2019年11月23日公開
2019年11月23日更新
【サイコパス】ビフロストとは何?意味や正体・メンバーを考察!ラウンドロビンとは?
『サイコパス 3期』において、コングレマンと呼ばれる代銀や法斑、裁園寺の3人がラウンドロビンというゲームで賭け事をしている様子が描かれています。ビフロストは3期の黒幕らしき存在なのですが、今のところ正体が謎に包まれています。ここでは、ラウンドロビンに関わるビフロストやコングレスマン、インスペクターの意味と正体・メンバーを考察しています。また、『サイコパス 3期』における謎も考察していますので、ぜひご覧ください。
目次
ビフロストとは何?意味や正体は?
サイコパスの作品情報
『PSYCHO-PASS サイコパス』はProduction I.Gによるオリジナルテレビアニメ作品です。フジテレビ「ノイタミナ」にてテレビシリーズが放送され、2012年から2013年にかけて放送されたテレビアニメ第1期を皮切りに、新編集版が2014年7月から9月にかけて第1期が、同年10月からは第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』が放送、2019年10月からは第3期『PSYCHO-PASS サイコパス 3』が放送されています。
テレビアニメのほか、2015年1月に映画『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が公開されました。また、2019年に劇場版三部作として『PSYCHO-PASS サイコパス/SS』が連続公開されています。
ビフロストとコングレスマンの意味
ビフロストという用語は『サイコパス 3』から登場しています。ビフロストについては未だに謎が多いのですが、今のところ分かっている限りではゲーム「ラウンドロビン」に参加している3人が所属するチームの名称だということです。
そして、ゲームには「法斑静火、代銀遙煕、裁園寺莢子」の3人の参加者がおり、この参加者は「コングレスマン」と呼ばれています。コングレスマンの意味は「プレーヤーまたは参加者」のようなもので、作中では参加者の呼び名だと考えられます。
ビフロストの正体や目的を考察
考察①表社会での権力者が参加?
第1話では3人の男女がチップをかけてゲームをしている様子が描かれています。ラウンドロビンに参加しているビフロストは選ばれた者(適性ユーザー)だけで構成されているようで、ビフロストの1人である法斑静火(ほむらしずか)の指紋をラウンドロビンが認証した際に「コングレスマン、適性ユーザーです」と読み上げられていました。
これはすなわち、コングレスマンを和訳すると議員という意味を持つということが正体を暴くための重要な要素で、実社会での権力者のみが参加できる会合であることが分かります。そして、裁園寺莢子(さいおんじきょうこ)もビフロストの1人なのですが、彼女が法斑に対して「随分若いのね」と言っていました。
つまりラウンドロビンに参加する人間で若い人は珍しく、実社会の権力者のみが参加できるという条件であれば、若いことに驚くことも自然だと考えられます。
考察②真の自由と権力とは?
次にビフロストの目的・正体として「真の自由と権力」という言葉を考察してみます。「ラウンドロビンのビフロストの1人・代銀遙煕は、「この社会で真の自由と権力をかけて」と言っていました。このセリフがビフロストの目的であると考えられますが、これに関してはあまりピンときません。シビュラシステムが支配する国で得る、真の自由と権力ということなのでしょうが、少なくともラウンドロビンに参加する人々は権力者であるはずです。
さらに、サイコパスが安定し色相や犯罪係数にも問題がないと言えるでしょう。そんな状態であっても、なお自由を欲するとすれば考えられるのが後ろめたい欲望を実現する、ということなのでしょうか?その欲望が他社の色相や犯罪係数などを操ったり、他人のサイコパスを自在に操って従わせるということなどが考えられます。
考察③事件の成立を競う?
