2019年11月22日公開
2019年11月22日更新
【文スト】織田作之助と太宰治の関係は?殺し屋の過去や異能・声優も紹介
文ストの物語の中で、深い心の闇を背負っていた太宰治に生きる道を説いて死を遂げた織田作之助。彼はこの物語全体で、重要な役割を担っていました。彼の生き方は不器用でしたが、人間としての生き方を全うした人でもありました。そんな織田作之助の殺し屋だった過去や天衣無縫を操ることができる異能力、彼を魅力的なキャラクターに彩っている声優についてご紹介します。彼は、文ストでは欠かすことができない、とても重要なキャラクターとして注目を集めました。
目次
織田作之助とは?
文ストでは、横浜を縄張りとして活動しているポートマフィアがいました。そこの最も下の階級で構成員として働いていたのが織田作之助です。太宰治や福沢諭吉からも一目置かれるほどの異能力を持っていながら、その組織の一番低い階級で働く理由は、彼が、何があっても人を殺さないからです。凶悪な勢力を持つマフィアで働いていながら、人を殺さないことを心に誓っている彼は、周囲からおかしいな人として扱われていました。
ポートマフィアの一員である織田作之助が、何があっても人を殺さない理由は、ある出来事がきっかけとなっています。そこで、彼がポートマフィアに属していながら人を殺さない理由や、太宰治との関係、少年時代殺し屋だった過去、太宰治をはじめ周囲も認める彼の異能力の凄さをご紹介します。この文スト作品では、彼の声を担当した声優も大きな役割を担っていました。
声優を担当したのは、日本の男性声優の中でも人気が高い諏訪部順一さんだったのです。彼の魅力的な低音にゾクゾクしてファンになった人もたくさんいました。この物語に彩りを与えている織田作之助の声を担当した、声優の諏訪部順一さんについても一緒にご紹介します。最終的に新たな道を歩むことになった太宰治ですが、そのきっかけを作った織田作之助は、重要で人気のあるキャラクターとなりました。
文スト(文豪ストレイドッグス)の作品情報
2013年1月号~ヤングエースより連載がスタートした文スト(文豪ストレイドッグス)。この作品の原作を担当したのは朝霧カフカさん、作画を担当したのは春河35さんの2人でした。この漫画では、中原中也をはじめ太宰治、江戸川乱歩、中島敦、芥川龍之介などの有名な文豪たちが、イケメンにキャラクター化されています。また、そのキャラクターたちは、それぞれの代表的な作品やエピソードにちなんだ異能力が与えらえているのです。
それらの異能力を使って、様々な戦いが繰り広げられていくアクションがメインの物語となっています。2013年1月~連載がスタートしましたが、2014年の全国の書店員が選んだおすすめのコミックでは、なんと第11位に選ばれ大人気となりました。その時点で単行本の売上げは500万部を突破しており、さらに記録を延ばすことになります。好評につき2014年4月~は、「小説屋sari-sari」という小説版も出版されました。
その後もさらに人気となった文ストは、2015年10月~2016年1月にかけて、「文豪ストレイドッグス 外伝 京極夏彦VS綾辻行人」が外伝小説として出版され注目を集めます。これにより、ますます多くのファンに支持されたこの作品は、2017年12月~は舞台公演をスタートし、さらに2018年3月には劇場アニメーションが上映されて、話題を集め多くの人に観られることになりました。
文ストの概要
文ストでは、明治時代から昭和中期の近代にかけて大活躍した、知らない人はほとんどいないような有名な文豪たちが多く登場しています。日本でも代表的な芥川龍之介や太宰治、織田作之助、中島敦、江戸川乱歩などがイケメンにキャラクター化されているのです。それらのキャラクターたちは、日本で活躍した有名な文豪とほとんど同じ名前を使用し、さらに誕生日も一緒という設定になっています。
これによって読者は初め、何の物語を読んでいるのか戸惑うこともあったようです。しかし、今までにない斬新な切り口の作品に次第に夢中になっていきました。物語自体はオリジナルですが、歴史的に有名な文豪それぞれのエピソードや作品にちなんだ異能力が与えられているため、それを武器で戦い合う姿も魅力的です。さらに、有名な文豪に興味がなかった人にも分かりやすく描かれているため人気を集めました。
