡って何らかの争いがあり、帰還した人は正気ではなかったと言われています。

ここでは、ハンターハンターの五大災厄・ガス生命体アイの危険度についてまとめています。五大災厄・ガス生命体アイの危険度は総合評価がAで、凶暴性はA-2です。繁殖力と数は明かされていません。破壊力はA～Bです。キメラアントと比較すると、不明な数と繁殖力を除いて上回っています。ガス生命体アイは人間への凶暴性がAからEの5つの段階中、1番危険度の高いAになっています。

そのため、ガス生命体アイは積極的に襲ってくるうえに、生態などが大多数の人間を危険にさらします。破壊力も非常に高い確率で死に至るうえ、回避することも困難なレベルです。人間がガス生命体アイから受けるダメージは、日常生活に支障をきたし、後遺症が生涯にわたって残るレベルです。

ここではハンターハンターの、ガス生命体アイの正体についてまとめています。五大災厄のガス生命体アイの正体は、ゾルディック家のアルカです。ゾルディック家のアルカは念能力とは違った概念の、驚異的な力を持っています。アルカの「おねだり」を3つ叶えることで、ナニカが1つ「お願い」を聞いてくれます。

アルカのおねだりは4回連続で断ることによって、おねだりを断った人だけでなく、家族や友人も巻き込まれて死亡することになります。アルカは力を持つがゆえに「どこかから来た闇」とも言われ、隔離されていました。アルカの力を使えると判断したイルミとミルキは、一般人を使ってアルカの能力を実験し、お願いを叶えてもらうまでの手順やルールを明らかにしていきました。

ナニカが1つお願いを叶えたあとは、アルカに戻ります。ガス生命体アイの「あい」という口癖とも特徴が一致しています。かつてネテロと共に暗黒大陸に行ったジギー=ゾルディックが持ち帰ってきたのではないかと言われています。

ここでは、五大災厄・人飼いの獣パプについて正体や考察を紹介します。人飼いの獣パプの詳細情報は、メビウス湖より北東部にある沿岸の山脈に存在し、快楽と命の等価交換と書かれています。水に沈めることによって発電可能な鉱石がリターンとして得られます。この「無人石」が取れる山脈には人飼いの獣パプが住み着いており、ベゲロセ連合国の人間が1000人も挑戦しに行ったにもかかわらず、帰ってきたのは7人でした。

ここではハンターハンターに登場する五大災厄のパプの危険度についてまとめています。パプの繁殖力や数は不明で、破壊力はB-1です。総合評価はAのため、人飼いの獣パプは急いで殲滅させる必要があると判断されています。しかし、有効な対策方法は見つかっておらず、対策が困難とされています。全世界レベルでの協力が必要になるため、1つの国や組織で対策するのは無理があり、凶暴性がA-2になっています。

ここでは、人飼いの獣パプの正体やゴンの関連について紹介します。人飼いの獣パプがゴンと関係していると言われているのは、キメラアント編での出来事がきっかけです。ゴンは自分より遥かに強いネフェルピトーに勝つために「これが最後でもいい」という覚悟の上で一瞬にして成長しました。ネフェルピトーを倒した後のゴンは瀕死状態になっており、このときの状態がパプの犠牲者と似ていると指摘されています。

人飼いの獣パプの正体などの詳細は明らかになっていないものの、「快楽と命の等価交換」という驚異の力を発動させ、ゴンに対して命と引き換えにネフェルピトーを倒す強さを与えた災厄なのではないか？と言われています。

ここではハンターハンターに登場する災厄、植物兵器ブリオンについて紹介します。ブリオンがいる場所は、メビウス湖から北に向かい、樹海を抜けて400kmほど進んだ所にある無人の都市です。ここでは「万病に効く香草」が手に入ります。

ここでは、植物兵器ブリオンの危険度についてまとめています。植物兵器ブリオンはアイ、ヘルベルやパプと違い、数と繁殖力が明らかになっています。ブリオンの数はCのため、数十体ほど、繁殖力はB-2のため、年に複数回の繁殖が行われます。ブリオンの破壊力はA-1で、植物兵器ブリオンの攻撃を受けた者は死ぬ危険性が高く、後遺症も残ります。凶暴性はBで、総合はB+のため、ややキメラアントを上回ります。

