2019年10月29日公開
2019年10月29日更新
【ハンターハンター】ゾルディック家のキャラ一覧!家系図や強さ・念能力も解説
ハンターハンターでも屈指の人気を誇るのがキルアを始めとした暗殺一家ゾルディック家です。家族全員が暗殺者という特別な一家としてハンターハンターのあらすじの随所で活躍しています。今回はゾルディック家について、それぞれの兄弟やその血筋、執事達ゾルディック家に連なる者の念能力やその強さ、少し分かりにくいゾルディック家の家系図などもゾルディック家について含めて紹介していきます。
目次
ゾルディック家のキャラ一覧~5人兄弟~
キルア=ゾルディック
ゾルディック家に連なるキャラの中で最初に登場したのがキルアです。ハンター試験編から登場し、ゴンやクラピカ、レオリオと交友関係を築きました。物語開始時点で12歳で身長は158cm、体重は45kgと年相応ながらかなり筋肉質な体つきをしています。
キルアの生い立ち
キルアはゾルディック家の5兄弟の中でもダントツの才能を誇ると言われる神童です。その神童っぷりに加え生まれた時から施された暗殺と戦闘技術に特化した英才教育により、さらにその才能を発揮、その才能によって次男ミルキ以外の家族から溺愛されています。しかしそんなレールを敷かれた家族関係が嫌になり家出、ハンター試験を受験しそこでゴン達と出会う事になります。
イルミによって一時連れ戻されるも、ゴン達が迎えにきて出奔するとしばらくはやりたい事を見つける為、ゴンの父親探しに協力。その過程でゴンを介さない友人もでき、イルミに差し込まれていた針を抜いた事でさらに精神的に大きく成長しました。
キルアの性格
ゲームに詳しかったりお菓子が好きだったりと子供らしい一面を見せる事もあるキルアですが基本的には頭脳派で頭の回転も非常に速いのが特徴です。またその生い立ち故に達観している一面もあり、年上や女性に対しても遠慮なしに物を言うので周囲からは生意気だと見られる事が多くなっています。その生い立ちもあって金銭感覚が常識はずれで勝負事に熱くなりやすくギャンブルにハマりやすいと言われています。
家族に対しての感情にもそれぞれに違い、特に溺愛が強いキキョウは鬱陶しく感じ、主にキルアの教育を担当していたイルミに対しては畏怖の念を抱く一方でミルキのことは軽蔑、アルカは自らが過保護とも言える程に溺愛し、カルトには無関心、父の事は暗殺者として尊敬しており、祖父のゼノには甘える一面も見せます。
イルミ=ゾルディック
出典: https://festy.jp
ゾルディック家5兄弟の中でも唯一、父シルバ、祖父ゼノと対等の関係でギブアンドテイクの関係を築いているのがイルミです。
キルアの兄弟で長男
暗殺一家ゾルディック家5兄弟の中でも年長にあたり、次男ミルキとは5歳、キルアとは10歳以上離れている年齢差もあって、既に半分独立した暗殺者として活動しているのがイルミです。そういった事もありキルアの教育には父と同様に携わっているなど兄弟の中でも別格となっています。
キルアへの執着
兄弟に対しての感情はあまり見えないイルミですが、唯一の例外と言えるのがキルアに対してです。キルアに対しては異常な程の執着を見せており、どんな状況でもキルアが死なないように、強者と判断した相手からはまず逃げきる作戦を考えるようにさせた上で、自らの針を刺す事でその教育方針を強制するような徹底ぶりを見せています。ただこれは作中ではキルアに対しての屈折した愛情からくるものだと表現されています。
イルミの交友関係
