2019年12月06日公開
2019年12月06日更新
【トリコ】茂松がIGOの裏切り者になった理由は?ジョアとの関係や強さも考察
漫画「トリコ」には様々なキャラが存在します。なかでもトリコが依頼を受けるIGOが存在しますが、作品が進むにつれてその中から裏切り者が現れます。この裏切り者の中には副会長といわれている茂松も含まれています。IGOのメンバーの中でも強靭な強さを持っている茂松がどうして裏切ったのか、そこに謎の人物・ジョアが所属する「NEO」がどれほど関わっているのかなどをここではまとめていきたいと思います。
トリコの茂松とは?
漫画「トリコ」には様々な魅力的なキャラクターが存在します。その中でも主人公であるトリコたちをサポートしてくれるIGOと呼ばれる機関に所属するキャラは重要な人物ともいわれています。そんなIGOに所属しながらもトリコたちの敵となる「NEO」に繋がっていた人物が存在します。その男の名は「茂松」です。IGO副会長という地位にいながらも敵と内通していた茂松とは一体どういった人物なのかをここではまとめていきます。
トリコの作品情報
IGO副会長・茂松がなぜ裏切りという選択をしてしまったかなどを考察していく前に、島袋光年が描いた漫画・トリコに関しての概要やあらすじなどをここではまとめていきます。
トリコの概要
トリコは2008年に漫画家・島袋光年が週刊少年ジャンプにて連載された作品となります。元々は短編の読み切りとして描かれていた作品でした。連載当初から注目度も高く、アニメ化された際には人気作品の「one piece」「ドラゴンボール」などともコラボをしていました。漫画連載も2008年から2016年の八年半という長期連載もなされています。
トリコのあらすじ
未知の食材を求めて人々が探究するグルメ時代、そんなグルメ時代を支えているのが多くの「食材」を求める者達・美食屋です。そんな美食屋の中でもカリスマといわれているのが美食家・トリコです。そんなトリコの元に食材の調達を依頼しに来た料理人・小松は、トリコと共に食材調達の旅に出ます。そこでトリコの命に対する姿勢や態度に感動した小松は、トリコと更なる食材を求めて様々な場面に同行することになります。
茂松のプロフィール
トリコのキャラクターの中でも主人公・トリコのサポートを行っているのがグルメ機関・IGOになります。そのIGOに属しながらも武闘派として登場するのがIGO副会長・茂松は、IGO会長でもある一龍やIGO開発局長兼グルメ研究所の所長・マンサムからも一目の信頼を置かれる存在となります。そんな茂松のプロフィールをまとめていきます。
- 血液型:A型
- 誕生日:4月2日
- 身長:210cm
- 体重:170kg
- 視力:1.5
- 足のサイズ:36cm
- CV:石井康嗣
また、茂松は既に人生のフルコースを完成させており、その全てが捕獲レベルが不明となる食材を使っている料理となっています。IGOでもNo.2として登場しますが、作中でそこまでの活躍があまり見られていませんでした。そんな茂松がどうして裏切りという行動を起こしたのかが大きな謎となります。
トリコの茂松がIGOの裏切り者になった理由は?
IGO副会長として多くの信頼を得ていた茂松ですが、トリコの世界で大きな分かれ目となったクッキングフェス編にて新たなる敵性機関「NEO」の工作員という真実が明るみになりました。しかし、会長であった一龍やマンサムとの間柄を考えるとどうして茂松が裏切りを働く事になったのかが謎とされています。ここではその謎についてまとめていきます。
NEOに賛同していた茂松
茂松がIGOを裏切った大きな理由として、敵性機関「NEO」の考えている思考に賛同したとされています。作中ではその事柄に大きく触れてはいませんが、トリコのファンブックにその点が描かれています。しかし、作中ではジョアの洗脳を受けていたという点もある事から、NEOの思考に賛同したもののIGOを裏切る気持ちは当初はなかったのではないかとも考察できます。
スパイとして潜り込んでいた
NEOの思考に賛同した茂松ですが、実際にはジョアによる洗脳によってIGOのスパイとして送り込まれた工作員となっています。また、茂松以外にもウーメン梅田もNEOのスパイであった事が作中で明らかになり、この事から茂松の裏切りも発覚した流れとなります。新たなる脅威となりえる「NEO」へのパイプとしてIGOに潜入していたとなると、絶大なる信頼を得ていて茂松がどれくらいの長い時間をかけていたのかがわかります。
トリコの茂松とジョアとの関係
出典: https://festy.jp
茂松がIGOを裏切る大きなきっかけとなったのがNEOになります。そんなNEOにおいても重要人物として描かれているのがジョアになります。作中でも謎の人物、闇の料理人として数多く登場するジョアですが、その正体や茂松との関係性とは一体どういったものなのかをここでは考察していきます。