個人の人間で総合C、国家レベルの場合は総合～B+のため、総合Aのアイ、ヘルベル、パプよりブリオンは危険度が低めです。万病に効くと言われている香草を手に入れるために、植物兵器ブリオンがいる無人都市に向かったサヘルタ合衆国の特殊部隊は殺され、帰還した者は2人のみでした。

ここではハンターハンターに登場する、古代遺跡を守る植物兵器ブリオンの正体をまとめています。植物兵器ブリオンは「正体不明の球体」として紹介されており、五大災厄の中でも特に正体が謎に包まれています。首から上が謎の黒い球体になっており、首から下は人間の体で服を身につけていないのが特徴です。

ここでは、暗黒大陸のゾバエ病の詳細について紹介しています。ネテロの息子・ビヨンドは、かつて無謀にもクカンユ王国とともに暗黒大陸の攻略に挑んだことがあります。その際に、ルートを外れたことによってゾバエ病の被害にあっています。ゾバエ病の患者は現在、地下で厳重に管理されています。ゾバエ病の者は、食事を与えていないにもかかわらず、自給自足で生きており、希望を騙る底なしの絶望と言われています。

ここでは、ハンターハンターのゾバエ病の危険度を紹介します。ゾバエ病の凶暴性はC-1のため、キメラアントや人間を除いて災厄だけで比べてみた場合、凶暴性が低めです。数はEで単体とされているものの、ゾバエ病が他の災厄と違って実体がないため患者の数ということになります。

現在ハンターハンターに登場しているのは、ビヨンドとの暗黒大陸への渡航でゾバエ病にかかり、帰還した1人のみです。繁殖力と破壊力はB-2で、総合はB+のため、早急に国レベルでの対策が必要になってくる災厄です。

ここでは、不治の病ゾバエ病のビヨンドレポートについてまとめています。過去にビヨンドは暗黒大陸に渡航しています。リターンを得ることは出来たものの、帰還者のなかにはゾバエ病にかかった者もいました。ビヨンドレポートはこの際に、渡航した記録としてビヨンド自身が書いたものか、ゾバエ病にかかった者について記されたレポートではないか？と言われています。

ここでは、ハンターハンターに登場するゾバエ病の正体は何なのか？元ネタはあるのか？について紹介します。ゾバエ病に少し似ている？と言われているのが「ゾナハ病」です。ゾナハ病という病名は、漫画「からくりサーカス」に登場します。

「うしおととら」「双亡亭壊すべし」「邪眼は月輪に飛ぶ」「月光条例」などを手がけた藤田和日郎による少年漫画で、1997年から2006年にわたって少年向け漫画雑誌「週刊少年サンデー」で連載されていました。ゾナハ病は人を笑わせている状態にないと、苦しみから解放されることはありません。呼吸困難など発作が起きるため、そのたびに人を笑わせる必要があります。

ゾナハ病には段階があります。第一段階では発作が起きるものの、誰かを笑わせることで通常の状態に戻り、命を落とす危険性はありません。しかし、第二段階になると死亡する確率がかなり高いです。死因は様々な合併症によるものですが、第三段階の苦痛と比べれば、第二段階のうちに死亡した方が幸せなほどだと言われています。

第二段階を乗り越えて生きた者は第三段階に移り、死ぬことが困難になります。第三段階になると体温は低下して全身が硬直するだけでなく、呼吸困難の状態が続きます。対策として「万能の霊薬」を飲むか「ワルトハイム電磁波」を照射する方法があります。

ゾナハ病にかかると成長も止まり、食事や水分を摂取していない状態にもかかわらず、簡単には死ねないといった生き地獄を味わうことになります。病名が少し似ていることや、ゾバエ病の患者も食事せずに自給自足で生きるなど、共通点があることから元ネタではないかと言われています。

本記事では、ハンターハンターの新大陸・暗黒大陸についてまとめました。それぞれの災厄がどのような姿、形でどんな能力を持っているのかや、それぞれのリスクやリターンについて理解して頂けましたでしょうか？今後のハンターハンターの展開にも注目です。