2018年09月21日公開
2018年09月21日更新
文ストの太宰治がかっこいい!自殺愛好家の名言や包帯の謎を考察
2016年にアニメ化され、さらには2018年に映画化もされ話題となった「文豪ストレイドッグス(通称文スト)」!この記事では、そんな文ストの大人気キャラである太宰治のかっこいい魅力について迫っていきます!自殺愛好家で変人な太宰治ですが、彼の人気の秘密とは一体何なのでしょうか?また、かっこいい名言や文ストの太宰治がなぜ包帯をしているのかという謎についても徹底考察していきますのでファン必見です!
目次
文ストの太宰治がかっこいい!名言や包帯の謎を徹底考察!
2016年にアニメ化され話題となった「文豪ストレイドッグス」!2018年にはファン待望の映画化も果たしました。文豪ストレイドッグス(通称文スト)とは、実在する文豪の名前を持ったキャラクターが、それぞれに異能力と呼ばれる力を持ち、ヨコハマの街を舞台に「迷い犬(ストレイドッグス)」のように迷いもがきながら戦う物語です。
この記事では、そんな文ストの大人気キャラである太宰治のかっこいい魅力について迫っていきます!また、文ストの太宰治がなぜ包帯をしているのかという謎についても徹底考察していきますのでファン必見です!
文ストの太宰治がかっこいい!変人で自殺愛好家?
まずは、文ストの太宰治がどんなキャラなのかを紹介していきます!また、文ストの太宰治のかっこいい魅力や知られざる過去についても徹底調査していきますので必見です!
文ストの太宰治のプロフィール
まずは、文ストの太宰治のプロフィールを簡単に紹介していきます!太宰治は武装探偵社の一員で、主人公の中島敦を探偵社に引き入れた人物です。そんな現在の太宰治は22歳で、身長は181センチメートル、体重は69キログラムです。
好きな女性のタイプは「一緒に心中してくれる人」で、座右の銘は「清く明るく元気な自殺」だと明言しているほどに自殺愛好家で知られています。文スト初登場時も、主人公の敦に川で入水自殺しているところを助けられました。
普段は自殺愛好家として変な行動ばかりとっていますが、いざというときは頼りになる人物です。というのも、いつもふざけているように見える太宰治ですが、実は頭脳明晰でどんな時でも冷静に物事を見据えて裏で様々な糸をひいているそんな人物です。表立って戦闘をするシーンの少ない太宰治ですが、いくつも先も読んで手を打って一番良いところを持っていくところがかっこいいと大人気になっています。
文ストの太宰治の異能力「人間失格」とは?
そんな太宰治の異能力とは一体何なのでしょうか?太宰治の異能力は「人間失格」です。人間失格とは、自身の手で触れただけでどんな異能であっても無効化してしまいます。文ストのアニメ1話では、虎の異能を持つ中島敦に触れ、人間の姿に戻しています。また、芥川の最強と呼ばれる異能「羅生門」でさえも、太宰治の「人間失格」の前では無力と化してしまいます。
太宰治の持つ「異能の無効化」という異能力はかなり異質な能力で、この「人間失格」を使えば異能力組織をひとつ潰せるとまでいわれています。しかし、その一方で太宰治の異能にも弱点があります。それは、異能にしか効果がないということです。つまり、異能を使わない戦闘においては一切「人間失格」は役にたたないということになります。
そのような弱点はあるものの、太宰治はそれをカバーできるほどの頭脳があります。そのため、太宰治は自身が先頭に立って戦いに向かうタイプではなく、作戦を発案し司令塔となる方が彼には向いているようです。
文ストの太宰治の過去とは?
ここでは、そんな太宰治の知られざる過去について迫っていきます!文ストのアニメ13話から16話にかけて太宰治の過去が明かされます。ファンの間では有名ですが、実は太宰治は武装探偵社に入る前はポートマフィアという敵組織の最年少幹部として活躍していました。そして、中原中也とコンビを組んで戦い「双黒」と呼ばれるまでになっていました。
では、そもそも太宰治がポートマフィアに入ろうと思った理由は何だったのでしょうか?その理由は、裏社会で人間が本能のままに戦うのを一番近くで見ることで、人間の本質というものを垣間見ることができると考えたからだそうです。また、そうすることで生きる理由が見つかるかもしれないと太宰治は考えました。つまり、太宰治は最初から出世や権力、お金などには全く興味がなかったのです。
文ストの太宰治が武装探偵社に入社した理由は?
