【文スト】ドストエフスキーの強さは?声優や異能力「罪と罰」の正体もネタバレ考察

『文スト』に登場するドストエフスキーには3つの顔があります。1つ目に横浜を脅かす犯罪組織「死の家の鼠」の頭目、2つ目は殺人結社「天人五衰(てんにんのごすい)」、3つ目が超人的頭脳を持つ「魔人」です。彼の異能力「罪と罰」は謎に包まれており、登場シーンのほとんどが超人的頭脳を活かした策略です。そこで、彼の強さを異能力の正体を考察していく共に、ネタバレを通して総合的な強さを紹介していきます。また、『文スト』のドストエフスキーを演じた声優まで紹介していますので、ぜひご覧ください。

【文スト】ドストエフスキーの強さは?声優や異能力「罪と罰」の正体もネタバレ考察のイメージ

目次

  1. 文ストのドストエフスキーとは?
  2. 文ストのドストエフスキーの強さ
  3. 文ストのドストエフスキーの声優
  4. 文ストのドストエフスキーの異能力「罪と罰」の正体
  5. 文ストのドストエフスキーの活躍
  6. 文ストのドストエフスキーに関する感想や評価
  7. 文ストのドストエフスキーの強さまとめ

文ストのドストエフスキーとは?

『文スト』に登場するドストエフスキーは主人公・中島敦を含め武双探偵社を脅かす存在です。悪魔のごとき超人的な頭脳を有しており、ポートマフィアまでもを陥れていました。彼が使う異能力「罪と罰」は謎に包まれており、異能を使わずとも圧倒的な存在感を漂わせています。ここでは、『文スト』の作品情報をはじめ、ドストエフスキーの組織や異能力の正体をネタバレと共に紹介していきます。

文ストの作品情報

文ストの概要

『文豪ストレイドッグス(文スト)』は朝霞カフカによる漫画です。『ヤングエース(角川書店)』にて2013年1月号から連載されており、単行本が500万部を突破しています。太宰治や芥川龍之介、江戸川乱歩、中島敦といった文豪がキャラクター化され、それぞれの作品にちなんだ「異能力」を使って戦うバトルアクションとなっています。また、主要な登場人物の名前や誕生日、能力、人物設定は文豪のエピソードと作品を基にしています。

文ストのあらすじ

ここでは『文スト』のあらすじをネタバレ紹介します。孤児院を追放された少年・中島敦は住むところもなく、食べる物もなく放浪生活をしていました。ある日、入水していた太宰治を助けたのですが、敦は太宰が都市伝説として知られる異能集団「武装探偵社」の一員であり、今は「人食い虎」を追っているということを知ります。そこで敦はその人食い虎に追われていることを明かしますが、なぜか捜査に協力することになってしまいました。

人食い虎が倉庫に現れると見た太宰は、さっそく敦と共に倉庫で待つことになります。すると、敦が急に虎の姿へと変わったのです。太宰は敦こと人食い虎を難なく仕留め、目が覚めた敦に、敦こそが人食い虎であると告げました。実は、彼が無意識のうちに異能「月下獣」を発動しており、これまで知らず徘徊していたのです。それゆえに孤児院を追い出された、と太宰は真相を伝えたのでした。

そこで太宰は武装探偵社に入社を提案しますが、敦は迷惑をかけるだけだと言い拒否しました。しかし、敦は無意識に虎に変わり、そんな状態では働き口が見つかるはずがありません。結局、敦と同じく異能力集団である探偵社に入社することになりました。しかし、入社後すぐに何者かに敦は狙われ、そこで敦に懸賞金70億がかけられているということを知ります。

そしてヨコハマの港を取り仕切るポートマフィアの構成員・芥川龍之介が敦の懸賞金を狙い敦を捕らえようとしますが、部下の泉鏡花に裏切られ、敦との戦闘で敗れてしまいます。ポートマフィアが身柄を拘束したことを知った組合(ギルド)はついに自ら動きだし、団長・フランシス・スコット・キー・フィッシュジェラルドが探偵社に赴き、組合が横浜を完全に廃墟にすると脅しました。

そこで、横浜を守るためポートマフィアと探偵社は一時的に手を組み、フィッシュジェラルドを倒すため敦と芥川が立ち向かいます。二人の攻撃によってフィッシュジェラルドはバランスを崩し、空中要塞白鯨から落下して行方不明となりました。そのころにある計画を実行に移していたのが「死の家の鼠」の頭目・フョードル・ドストエフスキーでした。