既に半ば独立しているイルミは独自に交友関係も築いています。あくまでもビジネス上の付き合いという形ですが幻影旅団の団長であるクロロや孤高主義のヒソカとも友好的な関係を築いています。特にヒソカとの関係性は深く、初登場したハンター試験で交友を持っていこう、度々ヒソカに協力する姿勢を示しています。ただしヒソカがキルアに興味を示した場合には一触即発の関係になるなどあくまでもキルア優先なのは変わりません。
殺し屋としての側面
ゾルディック家は暗殺一家として登場していますがその実暗殺をしているシーンというのはほとんどありません。唯一描かれているのがヨークシンでの十老頭での暗殺者です。この時はマハとカルトと協力こそしましたが十老頭の暗殺に成功させています。また暗殺の為であれば例え一般人などのターゲット以外の人物を犠牲にする事を厭わない性格をしており、その冷酷さはゾルディック家でも1番だと言われています。
ミルキ=ゾルディック
キルアにブタくんと呼ばれ影では見下されながらもお互いがお互いを利用する関係なのがミルキゾルディックです。
キルアの兄弟で次男
ゾルディック家5兄弟は比較的歳の離れた兄弟でミルキはイルミとは5歳差、キルアとも7歳程年齢が離れています。10歳の頃から一切外出しない引きこもりでありゲームやフィギュアを収集する収集癖が強く、またほとんど外出してない事もありキルアには影でバカにされています。
殺し屋かは不明
ゾルディック家は暗殺一家ですが、唯一ミルキだけは明確に殺し屋をしているかは不明です。なにせ10歳から外出していないという事、本人がプログラミング技術や機械関係に強い事からゾルディック家では情報収集や外部との交渉などを担当しているのではないかとも考えられています。
カルト=ゾルディック
ゾルディック家5兄弟の末っ子でキルアとはお互いに関心がなさそうで接点が少ないのがカルトです。
キルアの兄弟で五男
カルトはゾルディック家の五男として登場します。初登場時は母キキョウと共にキルアに会いにきたゴン達の前に姿を見せる形で登場、その後ヨークシンではイルミと共に十老頭の暗殺を行いました。和服を好んでおり、おかっぱ頭をしている事もあってその外見は日本人形のような姿をしています。
ボクッ娘?性別は謎
ハンターハンターの中でクラピカに並んで性別が不明だとされるのがカルトです。一応公式のデータブックでは弟とされていますが、小説版では妹に設定されているなど設定が曖昧な状態で登場を続けています。一人称も「ボク」なので判別が難しく2019年10月現在まで性別不明のまま登場し続けています。
幻影旅団へ入団
ヨークシン編までは常に家族の誰かと共に行動していたカルトですが、そんなカルトが初めて単独行動を起こしたのがヨークシン後です。ヨークシンではヒソカが幻影旅団への偽造入団を明かし、ヒソカがつけていたNo4が空席になった事からその穴埋めの形で幻影旅団に加入しました。幻影旅団への入団理由は「兄を取り戻す為」とされていますが具体的に誰を指しているのかは不明です。
幻影旅団入団時はそれまでの経験からか驕りがあり、すぐにでもNo2の座を射止められると考えていましたが他の旅団員の戦いぶりに実力差を痛感し考えを改めています。幻影旅団に兄であるイルミが加入するとB・W1号では行動を共にしています。ちなみに幻影旅団に入った事実は既にハンター教会にも認識されているようです。
アルカ=ゾルディック
出典: https://prcm.jp
ゾルディック家5兄弟の中で一番最後に登場したのが4子となり、選挙編まで長らく名前しか登場していなかったアルカです。
キルアの兄弟で四男
暗殺一家であるゾルディック家において唯一異端な存在と言えるのがアルカです。その特異性の高い能力故に父であるシルバも暗殺者として育成する事なく、ゾルディック家の地下室に厳重に隔離されていました。暗殺者として教育されていないので年相応の子供でしかなく簡単な自衛も行う事は出来ません。
性別は不明?
