【ワンピース】チャルロス聖の人物像を考察！今後とミョスガルド聖との関係は？

この記事で紹介するチャルロス聖は、『ワンピース』に登場する天龍人の一人です。『ワンピース』とは、尾田栄一郎によって週刊少年ジャンプで連載されている漫画です。1997年から連載が始まり、1999年にはアニメ放送もはじまりました。2019年にはアニメ20周年を記念して14作目の映画も放映されました。

『ワンピース』の主人公のルフィは、海賊王になることが小さい頃からの夢でした。17歳になり、ルフィは海賊として一人で航海をはじめます。ルフィは海を冒険する中で信頼できる仲間たちを集め、かつて海賊王と呼ばれたゴールド・ロジャーが到達したラフテルを目指します。

チャルロス聖が初めて登場したのは、シャボンディ諸島です。シャボンディ諸島では、天龍人といわれる世界貴族が恐れられていました。天龍人とは、800年前に世界政府を作った一族の末裔です。天龍人は世界政府を作った時に聖地マリージョアに移住しました。唯一800年前にアラバスタのネフェルタリ家は、聖地マリージョアに移り住むことを拒んでいます。

また、ドンキホーテ一族のホーミング聖は家族と共にマリージョアから地上で暮らすことを選びました。このように例外はいるものの、基本的に天龍人は自分達は一番偉いと思っています。チャルロス聖もまた地上に住む人間達を見下し、傲慢な態度を取っています。シャボンディ諸島では、チャルロス聖は24番GRで奴隷に乗って闊歩していました。

チャルロス聖は父親や妹とはぐれていました。チャルロス聖は、はぐれた原因が自分を運んでいる奴隷のせいだとどつき始めます。するとチャルロス聖の前を重傷患者を運ぶ医者が通ります。天龍人が通る場合は、跪いて動いてはいけません。医者はチャルロス聖に見逃してほしいと頼みましたが、チャルロス聖は「一刻も早く楽になれ!!!」と言って重症患者を突き飛ばしました。

それに加えてチャルロス聖は、患者を運んでいた看護師の女性を気に入り妻にすると言い出しました。チャルロス聖には既に12人の妻がいます。ボディーガードは第13夫人として聖地へお迎えすると言いますが、チャルロス聖は1番から5番の妻は飽きたから下々民に戻すと言うのです。そこに看護師の婚約者が現れます。するとチャルロス聖は自分の前に立つなと言って銃を放ちました。

この時だけでも、チャルロス聖の横暴さが垣間見えます。ウルージもチャルロス聖の行動を見て「メチャクチャだ…噂以上…」と引いていました。しかし、天龍人に歯向かうということは世界政府に楯突くということです。誰もチャルロス聖の被害にあったものを積極的に助けようとはしません。そこにたまたま酒を飲みながら歩いていたゾロと出くわします。

ゾロはチャルロス聖が天龍人だということや、天龍人がどういう人物なのかを知りませんでした。平気で自分の前に立つゾロに、チャルロス聖は銃を撃ちました。しかしゾロはそれをかわして剣を抜こうとします。ゾロは攻撃しようとしますがその寸前にボニーが一芝居打ち、なんとかチャルロス聖の目をごまかす事ができました。

ボニーはチャルロス聖に楯突くと、その報復として海軍大将が来るかもしれないといました。天龍人に関わらないということは、海賊同士でも暗黙の了解となっていました。

チャルロス聖は自分が一番偉いと思っているだけあり、先程紹介したように周囲の人が引くほどの横暴さを見せていました。しかし、チャルロス聖は登場する度に必ずしっぺ返しを受けています。シャボンディ諸島24番GRから、チャルロス聖はヒューマンショップへと向かいます。ヒューマンショップでは、人々が奴隷として売られていました。

チャルロス聖がヒューマンショップについた頃には、もう何人かの奴隷の売買が終わっていました。チャルロス聖は、ここまで自分を運んだ奴隷にノロマだから用無しだと言い、この奴隷を売れと命令しました。チャルロス聖は人魚を狙っていました。ちょうど会場では、シャボンディ諸島で捕まった人魚のケイミーが登場しました。