ドストエフスキーは「死の家の鼠」の頭目

文ストに登場するフョードル・ドストエフスキーは、「死の家の鼠」といった横浜を脅かす犯罪組織の頭目を務めており、アレクサンドル・プシュキンとイワン・ゴンチャロフの二人を従えています。アニメ第1期で探偵社を脅かす存在がポートマフィアでしたが、この組織に次いで横浜を危機に陥れるのが死の家の鼠で、アニメ第3シーズンにて両組織はドストエフスキーと戦うことになります。

ドストエフスキーは殺人結社「天人五衰」の一員

ドストエフスキーは死の家の鼠の頭目だけでなく、殺人結社である「天人五衰(てんにんのごすい)」の一員でもあります。天人五衰とは特一級の異能力者で構成されており、ドストエフスキーを含め、道化師と呼ばれるゴーゴリ、天空カジノの総支配者人のシグマの二人がいます。そんなドストエフスキーノ目的は、書いたことが現実になるという「本」を横浜で見つけ出し、それを使って異能力者がいない世界をつくることです。

アニメ「文豪ストレイドッグス」公式サイト

文ストのドストエフスキーの強さ

『文スト』のドストエフスキーの強さは異能力だけでなく、超人的な頭脳を誇る「魔人」と呼ばれることからも相当なものがと言えるでしょう。ここでは、ドストエフスキーが登場したシーンのネタバレと共に強さを紹介していきます。彼が持つ超人的な頭脳と彼に向けて述べた太宰治の評価など、ぜひご覧ください。

強さ①超人的な頭脳

超人的な頭脳を持つ「魔人」とも呼ばれているドストエフスキーは、異能力者が跳梁する欧州の当局であっても捕らえることが出来ません。探偵社の中島敦とポートマフィアの芥川龍之介が組合(ギルド)の団長のフィッツジェラルドと戦ったときにドストエフスキーが登場しました。それぞれが戦っている最中に組合の要塞である白鯨(モビーディック)の制御権を奪い、横浜に膨大な被害を加えようとしています。

制御権を奪ったことで組合は内乱が勃発。それによって資産の4割を獲得しました。また、自分を狙うマフィアの組織に偽情報を流すことによってマフィアの秘密情報をかすめ取ったりと、情報操作や混乱を招きいれることに長けていることからも彼の強さがうかがえます。

これほどの強さ誇る知略はマフィアの五大幹部をあっさりと罠にはめることができ、さらに探偵社を完膚なきまでに陥れることができるほど。ドストエフスキーの強さは太宰治にも勝とも劣らない人物だといえます。異能力の「罪と罰」にちなんで、「罪とは思考、罪とは呼吸」といった考え方をしており、死そのものを解放や救いであると捉えているのが強さの原動力のようです。

そして、異能によるものか知略によるものか定かではありませんが、相手の脳を弄ることもできるようです。元組合のホーソンを操り、また死の家の鼠の侍従長の不幸を感じる部分を切除したりしていました。このようなおぞましい考え方と所業が一種のカリスマ性を持っているようで、ドストエフスキーに殺害された少年は安堵の笑みを浮かべ、ドストエフスキーに部位を切断された侍従長は彼のことを「主様」と呼んで尽くしています。

強さ②太宰治の評価

ドストエフスキーの強さは太宰治が述べたセリフからうかがえます。作中でドストエフスキーと太宰治が話しているシーンがありますが、そのとき太宰が「哀れな神父殿の脳を弄って暗殺者に仕立て上げ、二組の長を襲わせるとは」と言っていました。

神父とは元ギルドのホーソーンをさしており、彼女はかつて戦った芥川龍之介の顔を覚えておらず、さらに記憶をすべて失いドストエフスキーに仕える殺人鬼となっていました。太宰のセリフからドストエフスキーが彼女の記憶を失わせた、つまり脳を操作したということから彼は相当な強さを誇る人物だということが分かります。

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文ストのドストエフスキーの声優

『文スト』のドストエフスキーを担当した声優が石田彰です。声優として謎めいたキャラクターを多く演じ、「石田ボイス」と呼ばれ独特な声質で定評があります。ミステリアスで色気のある声をしたドストエフスキーのイメージそのままで、声から溢れる底知れなさや不気味さによってドストエフスキーを引き立たせていました。そんな声優・石田彰のプロフィールをはじめ主な出演作品までを紹介していきます。

石田彰のプロフィール

  • 本名:石田彰(いしだあきら)
  • 出生地:愛知県日進市
  • 生年月日:1967年11月2日
  • 職業:声優、俳優
  • 所属事務所:ピアレスガーベラ

