【ヒロアカ】デク茶（出茶）の公式エピソード集！出会いや恋の行方まで考察

デク茶(出茶)とは、『ヒロアカ』に登場する緑谷出久と麗日お茶子のカップリングの名前です。ここでは2人が活躍する『ヒロアカ』について、詳しく紹介します。

『ヒロアカ(僕のヒーローアカデミア)』は、堀越耕平によって描かれている少年漫画です。ヒーローを題材とした漫画で、アニメ化や映画化を果たしている人気作品です。また数々の賞を受賞しており、「漫道コバヤシマンガ大賞2015」ではグランプリ、「SUGOI JAPAN Award2017」では漫画部門1位、「Japan Expo Awards」ではDarumaマンガ大賞を受賞しています。

人類が個性といわれる超常的な力を持つようになった社会では、ヒーローという職業が活躍していました。緑谷出久もヒーローに憧れていましたが、出久は能力を持たない無個性でした。それでも諦めず、ヒーロー科のある名門の雄英高校への進学を目指していました。そんなある日、ナンバーワンヒーローのオールマイトと出会います。

デク茶(出茶)とは、『ヒロアカ』の主人公の緑谷出久と、そのクラスメイトの麗日お茶子のカップリングです。2人の出会いが描かれた時、元々女性慣れしていない出久がお茶子に対して照れながら話していたり、同じクラスメイトの中でも2人は仲が良いことから人気のカップリングでした。そしてお茶子が出久への恋心を自覚したシーンが描かれ、公式カップリングといわれるようになりました。

緑谷出久は、雄英高校ヒーロー科1年A組18番に所属する高校生です。7月15日生まれで身長は166cmです。ヒーロー名は「デク」です。元々無個性でしたが、オールマイトからワン・フォー・オールの力をもらいました。ワン・フォー・オールの力を得たものの、その膨大な力に身体が追いつかず、個性を使う度に身体を壊していました。

現在はサポートアイテムなどを駆使しながら、身体に負担をかけないような戦い方をしています。性格は小心者でヒーローオタクです。しかし、雄英高校で生活をしていくうちに自信をつけてきています。オタクなところは変わらず、他のヒーローだけでなく自分の個性を分析して戦いに役立てています。

麗日お茶子は、雄英高校ヒーロー科1年A組5番に所属する高校生です。12月27日生まれで身長は156cmです。ヒーロー名は「ウラビティ」です。麗日お茶子という名前のように、うららかでおっとりとした素直な性格な女の子です。個性はゼログラビティという無重力の個性を持っています。この個性は自分を含め、触れたもの浮かせることができる個性です。

ボール投げのテストでは記録不可能の無限の数値を叩き出しました。しかし、この個性には制限があり、自分のキャパシティを超えると吐き気に襲われます。そのため、長時間使うことができません。雄英高校では、できるだけ長く個性を使えるように訓練をしています。ちなみに、緑谷出久のヒーロー名「デク」を命名したのはお茶子でした。

出久とお茶子の出会いが描かれたのは、『ヒロアカ』のアニメ3話「うなれ筋肉」でした。「うなれ筋肉」では、出久がオールマイトから個性の秘密について明かされるシーンから始まります。出久はオールマイトの個性オール・フォー・ワンを受け入れられる体作りをするために、厳しい修行に励みました。

そしていよいよオール・フォー・ワンを受け継ぎ、オールマイトの出身校である雄英高校への入学試験に挑みます。この入学試験で2人は出会いました。試験会場に向かう途中、出久は緊張で足がもつれて転けそうになります。しかし、出久は浮いたまま転けずに済みました。そこにたまたま居たお茶子の個性のおかげで転けなかったのです。

お茶子は出久を励ました後すぐに別れたので、とてもあっけない出会いでした。出久はというと、女子に話しかけられてパニックになり、一言も喋ることができませんでした。しかし出久は女子と初めて話せたことに感動します。出会いはあっけないものでしたが、この後の演習試験で出久はお茶子を救いました。お茶子は出久に感謝し、自分のポイントを分け与えることができないかと直談判しにいきました。