太宰治は、4年前にポートマフィアを辞めて武装探偵社に入社することになります。しかしながら、最年少幹部という確立した地位を築いていた太宰治はなぜポートマフィアを辞めて武装探偵社に入社することにしたのでしょうか?その理由には、ある一人の男が関係しています。その男の名は、織田作之助。ポートマフィアの最下級構成員で、太宰治の数少ない友人の一人でした。
織田作之助は幼い頃は殺し屋でした。そんな彼にある男(夏目漱石)が小説を書くことを勧めてきたのです。織田作之助は人を殺して小説家になる資格なんてないと考え、それから人を殺すことをやめることにしました。そして、大人になった彼はポートマフィアに在籍しながらも人を殺すことはせずに、親を失ってしまった子どもたちを引き取って養う生活をしていました。
出典: https://prcm.jp
決して裕福な暮らしとは言えないものの、子どもたちに囲まれて幸せに暮らしていた織田作之助。しかし、そんなある日養っていた子どもたちがみんなミミックという戦闘集団に殺害されてしまいます。生きがいも何もかも失ってしまった彼は、単身ミミックに戦いを挑みます。時を同じくして、太宰治も友人である織田作之助が危険だということを知り、彼の救出へと赴きます。
織田作之助の異能力は「5秒以上6秒以内の未来を予見する」という能力でしたが、敵もまた同じように数秒先の未来を見ることができる能力でした。二人の力は互角で、拮抗した戦いの末に相打ちで終わりました。丁度そのとき太宰治が駆けつけましたが、一歩遅く織田作之助は倒れていました。織田作之助は駆けつけた太宰に「弱者を救え」という遺言を残します。
出典: https://prcm.jp
太宰治はその後ポートマフィアをあっさりと辞め、織田作之助の遺言通りに「人助けができる」武装探偵社へと入社することに決めたのでした。もともとポートマフィアに入ったのも「生きる理由を探すため」だった太宰治は、それまで築き上げてきた地位や権力といったものを捨てるのに全く躊躇はなかったようです。そして、現在に至るというわけです。
文ストの太宰治が包帯を巻く理由を考察!
ここからは、文ストの太宰治が包帯を巻く理由について考察していきます!文ストの太宰治はいつも包帯をしていますが、その理由は一体何なのでしょうか?原作でもこの理由については触れられていませんが、この理由に関してはファンの間で様々な憶測が飛び交っています。ここでは、その中で特に信憑性の高い説について考察していきます!
まず、文ストの太宰治が包帯をしている理由は怪我をしていたり、人に見せられないような古傷があるからというようなごく普通の理由ではないと考えられます。国木田独歩が太宰治のことを「包帯無駄使い装置」と呼んでいることからも、太宰治が普通の理由で包帯をしているわけではないことを証明しています。また、太宰治はマフィア時代と探偵社時代で包帯を巻いている箇所が変化しています。
この変化に気づいた人も多いかもしれませんが、ではなぜ太宰治の包帯の巻き方が変わったのでしょうか?前項でも紹介しましたが、太宰治はマフィア時代と探偵社時代で大きく印象が変わります。マフィア時代の頃は常に気を張っているような怖い印象の太宰治でしたが、探偵社に入ってからの現在の太宰治は何を考えているか分からない点は変わりませんが、怖い印象がほとんどなくなったように見えるといわれています。
このように太宰治が変わったのは織田作の影響が大きいといわれています。そして、包帯を巻く範囲が変わったというのもおそらくこのように太宰治の内面の変化が要因ではないかと考えられます。一説によると、太宰治が包帯をしているのは「自分を守るため」だといわれています。
マフィア時代の太宰治は人を殺めてばかりの生活に自分でも気づかないうちに嫌気がさしていたのではないでしょうか?本当は心のどこかで織田作のように「人助けがしたい」と思っていたのではないでしょうか?だからこそ自分の本心を包み隠して守るために、包帯をしていたのだとも考えられます。そして、織田作との出来事があり、太宰治は織田作の「弱者を救え」という遺言通りに人助けのできる探偵社に入ることにします。
探偵社に入り、信頼のできる同僚や上司に囲まれて、太宰治は日々人を殺めるのではなく人助けをする生活になりました。そのため、太宰治はこれまでのように包帯で「自分を守る」必要がなくなったのだと考えられます。だからこそ、マフィア時代に比べて包帯を巻く範囲が小さくなったのだといわれています。
文ストの太宰治のかっこいい名言を画像とともに紹介!