声優・石田彰が声優を目指すきっかけとなったのが、子供のころに見た『機動戦士ガンダム』でした。中学生になり真似事でも芝居をしてみたいと考え、演劇部に入部しており、以降演劇に携わっています。それからは日本大学藝術部演劇学科に進みますが、在学中にマウスプロモーション付属俳優養成所に入所し、養成所のときから声優業を始めました。

そしてOVA『世界名作童話全集』の「おやゆび姫」の王子役にて初仕事を経験し、それから1年後の1990年に声優デビューを果たしています。1991年に声優としてマウスプロモーションに正式に所属、以来声優として活動しています。2009年には事務所を離れフリーの声優をしていますが、2012年にはピアレスガーベラに所属しました。2007年に第1回声優アワードサブキャラクター賞男優部門に受賞しています。

石田彰の主な出演作品

石田彰の主な出演作品は『機動戦士ガンダムSEED』のアスラン・ザラ役や『新世紀エアヴァンゲリヲン』の渚カヲル役、『銀魂』の桂小太郎役など数々の代表作があります。

また1995年に出演した『美少女戦士セーラームーンSuperS』のフィッシュ・アイ役で、少女のような声を出す男性俳優ということで一躍話題になっていました。『忍たま乱太郎』の綾部喜八郎役も担当しており、少女とは違い飄々としていながらも感性豊かな少年まで演じています。

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文ストのドストエフスキーの異能力「罪と罰」の正体

『文スト』のドストエフスキーが使う異能力「罪と罰」の正体は謎に包まれています。彼の登場回ではほとんどが策略による活躍であり、なかなか戦闘シーンを見ることが出来ませんでした。ただ、ポートマフィアのA(エース)との戦闘シーンで異能力の正体を推測することが可能です。ここでは、そのときに判明した異能力の正体をネタバレと共に特徴を取り上げていきます。

罪と罰の正体①対象と接触する必要がある

ドストエフスキーが使う「罪と罰」の正体は過去シーンのネタバレから考察すると、「対象と接触する必要がある」ということが挙げられます。過去シーンは後述にてネタバレしますが、その時は殺害のために右手が額に触れていました。ただ、接触には手のひらでなくても問題ないようです。

罪と罰の正体②脳の部位を操作する?

次にドストエフスキーが使う「罪と罰」の正体は脳の部位を操作する、ということが挙げられます。これは彼が対象と接触する必要があることを前提としたものですが、ネタバレすると額に触れて殺害した際は毛細血管を操作、また相手を操作するためには脳内の海馬を操る必要があるからです。そして「罪と罰」の意味を単純に考えると、相手の罪に対して罰を与えるということになります。

ドストエフスキーの目的は「異能がない世界」をつくることですが、その目的が彼が使う異能力に深く関わっていると考えられます。つまり異能力の正体が目的を果たすために必要な力でなくてはならないということになります。

罪と罰の正体③最強の異能?

ドストエフスキーが使う異能力の正体をネタバレ考察しましたが、その正体が「対象者と接触する必要がある」というのは非常に限定的であるため、まだ他にも異能を使う方法があると推測できます。ドストエフスキーの「罪と罰」が最強だと言えるほどの判断材料は少ないのですが、ただドストエフスキーが超人的な頭脳の持ち主であることを考慮すると、総合力ではトップクラスの強さを誇る人物だといえるでしょう。

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文ストのドストエフスキーの活躍

『文スト』のドストエフスキーの活躍をネタバレしていきます。主にポートマフィア幹部A(エース)とその部下、異能特務課の課員との戦闘、そして劇場版『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』となっていました。また、ネタバレと共にドストエフスキーが使った異能力による描写を紹介していますので、ぜひご覧ください。

活躍①ポートマフィア幹部A(エース)との戦い

ドストエフスキーと初めに戦った相手は、ポートマフィアの幹部を務めるA(エース)でした。ただ、ドストエフスキーの戦闘シーンが見れたのではなく、カードゲームであったため彼の頭脳を知ることとなります。結局Aは策に溺れ自殺してしまいます。

しかし、2人の会話からドストエフスキーが使う異能の正体が推測できます。それは「(異能)は自分の頭の中に相手の意識を封じ込める」というものですが、これは偽の情報を情報屋に流していたもので、異能力ではなかったのです。つまり裏を返すとドストエフスキーの異能力の正体が空間を操って異次元を作り出すものではないとすれば、相手に直接働きかけるものだ考えられます。

活躍②A(エース)の部下を殺害

ドストエフスキーが使う異能力の正体は、A(エース)の部下を殺害したことからヒントを得ることができます。Aの部下との戦いではドストエフスキーが「これが僕の本当の異能です」と言い、部下を殺害していました。

