2019年11月12日公開
2019年11月12日更新
【ベルセルク】グルンベルドはガッツより強い?新生鷹の団幹部の強さや名セリフも紹介
『ベルセルク』に登場するグルンベルドは、新生鷹の団幹部であり見るからに強そうな装備を身に纏う武人です。第21話「狂戦士の甲冑」にてガッツと戦っていますが、寝る間も惜しんで使徒と戦ってきたガッツですらも防戦一方という状況でした。さらに、その時の強さは「使徒の火竜」になる前の姿であり、まだまだ余力を残していたのです。ここでは、そんなグルンベルドのプロフィールをはじめ、その後狂戦士と化したガッツとどちらが強いのかを考察しています。また、かっこいい名セリフまで紹介していますので必見です。
グルンベルドとは?
第21話「狂戦士の甲冑」でグルンベルドは登場しました。そこでフローラを守るために立ちはだかったガッツと対峙していますが、これまでに使徒を倒し続けてきたガッツをもってしてもグルンベルドに傷1つ付けることが出来ませんでした。ここでは、『ベルセルク』の作品情報をはじめ、グルンベルドのプロフィールを紹介していきます。
ベルセルクの作品情報
ベルセルクの概要
『ベルセルク』は剣と魔法の世界を舞台に、巨大な大剣を携えた黒の剣士ガッツが使徒への復讐を果たす物語を描いたダークファンタジー作品です。題名の「ベルセルク」とは、北欧の神話である狂戦士に由来されており、ガッツが狂戦士の鎧を着用して使徒たちと戦うシーンが描かれています。
細部に渡って緻密に描かれた画に加えて主要キャラクターの感情との密接なつながりを表現する壮大な世界観で人気を博し、現在(2019年11月)での発行部数が累計4000万部を記録しています。また、2002年には第6回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞しており、世界中でで支持を集めている作品です。その後、2015年12月に「アニメ新プロジェクト」が立ち上がり、2016年2月にTVアニメが7月から9月にかけて放送されました。
ベルセルクのあらすじ
ベルセルクのあらすじは時系列順に以下のような展開となっています。
- 黒い剣士(1 - 3巻)
- 黄金時代(3 - 14巻)
- 断罪篇(14 - 21巻)
- 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇(22 - 35巻)
- 幻造世界(ファンタジア)篇(35巻 - )
- 遠い日の春花
黒い剣士(1-3巻)では、ゴッド・ハンドを探す旅を続ける黒い剣士・ガッツがいました。身の丈を超えるほど巨大な大剣を背中に携え、義手には大砲、もう片方の手にはクロスボウガンなどさまざまな武器を身に纏っています。そんな異様な姿に興味を持った妖精・パックが行きがかりで旅に加わり、2人は各地で人々を襲撃する使徒を追って狂戦士のような戦いを繰り広げていきます。
序章ではガッツが抱える過去が少しずづ明かされていますが、黄金時代(3巻-14巻)でガッツの生い立ちから鷹の団での活動、蝕、そして復讐するための旅に出るまでが描かれています。それから断罪編(14-21巻)にて序章終了後の時系列から物語が再開し、それからファルネーゼやイシドロ、シルーケ、セルピコたちが仲間に加わり、旅をすることになりました。
グルンベルドは使徒
『ベルセルク』に登場するグルンベルドとは、ガッツと敵対する使徒の1人です。今では怪物と化していますが、人間のころから体格が大きく、大男であるガッツであっても対峙すると小さく見えてしまいます。属している組織はグリフィスが誕生してから結成された新生鷹の団で、使徒たちを率いる幹部を務めています。グルンベルドは人間の姿をしていますが、ガッツと一騎打ちをした際は並みの使徒よりもはるかに強いパワーを披露していました。
グルンベルドの登場シーン
グルンベルドの登場シーンは、第21話「狂戦士の甲冑」で魔女のシールケがガッツと旅を始めたころの話でした。シールケの師・フローラが住む霊樹の館に、新生鷹の団を率いてグルンベルドとゾッドが襲ってきていました。その後、シールケが森の結界が解けていることから異変を察知し、シールケはガッツと仲間を引き入れてフローラの元に向かいます。フローラの館にたどり着いた一行が最初に目にしたのは、霊樹の館が燃え盛る光景でした。
ゾッドとグルンベルドが使徒たちを率いて、フローラの館を焼き尽くしていたのです。そこで、フローラを助けに館の中に向かうシールケと、使徒たちを食い止めるためにガッツが立ち塞がることになります。
グルンベルドの技能
ガッツと対峙したグルンベルドは、人間状態のままであっても通常の使徒以上の攻撃を繰り出し、ガッツの砲弾すらもはじきだすほどの鉄壁の鎧を身に纏っています。そんなグルンベルドが使いこなすのが、戦槌と仕込み大砲、そして仕込み剣の三つでした。
戦槌は普通の大きさですが、グルンベルドが使うことで破壊槌のような威力を発揮しており、さらに左手の盾に仕込まれている仕込み剣で戦槌で生じた隙も埋め合わせることが出来ます。そして、左手の盾に仕込まれた大砲は、フローラが操る魔導生命体・ゴーレムを一発で粉々にするほどの破壊力を持っていました。
グルンベルドはガッツより強い?強さを考察
第21話「狂戦士の甲冑」で登場したグルンベルド。ガッツが新生鷹の団の幹部と戦ったのがゾッド以外にいませんでしたが、グルンベルドの戦いによって幹部の強さがどれほどのものかを理解することになります。並みの使徒であれば姿を変えて戦うことはありませんが、グルンベルドは「火竜」になることができます。ここでは、グルンベルドの活躍からガッツよりも強いのか、彼の強さを考察していきます。
新生鷹の団幹部の強さ①ガッツより強い?