カルトとは別の意味で性別が不明なのもアルカの1つの特徴です。キルアはアルカの事を「妹」と呼んで女の子扱いをしていますが、イルミからは「弟」と呼ばれゾルディック家の執事達からも「坊ちゃま」と男の子扱いをされている為です。このあたりもまたアルカがキルアを特に大好きな理由の1つになっており、或いはカルトが助けたい兄とはアルカの事ではないかと考察される結果にも繋がっています。
アルカの性格
ゾルディック家は暗殺一家であり、才能の差はあれど皆が暗殺者として育てられる為に、その性格は一般的に見ればかなり歪んだ性格になっている事が多いです。キルアもゴン達との触れ合いでだいぶまともになりましたが登場当初は冷酷な一面も持ち合わせていた程です。そんな中アルカは暗殺者として扱われていない事もあり無邪気で素直な性格をしています。
ゾルディック家のキャラ一覧~兄弟の血縁者~
シルバ=ゾルディック
現在のゾルディック家の当主であり、ゾルディック家5人兄弟の父親でもあるのがシルバ=ゾルディックです。
キルアの父親
キルアを暗殺者として育て上げた1人であり、寡黙で厳格な性格をしているのがシルバです。基本的には父親である前にゾルディック家の当主として接する事が多いですが、家でしたキルアが帰宅した際には初めて父親として接し、キルアの思いを尊重して旅に出るのを許可したりと放任主義な一面も持ち合わせています。
キキョウ=ゾルディック
シルバの妻でありゾルディック家5人兄弟の母親でもあるのがキキョウ=ゾルディックです。流星街の出身で西洋貴族風の帽子とドレスが特徴的です。
キルアを溺愛
キキョウはゾルディック家の中でも特にキルアを溺愛している家族の1人でキルアが優秀な暗殺者となる事を誰よりも切望しています。これに対してキルアはそんな母親を鬱陶しく思っており、家出の際には顔をめった刺しにされたり、一時帰宅した際にも冷たい視線を浴びせられるなど態度に出す以上の行動に出ていますが、キキョウ自身は「暗殺者として立派に成長している」と歪んだ受け止め方をしています。
また過保護な一面も持ち合わせておりキルアの事を目の届く所で育てたいという意志を持っていますがシルバの放任主義に対して渋々ですが従っています。とはいってもシルバとの仲は基本的に良好でありその他、家族の中では特にカルトと仲が良いです。
ゼノ=ゾルディック
キルアから見ると祖父に当たり、67歳となった現在も暗殺者として現役で活動しているのがゼノです。体格などは比較的小柄な老人ですが高い実力を有しており、幻影旅団団長のクロロと戦闘した際にはその能力の制約などもしっかり見抜く観察眼を持ち合わせています。暗殺はあくまでもビジネスという考えであり、標的以外は殺さない主義であり、必要があればと同業者にも名刺を渡すような一面も持ち合わせています。
あくまでもビジネスとして殺しをしている為、例え標的を目の前にしていても依頼人が死亡すれば仕事を辞めるというルールを徹底しています。暗殺者としては優秀かつ物騒な思考もするゼノですが仕事以外では基本的に温和でキルアにとっても良きお爺ちゃんです。ハンター教会のネテロと交流を持っており、ハンター教会が表沙汰に出来ない仕事などを受けていたような描写が見られます。
マハ=ゾルディック
ゼノの祖父、キルアから見ると祖父の祖父で高祖父に当たるのがマハ=ゾルディックです。暗殺一家としての家督こそ既に代替わりを済ませていますがゾルディック家の家長であり、現役の暗殺者です。ゼノいわく、自分が生まれた時から既に老人でネテロと同い年だと言われています。また既に家督を譲った事もあり暗殺に加わる事はあっても家族内の問題には基本関与しない姿勢を貫いています。
ゾルディック家の家系図
家系図①ゾルディック家の概要
ゾルディック家の家系図は公式には描かれていませんが登場人数が多い事もあってファンにより複数の家系図が制作されています。ゾルディック家は暗殺を家業としている故か年長者=当主というわけではなく、ハンターハンターの物語中での当主はシルバで、選挙編の裏で行われる家庭内任務(インナーミッション)などはシルバの判断で施行/中止されているのがポイントです。
また家庭内の序列は決して年功序列ではないのもポイントで、アルカを除けば基本的には「家族としての関係性」と「1人1人の暗殺者としての関係性」が同居しています。あくまでも当主はシルバですが、ゼノ、シルバ、イルミはそれぞれに暗殺者としてはギブアンドテイクの関係性であり、家系図で見る親子関係などはかなり希薄です。
家系図②家族の相関図