この文ストという作品は、日本の明治時代から昭和中期に誕生した有名な文豪たちをイケメンのキャラクターにして、それぞれのエピソードや代表作の異能力を与えて戦わせたら面白いのではないかという発想から誕生したそうです。この物語の舞台は横浜ですが、それは作画を担当していた春河35さんがたまたま横浜出身だったことから使用されました。
文ストのあらすじ
鶴見川で身投げをして自殺をしていた太宰治をたまたま通りがかった中島敦が発見したことで助けることになりました。その当時の太宰治は、武装探偵社の社員として働いていたのです。彼らは、最近、横浜を荒らしている人喰い虎の捜査をしていました。孤児院を追い出されていく当てもない中島敦は、そこで一緒に過ごすことにします。
しかし、中島敦こそが人喰い虎だったのです。彼は自分の力を理解していなかったため、自分でも知らないうちに虎に変身してはそこら辺をぶらぶらして悪さをしていました。彼が、孤児院から追い出されたのもそれが原因となっていたのです。自分の力をコントロールできない彼は、自分でも知らないうちに太宰治を襲ってしまいます。しかし、太宰治には、人間失格という異能力が扱えたため、相手の力を無効化させることができました。
彼は自分の命の恩人である中島敦を助けようと、自分が所属している武装探偵団に入れるようにしてくれます。しかし、彼にはすでに莫大な懸賞金がかけられており、懸賞金目当ての人から狙われていました。横浜を縄張りとしていた凶悪なマフィアと言われているポートマフィアで働く芥川龍之介も、中島敦を狙っていたのです。
織田作之助のプロフィール
ポートマフィアの構成員として働いていながら人を殺さないことを心に誓っている織田作之助は、文ストでは「太宰治と黒の時代」に姿を現して話題を呼びました。テレビアニメでは、第13話~第16話で彼の活躍を確認することができます。さらに、2018年3月には映画も公開され、この作品の重要なキャラクターとして注目を集めました。そんな彼はカレーが大好きで、かわいい魅力も放っています。
福沢諭吉をはじめ多くの人から認められているほどの天衣無縫という力を持っていますが、彼はそれによって人を殺そうとはしませんでした。そのため、ポートマフィアの構成員の中では最下級のポジションに追いやられていたのです。強烈な異能力を持ちながらそれを活かして人を殺さないのには、少年時代、ある人に出会った過去が大きく影響しています。それは、彼の夢にも関係していたのです。
彼は、23歳でしたが、感情をあまり表に出さない性格をしていました。気心の知れた友達でもある太宰治とは5歳の年の差があります。友達と一緒の時にも常に冷静で淡々としていました。しかし、少し天然なところがありそこが魅力でもあります。また、子供が大好きで身寄りのない子を育ててもいたのです。彼は作家になる夢を持ちながら、人間として生きる道を全うしていました。
織田作之助は子供好き
子供好きな織田作之助は、文ストの「太宰治と黒の時代」よりも2年ほど前に孤児となってしまった子供たちを育てていました。その孤児となってしまったのは、大きな紛争に巻き込まれて身寄りがなくなってしまった子供たちでした。しかし、子供好きだった彼は、5人の子供たちの世話をします。しかし、彼は職業柄一緒に住むことはできませんでした。そのため、毎日のように通っていたカレー屋に預かってもらいます。
5人の子供の親代わりとなった織田作之助は、養育費を支払うことで彼らをカレー屋においてもらうことにしたのです。彼は、暇を見つけては、子供たちに会いに行きました。子供たちは元気があり余っているため、彼が遊びに来た時には、意表をついて驚かせてやろうと様々な企みをしていたのです。彼は、表情はぶっきらぼうでしたが、内心は本当の家族のようにたっぷりの愛情を感じていました。
彼が、身寄りがなくなってしまった子供たちを育てるようになったのも、過去の少年時代に出会ったある人が深く関係しています。小説を書きたいという夢があった織田作之助は、子供を育てることを通して人間らしくなっていこうとしていたのです。彼は、過去の少年時代に出会った人から、人間らしく生きるという、とても大きなものを受け取っていました。
織田作之助と太宰治の関係は?