グルンベルドは、ガッツが初めて戦った新生鷹の団の幹部でした。ガッツはこれまでに幾度となく使徒と対峙し打ち勝ってきたのですが、グルンベルドとの戦いでは圧倒的な攻撃力によって防戦一方となっていました。さらに、その時のガッツはすでに傷を受けており、ついに立つこともままならない状況となってしまいます。
グルンベルドはそんなガッツに対して「ぬるい!」とセリフを吐き、黒の剣士を宿敵としていた自分に対しても怒りを露わにしている様子。やはり、ガッツに傷が無く通常の状態で闘っていても、グルンベルドの方が圧倒的な強さで押していたのかもしれません。
新生鷹の団幹部の強さ②使徒の火竜になる
グルンベルドの圧倒的な強さを前にして傷1つ付けることが出来ないガッツ。そこでフローラが死ぬ前にシルーケに託した「狂戦士の甲冑」を身に付けました。すると、ガッツは傷の痛みが無くなり、これまでにないほどの力と速さがこみ上げてきました。これまで傷1つつけることが出来なかったガッツでしたが、甲冑の力によって逆にグルンベルドを追い詰めます。
しかし、これまでの強さはグルンベルドの真の姿ではなかったのです。その姿が使徒の火竜でした。火竜はゴジラのように火を噴き、さらに鋼鉄の体(赤みがかったクリスタル)で狂戦士と化したガッツの攻撃すらもわずかしか傷をつけることが出来ませんでした。さすがに、ガッツの傷はただごまかしているだけなので、傷口からみるみる血が吹き出しています。
新生鷹の団幹部の強さ③グルンベルドは死亡していない?
そんなとき、精霊と化した(巨大で若返った姿)フローラが火竜の姿をしたグルンベルドの前に立ちはだかりました。フローラはガッツたちを逃がすために命を懸けたのです。ガッツが火竜の皮膚に傷をつけたことで、プライドを傷つけられたグルンベルドは逃げようとするガッツに「逃がさぬ‼」と言って攻撃をしますが、それをフローラが使う「炎の壁」に止められてしまいました。
それによってガッツたちは逃げることができ、物語はフローラとグランベルドがたたずむ姿で次に進んでいるので、おそらくグルンベルドは死亡していないといえるでしょう。
グルンベルドの名セリフや小説
グルンベルドの名セリフは、宿敵とみなしていた黒い剣士との戦いで散見していました。さすが武人である自分を誇っているだけあってかっこいいセリフを言っているので、ここではグルンベルドの名セリフを紹介していきます。名セリフからもグルンベルドの強さがうかがえますので、ぜひご覧ください。そしてグルンベルドの小説が出ているようなので、小説の詳細も要チェックです。
グルンベルドの名セリフ
グルンベルドの名セリフ「鷹の団の一武人として…」
グルンベルドの名セリフの1つに、「鷹の団の一武人として、黒い剣士に一騎打ちを所望する」があります。このセリフはグルンベルドが火竜の姿になる前に言ったセリフですが、このセリフに対してガッツは「鷹の団だと⁉」と言って怒りを露わにしていました。宿敵としていた黒い騎士・ガッツに対面したことを喜んでおり、戦うことこそが生きがいである、といった武人らしいセリフまで言っています。
グルンベルドのその他の名セリフ
「武人にとって戦場はすべからく聖地。死地にて修羅にあることこそ本懐。 だが、どうやら武人の誇りをかけるには見合わぬようだ!」
武人として宿敵であるガッツと戦えることに喜びを感じていたグルンベルド。しかし、それほど高く買っていたガッツが弱く、全く相手にならないと感じた時に放った名セリフです。火竜の姿にもなっていない状態で言われているので、この名セリフから圧倒的な強さを誇る人物だということが分かります。ガッツが狂戦士にならなかったのであれば、グルンベルドに勝つことができなかったのかもしれません。
「流石は黒い剣士!!我らが宿敵よ!ならば我が渾身の一撃。参る!」
ガッツが防戦一方で、闘う価値がないと落胆していたグルンベルドでしたが、狂戦士となったガッツの一撃を受けた際に上記の名セリフを言って喜んでいました。ちなみに、この名セリフのあとにグルンベルドは火竜の姿となります。
グルンベルドが登場する小説
新生鷹の団の幹部であり圧倒的な強さを誇るグルンベルドですが、キャラの重要性としては最高位にはいません。しかし、スピンオフとしてグルンベルドの小説版が発売されており、『小説ベルセルク 火竜の騎士』として描かれていました。火竜の騎士になる前のグルンベルドの過去や活躍、絶望を経験して使徒の火竜への転生など全ての理由が描かれています。
