【ゴブリンスレイヤー】圃人斥候の性格や最後は？昇級審査で追及された理由を考察

大人気ライトノベルゴブリンスレイヤーに登場するキャラクターの圃人斥候。圃人斥候は作中では珍しい人間の敵役であり、銀等級への昇級審査がきっかけで主人公であるゴブリンスレイヤーと敵対します。本記事ではそんなゴブリンスレイヤーに登場するキャラクターの1人である圃人斥候にスポットを当て、性格や昇級審査の内容、最後などをまとめてご紹介します。ではまず初めに、ゴブリンスレイヤーの作品情報をご紹介していきます。

本記事で性格や最後などをご紹介させて頂く圃人斥候が登場するゴブリンスレイヤーとは2016年から2019年11月現在まで刊行されている蝸牛くものライトノベル作品です。ライトノベルゴブリンスレイヤーはゴブリンスレイヤーと呼ばれる主人公がゴブリンと戦う姿を描いたファンタジー作品であり、元々インターネット掲示板で連載されていました。そのため2019年11月現在刊行されている作品は新たに執筆されたものになっています。

そんなライトノベルゴブリンスレイヤーはゴブリンを倒し続けるという他にない物語から一躍人気を博すことになり、刊行された翌年の2017年には「このライトノベルがすごい！2017」の新作部門で1位を受賞しました。またゴブリンスレイヤーは小説を原作にした漫画版も小説が刊行された同年に「月刊ビッグガンガン」で連載されることになり、2019年11月現在合計7巻もの単行本が発売されるほど高い支持を集めています。

この人気からゴブリンスレイヤーは2018年の10月から12月までアニメが全国で放送されることになり、新たなファンを獲得しました。またアニメ作品の他にゴブリンスレイヤーはこれまで多数の外伝作品が刊行されており、2019年11月現在ライトノベル作品の中でも特に大きなコンテンツとして注目されています。またゴブリンスレイヤーは日本以外に世界中でも高い人気を博しており、今後もその人気は伸び続けることでしょう。

ゴブリンスレイヤーの舞台となる世界に住むキャラクター達には名前が無く、それぞれが職業の名前で呼ばれていました。そうまさにその世界はまるでファンタジーゲームと瓜二つとなっています。そんなファンタジーなゴブリンスレイヤーの世界において、女神官と呼ばれる新人の女性冒険者が冒険に出るため、新人のパーティーを結成します。女神官はまず最初、初心者向けといわれるゴブリン狩りの依頼をパーティーと行うことにします。

本来ゲームなどに登場するゴブリンは最弱といわれる敵役のキャラクターであり、ゴブリンスレイヤーの世界でも初心者でも倒せるといわれるほど弱いモンスターでした。しかしゴブリンは単体では非常に弱いものの、大軍で群れることでボスクラスの脅威となる存在となっていました。それを知らない女神官たちの新人パーティーは余裕と感じ、警戒せずにゴブリンが住む洞窟へ向かいます。しかしこれが大きな命とりとなってしまいます。

洞窟へ向かった女神官たちのパーティーは当初ゴブリンを簡単に倒していくのですが、ゴブリンのずる賢い罠と群れでの攻撃で反撃し、女神官属するパーティーは全滅の危機を迎えます。他のパーティーがゴブリンにやられた女神官は絶望します。するとその瞬間絶望する女神官の前にとあるキャラクターが姿を現します。そのキャラクターこそゴブリンスレイヤーの主人公であるゴブリンスレイヤーでした。

主人公であるゴブリンスレイヤーはとある過去が原因でゴブリンに深い因縁を抱いており、女神官たちを苦しめたゴブリンたちを圧倒的な力で倒してしまいます。このゴブリンスレイヤーというキャラクターはこれまでゴブリンばかりを退治し、銀等級と呼ばれる階級まで上り詰めた猛者でした。この女神官とゴブリンスレイヤーの出会いがきっかけとなり、壮絶を極めるゴブリンとの戦いの物語が幕を上げるのでした。

本記事で性格や最後などをご紹介する圃人斥候とはライトノベルゴブリンスレイヤーに登場するキャラクターの1人です。圃人斥候はスカウトと読まれる斥候という職業に就いている冒険者であり、ゴブリンスレイヤーの作中においてサブキャラクターとして登場します。ちなみに圃人とはレーアと読み、正式にはレーアスカウトと読むのが正しいです。ではそんな冒険者の1人である圃人斥候とはどのようなキャラクターなのでしょうか？