織田作之助と太宰治と坂口安吾は友人
ポートマフィアの最下級の構成員を務めていた織田作之助は、坂口安吾や太宰治とは、お互いの立場を越えた友達としてよく一緒に酒を飲んでいたのです。当時、坂口安吾はスパイとしての任務を遂行していたり、太宰治は武装探偵団に所属していましたが五代幹部の一人だったりしました。しかし、彼らは約束しているわけでもないのにいつものバーで顔を合わせることが多く親しくなっていったのです。
子供好きな織田作之助は、友達思いな一面を持ち、太宰治が大切にしている部下がピンチに陥っていると聞けば助けに行き、坂口安吾が仕事中に行方不明になったと聞けば必死に探し出すという人間だったため、彼らとは自然と信頼関係が築かれていきます。
3人は気心の知れた飲み仲間
文ストでは、太宰治、織田作之助、坂口安吾の3人が楽しそうに酒を飲んでいるシーンが登場しています。彼らは、約束しているわけでもないのに、いつも行きつけのバーでばったり出会っては、一緒に酒を飲むようになりました。喜怒哀楽の表情をあまり見せない織田作之助も、彼らと一緒の時は、憂鬱そうでありながら、何気に楽しそうにしています。
少し天然の性格を持っている彼は、その場の雰囲気をいつも和やかにしていました。意外とおっちょこちょいな性格の太宰治は、何かと2人に突っ込まれては話を盛り上げていきます。クールで生真面目過ぎる性格の坂口安吾は、サラッと鋭い突っ込みを要所要所で入れていくため、その場の空気をキリッと締めてくれるのです。個性の違う3人が自然に集まったからこそ成り立った関係と言えます。
裏切られた織田作之助と太宰治
飲み仲間だった彼ら3人の関係は、長くは続きませんでした。それは彼らの状況が変わったからです。当初、文ストの中で坂口安吾は、スパイの仕事をしていると思われていました。しかし、彼が内務省異能特務課の代理人だということがわかります。彼が務めている部署は、国内にいる異能力者を取り調べたり、それらの犯罪を取り締まったりする役割を担っていました。
坂口安吾は、異能力者が集っているポートマフィアなどの動向を調べるように派遣されていたスパイだったのです。お互いの関係がわかった以上、お酒を一緒に飲むなどのプライベートな時間を共有することは難しくなりました。さらに、坂口安吾は、織田作之助が死ぬ原因になったミミックを横浜へ誘導した張本人でもあったのです。それによって、彼らは二度と友達として関わることはありませんでした。
太宰治の道を切り開いた織田作之助
文ストでは、ポートマフィアとミミックとの争いがますます激しくなっていきました。その原因を作ったのは坂口安吾だったため、彼らの友情は見事に砕け散ってしまいます。戦いを避け続けてきた織田作之助でしたが、結局ミミックのジイドと戦うことになりました。お互いに同じ力を持ったもの同士が激突することになったのです。天衣無縫という異能力を使用しながらの銃撃戦で、2人は倒れることになります。
その戦いを知り、そこに駆け付けた太宰治でしたが、織田作之助の命は尽きようとしていました。彼は命が尽きる前にある言葉を残します。頭が良かった太宰治は、良過ぎたために自分が歩む道がわからずにいました。生きる意味を見出せない彼は、いつも満たされない気持ちを抱えていたのです。深い闇の中にいた彼に気付いていながらも手を差し伸べることができなかった織田作之助は、最期に彼の道を切り拓いていきます。
人を救う側になれ。弱者を救い、孤児を守れ。正義も悪もお前には大差ないだろうが、その方が幾分か素敵だ。
彼は最期にこの言葉を太宰治に贈り、この世を去っていきました。彼の生き様を見守り続けてきた太宰治は、彼の生き方を理解し、自分がこれから歩むべき道を見つめ直すようになります。彼の言葉を受け取った太宰治は、新たな道を歩む決意をするのです。彼にはこの言葉が希望の光となり、彼をこの先も照らしてくれることになります。
小説家になることが夢だった織田作之助は、自分の夢を実現することはできませんでしたが、彼は自分の死をもって大切な友人のこれから進む道を説くことになりました。小説を書くことはできなかった彼ですが、人を感動させてその後の人生に影響を与えるという意味では、同じことをしたとも言えるでしょう。この場面は、多くの人が泣き、感動した文ストでも大人気のシーンとなっていました。
織田作之助の殺し屋としての過去
太宰治に生きる道を切り拓いていった織田作之助ですが、彼にも殺し屋として生きていた暗くて辛い過去がありました。しかし、そんな彼にも彼の考えを変え、人生の夢を持たせてくれた人物がいたのです。彼の殺し屋としての過去や、福沢諭吉も認めていた銃の腕前、人を殺さなくなった理由などをご紹介します。
殺し屋だった少年時代
カレー好きの織田作之助には、未来に希望を持てなかった過去があります。彼は少年時代は殺し屋として力を振るっていたため、人を殺せば殺すほど心が乱れ、心が壊れていくのを感じていたのです。彼には、天衣無縫という力もありましたが、全て殺し屋の武器として使用されていました。彼の戦いぶりは素晴らしく、依頼人からは高い評価を得ていたのです。
