【文スト】福沢諭吉は武装探偵社の最強の社長！過去や異能「人上人不造」を考察

太宰治、芥川龍之介、江戸川乱歩、森鴎外など多くの文豪たちが登場する、“文スト”という略称の漫画『文豪ストレイドッグス』。今回は文ストに登場する武装探偵社の社長、福沢諭吉の情報をたっぷりとお届けしていきます！福沢諭吉の過去や異能、さらに乱歩や森鴎外との関係について迫っていきます。それではまずはじめに、『文豪ストレイドッグス(文スト)』の作品情報と福沢諭吉のプロフィールを紹介していきます。

2013年から『ヤングエース』で連載中の『文豪ストレイドッグス(文スト)』は原作・朝霧カフカ、作画・春河35による既刊17巻(2019年11月現在)の漫画作品です。異能力を用いて戦うアクション漫画で、主要な登場人物は日本を代表する文豪たちとなっています。福沢諭吉など各文豪の人物設定や各自の能力も、文豪自身の作品名やエピソードに因んだ内容になっていて文学好きはもちろんのこと幅広い世代から支持されているようです。

文ストの誕生に至った経緯は原作者の朝霧カフカが編集者と、「イケメン化した文豪が能力バトルしたら絵になるのでは」という話で盛り上がった事がきっかけだったようです。この“イケメンな文豪”と“異能アクション”という組み合わせが多くの読者の心を掴み、単行本の累計発行部数は500万部を突破する人気作品となっています。さらに2014年の「全国書店員が選んだおすすめコミック」では第11位にランクインしているようです。

太宰治や福沢諭吉など日本を代表する文豪たちが、異能バトルを繰り広げる漫画『文豪ストレイドッグス(文スト)』。文スト作中の時代設定は「現代」ですが、漢字や仮名遣いに旧型表記を多く用いている事が特徴になっているようです。また文ストの舞台が横浜となっている理由は作画担当の春河が横浜出身だからという事で、もし作画担当が関西出身の人だったらキャラクターが全員関西弁だったかもしれないと語っていたようです。

主に明治～昭和中期(近代)に活躍した文豪が多く登場する『文豪ストレイドッグス(文スト)』ですが、度々現代のミステリー作家もキャラクターで登場するところも見どころとなっているようです。これまで日本を代表する有名ミステリー作家の京極夏彦・綾辻行人・辻村深月、そしてダン・ブラウンがキャラクター化されていて、文スト本編には登場していないものの外伝小説や外伝漫画が2015年から連載されていたようです。

孤児院を追い出されて、ヨコハマを放浪していた少年・中島敦。餓死寸前だった中原敦は成り行きで、鶴見川で入水自殺をしようとしていた太宰治を助ける事になったのでした。そこへ現れた太宰の相方・国木田独歩によると彼ら2人は異能集団「武装探偵社」に所属していて、警察や軍では解決できない依頼を請け負っていると言いました。太宰を救ったことをきっかけに中原は、異能集団「武装探偵社」を手伝う事になったのでした。

• 名前・モデル：福沢諭吉
• 年齢：45歳
• 誕生日：1月10日
• 血液型：B型
• 身長：186cm
• 体重：71kg
• 異能力：人上人不造
• 声優：小山力也

文ストに登場する福沢諭吉は、武装探偵社の社員思いな社長です。常に和服を着ていて、古風な仮名遣いを会話に用いるキャラクターです。森鴎外に「相変わらず猫と喋っているので？」と言われるほどかなり猫好きで、猫に煮干しを与える姿が描かれている事も。そんな姿を持つ一方で武道の達人で「元政府最強の暗殺剣士」だった福沢諭吉は、探偵社の長らしく複数のマフィア相手でも圧勝するほどの強さを兼ね備えているようです。

好きな物は酒、平等、猫、牛鍋で、嫌いな物は封建制度だという福沢諭吉。探偵社の社長である福沢諭吉は非常に社員思いな性格で、敦がマフィアに誘拐された時も彼の命を第一に考えて依頼を中止する判断を下したこともあるようです。また掌握術にも長けていて、乱歩に「褒めてやる」の一言でやる気を出させたというエピソードも。福沢諭吉は探偵社の長としての人格と強さを持つ、最強のキャラクターと評されているようです。