グルンベルドの声優
グルンベルドの声優は、ゲーム版『ベルセルク 千年帝国の鷹編 聖魔戦記の章』とアニメ版『ベルセルク』でそれぞれの担当が異なります。ここでは、グルンベルドの声優を担当した「玄田哲章」と「梁田清之」をプロフィールと出演作品を交えて紹介していきますので、ぜひご覧ください。
グルンベルドの声優①玄田哲章
グルンベルドの声優・ゲーム版『ベルセルク 千年帝国の鷹編 聖魔戦記の章』を担当したのが「玄田哲章」です。1948年5月20日に岡山県で生まれ、芝居の道に進みたいという気持ちから、東宝芸能アカデミーに入学しています。それから24歳の頃に声優業を声優である野沢那智に勧められ、声優業を始めています。そして、玄田哲章は数多くの作品に出演し、いまや大ベテラン声優と呼ばれているようです。
グルンベルドの声優②梁田清之
グルンベルドの声優・アニメ版を担当したのが「梁田清之」です。1965年5月10日に東京都練馬区に生まれ、現在は声優、ナレーターをフリーで活動しています。以前は81プロデュース、ディーカラーに所属していました。渋く力強い声質で、特撮のボスキャラ声優として高い人気があり、『仮面ライダーアギト』の水のエル役で出演しています。
グルンベルドに関する感想や評価
ダークソウルやったことないから微妙に違うが、ベルセルクのグルンベルドの装備がいいなと思っている。 pic.twitter.com/Cl8HuFSJsm
— 炎手(えんじゅ@左手とネコ) (@ENJU920) June 17, 2019
『ベルセルク』でグルンベルドとガッツが戦う前のシーンが載っています。グルンベルドの姿が描かれていましたが、それに対して彼が身に付ける装備が良いと言われており、見た目から強いキャラクターであることがうかがえます。
次の新武器はハンマーにしよハンマー!鉄槌!鉄槌!何なら盾に大砲仕込んで擊鉄よろしくガチンでドン!みたいな、今の魔砲のeffectチャチャッといじってガチンでドン!ってさ、グルンベルドの奴、え知らない?「木端となりて散華せよ!」だよ、ググって見てくださいお願いしますつかこれ見ろ pic.twitter.com/qt3PhoVqLz
— でさん(°σ°)@ゲー ム (@Mitrasphere_etc) May 11, 2019
こちらはガッツと戦ったグルンベルドに対しての感想です。「木端となりて散華せよ!」と言って瀕死のガッツに向けて放とうとしているグルンベルド。まさか仕込み剣が装備されている盾から砲撃が出るとは思いもしなかった読者は多いのではないでしょうか?放たれた砲撃はかなりの威力がありました。
読書記録。
— ナスベエ (@gomugomu) February 22, 2019
【小説】ベルセルク 炎竜の騎士
読了。
原作:三浦健太郎
小説:深見 真
グルンベルドが光の鷹に入る前の物語。
凄く読み応えがあった。
グルンベルドにも色々あったんだな...。
小説ベルセルクを読むまでは、ガッツたちにとって厄介な敵という認識しかなかった。
読んでよかった!
こちらは小説『ベルセルク 炎竜の騎士』を読んでの感想です。グルンベルドはガッツたちにとって厄介な人物として描かれており、今後立ちはだかる敵として再登場するはず。そんなグルンベルドの小説は読みごたえがあり、同情しているような様子がうかがえます。
グルンベルドについてまとめ
グルンベルドについて、ガッツとの一騎打ちシーンやセリフを紹介してきましたが、いかがでしたか?ガッツよりも体格が大きく、さらにガッツが防戦一方になるほどの強さを誇っていました。名セリフの中で黒の剣士として有名なガッツに失望していたようですが、その時はまだ使徒の火竜の姿とはなっていませんでした。いざ使徒の火竜の姿になると、イシドロやシルーケたちは唖然とする始末。
新生鷹の団の強さがグルンベルドによって理解させられましたが、狂戦士と化したガッツもグルンベルドの鋼鉄の皮膚に傷をつけるほどなので、ますます新生鷹の団亜幹部との戦いに期待できます。また『小説ベルセルク 火竜の騎士』も紹介しましたので、これを期に読んでみてはいかがでしょうか?