最初の出会いからしばらく経ち、デク茶(出茶)は雄英高校の最初の登校日に再会します。お茶子は出久がいることに喜びました。『ヒロアカ』のアニメ6話「猛れクソナード」は、登校初日の後半の話になります。登校初日の帰り、出久が飯田と帰っているとお茶子が駆け寄ってきました。

お茶子は二人の名前を確認しますが、間違えて出久のことを「デク」と呼んでしまいました。「デク」という呼び方は、爆豪から馬鹿にされた呼び方です。それを聞いたお茶子は「デクって頑張れって感じでなんか好きだ私」と言いました。これは出久にとって自信がついた一言で、これをきっかけにヒーロー名を「デク」にしました。

『ヒロアカ』のアニメ22話「爆豪VS麗日」では、体育祭で爆豪とお茶子の対決が描かれています。お茶子は、それまでの競技で出久に頼りっぱなしの自分を悔やんでいました。爆豪を昔から知る出久は、対策方法を教えようとしますが、お茶子は自分の力で戦うと言ってそれを拒みました。

結果は爆豪に負けてしまいましたが、お茶子は出久だったら決して諦めないと思い、限界まで頑張りました。爆豪は勝ったものの、お茶子が厄介な戦い方をしたと感じました。だから出久の入れ知恵があったのだろうと、出久に文句を言います。出久は自分は何も教えてないと言い、「厄介だと思ったんならそれは…麗日さんが君を翻弄したんだ」と言いました。

その後出久はお茶子を励ましにいきます。お茶子は明るく話していましたが、出久が部屋から出ると悔し涙を見せます。すすり泣く声を聞きながら、出久は何もしてやれなかったと悔しがります。22話は、デク茶(出茶)が互いに実力を認めあっていることが分かるシーンでもありました。

『ヒロアカ』のアニメ36話「むけろ一皮」では、演習試験の話が描かれています。お茶子はスペースヒーロー13号から吸い込まれそうになっていました。なんとか柵に捕まっていましたが、お茶子は「こういう時デクくんなら」とパニックになりながらも必死で対策を練ろうとします。すると、一緒に戦っていた青山が突然「緑谷出久ならって考えたろ?君、彼のこと好きなの?」と聞いてきました。

その瞬間お茶子は顔を赤らめ、柵から手を離してしまいます。驚いたスペースヒーロー13号はとっさに吸い込むのをやめます。お茶子はその隙を狙って取り押さえることができました。しかし、この青山の一言がきっかけとなり、お茶子は出久への恋心を自覚します。このシーンから、デク茶(出茶)が公式カップリングだといわれるようになりました。

緑谷出久の声優を担当しているのは、山下大輝です。ここでは、声優の山下大輝のプロフィールや出演作品を紹介します。

山下大輝は1989年9月7日生まれの男性声優です。2012年から声優として活動しており、アーツビジョンに所属しています。もともとミュージカルが好きで歌を勉強していましたが、ある時期から芝居をしたいと思うようになったそうです。その後、進路指導の先生が日本ナレーション演技研究所出身だったことがきっかけで声優に興味を持ったそうです。

山下大輝の主な出演作品には、『弱虫ペダル』の小野田坂道役、『ログ・ホライズン』のトウヤ役、『少年ハリウッド』の佐伯希星役、『ダイヤのA』の瀬戸拓馬役、『はんだくん』の近藤幸男役、『人外さんの嫁』の日ノ輪泊役、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』のナランチャ・ギルガ役、『鬼滅の刃の』の愈史郎役、『ドラえもん のび太の宝島』のフロック役などがあります。

麗日お茶子の声優を担当しているのは、佐倉綾音です。ここでは、声優の佐倉綾音のプロフィールや出演作品を紹介します。

佐倉綾音は1994年1月29日生まれの女性声優です。2010年から声優として活動しており、アイムエンタープライズに所属しています。中学時代から劇団東俳に所属しており、3年生の時に日本ナレーション演技研究所に入りました。声優事務所を目指したきっかけは、劇団の講師から声を使う仕事を勧められたからです。