ここまで文豪たちの異能バトルが描かれた『文豪ストレイドッグス(文スト)』の作品情報と、福沢諭吉のプロフィールを紹介していきました！探偵社社長の福沢諭吉は社員思いであり、圧倒的な強さも兼ねたキャラクターのようです。それではここから探偵社で一目置かれた存在の江戸川乱歩と、福沢諭吉の過去について紹介していきます。福沢諭吉と江戸川乱歩の間には、どのような過去のエピソードがあるのでしょうか？

福沢諭吉の過去を語る上で重要な人物だという江戸川乱歩は、人の過去まで見抜くほどの圧倒的な推理能力を持ち福沢諭吉に「本物だ」と言わしめた人物でもあります。福沢諭吉の人生を変えたとも言われる江戸川乱歩と出会った過去について、小説「探偵社設立秘話」で語られているようです。かつて暗殺剣士だった福沢は、「人を斬る快楽のために暗殺をしているのでは」という自身への疑念に駆られるようになったのでした。

「殺人を望んでいる」事を恐れた福沢諭吉はその仕事を辞めて用心棒を始めたころ、まだ子供だった江戸川乱歩と出会ったのでした。子供ながらに真実を見抜く異能を持っていた江戸川乱歩でしたが、自身の非凡さを理解しておらず全て「皆も理解している当然の事」だと感じていた子供だったのでした。傲岸不遜でワガママ、自分勝手に振舞う江戸川乱歩と出会った頃、福沢諭吉は「早く離れたい」と感じるなど嫌悪感を示していました。

人の過去まで見抜いてしまう異能を持つなど、子供の頃からその力に振り回されていた江戸川乱歩。福沢諭吉はそんな乱歩を見て、力に振り回されている姿がかつての自分に重なって見えたのでした。快楽のために暗殺していた自分と同じような道を進まない為には、江戸川乱歩が才能を自覚する必要があると考えた福沢諭吉。なかなか自身の能力を納得しなかった乱歩に、福沢諭吉はその力が「異能力」によるものだと言ったのでした。

苦し紛れに「異能力」について説明した福沢諭吉は、さらにその力を制御する道具だといって乱歩に眼鏡をかけさせたのでした。行き当たりばったりで説得を続けた福沢諭吉…その結果、江戸川乱歩は自身の能力を認める事になったのでした。しかし頭が良すぎるが故に、危険を顧みない行動をする乱歩。福沢諭吉は一度乱歩の頬を強く叩いて叱り、堰を切ったように涙を流した乱歩でしたがこの頃から信頼関係が築き上げられたのでした。

福沢諭吉が強く叱った後乱歩は福沢の言うことをよく聞き、よく懐くようになったのでした。それから江戸川乱歩の保護者として、彼に依頼される仕事を1年ほど同伴した福沢諭吉。かつて快楽を求めて人を斬っていた事を恐れていた福沢諭吉でしたが、彼は未だ「正義でありたい」という本心に気付いたのでした。どこか人里離れた場所で孤独に生きたいという感情もありつつ、「誰かを守る正義でいたい」という感情が芽生えたのでした。

かつてと同じ過ちを犯さないためにも、福沢諭吉は乱歩の力を要していました。またまだ弱くて幼い乱歩を守る為には、自分の力だけでは足りないと自覚をしていました。こうして福沢諭吉は乱歩を中心とした「武装探偵社」の設立と、自身が人の上に立つ覚悟を決めたのでした。一度は疑心暗鬼に駆られた過去を持つ福沢諭吉ですが、江戸川乱歩との出会いによってもう一度正義を貫く道を進む選択をしたのでした。

ここまで文ストで武装探偵社社長の福沢諭吉と、人の過去まで分かる推理力を持つ江戸川乱歩の過去について紹介していきました！異能を持つ者同士理解者となり、福沢諭吉と乱歩は固い信頼関係で結ばれた関係となったようです。それではここから文ストの福沢諭吉が持つ、異能「人上人不造」について紹介していきます。武装探偵社社長・福沢諭吉の異能「人上人不造」は、どれほどの強さを誇る能力なのでしょうか？