少年時代の彼は、まさか将来自分がポートマフィアに属していながら、人を誰も殺さずにいるために最も低い地位に追いやられるとは思ってもいなかったでしょう。それくらい少年時代の彼は、野獣のように戦っていたのです。天衣無縫という力と、どこから打っても外すことのない拳銃の腕前は、多くの人を恐れさせ多くの人を殺してきました。彼の思い出したくもない暗い過去が少年時代です。
福沢諭吉も認めた銃の腕前
少年時代の織田作之助は、文ストでも殺し屋として大活躍している姿が描かれています。彼には、天衣無縫という力がありましたが、その他にも誰にも負けない拳銃の腕前を持っていました。彼の拳銃の腕前は、福沢諭吉も認めたほどでした。彼と福沢諭吉は過去に、じっと睨み合っては対立していたのです。
当時の福沢諭吉は、周囲から武道の達人として恐れられていました。そんな彼から一目置かれているということは、相当な腕前だったことが伺えます。彼の銃撃は、どんな角度からでも、どんな場所からでも相手をしとめることができたため、非常に恐れられていたのです。
人を殺さなくなった織田作之助
天衣無縫という力と、誰にも負けることがない拳銃の腕前を持っていた彼は、ある人との出会いによって、人を殺さないと胸に誓うようになります。どんなことがあっても決して人を殺さないと決めた理由は、彼の将来の夢に関係しています。暗い過去を生きてきた彼に希望の光を与えた人は、彼に小説家になりたいという夢を持たせたのです。
小説家になるということは、人間を書くという仕事であるために、どんなことがあっても人を殺してはいけないと彼は感じるようになります。彼には、周囲から恐れられていた天衣無縫という力と素晴らしい拳銃の腕前がありましたが、彼はそれよりも人間らしく生きる道を選ぶのです。
マフィアでは変人
少年時代は殺し屋だったという暗い過去を持つ織田作之助は、ポートマフィアで働くことになります。しかし、マフィアでありながら、人は何があっても絶対に殺さないと心に決めているため、周囲の仲間からは変人扱いされていました。マフィアでは人を殺すのが仕事なので、人を殺さないのにどうしてここに所属しているのかと周囲の人は不思議がっていたのです。
過去殺し屋だった彼は、天衣無縫という力と拳銃の素晴らしい腕前を持っています。しかし、その力は人を殺すためではなく、人を助けるために使用されるようになったのです。彼は、マフィア同士の対立によって身寄りが亡くなった子供を育てたり、友達を必死になって探したりする時に力を使うようになります。彼の力は良いことに使用されるようになったのです。
織田作之助の異能・天衣無縫とは?
天衣無縫は未来予知の能力
彼には、天衣無縫という力が備わっていました。天衣無縫という力は、5秒以上6秒未満というほんの少しの未来を知ることができる力となっています。そのため、自分の命が危険にさらされている場合は、その力が本能的に作用するのです。
天衣無縫という力によって、あらゆる死を免れることができるため、かなり強力な武器となります。相手を殺し合わなければならなかった過去の少年時代では、天衣無縫という力にたくさん助けられていたのです。天衣無縫という力は、相手を直接傷つけることはありませんが、使い方次第では強力な武器になります。
すぐ先の未来しか読めない
天衣無縫という力は、ほんの少し先の未来を知ることしかできないため、無敵ではありません。過去に取り返しのつかないような失敗や行動をしている場合は、いくらほんの先の未来が見えたとしても、手遅れの場合が多いのです。天衣無縫という力は、ほんのわずかな未来しか読めないため、この力を使いこなすには素早い判断力と瞬発力が求められます。
素早い判断力や瞬発力がない場合は、この力を持っていても役立てることは難しいでしょう。彼には、この天衣無縫という力を使いこなすだけの、素早い判断力と瞬発力が備わっていたのは言うまでもありません。
織田作之助の声優は諏訪部順一
文ストでは、重要なキャラクターとして多くの感動を与えていた織田作之助でしたが、彼の個性をより引き出してくれていたのが、声優の存在です。彼の声を担当したのは、声優の諏訪部順一(すわべじゅんいちろう)さんです。彼の声は、低音がとても魅力的で、日本の声優の中でも幅広く活躍されている有名な声優となっています。そこで、織田作之助の声を担当した声優の諏訪部順一さんについてご紹介します。
諏訪部順一のプロフィール
ぶっきらぼうな中にも人間らしい魅力がたっぷりある織田作之助の声を担当したのは、諏訪部順一(すわべじゅんいちろう)さんです。諏訪部順一さんは、声優の他にもナレーターのお仕事をされています。生年月日は1972年3月29日で東京都出身のA型です。現在は、東京俳優生活協同組合に所属して、声優をはじめナレーターとしても活躍されています。さらに彼は音楽活動を2007年~スタートしました。
出典: https://3-ta.com