次にビフロストの目的・正体として考えられるのが「事件の成立を競う」というものです。リレーションで何を競うのか?展開とチップを賭けるときの映像では、監視官と犯人が映っていました。そこで考えられるのが、犯人と監視官を指定しチップを賭け、それから監視官が犯人を暴くあるいは犯行を食い止めることができるのか、ということを賭けているのではないかということです。
ビフロストのメンバー
ゲーム「ラウンドロビン」に参加している3人が所属するチームの名称がビフロストだということが分かりました。では、ゲームに参加していたビフロストのメンバーは誰がいるのでしょうか?インスペクターと深い関わりのある彼らを知ることによって理解が深まるはずです。ここではビフロストのメンバー法斑、代銀、裁園寺を紹介していきます。
ビフロストのメンバー①法斑静火
法斑静火(ほむらしずか)は、ビフロストに所属するコングレスマンの1人です。スーツを着こなす物静かな人物で、年齢が32歳。普段は東京グランデュールホテルホールディングスの社長を務めています。彼の様子を見る限り、ビフロストには新規で参加したように感じます。
ビフロストのメンバー②代銀遙煕
続いてビフロストに所属するコングレスマンの1人・代銀遙煕(しろがねはるき)。年齢は77歳で老獪な紳士として描かれており、第107795試合における親を務めていました。
ビフロストのメンバー③裁園寺莢子
続いてビフロストに所属するコングレスマンの1人・裁園寺莢子(さいおんじきょうこ)。華美なドレスで身を包んだ女性で年齢が48歳です。作中では「ようこそ、ビフロストへ」とセリフを述べていたことから、ビフロストに参加して長いことがうかがえます。
ビフロストのラウンドロビンとは?
ビフロストの3人のメンバーは、ラウンドロビンで賭け事をしている様子が描かれていました。『サイコパス 3期』で重要や役割があるラウンドロビンですが、具体的にどのようなことを行うのかをここで紹介していきます。
ラウンドロビンはゲーム?
ラウンドロビンはゲームの名称で、ゲーム内のビフロストに所属している参加者の代銀と法斑と裁園寺。彼らは裏社会で生活しているビフロストであり、表社会で起きている事件を逐一観察しその出来事を賭けて楽しんでいるのではないかと考えられます。そのため、慎導灼監視官たちが追っている事件は全て知りしています。さらに公安局と外務省がどのような行動を起こしているのかも全て把握しているようです。
ラウンドロビンの結果で配当が貰える?
外務省は国外の「キツネ」を追っているので、このことからラウンドロビンのゲームの対象は日本の社会だけでなく世界にまで広がっている可能性があると言えるでしょう。そして、ラウンドロビンのセリフが『サイコパス』第2話で登場しており、ラウンドロビンの結果次第では配当が貰えることが明らかとなりました。おそらく、配当はお金あるいは何らかの利益なのでしょう。
ラウンドロビンの駒であるインスペクター
ラウンドロビンのゲームに参加しているビフロストは、実際に実社会で手を下すことはありません。そんな彼らに不可欠な存在がインスペクターです。ここでは、インスペクターとはどんな存在なのか、どんなことを実行にしていくのか、常守朱の事件との関連性を交えて紹介していきます。
インスペクターとは?
ラウンドロビンの中では「キツネの名刺」を持った人々が存在しており、それぞれが数字付きの「インスペクター」と呼ばれています。インスペクターの人数は何人いるのか分かりません。ただ今分かっている人物に梓澤廣一(ファーストインスペクター)、榎宮春木(セカンドインスペクター)、些々川哲也(セブンインスペクター)の3人がいます。そして、数字に空きがあるので、今後もインスペクターの人数が増えていくものと考えられます。
それでは、インスペクターはどんな役割を持っているのか。これらのインスペクターの様子から考察すると、彼らの役割はビフロストたちが実行しているラウンドロビンの「実社会用の駒」であるということが考えられます。
なぜなら、ファーストインスペクターである梓澤廣一がセカンドインスペクターの榎宮春木に会いに行った際、セカンドインスペクターの榎宮春木が「リレーションの一環ですよ、コングレスマンの誰かが私をプランに入れた」と言っていたからです。つまり、インスペクターがコングレスマンの指示を受けて行動を起こしたということになります。
このような理由がラウンドロビンのゲームに所属するコングレスマンたちの駒ではないかと考えるに至りました。さらに、『サイコパス 3』第3話において、ラウンドロビンのコングレスマン・法斑静火が実社会に姿を表しており、「キツネの名刺」をその時に所持していました。
そのため、公安局が追っているキツネがシビュラシステムの実社会に認識されていない人々であることが考えられます。また、第4話で慎導灼が「自分自身を外部に委託して、生身がアバターになる」と言っているので、これがまさにインスペクターの正体だと考えられます。
インスペクターと常守朱の事件の関係
ラウンドロビンの駒だと考えられるインスペクターの正体は未だ謎に包まれています。もしかすると槙島聖護のような免罪体質者なのかもしれません。あるいは、シビュラに保管されていた脳が義体を身に纏っている可能性があり、いわば、公安局局長のように脳だけが人間性をつかさどっていると考えられます。そのような人間が第3期には多く登場しているのではないかと考えられます。
『サイコパス』1期で「シビュラシステムが管理できない槙島聖護のような免罪体質者はどうする?」と疑問が問いかけられ、第2期で「シビュラシステムが管理できないシビュラのような集合体はどうする?」と言われていました。ということは、第3期で「シビュラシステムが管理できないもはや人間と呼ぶにはふさわしくない人間はどうする?」と謎かけを投げかけているのではないのでしょうか?