そのとき、ドストエフスキーの右手は相手の額にあり、Aの額から一気に血が吹き出しています。また他の部隊が死んでいる廊下にも血が吹き荒れていたので、それから考えられる正体は体の内部から破壊する異能だということです。

活躍③異能特務課の課員を殺害

ドストエフスキーの活躍は異能特務課の課員を殺害したことです。そのとき、機動スーツを着用した課員がドストエフスキーに手錠をかけようと、右手首を掴んでいました。しかし、途端に「ボッッッ‼」と課員の顔面から血が吹き出してしまったのです。

直後にドストエフスキーが不適な笑みを浮かべていたので、彼らを意図的に殺したというのは間違いないでしょう。その後、ドストエフスキーは誰にも触れられずに銃を向けられ、輸送されていきました。

活躍④劇場版『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』

ドストエフスキーは『文スト』の第3シーズンから本格的に登場していますが、彼はそれより一足先に劇場版『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』に登場しています。ネタバレすると、劇場版では蒐集家・澁澤龍彦が異能者と異能者を分離させる霧を発生していました。その霧によって死亡した異能者の異能を結晶化させています。

そこで、澁澤に協力していたのがドストエフスキーでした。彼は世界各地の異能者の情報を澁澤に売っており、彼もまた横浜にきた協力者と共に行動していました。澁澤はドストエフスキーが自覚していなかった本当に求めているものを知っており、彼の記憶をよみがえらせ、異能力によって特異点を発生させたあと横浜を危機に陥れていました。

そして、特異点によって龍が暴走しますが、太宰と中也の二人はこの暴走を防いでいます。しかし、次に今度は澁澤自身が特異点化してしまいます。結局は敦と鏡花と芥川の三人が消滅させますが、そのときドストエフスキーが「DEAD APPLE」事件すべてが余興だったと言っています。

また、劇場版では敦の異能力に秘められた強さを知っており、澁澤に対して「すべての異能力者の欲望を導く」と言っていました。やはり、ドストエフスキーが組合が70億円で敦を手に入れようとしていた計画に一枚かんでいるようで、『文スト』の大きな謎である敦の異能力について彼は重要性をよく理解しているものと考えられます。

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文ストのドストエフスキーに関する感想や評価

文ストのドストエフスキーが凄いと言われています。ドストエフスキーが異能力を使い、戦わずに勝ったことに対し、戦わずに勝つということに強さを感じつつ魅力を覚えていることがうかがえます。やはり、戦わずに勝つというのは超人的な頭脳を持っているからこそできる所業なのでしょうか?太宰治も頭脳に優れなおかつ異能力を無効化することができるので、太宰の宿敵となる人物なのかもしれません。

『文スト』の3期(29話)に登場したドストエフスキーの感想が挙げられています。これまでにポートマフィアの黒幕がギルドだということでしたが、まさか新たな黒幕が登場するとは…。

当初ポートマフィアが脅威として描かれていましたが、さらにそれを越える存在が続々と登場していました。ドストエフスキーが異能力を使わず、頭脳戦を繰り広げるだけでも圧倒的な強さを誇ることがうかがえますが、異能力まで使うとなればどれほどの強さも持つのでしょうか?

『文スト』の3期(33話)を見ての感想です。ドストエフスキーが探し続けている本の正体が気になるようです。そして、ドストエフスキーが異能力を使わずにポートマフィアと探偵社を手玉に取る姿に驚いていることがうかがえます。ポートマフィアと探偵社を手玉に取るほどの強さ…。これからドストエフスキーが異能力を使って戦う戦闘が気に人は多いのではないでしょうか?

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文ストのドストエフスキーの強さまとめ

『文スト』に登場したドストエフスキーの強さを異能力の正体や戦闘シーンのネタバレによって紹介しましたが、いかがでしたか?ドストエフスキーが使う「罪と罰」はネタバレシーンから考察すると「対象に触れるだけで殺害できる」と「脳を操作することができる」ということが挙げられました。ネタバレによる判断材料は少ないのですが、彼は超人的な頭脳まで兼ねそろえているということなので、総合的な強さはトップクラスだといえるでしょう。

『文スト』の原作では彼の策略によって探偵社がかつてないほどのシビアな状況に追い込まれており、ドストエフスキーの活躍を含め物語の展開は見逃せなくなっています。もちろん『文スト』のアニメ3シーズンも合わせてこれからのドストエフスキーの活躍に注目していきましょう。

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