すべての繫がりが描かれているわけではありませんが、キルアを中心とした公式のゾルディック家相関図が上記の画像のような形になっています。この図の中で大きなポイントとなっているのがゾルディック家の執事達は横一列というわけではなくそれぞれに直属の上司がいると言うことです。
ハンター試験後にゴン達がゾルディック家を訪れた際に応対したのはゴトーやカナリアはゼノの部下であり、選挙編のインナーミッションで登場したツボネやアマネなどは現当主であるシルバの直属の部下である事が明らかになっています。基本的に直属ではないゾルディック家の者からの命令も受けますが、直属の上司の命令が優先される形になっています。
ただこの相関図では分からない事も多く、カルトやイルミ、ミルキなどが他の兄弟についてどう思っているのかは描かれていないのもポイントで、またカルトの紹介でも触れた「助けたい兄」というのにアルカに感じている「嫉妬」が関係しているのかもポイントです。
家系図③高祖父・マハについて
また家系図の中でも分かりにくい存在なのがマハで、彼はゼノから見た場合の祖父であり、名称は不明で既に死亡している事が明らかになっているゼノの父親も存在しています。また上記家系図・相関図のように仕事は現役ながらも家族の事にはノータッチで、相関図でも誰とも繋がれていないのが特徴です。
家系図④ジグ=ゾルディックの謎
また上記の家系図や相関図では一切登場していませんが作中に名前が登場するキャラクターとしてZZIGG=ZOLDYCK(ジグ=ゾルディック)と呼ばれるキャラクターが名前だけ登場しています。過去にネテロと共に暗黒大陸に挑んだ事が明らかになっていますが、ゾルディック家の家系図などには登場しておらずその関係性は不明です。
仮にジグ=ゾルディックが現在のゾルディック家の関係者である場合、ネテロの経歴などを考えると描かれている家系図で名称不明になっているゼノの父、キルアから見ると曽祖父に当たる人物、或いは生死などの情報もなく触れられていないゼノの妻、キルアから見ると祖母に当たる人物、ゼノの母、ゼノの祖母などが該当する可能性があります。いずれにしても既に亡くなっていると考えるのが妥当だと考えられます。
ゾルディック家の強さや念能力
キルアの念能力
キルアはハンターハンターの主人公であるゴンと共に、天空闘技場編、グリードアイランド編の中で念能力を習得しています。キルアは変化系の能力者で、ゾルディック家で暗殺者としての英才教育の中で受けてきた電流により電気に対して耐性を持っている事からオーラを電気に変化させる形で使用しています。ちなみに念能力の制約としてキルアは自らの身体に物理的な電流を充電する事を課しています。
疾風迅雷
本来人間は起こった出来事に対して脳が反応してから身体を動かしますが脳の反応よりも早く敵のオーラの害意に反応して身体を動かす能力が疾風迅雷です。事前にプログラムされたカウンター攻撃を狙うオート攻撃で相手の行動が読めるが反撃しか攻撃手段がない時などに有効です。
電光石火
超高速で攻撃・移動が可能になるのが電光石火です。疾風迅雷と違い自分の意志で身体を動かす事が可能ですが、疾風迅雷と違って持続的にオーラ及び充電した電気を消費するので長時間の利用は難しいです。
神速(カンムル)
上記2つの「疾風迅雷」と「電光石火」はいずれも自分の全身に電気を流して行動を強制するというアイデアから来ておりこの状態の事を神速(カンムル)と名付けています。疾風迅雷と電光石火はそれぞれに神速の一形態という扱いです。ちなみに全身に電気を纏うような状態になるので神速中は打撃すべてが電撃攻撃になります。
落雷(ナルカミ)
出典: https://festy.jp
標的の頭上から電撃を落とす単純な技です。本来は放出系を併用する技でキルアは放出系が苦手ですが電撃が高速にも近い速度で敵に到達する為に放出系の使用は一瞬で済む為に実用化出来ています。
余談ですがキルアはこの放出系は苦手という弱点を補う為、ミルキ特注の合金で出来たヨーヨーを武器として併用、重量50kgで単純な武器としての使用はもちろん、ヨーヨーを通して電撃を流す事で離れた相手への電撃攻撃も可能にしています。
雷掌(イズツシ)
至近距離で相手に向かって電撃を放つ技です。敵が感電する為一時的にですが動きを封じる事が出来ますが、強さ的にはスタンガンレベルで致死性は低めになっています。
イルミの念能力
イルミは操作系の能力者で針を指した相手を思いのままに操る事が出来る能力を持っています。基本的に対人用で、単純に肉体を操作するのはもちろん、自白の強要や暗示をかける事にも使用出来ます。また自身に針を刺して顔の形を変更する事も可能で他人への偽装する事もできます。この偽装能力自体は針がなくても可能ですが時間制限が出来るという問題点を抱えています。