探偵社社長を務める福沢諭吉の異能は、“人上人不造(ひとのうえにひとをつくらず)”という能力です。この能力の元となっているのは福沢諭吉の『学問のすゝめ』に書かれている、「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずといへり」という有名な一節が由来となっているようです。この“人上人不造”という異能は人の上に立つ福沢諭吉に相応しい、部下たちの「異能力の出力を調整する」事が出来る能力だといいます。

まさに上に立つ者向きの能力ともいわれる、福沢諭吉が持つ異能力“人上人不造”。異能“夜叉白雪”を携帯からしか操れなかった泉鏡花や、異能「月下獣」を制御できずにいた中島敦は“人上人不造”を持つ福沢諭吉の部下になることである程度異能力を制御出来るようになっているようです。この類い稀な異能を持つ福沢諭吉は能力だけではなく、社員を大切にする人格も人の上に立つ器だと評されるキャラクターのようです。

かつて政府最強の暗殺者だった福沢諭吉は、政府直属の“五剣”と呼ばれる程の実力ある剣客の1人でした。また“孤剣士・銀狼”として名を馳せており、福沢諭吉はもはや闇社会でその名を知らない人はいない程恐れられた存在だったのでした。そんな暗殺者として生きてきた福沢諭吉は終戦時に、官僚と癒着していた海外軍閥の長や、好戦派で戦線拡大を訴えていたの官僚を斬ったという過去があるようです。

ここまで文ストの武装探偵社社長、福沢諭吉の異能“人上人不造”について紹介していきました！人の上にたつ者に相応しい“人上人不造”という能力を持つ福沢諭吉は、その力で部下たちの能力を制御して守っているようです。それではここから社長の福沢諭吉と、ポートマフィア首領・森鴎外の関係について紹介していきます。武装探偵社の福沢とマフィアの森…長を務めるこの2人は、一体どのような関係なのでしょうか？

武装探偵社の社長で正義を貫いている福沢諭吉は12年前、夏目漱石の命令によって警護をした男性がいました。その男性こそ、当時闇医者をしていた森鴎外だったのでした。福沢諭吉と森鴎外はその時からの旧知の仲であり、出会ってから幾度も衝突を繰り返してきた関係でもあるようです。そんな森鴎外は現在非合法組織「ポートマフィア」の首領ですが、福沢諭吉と森鴎外は夏目漱石の考えた“三刻構想”を継ぐ者たちなのでした。

夏目漱石の考えた“三刻構想”とはヨコハマの均衡を守るために、夜は森鴎外率いるポートマフィア、昼は内務省異能特務課、夕刻は福沢諭吉率いる武装探偵社が管轄するという考え方です。福沢諭吉と森鴎外は12年前、かつて「双黒」と呼ばれた太宰治と中原中也の関係のような、険悪でありながら打てば響くような関係だったといいます。何度か共闘もしてきた2人だからこそ、良いバランスでヨコハマの均衡を守っているようです。

かつて何度も衝突してきた福沢諭吉と森鴎外ですが、現在「探偵社の社長」と「ポートマフィアの首領」として2人とも組織を率いる者として活躍しています。また守るべきものが増えた2人は現在、福沢諭吉が“夕刻を守る者”、森鴎外が“夜を統べる者”としてそれぞれのやるべき事に徹しているようです。12年前に出会った頃とは違う道を歩んだ2人ですが、現在のこの関係性はやるべき事を其々やり遂げた証でもあるといいます。

それぞれが人の上に立つ組織を率いる者として、守るべきものを守っている福沢諭吉と森鴎外。2人が率いる探偵社とポートマフィアは、ドストエフスキー率いる地下組織の盗賊団「死の家の鼠」との戦いにも関わってきます。ウイルス型の異能を埋め込まれた福沢諭吉と森鴎外は、「死の家の鼠」によって互いを潰しあうように画策されます。旧知の仲である福沢諭吉と森鴎外が共同戦線をとるのか、読者からも注目されているようです。

ここまで文ストで組織の長として活躍する、福沢諭吉と森鴎外の関係について紹介していきました！12年前に出会い衝突を繰り返してきた旧知の仲である2人は、現在も互いの組織とヨコハマを守る者として活躍しているようです。それではここからアニメ『文豪ストレイドッグス(文スト)』で、福沢諭吉の声優を担当する小山力也を紹介していきます。ベテラン声優・小山力也は、どのような作品に出演している声優なのでしょうか？