いずれにしても、コングレスマンとインスペクターを含め、彼らに繋がる人間までもが犯罪係数を上げることなく、さらに自分で手を下さずに罪を犯している状況です。そこで考えらえるのが、インスペクターと常守朱の事件の関係性はインスペクターとコングレスマンと関係しており、常守朱が見せしめとしてインスペクターと同じ構造になっている公安局局長を公の場で殺害したということです。
ビフロストのラウンドロビンのゲーム考察
裏世界でおこなわれるゲーム「ラウンドロビン」とゲームに参加しているビフロストのセリフ、そして実社会(表社会)で実際におこなわれた様子を照らし合わせ、ゲームを考察していきます。ゲームを理解することによって『サイコパス 3期』で生じる謎について理解が深まるかもしれません。
ゲーム考察①1話
『サイコパス 3期』第1話では、ラウンドロビンのゲーム内で「リレーション完結まで参加を継続してください。欠席や妨害は執行対象になります」と言われていました。おそらく、リレーションという言葉は、裏世界で暗躍するコングレスマンが表社会のインスペクターと繋がるための時間なのではないかと考えられます。
次にビフロストの代銀遙煕が「公安局が予想外に食いついた」と言っていますが、代銀がいうように表社会では殺されたリックが隠していたデータを慎導灼 監視官が見つけ出していました。さらに続けて「ブロック解消が急務」と発言していますが、これはハイパートランスポート社の悪事を公安局に妨害されないようにするという意味なのではないかと考察できます。
それから法斑静火が「ジャッジ。ハイパートランスポート社の空売り」と発言していますが、これはおそらく会社の悪事からは身を引くという意味で言ったのではないかと考えられます。
ゲーム考察②2話
続いて『サイコパス 3期』第2話では、法斑が「サブプライムダイヤグラムの崩壊も行動課のトラップも自明」だと言っています。これは、外務省特別行動課に法斑がトラップを張っており、それから些々川哲也が捕まることを読んでいたということが分かります。だからこそ、第1話にてハイパートランスポート社を空売りをしていたのではないでしょうか?この会社とつながりのあるビフロストを守るために。
それからラウンドロビンが「リゾルツ確認、配当を実行」といい、リレーションの結果は「法斑>代銀>裁園寺」という順番で配当を受け取ることになっています。このリレーション結果を確認する限り、ラウンドロビンに法斑が評価されているので、利益を失わずにラウンドロビンとビフロストを守ったからだということがうかがえます。
ゲーム考察③3話
続いて『サイコパス 3期』第3話では代銀が「ところで君は今どこのカードで生活している?」と法斑に言っていますが、カードとはインスペクターが所持している名刺のことを示しており、つまりインスペクターのことを指していると考察できます。そして裁園寺が「藥師寺寺院を誰が襲撃したのかしら?」と言っていますが、このころ実社会にいる梓澤廣一は、薬師寺陣営の襲撃のニュースをみて驚いていました。
ということであれば、梓澤廣一は裁園寺が操作しているインスペクターだと考えられます。そして、榎宮春木が「コングレスマンの誰かが、私をプランに入れた」と言っているので、榎宮は代銀か法斑のインスペクターである可能性が高いです。
また、小宮カリナの正体が世論誘導用のAIロボットはないかと考察しています。小宮カリナがメンタルトレースをした際に、灼が「あんな恐ろしいのは見たことがない」と言っているので、小宮カリナの正体が人間ではなくAIだからなのではないのでしょうか?