ナミ達もまたケイミーを救うためにヒューマンショップに来ていました。ケイミーを見たチャルロス聖は求めていた人魚が売りに出されたことに興奮し、「5億で買うえ」と言いました。この金額を上回る金額を言う者はいませんでした。ナミ達もまさかそこまでの金額を提示されるとは思っておらず、手も足も出ません。絶体絶命という状況で、遅れてやって来たルフィがヒューマンショップに到着します。

ルフィはトビウオでヒューマンショップに突っ込んできたので、会場は騒然となりました。ルフィは周りの人々が注目しているにも関わらず、捕まっているケイミーを見るとすぐに駆け寄ろうとします。それをハチが止めますが、魚人を見た人々はハチを恐れおののき、けなし始めます。ルフィはハチの手を振り切り、ケイミーの元へ向かいます。その時、ハチがチャルロス聖に撃たれてしまいます。

チャルロス聖は、魚人を自分で捕らえたからタダで奴隷が手に入ると喜びだしました。ルフィは怒り、チャルロス聖に食ってかかろうとしますが、それをハチが止めます。ルフィは天龍人に手を出してはいけないと知りつつも、チャルロス聖を思いっきり殴りました。チャルロス聖は一発殴られただけで気絶してしまいました。また、世界会議にしらほしが訪れた時も、チャルロス聖はしっぺ返しを食らっていました。

チャルロス聖は社交の広場を望遠鏡で覗いていました。そこでしらほしに目をつけます。チャルロス聖は巨漢の奴隷を使って、しらほしをペットにして捕らえようとしました。チャルロス聖は、自分のペットにしてやると喜びます。ほとんどの王族はチャルロス聖に逆らう事ができず、見てみぬフリをしました。ビビやレベッカは助けようとしますが、護衛の者たちに止められてしまいます。

そこでサイとレオがチャルロス聖に攻撃をしようとします。しかし、CP-0のルッチがそれを止めました。ネプチューンはそもそも、地上で人間と共存することを今回の世界会議の議題として持ちかけてようとしていました。ネプチューンはこれでは地上に住めないと怒り狂い、チャルロス聖に殴りかかります。その拳がチャルロス聖に到達する前に、何者かがチャルロス聖を思いっきり殴りました。

チャルロス聖を殴ったのは、同じ天龍人のミョスガルド聖でした。ミョスガルド聖は昔魚人島を訪れたことがありました。そこでオトヒメと話し、「人間にしてもらった」と言いました。ミョスガルド聖も昔はチャルロス聖のように傲慢な性格をしていましたが、オトヒメと会ってからは魚人島を支持する味方となっていました。このように、チャルロス聖は登場する度に騒動は起こしますが、その分だけしっぺ返しを受けています。

チャルロス聖がしらほしを捕らえ損ねた原因となったのが、ミョスガルド聖でした。ボコボコに殴られてしまったチャルロス聖は、急いで怪我を直しに天竜門へと向かいます。すると、そこにはチャルロス聖の父・ロズワード聖が迎えに来ていました。ロズワード聖はミョスガルド聖が天龍人なのにも関わらず奴隷を一人も持っていない奇人と言いました。

ミョスガルド聖の今後を考察すると、チャルロス聖やロズワード聖から何か復讐されるのではないかといわれています。もし今後なんらかの方法で復讐される場合は、チャルロス聖の性格からしてとても酷い復讐方法を考える可能性があります。

ミョスガルド聖の今後は、チャルロス聖達の復讐によって天龍人としての権限を剥奪されるのではないかといわれています。チャルロス聖は傲慢な性格をしているので、復讐と言う理由で権限を剥奪してしまう可能性は高いと思われます。ただ、チャルロス聖にそこまでの復讐ができる権利があるのかは不明です。