佐倉綾音の主な出演作品には、『PSYCHO-PASS サイコパス』の霜月美佳役、『君のいる町』の御島明日香役、『ご注文はうさぎですか?』のココア役、『四月は君の嘘』の澤部椿役、『ニセコイ』の小野寺春役、『魔法少女育成計画』のラ・ピュセル役、『徒然チルドレン』の梶亮子役、『宝石の国』のボルツ役、『キノの旅』のティー役、『東京喰種トーキョーグール:re』の米林才子役などがあります。

デク茶(出茶)の出会いから半年が経とうとする頃、お茶子は青山とのやり取りのから、緑谷に対する恋心を自覚しました。このシーンからデク茶(出茶)が公式カップリングだといわれるようになります。12巻では、その恋心がクラスメイトにバレそうになるシーンがありました。恋心を自覚してからは、お茶子はぼーっとすることが多くなりました。

1年A組の女子達は、寮のロビーで授業の反省をしていました。そこでもお茶子はずっとぼーっとしており、蛙吹から心配されます。お茶子は「最近ムダに心がザワつく」と言います。それを聞いた芦戸は「恋だ」と図星をつきます。お茶子はあわてて否定しますが、無意識に浮いたり顔を赤らめたりするので、恋をしていることは明らかです。しかし、無理に詮索するのは良くないという蛙吹の一言でなんとかバレずに済みました。

公式カップリングだと言われているだけあり、デク茶(出茶)が今後付き合って結婚する可能性はあるのかと話題になっています。デク茶(出茶)の場合は、すでにお茶子が恋心を自覚しているので、そのままアプローチするか出久がその恋心に気づけば進展があると思われます。しかし、お茶子はヒーロー仮免試験でひたむきに頑張る出久を見て、恋心で浮かれきっている自分を反省します。

そしてその恋心しまっておこうと決意します。出久もまた、ヒーローになるためにいっぱいいっぱいになっています。そのため、恋愛どころではない状況です。しかし、お茶子は出久のことを諦めたわけではないので、今後雄英高校を卒業したデク茶(出茶)が付き合い、結婚する可能性は十分にあります。

『ヒロアカ』の公式カップリングのデク茶(出茶)は人気です。デク茶(出茶)の出会いのシーンで、女の子に話し慣れていない出久がお茶子に対して照れているシーンが特にかわいいと評判でした。あまりのかわいさにキャプチャーを撮ったという方もいました。

Twitterではデク茶(出茶)について語っている方もいました。日常の会話はほのぼのして初々しくてかわいいのに、ヒーローとして活動している時はかっこいいというギャップが好きなのだそうです。『ヒロアカ』は、ヴィランとの戦いが殺伐としているので、デク茶(出茶)との会話で癒やされるという方は多いようです。

『ヒロアカ』を見たデク茶(出茶)のファンの中には、二人が会話しているのを見て大興奮している方もいました。アニメ1期では、3話からデク茶(出茶)のシーンがたくさん見られるようになります。アニメの予告シーンにデク茶(出茶)が出ると、次が待ち遠しくてしかたないという声もありました。

デク茶(出茶)の公式エピソードを見ると、出会いは一瞬でしたがお茶子の励ましで出久は勇気をもらいました。爆豪との一戦では出久に頼らず自分でも頑張ろうと大健闘したりと、お茶子が恋心を自覚するまでにもいくつものデク茶(出茶)の伏線がありました。またエピソードを見ると、お茶子はヒーローになるために足掻いている出久への憧れから想いを寄せている事がわかります。

しかし、お茶子がその恋心をしまっておこうと決意してからは二人の間に進展はありません。デク茶(出茶)は付き合えることができるのか、また結婚する日が来るのか、今後のストーリーに注目です。