針人間を使う
イルミの能力の中でも特に強力な強さを誇っているのがオーラを込めた特別製の針を相手の頭部に刺すことで相手を服従させる針人間です。針人間になった人間は一般人であっても身体能力が大きく向上し刺された時点で廃人になってしまう事が確定しています。特性の針さえあれば複数人を同時に針人間として操作してしまう事も可能です。イルミの無関係の人をも巻き込む事を厭わない性格もあって無類の強さを誇っています。
ヒソカの評価
選挙編にてヒソカがハンター達を品定めした際、ヒソカが戦いたい相手度合いとしてつけた点数によるとイルミは95点と非常に高い点数で十二支んと同等の強さを持っている事が伺えます。
ミルキの念能力
ミルキに関しては公式ガイドブックによると操作系能力者という事になっていますが本編でミルキが念能力を使用するシーンはなくその強さも一切不明な状態です。
カルトの念能力
カルトは操作系能力者で紙を武器としています。所持している扇子はカルトの念が込められた紙で作られている為かなりの切れ味を持っている他、標的に紙片をつける事で会話の盗聴も可能な能力です。
蛇咬の舞
紙片を目印にして大量の紙吹雪で穿つ攻撃が蛇咬の舞です。キメラアントの身体を切断してしまう程の強さを誇っています。
アルカの念能力(?)
アルカはその能力から特質系だと考えられますが特質系にしても異質でその力の強さもあり、そもそも念能力かどうかも2019年10月時点では不明な状態です。ガス生命体アイとの関係も疑われていますがその能力の強さから見ても不明点が多くなっています。
「おねだり」と「お願い」
アルカの能力は「おねだり」を3回聞くと「お願い」を1つ叶えてもらえるというものです。何よりも強力なのがこの「お願い」には限界がない事です。ただし「お願い」と「おねだり」は等価交換の関係にあり、叶えたお願いが大きい程に次の「おねだり」の要求難度が高くなります。しかもその「おねだり」は願いを叶えた人物ではない人物に向かうというのもポイントです。
ちなみにおねだりは断る事も可能ですが4回連続で断ると「断った者」と「その人物が最も愛している者」の最低2人が死に、さらにその被害者は直前に叶えてもらった「お願い」が大きい程に増えていくというルールもあります。
「おねだり」の事例
過去のおねだりの例としては「億万長者にして」というお願いに対して「肝臓」「十二指腸」「背骨」「脳味噌」というおねだりで最低67人が死亡、「こいつを暗殺しろ」というお願いに対しては「これ食べて(毒キノコを差し出しながら)」というおねだりでこの時は13人死亡した事が明らかになっています。
イルミやミルキの調査
アルカの能力についてはイルミやミルキがそれぞれに能力について確認しています。イルミによるとおねだり失敗により3人以上犠牲者が出る場合は「失敗した人と長い時間を共に過ごした人物」から順に死んでいく事が分かっています。またミルキによると「おねだり失敗で誰かが死ぬと難易度はリセットされる」「おねだり中は別の誰かにおねだりしない」「おねだり中に該当者が死ぬともう一人死ぬ」事などが明らかになっています。
イルミの企て
イルミはキルアが自らを犠牲にしてアルカにお願いを叶えてもらうつもりでいると考えて、キルアを守る為にヒソカと共謀する事になります。ただしこの企ては後にキルアだけが知るルールを知った事でキルアを傀儡にする事で間接的にアルカを傀儡化する方向に変化していきました。
キルア限定?特別なルール
キルア限定出来る使えるお願いとして「命令」があります。これはおねだりの内容に反映されないお願いで、言い換えればリスクなしにお願いを叶えてもらえる無類なき強さを発揮する能力です。キルアは最初からこのキルア限定の「命令」を使用する事でゴンを助けるつもりでした。この特別なルールもキルア以外の家族には知られておらずそれがその能力の強さを証明しているとも言えます。
キルアが知るルール
他の家族が知らないアルカの能力についてキルアが知っているのはお願いやおねだりを行っているのがアルカではなくナニカである事、結果が1つなら条件付きで複数のお願いが可能な事、ナニカは破壊は得意だが治すのは苦手である為、治すお願いを叶えるには対象に触れている必要がある事、治すお願いの後のおねだりは残酷にならないというのがあります。
ゴンを救った「お願い」