ゲーム考察④4話
続いて『サイコパス 3期』第4話では代銀が「我々の安泰に不可欠な要素だった。榎宮を早い段階で莢子さんに抑えられたのが響いた」と言っています。つまり、このことから梓澤廣一は裁園寺のインスペクターであることが分かります。
それから裁園寺が「このまま静火さんが消えるのは寂しいわ」と発言していますが、これから法斑が計画していたのは「公開討論会の襲撃事件」だということが分かります。ということは、死んだ榎宮春木は法斑が操作するインスペクターだったということになるのではないでしょうか?
ビフロストやサイコパス3期の謎考察
それでは、『サイコパス 3期』で生じる謎を考察していきます。ビフロストだけでなく、主要人物にも伏線が張られていたり、ビフロストと関わりのある人物など、具体的に考察していきますので、ぜひご覧ください。
考察①常守朱の伏線
『サイコパス 3期』では冒頭から常守朱が勾留される様子が描かれています。この勾留された経緯と意味に繋がっているのが、3期の主人公である慎導灼が父親の車に乗っていた際に、流れたラジオ音声です。「厚生省は現行犯逮捕された…元監視官のサイコパスを非公表にする」というもので、元監査官と言えば連想されるのがやはり朱だということが分かります。ただ、なぜサイコパスを非公表にするのか?
それは彼女が逮捕された人物でありながら、犯罪係数が規定値だったからだと考えられます。そしてかなり重要なことが2話で灼が見ているパソコンの画面に記載されています。それには、灼の父親である慎導篤志が厚生省大臣官房(公安局が所属する省の偉い人)でありシビュラにも縁が深い人物、そしてシビュラ輸出を担当していたことが記されていました。ということは朱の事件の伏線にも絡んでいる重要人物だということになります。
考察②灼と炯の目的
灼と炯は「俺たちが探す真実は、遥かに深いところにある」と言っていることから、何か大きな真実を暴こうとしているのがうかがえます。そして、その真実が炯の兄・アキラと灼の父・篤志が関連しているようです。さらに、ファーストインスペクターである梓澤がドローンで盗撮をしていた際に、灼を見て「やっぱりあつしさんの息子か」と言っているので、灼の父親・篤志の正体はインスペクターとの関連性が高いことが分かります。
そして、セブンインスペクターである些々河は灼と炯が探す真実を握る鍵となるシーンが彼が持っていた名刺からうかがえます。画像のように、篤志と些々河の名刺にはどちらも「狐」が描かれているのです。3話でビフロストである静火の名刺も同じデザインだったので、狐=ビフロストの象徴と言ってもいいでしょう。つまり篤志の正体はビフロストの一員で、さらにインスペクターであるという説は信憑性が高くなってきました。
考察③灼や炯の過去
続いて灼や炯の過去について伏線になっていそうな事実を整理します。まず彼らが幼馴染だという事実から、それぞれの家族関係を比較してみます。まず灼は、父・慎導篤志が公式記録にて自殺が確認されること、そして母が重病で安楽死しています。それから公安局へ監査官として推薦したのが常守朱です。
次に炯は、幼いころに日本国籍を取得し、ロシア系移民であるということ、そして兄が容疑者・慎導篤志によって殺害されています。それから公安局へ監査官として推薦したのが霜月課長です。それぞれの過去から関連性が深い事実に炯の兄を殺したのが灼の父親である篤志であり、その後彼は自殺したということが挙げられます。
しかし、2人の関係性を見るとこの事実に疑問を抱いているのがわかります。だからこそ、真実を2人で暴き出そうとしており、何かしら存在によって事実が歪められているということが分かります。もしかすると、ビフロストが絡んでいる可能性が高いのかもしれません。
考察④灼の能力
続いて灼が使う能力・メンタルトレースには謎が残っています。メンタルトレースは公式でも紹介されているように、「雨」がキーワードになっているようです。そして、雨の強さが対象者の心情を表現しているとのことです。
また、雨のキーワードからメンタルトレースに入る条件を導きだすことができ、彼がメンタルトレースに入るときに「雨が降っている」とつぶやき、メンタルトレースから戻るときに「雨は止んだ」と灼に呼びかけるので、それぞれの状況をイメージすることが条件だと考えられます。