圃人斥候は上述でご紹介した通りサブキャラクターとなっているのですが、冒険者では珍しい敵役として登場するため、ゴブリンスレイヤーに登場するサブキャラクターの中でも特に高い知名度を誇っています。そのため新たなにゴブリンスレイヤーを読み始めた方からは圃人斥候について気になるといった声がネット上に多数寄せられています。もし圃人斥候について気になる方は是非本記事を最後までお楽しみください。

ではここからはゴブリンスレイヤーに登場するキャラクターの1人、圃人斥候の性格についてご紹介していきます。圃人斥候の性格はまさに楽天家といえるでしょう。圃人斥候はゴブリンスレイヤーの作中において楽をして銀等級になりたいという願望を露わにしており、パーティーでも他のメンバーが戦っているのを横目に財宝を独り占めするといった悪辣な態度を取ります。これは圃人斥候が適当な楽天家であることの表れです。

上述でご紹介した通り、圃人斥候は自分が楽をして生きるために裏で財宝を独り占めするといった行動を取っているのですが、表向きでは非常に人懐っこい姿を見せています。なので本性を知らない他人からは圃人斥候はお調子者な性格をしているように映ることでしょう。確かに圃人斥候は人懐っこい性格を装って人に信用してもらう才能はあるのですが、結局楽天家な性格と自己中心的な性格が災いして無残な最後を遂げてしまいます。

一見人懐っこいお調子者な性格をしているように見える圃人斥候ですが、実際本当は自分のことだけしか考えていない自己中心的な性格をしています。本来パーティーがダンジョンで入手した財宝はメンバー間で均等に分け与えなければいけません。しかし圃人斥候は自分の欲望のため、斥候という職業を利用して財宝を他のメンバーに黙って独り占めしてしまいます。

上述でご紹介した通り、圃人斥候は楽をして有名になることしか考えておらず、ゴブリンスレイヤーのことを馬鹿にしていました。しかしこの数々の悪行は昇級審査で追及されることになり、この自己中心的な性格が自身の身を滅ぼすことになってしまいます。

自己中心的な性格から財宝を隠れて独り占めにしていた圃人斥候。圃人斥候は独り占めした財宝を換金し、豪華な装備品をいつも身に着けていました。しかしこのバレないという楽観的な性格が災いを呼ぶことになります。楽をして有名になりたい圃人斥候は昇級審査を行うのですが、そこで全ての悪行がバレてしまうことになり、昇級審査の中でその罪を追求されることになってしまいます。

圃人斥候は言い訳をするものの、昇級審査に同席していたゴブリンスレイヤーに看破されてしまいます。この時普通であれば反省します。しかし圃人斥候は非常に短気な性格をしており、その場で逆ギレして受付嬢を襲おうとします。その後短気な性格が原因で激怒した圃人斥候は恨みを抱き、ゴブリンスレイヤーに敵対することになります。

ここからはゴブリンスレイヤーに登場する圃人斥候の最後についてご紹介していきます。ゴブリンスレイヤーの作中で楽をして有名になるため、昇級審査を受けた圃人斥候。しかしそこで圃人斥候はこれまで働いてきた悪事がバレることになってしまい、受付嬢から追及されてしまいます。さらに圃人斥候はこれまでの悪行の罰として逆に等級を降格されてしまうことになり、実質ギルドから追放されてしまう事態に陥ってしまいます。

本来そこで自らの罪を反省するのが普通です。しかし圃人斥候は一切反省せず、逆に受付嬢へ処分を取り下げるよう要求します。しかし結局圃人斥候の訴えは無に帰することになり、ゴブリンスレイヤーから仲間を騙した罪を追及され、逆ギレしてしまいます。この事件をきっかけに圃人斥候はゴブリンスレイヤーに逆恨みすることとなり、邪教団と呼ばれる組織と協力してゴブリンスレイヤーと受付嬢を殺害しようと画策します。

自身が行った悪行が災いして全てを失い、ゴブリンスレイヤーと受付嬢を逆恨みした圃人斥候。圃人斥候はゴブリンスレイヤーと受付嬢に復讐するため、闇人と呼ばれる邪教団の生き残りを協力することにし、「祈らぬ者」の一員となります。そして「祈らぬ者」となった圃人斥候は収穫祭を訪れていたゴブリンスレイヤーと受付嬢へ奇襲攻撃を敢行します。そこで圃人斥候はゴブリンスレイヤーの腕に毒塗の矢を直撃させます。

しかしこの圃人斥候の奇襲は最初から読まれており、ゴブリンスレイヤーも隙を突くためわざと弓矢を受けたのでした。結局圃人斥候はゴブリンスレイヤーに返り討ちとなってしまい、無残な最後を遂げることになりました。しかし本来圃人斥候は非常に優秀な強さを持ったキャラクターとされており、ゴブリンスレイヤーも技術だけで勝負すれば勝てないと圃人斥候の強さを評価していました。