キルアは「命令」を使ってリスクなしでゴンを助けます。イルミにゴンがこのような状態に陥ったのは誓約と制約の反動である事からそのお願いの等価交換になるのは万単位の犠牲者が出るのではないかと推測された程のお願いだったのですがリスクを負わない命令だった事でこのリスクを伴う心配がなくなりゴンは復活する事ができました。つまり誓約と制約すらも凌駕する強さを持っている事が証明されました。
シルバの念能力
シルバの念能力は変化系である事が明らかになっていますがその詳細は不明点が多いです。念能力を使用したシーンとしては対クロロ戦、対ヂートゥ戦がありますが、両者で異なる技を使用しており、名称についても明かされていません。
キキョウの念能力
キキョウに関してはシルバ以上に詳細は不明で操作系能力者であり、スコープを通して離れた場所の現在を見ている姿が描かれているだけで条件なども一切不明です。
ゼノの念能力
ゼノの念能力は変化型能力でオーラを高密度に圧縮させる事を得意としており、円も最大で半径300mにもなる範囲で使用が可能です。
牙突(ドラゴンランス)
龍頭戯画で変化させたオーラを伸縮、旋回させて攻撃する技です。龍の口で噛みつかせるなど物理的な攻撃が可能である他、胴体に触れた相手も切り裂く事が出来ます。
龍頭戯画(ドラゴンヘッド)
ゼノの念能力の基本となる技で東洋の龍を模した形にオーラを変化させる事が出来る能力です。この能力をベースにしてその他の技を使用する他、自らの身体から切り離しての飛行や飛行させた龍頭戯画に乗って移動する事も可能としています。
龍星群(ドラゴンダイヴ)
龍に変化させたオーラを分裂させて空から撃ち落とす技です。1つ1つの小さな龍が建物を3階から1階まで貫通出来る程の強さを持っており、無数の龍による攻撃範囲はかなり広めの無差別広範囲攻撃になっています。
ゾルディック家の執事とペット
カナリア
執事見習いとして本編で最初に登場した執事がカナリアです。同年代であるキルアに友情を感じつつ職務上それを心に秘めなければいけないというジレンマに苛まれています。本編中では念能力を使用する場面は特に描かれていません。ただ一般人であれば1人で相手に出来る程の強さは保有しているのは間違いありません。
ゴトー
ゾルディック家の執事長であり、ゴン達を相手にコイン勝負を行ったのがゴトーです。ヤクザのような外見をしており、建前と嘘を巧みに使い分ける事が出来ます。
ゴトーの念能力
何系に属するかは不明ですがコインを弾丸以上の威力で連射する事が出来る能力を保有しています。
緊迫のコインゲーム
ゴトーはキルアへの情の深さからゴン・レオリオ・クラピカを相手にコインゲームという揺さぶりを仕掛けました。結果的にこのコインゲームで正解を出し続けたゴンを認めてキルアの事を頼むとお願いしています。
選挙編でのゴトー
選挙編で再登場したゴトーはキルアがアルカを連れ出す際、お目付け役の1人として再登場します。道中、イルミに協力していたヒソカと交戦、頸動脈をトランプで切断されて死亡してしまいました。
アマネ
ツボネの孫娘で同じく執事をしているのがアマネです。職務には忠実ですが基本的に感情が表に出やすいタイプで普段は冷静な立ち振舞を心がけています。作中念能力を使用する描写はありませんがツボネが変化した乗り物を操作するなど一応念能力者である事は伺えます。
ツボネ
ゾルディック家の執事の中でも年長者で普段は後進の育成を担当しており、キルアの事を唯一「キルアちゃん」と呼ぶ事が出来る老婆がツボネです。執事長であるゴトーからも「ツボネ先生」と呼ばれて恐れられており、その境遇からお目付け役などを担う立場でもあり、キルアがアルカを連れ出す際のお目付け役となりました。
ツボネの念能力
ツボネは大和撫子七変化(ライダーズバイ)という念能力を持っています。自身の身体を元にして乗り物を具現化する能力です。ただしあくまでも変化する能力であって操作するには乗り手側のオーラを必要としています。会話などが可能な上、舗装路でバイクに変身した時には電光石火を使用したキルアよりも速く移動することも出来ました。
ミケ
ゾルディック家の番犬として10年前からペットとして飼われているのがミケです。一切の感情を持っておらず試しの門以外から侵入した物をすべて食い殺している存在で、ハンター試験の直後で念能力を習得する前のゴン達とはいえゴン達が試しの門を開ける必要があった理由になっています。
ゾルディック家と幻影旅団の関係
流星街という繋がり
ゾルディック家は流星街と繫がりを持っており、カナリアやゴトーらなど執事として雇っている者の中にも流星街出身の者が複数いる他、キルア達5兄弟の母であるキキョウも流星街の出身である事が明らかになっています。
旅団とは戦いたくない?