ここからは、文ストの太宰治のかっこいい名言を紹介していきます!文ストの主人公は中島敦ですが、太宰治もまた主人公に引けを取らないほどの活躍で数多くの名言を残しています。今回はその中から特に、かっこいい名言を厳選して画像とともに紹介していきますので、必見です!
自分を憐れめば人生は終わりなき悪夢だよ
この名言は、文ストの7巻でQの異能力に操られて味方を自分の異能によって傷つけてしまい、自己嫌悪に陥る中島敦に太宰治がかけた言葉です。そして、この太宰治の言葉は中島敦の心を奮い立たせたのです。太宰治のかっこいいところはこのように人の一番欲しい言葉を一番ベストなタイミングでかけてあげることができるところだとファンの間で話題になっています。
また、この言葉は一見中島敦だけに向けられた言葉のようにも思えますが、暗い過去を持つ太宰治だからこそ言える言葉だといわれています。文ストの作中では描かれていませんが、織田作を亡くしたあと太宰治はきっと中島敦と同じように相当悔やんだことでしょう。そういう過去があるからこそ、この言葉は説得力があるのだと考えられます。
正しさを求める言葉は刃物だ
次に紹介する太宰治のかっこいい名言は、小説版の「太宰治の入社試験」で登場した名言です。太宰治の入社試験では、法律で裁くことのできない犯罪者たちを断罪するために殺害していったテロリスト蒼王の恋人が、亡くなった彼の代わりに野放しの犯罪者たちを次々と断罪していった事件に探偵社が巻き込まれます。この事件は最終的には蒼王の恋人は復讐によって殺害されてしまい幕を閉じます。
何ともいえないこの事件の顛末に心を痛めていた国木田独歩に、太宰治は「正しさを求める言葉は刃物だ」と、それは「弱者を傷つけはしても、救済することはできない」のだという言葉を投げかけます。落ち込む国木田独歩にあえて励ますわけでも責めるわけでもない言葉をかけるのは、太宰治の優しさだと考えられます。
強くなったね
次に紹介する太宰治のかっこいい名言は、文スト9巻(アニメだと24話)で登場した名言です。このシーンは、初めて太宰治が芥川を認める感動のシーンです。ポートマフィア時代に芥川を拾ってマフィアに引き入れたのは太宰治でした。それからというもの、太宰治は芥川の師として厳しすぎる指導をしてきました。芥川は太宰に認められたい一心で頑張っていましたが、一度も太宰治が芥川を認めたことはありませんでした。
それどころか、太宰治は芥川に何も言わずにポートマフィアを去ったのです。芥川は太宰が行方をくらましたあとも、成果を上げるために一人で戦い続けてきました。それから4年の月日が経ち、芥川の前にまた武装探偵社の一員となった太宰治が現れます。再会した当初は、依然として太宰治が芥川を認めることはありませんでしたが、文スト9巻で中島敦と共闘して組長を倒してあと初めて太宰治は芥川を認めたのです。
「強くなったね」というとてもシンプルで短い言葉でしたが、芥川の心にはその言葉が何よりも嬉しく、しまいには嬉しすぎて倒れてしまいました。この瞬間は、文ストファンの誰もが芥川に対して「おめでとう」という言葉をかけたくなったと話題になっています。
文ストの太宰治は自殺愛好家で変だけどかっこいいキャラだった!
ここまで文ストの太宰治のかっこいい魅力や包帯をしている理由について徹底考察してきました。文ストの太宰治は自殺愛好家で変人ではありますが、頭が切れてとても頼りになるかっこいいキャラクターだということがこの記事を読んで再確認いただけたのではないでしょうか?
アニメや劇場版は一旦は終わってしまいましたが、今後も文ストの物語はまだまだ続きますので、太宰治を始めとした文ストキャラの活躍を見守っていきましょう!