諏訪部順一さんは、1995年に声優デビューを果たし、その後はテレビアニメや吹き替え、ゲーム、ナレーションなど幅広く活躍されているそうです。大学時代は、映画製作のサークルに所属していたため、将来は映画監督を目指していました。様々な職業を経験した後に、声優の道を歩むことになります。声優デビューしてからは、テレビCMや番組のナレーションを多く担当しました。
声優としては、テレビアニメのテニスの王子様の跡部景吾役を務めたことで、話題となり大ブレイクします。さらに、2005年3月には、跡部景吾として「理由/E気持ち」というシングルをリリースしてオリコン週間CDシングルランキングで、初登場第9位を獲得しました。今まで、男性のテレビアニメなどのキャラクターソングがオリコンTOP10入りすることはなかったため、当時は初めての快挙として話題となったのです。
諏訪部順一の主な出演作
声優として大活躍されている諏訪部順一さんは、少年の役から渋い大人の男性の役まで演じ分けることができる幅広い演技が好評の声優です。彼がデビューしてからは、テニスの王子様の跡部景吾役などがはまり役となり、それ以降は様々なライバルのキャラクターを演じることが多くなります。学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEADでは、テレビアニメの初主演を見事獲得して、さらに有名になりました。
その後も、スペース☆ダンディやキューティクル探偵因幡でも主演を務めることになり、ますます勢いを増していきます。声優として多くのキャリアを積む中、次第に本人が製作に関係しているラジオ番組やテレビ番組、CDやDVDなどの構成や企画も行うようになっていきました。イベントやラジオではMCを務めたり、ジャケットや題字などのデザインも担当するようになったりなど幅広く活躍されています。
最近では、亜人ちゃんは語りたいの高橋鉄男役や、バチカン奇跡調査官のロベルト・ニコラス役、将国のアルタイルのアビリガ役、クラシカロイドのドヴェルザーク役、ガンダムビルドダイバーズのタイガーウルフ役、ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風のレオーネ・アバッキオ役、歌舞伎町シャーロックのハドソン夫人役など多くの作品に出演されている実力派の声優としても有名です。
織田作之助の叶わなかった夢とは?
織田作之助の夢は小説家
織田作之助は、昔、ある本を夢中になって読んでいました。その本は上、中、下巻まで出版されていましたが、下巻だけをどうしても見つけることができなかったのです。下巻を夢中で探していた彼は、ある男性と出会います。ある男性は、彼が探していた下巻をくれました。彼は喜んでその下巻をもらって夢中になって読みます。
その下巻をくれたある男性は、「その下巻は最悪の本だ」と話していましたが、彼にとっては、これからの人生に影響を及ぼすほどの強いインパクトがあったのです。彼は、その本とある男性との出会いによって、将来小説家になることを心に決めたのでした。
小説家を目指したきっかけ
夢中になって読んでいた本の下巻をどうしても見つけることができなかった織田作之助に、ある男性はその下巻の本を差し出します。彼は喜んでその本を読みますが、あるページが破られていてそこを読むことができなかったのです。本をくれた男がそのページを破ったのか、それ以前から破られていたのかは不明ですが、そのページには、殺し屋が殺しを止めた理由が書かれているはずでした。彼はそれを読めないことで悩み苦しみます。
下巻をくれたある男性に、その切り取られたページを読ませてほしいとお願いしました。しかし、読みたいのであれば自分で書くように言われます。その返事は彼が思ってもいなかったことだったので驚きましたが、その続きをどうしても読みたかった彼は、小説家になることを決意するのです。それによって、彼は、殺し屋が殺しを止めるまでのストーリーを将来小説家になって自分で書こうと心に決めました。
小説のために殺し屋をやめた
小説を書く事は人間を書く事だ。
下巻をくれたある男性は、織田作之助に切り取られたページの物語を自分で書くように提案し、さらに上記のようにも話しています。この言葉から、彼は、将来小説家になって小説を書くためには、「人間を殺してはいけない、真摯に向き合っていく必要がある」と感じたのです。その考えは、その後の彼の人生を大きく変えていきます。少年時代から殺し屋としての才能や力もあった彼ですが、それらの力を放棄しました。
それゆえに、彼はポートマフィアで働いていながらも人を殺さないと心に誓い、それを実行することにします。ポートマフィアで働きながら人を殺すことをしないため、彼はその組織の中で最下位の地位まで下がってしまいました。しかし、そこまでしても小説を書きたかったのです。彼の将来の夢は、海が見える綺麗な部屋で穏やかな気持ちで小説を書く事でした。
織田作之助に関する感想や評価は?