基本的に流星街出身者で出来ている組織が幻影旅団です。流星街出身の者もいるゾルディック家が戦いたくないのはもちろんですが、シルバが過去に仕事で幻影旅団の1人とやり合い「あれは割にあわない仕事」だったとして「幻影旅団に手を出すな」と家族に忠告、幻影旅団の強さを示す1つの指標になっています。
イルミの入団
ただハンターハンターの物語上、ゾルディック家と幻影旅団は徐々に蜜月関係に近い関係になっています。ヒソカの抜けた穴埋めとして末っ子のカルトが、さらにイルミも幻影旅団に加入している為です。またキルアも思いっきり関わりをもっており、幽閉されていたアルカを除けばシルバの言葉どおりに行動しているのはミルキだけだったりします。
ゾルディック家に関する感想や評価
イルミが未だに分かんないんだよね〜。キルア自身を愛してるのかそれともゾルディック家の後継者としてのキルアを愛してるのか…。キルアが後継者としての才能がなかったらあそこまでの愛情を向けてなかったと私は思うんですけどね…。難しい…。
— せいな🦊🌻 (@sei_besama) September 23, 2019
ゾルディック家はハンターハンターでは珍しく多くの関係者が登場している暗殺一家で家系図なども細かく描かれていますが未だに分からない点も多く既に視聴した人からも多くの考察が行われています。それぞれの関係性についてはもちろん、その行動原理などゾルディック家として登場しながらも一枚岩ではない点に注目されるなど不思議と言われる点も多くなっています。
アルカはキルアから見たら妹
— 病原 佳乃 2G (@2G51833408) September 25, 2019
他の奴らから見たら男(弟)なんよね。
キルアの願い「もし妹がいたら」が叶って、キルアだけアルカが妹に見える。だから他のゾルディック家は弟呼ばわりする。キルアだけが妹と呼ぶ。ええ考察やろ?
特に謎が多いのはやはりアルカに関してです。その能力のルールなどはおおよそ説明されていますが、そもそも念能力かどうかも怪しくまた新事実として「ガス生命体アイ」など新事実が明らかになっている事からも今後の展開が気になるという声も多くなっています。
ゾルディック家にきた暗殺の依頼ってターゲットの強さによって誰がやるか振り分けられるんだろうけどクロロに差し向けられたのがシルバとゼノっていうのがあ〜〜強キャラ〜(´;ω;`)ってなる
— かじの🎃 (@Kajino_0413) August 2, 2019
またゾルディック家の家系図は描かれていますが組織としての内情が気になるという声も多くなっています。各々が依頼を受けるだけでなくゾルディック家として依頼を受けているような描写も見られ、より細かな描写を期待する声も多くなっています。
ゾルディック家の強さや家系図まとめ
出典: https://frequ.jp
ゾルディック家はハンターハンターの中でも珍しくファンによって家系図が作られる程に多くの家族、関係者が登場しています。キルアを筆頭に序盤から活躍するキャラクターも多く、アルカのように存在は示唆されながらも長らく登場しなかったキャラクターまでおり、謎が多いキャラクター群になっています。今後のハンターハンターの展開にも大きく関わりそうな謎も多く注目される点が多いです。
ハンターハンターを楽しむ要素としてゾルディック家は欠かせない存在であり重要になりそうな謎も多いのでまだハンターハンターを視聴した事がないという人は家系図なども確認しながらぜひゾルディック家にも注目して視聴してみてはいかがでしょうか?