また、ミョスガルド聖はオトヒメの想いを受け継いでいる人物です。今後、ミョスガルド聖の権限が剥奪される場合があっても魚人島に保護されれば、ドフラミンゴ達のように地上の人間達から制裁を受けることはないと思われます。

ミョスガルド聖の本名は、ミョスガルド・ドンキホーテといいます。あのドレスローザを裏で操っていたドフラミンゴと同じドンキホーテ一族の一人なのです。ミョスガルド聖はオトヒメとの出会いで諭され、魚人島の住民に対しての差別をやめました。それからミョスガルド聖は奴隷を持つこともやめています。

価値観が変わったミョスガルド聖はしらほしを助け、そして社交の場に来ていた者たちにも謝りました。そして会議中の7日間、しらほしを守るためにミョスガルド聖はしらほしの側につくことになります。レオはあなたの命令といえば誰でもやっつけていいのかと質問しました。ミョスガルド聖は戸惑いつつもそれを許可しました。姫たちを守るためならいかなる場合でも自分が責任を取るといい、戦闘許可を出しました。

ミョスガルド聖の名前の由来は、『ワンピース』の公式では明らかになっていませんが、あらゆる考察があります。考察の中には、北欧神話の「ミッドガルド」から来ているのではないかといわれています。

『ワンピース』のアニメでチャルロス聖役を演じているのは、茶風林です。茶風林は1961年12月4日生まれの男性声優で、大沢事務所に所属しています。アニメだけでなくゲームや映画の吹き替え、テレビ番組のナレーションなど幅広く活動しています。

茶風林の主な出演作品には、『名探偵コナン』の目暮警部役、『サザエさん』の磯野波平役、『ちびまる子ちゃん』の永沢くん役、『しましまとらのしまじろう』のしまじろうのお父さん役、『バーバパパ世界をまわる』のバーバパパ役、『ひぐらしのなく頃に』の大石蔵人役、『バギ』のスペック役、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』のベルナルド・モンシア役などがあります。

チャルロス聖は『ワンピース』のファンの中でもクズだと評判です。しらほしがチャルロス聖に襲われた時は、読者もヒヤヒヤしたようです。しかし、まさかミョスガルド聖が助けてくれるとは思わず、魚人島のオトヒメの思いが伝わっていたという展開は胸アツだったと評判です。また、誰も逆らえなかったチャルロス聖に容赦なく攻撃を与えられた展開でスカッとしたという方もいました。

『ワンピース』でルフィの敵となるキャラクターには、壮絶な過去を持っているものが多く、嫌いにはなれない方も多くいます。特に元天龍人のドフラミンゴは、天龍人に恨みを持つ人々からの復讐対象となり、過酷な生活を送ってきました。しかしチャルロス聖は今のところそのような過去は持っておらず、甘やかされて育ったように描かれています。

そのため、『ワンピース』の他の悪役キャラは好きでも、チャルロス聖は許せないと思っている方が多いようです。特に、人魚を奴隷として執拗に狙っている姿には嫌悪感を持つという方もいました。

『ワンピース』のキャラクターの中でも特に人気のないチャルロス聖ですが、中にはチャルロス聖が好きだという方もいました。何か騒動を起こす度にルフィやミョスガルド聖から容赦なく殴られている姿が、ネタキャラのようで面白いそうです。また、USJのプレミアショーを見てミョスガルド聖が好きになったという方がたくさんいました。

『ワンピース』のチャルロス聖の登場シーンをまとめると、とても傲慢で奴隷を人とも思っていない人物でした。ただ、チャルロス聖は登場する度に誰かに制裁を加えられています。ただ、チャルロス聖に手を出したミョスガルド聖は同じ天龍人という立場の為、もうしかすると復讐されるのではないかと考察されています。

もし復讐されるのならチャルロス聖の性格からしても、その復讐方法はえげつないものになりそうです。チャルロス聖はこのような性格をしているため、『ワンピース』のファンからも人気がありませんでした。しかし、今後のストーリーには必ず関わってくる人物だと思われます。今後チャルロス聖がどう関わってくるのか、『ワンピース』の展開に注目です。