ジョアはNEOのリーダー
茂松が裏切る理由を作り上げたジョアですが、その正体は敵性機関「NEO」のリーダーとなる存在になります。初登場の際には闇の料理人として謎が多い人物でしたが、ストーリーが進むにつれてジョアの重要性が浮き彫りになっていきます。また、ジョアには相手を洗脳する事ができる特殊能力があるらしく、IGOに送り込まれていたスパイ達だけでなく、美食會の幹部や再生屋・鉄平ですら操る力を持っています。
ジョアに操られていた茂松
IGOを裏切り、NEOの工作員としてトリコ達の前に立ちはだかった茂松ですが、トリコとの戦闘の最中、己自身の死を覚悟して正気を取り戻すシーンが描かれています。この事から茂松は単にIGOを見限って裏切ったというよりもジョアの能力によって操られていたという事が考察できます。最後は会長・一龍に謝罪しながら消えていくシーンを見ると、会長やマンサムの事は心から信頼していたという事がわかります。
トリコの茂松の強さを考察
IGOの副会長として活躍していた茂松ですが、その強さはIGOが機関として飛躍的に進歩するための糧となったともいわれています。それほどの強さを持っている茂松ですが、作中での活躍は少なかったといわれています。ここではそんな茂松の強さをまとめていきます。
リミッターが必要な強さ
茂松はその腕っ節の強さを見込まれてIGOの副会長まで上り詰めた人物になります。そのため、通常はその強さを押さえつけて生活しているようなものです。マンサム所長ですらその実力を発揮するために筋肉へのノッキングを行いますが、茂松はその鼻につけたリミッターが力をセーブするものとなっています。その分、リミッターを外すと通常でも大きい体を更に活性化させて筋肉を膨張させ、絶対なる強さを表に引き出します。
IGOを仕切っていた武闘派
IGOには多くの人間が在住している事から、化学班から武闘派まで存在しています。そんな人達を会長に代わってまとめていたのが副会長の茂松とされています。機関のトップとして頭を使う場面も多くありますが、マンサム同様に武闘派として通っている茂松は、有事の際には戦闘要員としても動いています。その証拠にグリンパーチとの戦いの際にはマンサムと共に真っ先に戦闘に赴いていたシーンも描かれていました。
トリコの茂松に関する感想や評価
数多くの謎を残して本作から退場してしまった茂松ですが、その謎を考察する読者は数多くいます。SNSでもその呟きを多く見つける事ができましたのでこちらでまとめていきます。
今週のトリコ、茂松がトリコの釘パンチで吹っ飛んでたけどあれで終わりじゃないよね?
— ハラーヘッター会長 (@us4r7j_gorimen) September 23, 2014
元IGO副会長なんだから裏切った理由とか語ってから死んで欲しいんですけど
このようにトリコのくぎパンチを受けて姿を消した茂松は、最後のセリフやダメージからすでに死亡してしまっている説が強まりました。それでも残る疑問点などはのちに販売されたトリコのファンブックにて説明が書かれていました。
今週のトリコ、茂松が裏切り者だったのは予想していたがウーメンが裏切り者どころか戦闘タイプだとは思わんで興奮しすぎてブリーチ読み忘れた。しかしほら見ろ先日の小学生どもよゼブラ強えーじゃんよ
— 炉じゃ (@roja_thefinal) April 22, 2013
また、多くの読者が驚いたのが茂松と共にスパイであった事が分かったウーメンに対してです。今までは小松の上司としてしか登場しなかったウーメンがまさかの戦闘要員として描かれていた点もなかなかのインパクトでした。
茂松もちょっと他にはない凄い死に様の人で、洗脳されて裏切った味方組織のナンバー2が、確か「この技を受けたなら、運が良ければ本来の意識を取り戻すこともあるだろう……だが、運が悪ければ……」みたいなモノローグと共に繰り出されたトリコの新必殺技を受けて、実際正気を取り戻すんですよ。
— 珪素 (@keiso_silicon14) September 28, 2018
IGOの中にスパイとして潜り込んでいた茂松でしたが、その最後は正気に戻っていた事から多くの読者がこのまま死ぬとは思えないと考えていました。しかし、作中で茂松が戻ってくる事はなく、多くの疑問点が残るままに最終回を迎えてしまった事が読者の間でも多少の不満として残ってしまったようです。
トリコの茂松がIGOの裏切り者になった理由まとめ
茂松の強さやなぜ裏切りを働いてしまったのかなどをまとめていきましたがいかがだったでしょうか。連載当初から登場するキャラクターとしてもインパクトが大きいIGO副会長という役職を持ちながら、なぜNEOへ移ってしまったのかなど多くの謎がいまだに開設されていない人物だからこそ、注目度も高いものとなっていました。ファンブックでも深堀されていないからこそ、ここでの情報を元に再度読み直してみるといいかもしれません。