今日は舞台「文豪ストレイドッグス黒の時代」を見てきました。
— こころ (@kokoko_38) October 6, 2018
感想ですか?
織田作之助かっこよすぎた。あわよくば抱いてほしい。
以上。
文ストでは、子供好きでまっすぐな心を持った織田作之助は、とても重要なキャラクターとなっています。彼が出ている黒の時代を観て感動した人は多かったようです。また、彼のかっこよさに惹かれる女性も多く、あわよくばという気持ちを抱く人もいました。
6.本
— だび🏧🌾@HYPEたまアリ2日目参戦 (@Negi_MushaMusha) October 3, 2019
本ね、今は氷菓読んでる
文スト見てから芥川龍之介とか織田作之助とか読んだよね
読者感想文は芥川で書いたよ。鼻。
ドグラ・マグラは読もうかと思ったけどやめたww
文ストを読んでから、有名な文豪に興味を持った人は多かったようです。文ストの影響で彼らの作品を読み返し、読書感想文に書いたというコメントは非常に多くありました。一見難しそうに感じる文豪の書物も文ストの存在によってより身近になっていった人は多かったようです。学生の勉強にもかなり貢献している物語だと言えるでしょう。
中学の時、全く面白さがわからなかった織田作之助作の「天衣無縫」を読んで読書感想文書いてるなう。
— miasano (@miasano02251001) July 24, 2018
面白かったなぁ…もっかい文スト見ようかな…
中学生の頃は、読んでも内容が全く理解できず面白さがわからなかった人も、文ストを通して読み直したことで、それらの文豪の面白さを再度確認した人は多かったようです。カレー好きな織田作之助による作品の天衣無縫も再度読み直して、感想文を書いている人もいました。さらに、文ストをもう一回読みたくなる人も多く、この物語の面白さと影響力の大きさを感じずにはいられないでしょう。
文豪ストレイドッグス2期の4話まで見た感想。
— 真栄田愛:❤💙💛🖤💚💜 (@220mmDAGM) August 19, 2018
織田作之助カッコよすぎ。
本当に泣けた。
ジイドもカッコよかった。
森鴎外と坂口安吾だけは絶対好きになれない、と言うか大嫌い。
でも太宰さん少しだけ好きになった
前まで苦手だったんやけども。
文ストでは、かなり人気があったキャラクターの織田作之助は、かっこよすぎると女性の間でも評判となっています。彼が出演している作品は、感動せずにはいられないエピソードがたくさん盛り込まれているため、多くの人が感動して涙を流したようです。しかし、この物語の中でどうしても好きになれないキャラクターもいるようですが、状況によって変化することも多いため、一概には言えないのでしょう。
織田作之助と太宰治の関係まとめ
太宰治の彼らしく生きる道を説いて死を遂げた織田作之助は、かなりの重要なキャラクターとして、この物語の中でも活躍していました。彼らは全く違う場所で働いていながらもバーでの偶然な出会いによって、意気投合して友達になったのです。しかし、どんな時も人を殺さずに生きることを貫いていた織田作之助は、構成員の中でも最下級に属していましたが、とても幸せそうに生きていました。
彼は、過去のある男性との出会いによって夢を持てるようになり、そのためには人を大切にすることが重要だと悟ったのです。それによって殺し屋だった彼が、マフィアに属していながらも人を殺さない生き方を選びます。そんな彼を見ていた太宰治は、彼の強さを知っているだけに尊敬していたのでしょう。彼は最終的には夢を叶えずに死にますが、多くの人に感動を与えてこの世を去りました。