• 名前：小山 力也(こやま りきや)
• 愛称：リッキー、りきちゃん、リキ
• 生年月日：1963年12月18日（2019年11月現在 55歳）
• 出生地：京都府京都市
• 職業：声優、ナレーター、俳優
• 血液型：O型
• 身長：173 cm
• 事務所：劇団俳優座

『名探偵コナン』の二代目・毛利小五郎役などアニメの声優や、『24』のキーファー・サザーランド役など吹き替え声優など数多くの作品に出演している声優・小山力也。1989年『仮面ライダーBLACK RX』で俳優デビューを飾り、『ER』で声優デビュー。その後洋画吹き替えの仕事を多くこなし、『ER』以降ジョージ・クルーニーはほぼ専属で吹き替え声優を務めているようです。2011年には第5回声優アワード「富山敬賞」受賞。

声優としてだけではなく舞台俳優としても活躍する声優・小山力也は、ヨーロッパでの舞台公演にも多数出演し『ヴェニスの商人』では第9回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞。その抜群の演技力が声優としての魅力も引き立てており、アニメでは渋いキャラからコミカルな役まで幅広いキャラの声優を務めているようです。 また男らしくエネルギッシュな声が特徴で、主に肉体派なキャラの声優を担当することも多いようです。

【テレビアニメ】

• はじめの一歩（2000年～2013年：鷹村守）
• 名探偵コナン（2000年～：毛利小五郎〈2代目〉、イーサン・本堂、佐久法史など）
• 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG（2004年～2005年：クゼ・ヒデオ）
• 闘牌伝説アカギ ～闇に舞い降りた天才～（2005年～2006年：南郷）
• NARUTO -ナルト-（2006年～2017年：ヤマト〈テンゾウ〉、ホタルビ）
• Fate/Zero（2011年～2012年：衛宮切嗣）
• ハイスクールD×D シリーズ（2013年～2018年：アザゼル)
• うしおととら（2015年～2016年：とら / シャガクシャ）
• 血界戦線（2015年～2017年：クラウス・V・ラインヘルツ）
• バキ（2018年：烈海王）

【主な洋画吹き替え】

• キーファー・サザーランド（24 -TWENTY FOUR-：ジャック・バウアー役）
• ジョージ・クルーニー（オーシャンズシリーズ：ダニエル・オーシャン役）
• クリスチャン・ベール(リベリオン：ジョン・プレストン役）
• デンゼル・ワシントン（クリムゾン・タイド：ハンター少佐役）
• ニコラス・ケイジ（シティ・オブ・エンジェル：セス役）
• アーロン・クオック（コールド・ウォー 香港警察 二つの正義：ショーン・ラウ役）
• アントニオ・バンデラス（バリスティック：エクス役）

たくさんのイケメンな文豪たちが登場する『文豪ストレイドッグス』の中でも、高い人気を誇っているという福沢諭吉。探偵社の社長を務める人格者である所や、落ち着いた大人の雰囲気に多くの読者が夢中になっているようです。そんな福沢諭吉に対して「色気のある福沢諭吉がカッコよすぎる」「大人な感じの福沢諭吉が一番好き」という感想も寄せられていました。

文ストの人気キャラクターである福沢諭吉ですが、アニメが放送される前から人気声優・小山力也が声を担当するという事でも注目されていたようです。またファンからは「福沢諭吉の声優が小山力也さんで嬉しい」という感想や、「やっぱり福沢諭吉は小山力也さんの声がばっちりハマる」という感想が寄せられていました。

12年前から出会っていて、旧知の仲である福沢諭吉と森鴎外。読者の中には福沢諭吉と森鴎外の関係が好きという方も多く、「鴎福」というカップリングで呼ばれているようです。ファンからは「分ストは鴎福が最高すぎる」という感想や、「鴎福はハマったら抜けられない魅力がある」という感想が多く寄せられていました。

今回は日本を代表する文豪たちによるアクション漫画、『文豪ストレイドッグス(文スト)』の福沢諭吉について紹介していきました！過去には政府直属の暗殺者だった福沢諭吉ですが戦闘能力の高さと正義感、そして人を思いやる人格者であり探偵社社長として活躍しているキャラクターのようです。今回の記事で福沢諭吉が気になったという方は、ぜひ『文豪ストレイドッグス(文スト)』を一読してみてはいかがでしょうか？