上述でご紹介した通り、圃人斥候は自ら進んで受けた昇級審査に落ち、等級を降格されてしまうことになります。ではなぜ圃人斥候は等級を降格されるほどの扱いを受けることになってしまったのでしょうか？まず昇級審査で等級を降格された理由として挙げられるのがダンジョン内での財宝を独り占めしたことです。本来斥候という職業はパーティー内で偵察を行う立場にあり、誰よりも早くダンジョンに潜入することが出来ます。

自己中心的で欲深い性格をした圃人斥候はこの斥候という職業の立場を利用し、ダンジョン内にある財宝を他のパーティーに黙って独り占めしていました。圃人斥候が財宝を独り占めしたため、他のパーティーメンバーは困窮してしまうことになります。ギルド側も圃人斥候以外のメンバーが困窮していることに疑問を抱くことになり、圃人斥候は昇級審査で自身が行っていた財宝を独り占めにするという行為が暴かれてしまいました。

ダンジョンに誰よりも早く潜入し、ダンジョン内にある財宝を独り占めにしていた圃人斥候。上述でご紹介しましたが、圃人斥候はダンジョン内で入手した財宝をお金に変えてしまい、高度な装備品を購入していました。圃人斥候自身、この行為が絶対にバレることは無いと考えていました。しかし圃人斥候が購入した装備はパーティーがこなした依頼額を遥かに超えてしまい、圃人斥候の悪行はギルドにバレてしまいます。

そして圃人斥候は昇級審査の際、ダンジョン内にある財宝を独り占めしたことを追及されることになってしまいます。その時圃人斥候は実家に仕送りをしていたと嘘をつくのですが、あっさり監督官に見破られてしまいます。そして数々の悪行がバレた圃人斥候はその強欲な性格と爪の甘さが原因となって冒険者として活動が出来なくなってしまうことになります。

数々の悪行がバレた圃人斥候は昇級審査でその罪を追及され、最終的に白磁等級への降格と冒険者として稼業を行うことを禁止されることになってしまいます。これは当たり前の事であるものの、圃人斥候は不服に感じ、ゴブリンスレイヤーに助けを求めることにします。しかし圃人斥候は仲間を見捨てたことをゴブリンスレイヤーに追及されることになり、誰一人として味方となってくれる者がいなくなってしまいます。

この時圃人斥候は短気な性格から逆上してしまい、昇級審査にいた受付嬢へ襲い掛かります。しかしゴブリンスレイヤーの力に恐怖を覚え、何も出来ないままその罪を償うことになります。そしてこの出来事が原因となって圃人斥候はゴブリンスレイヤーと受付嬢に逆恨みをし、自らの命を縮めることになってしまうのです。

ゴブリンスレイヤーに登場する圃人斥候に関する感想では圃人斥候の処分が甘いといった感想が寄せられていました。圃人斥候は財宝を独り占めし、パーティーメンバーやギルドを騙していた悪人なのですが、昇級審査でバレて降格と冒険者の資格を失ってしまいます。しかし罰金などは無く、かなり軽い罰だけで済んでおり、重罪となりませんでした。それでも圃人斥候は逆上し、ゴブリンスレイヤーたちに敵対することになりました。

ゴブリンスレイヤーに関する感想では圃人斥候の実力は高いといった感想も寄せられていました。圃人斥候は作中で呆気なく最後を遂げてしまうのですが、ゴブリンスレイヤーに高く評価されるほど本当はかなりの実力を秘めたキャラクターです。もし圃人斥候が悪人で無ければ、ゴブリン退治に大きく貢献したことでしょう。

ゴブリンスレイヤーに登場する圃人斥候に関する感想ではダンジョン飯のチルチャックと似ているといった感想も見受けられました。チルチャックとはダンジョン飯に登場する主要キャラクターなのですが、アニメゴブリンスレイヤーに登場した圃人斥候と非常に似た容姿をしています。そのため視聴者からは圃人斥候が汚くしたチルチャックだといった声が多数寄せられることになりました。

本記事ではゴブリンスレイヤーに登場する圃人斥候について性格や最後などをまとめてご紹介しました。圃人斥候は最後まで自らの罪の重さに気付けなかった愚か者であり、優れた実力を持っていながらも呆気なくゴブリンスレイヤーに殺されてしまいました。もし圃人斥候に正義の心があれば、このような悲惨な運命を辿ることは無かったことでしょう。