考察⑤外務省行動課の伏線回収
Case1と3において外務省行動課に所属する花城フレデリカは、狡噛と須郷をスカウトするといった伏線がありました。そして3期で狡噛と宜野座と須郷の3人が外務省行動課に引き抜かれて伏線が回収されています。
また1話で宜野座と霜月との会話で、霜月が「うっさい‼取引は守ると言ってるでしょ。そっちもなすべきことをなして頂戴」と言ったことを確認する限り、何らかの取引が交わされているのが分かります。彼ら外務省行動課の捜査範囲は海外のようで、2話で些々河が海外に逃亡したためそのような範囲になりました。
考察⑥前任監視官の事故死
前任監視官の事故死が、Case1~テレビアニメ3期までの間に起こっていることが入江と廿六木と如月の3人での会話で分かります。また3話でも前任監視官の事故死の話題が雛河と如月との会話で取り上げられていました。
さらに4話で廿六木が「事故じゃなく殺しだと施設に入った方の監視官がずっと言っているらしい、キツネに噛まれたってな」と発言していることから、事故にあった前任監視官の2人は、ビフロスト(キツネ)が事故死に見せかけて殺した、という線が濃厚だといえるでしょう。
そして驚愕の事実「キツネは公安局内部にもいる」ということなので、公安局の誰かが正体を伏せて潜り込んでいるということになります。ただ、如月がインスペクターである梓澤廣一の名刺をポケットに隠したので、彼女の正体がビフロスト側の人間だという線が濃厚です。
考察⑦如月が持っていった梓澤の名刺
上述でも触れたように如月の正体がビフロスト側の人間だという線が濃厚です。それは3期の1話で輸送機墜落の現場検証をしていたときのこと。如月は財布から出てきた名刺を見てハッとており、さらにその名刺を自分のポケットに隠していたのです。その名刺の名前が「梓澤廣一」でした。
1話の時点では梓澤廣一がファーストインスペクターだということは判明していませんでしたが、今やビフロストメンバーの人間だということになっているので、この伏線は如月の正体と結びついている可能性が高いです。さらに、「僕を忘れないで」と記された手紙を見る如月が描かれているのですが、手紙の下には毒があり名前からも死を連想させる彼岸花が置かれていました。このような伏線も後々伏線として回収されそうです。
考察⑧OPの最後に登場する少女
続いてOPの最後に登場する謎の少女。OPに登場するということから、3期で重要な役割を持つ人物であることがうかがえますが、少女の正体が「小宮カリナ」ではないかと考えられます。なぜなら、4話で登場するカリナはペンダントを持っているのですが、そのペンダントの形がOPの少女と一致しているからです。
そして3話、灼と炯との会話で灼が「彼女(小宮カリナ)は…俺たちが求める真実に繋がっている」と言っていることから、彼女は都知事選で終わったわけでなく今後の物語の展開で重要な役割を果たしていくと考えられそうです。
考察⑨登場人物の名前
『サイコパス 3期』の登場人物の名前には共通点があります。ここで取り上げるのが慎導灼(しんどうあらた)、炯(ミハイル・イグナトフ)、法斑静火(ほむらしずか)の3人です。それぞれの名前を確認すると、「火」という漢字が共通して入っています。3期における主人公2人と黒幕的な存在である法斑といった主要人物で共通点が見られているのは、何か意図的に含めた伏線としか考えられません。
ビフレストはラグナログのときに、その前後を炎が包むスルトを先頭にしたムスベルの子達が馬で渡ることで、燃え尽きるとされている。 虹の色は外側が赤く見えるが、これは巨人たちの侵攻を防ぐために火が燃えているからだとされている。
また、ギリシャ神話で登場するビフロストには、上記のような火にまつわる逸話が登場しています。1期をふりかえると、主要人物である常守朱と槙島聖護には、「守る、護る」とそれぞれ「まもる」という意味の単語が入っており、2人とも色相が悪化しないため、何かにまもられているという特徴が共通していました。もしかすると、このような名前の共通点も頭に入れてみていくと良いのかもしれません。
考察⑩法斑静火の父が「勝て」と言った理由
最後に気になるのが、ビフロストの1人である法斑静火の父親・法斑却一郎が法斑静火に対して「なんとしてでもゲームに勝て」と言ったことです。また、却一郎は静火を勝たせるために育てたとも言っているのですが、このような発言からどうしてもラウンドロビンのゲームに勝ってほしいという心情がうかがえます。
そして、他のコングレスマンの裁園寺莢子や代銀遙煕のように、利益を得るためという意図は静火には見られません。これらの様子を見る限り、静火がラウンドロビンに参加する理由は、「正義のために事件を引き起こす」ことで、槙島聖護のような存在だと考察できます。
ビフロストに関する感想や評価
PSYCHO-PASS、視聴者がビフロストとは何かを知らないどころかまだキャラはビフロストの存在すら知らないけど…
— 茶菓子 (@ochasweets) November 22, 2019
これちゃんとあと3話で発見→対決→解決の流れに持ち込めるのだろうか
あのキーパーソンっぽい優男こと静火さんの話が描かれるのはいつになるの…#pp_anime
こちらの感想では『サイコパス 3期』で発見→対決→解決の流れに持ち込めるのか心配していることがうかがえます。まずさまざま要素を考察してきましたが、まず視聴者がビフロストの存在を知らないということが分かります。それから主要人物がビフロストの存在を知ってもいない状況だといことから思ったようです。また、法斑静火の話が描かれるのを楽しみにしているようです。
あとヒガンバナのカットかなり意味深でしたよね…
— ゆきの書評部屋@サイコパス考察とか色々やってます (@FjCKa8nwFE0vagr) November 22, 2019
ヒガンバナは異名の中に「狐花」とかもあるみたいですし、
キツネ…如月さんは何を示唆しているんでしょうね、
花言葉から察するに、シビュラにとって毒であり、ビフロストにとっての吉兆、とかでしょうか…#pp_anime#PSYCHOPASS3#サイコパス pic.twitter.com/FTLp4eQez3
こちらの感想では彼岸花のカットシーンが意味深だと言われています。彼岸花の異名の中に「狐花」もあると言われており、それから如月が何を示唆しているのか気になっているのがうかがえます。花言葉からシビュラにとっては毒であり、ビフロストにとっては吉兆と考察されているので、今回考察した如月の正体と一致しているのが分かります。
PSYCHO-PASSのシーズン3を観始めた。ビフロストという謎の組織がコングレスマンというプレイヤーの筋書きによる事件を起こし、その影響で株価を操作してコングレスマン同士で利益を競い合うというマネーゲーム的な要素が面白い。
— おむすび (@omsb256) November 16, 2019
ビフロストのコングレスマンのゲームからマネーゲーム的な要素が感じられると言われています。ゲーム考察でハイパートランスポート社の空売りで身を守ったり、逆に利益を得るなど筋書きによる事件によって操作する様子が描かれていました。感想のように同じ意見を抱いた人は多いのではないでしょうか?
ビフロストの意味や正体まとめ
『サイコパス 3期』で登場したビフロストの意味や正体について、ラウンドロビンのメンバーや物語が展開していくにつれて生じた謎を考察していき紹介してきました。まとめると、ビフロストがラウンドロビンのゲームに参加している組織の名称であり、またの名をコングレスマンと呼ぶということになります。そしてコングレスマンの正体がシビュラシステムのように脳が義体を操る人間であり、シビュラシステムに認知されていない人々です。
さらにコングレスマンがゲームを行うにあたって必要なのが、インスペクター(ラウンドロビンの駒)となっています。1話から4話までコングレスマンの発言からゲームの内容を考察してきましたが、ゲームの内容を把握することが物語の展開を掴む鍵なのかもしれません。また3期の謎も考察してきましたが、多くの伏線が張られているのが分かります。実際はどうなんでしょうか?今後の『サイコパス』も見逃せません。