【ブリーチ】コヨーテ・スタークの能力とリリネットとの関係は？弱いとされる理由は？

『BLEACH（ブリーチ）』に登場するコヨーテ・スタークは破面（アランカル）の十刃（エスパーダ）の中の1人として登場します。まず始めに、『BLEACH（ブリーチ）』の概要やあらすじなどを含めた作品情報と共にコヨーテ・スタークのプロフィールをご紹介していきます。

『BLEACH（ブリーチ）』は「週刊少年ジャンプ」で連載された大人気漫画です。久保帯人（くぼたいと）先生による、死神をテーマにした作品で、2001年から2016年まで長期に渡って連載され、単行本は全74巻まで刊行された「週刊少年ジャンプ」を代表する作品になっています。

『BLEACH（ブリーチ）』の概要です。『BLEACH（ブリーチ）』とは「脱色剤」などを意味する言葉ですが、久保帯人先生によると「死神のイメージである黒に反対する白を連想させる言葉によって、より黒を引き立たせている」という狙いがあるようです。主人公の黒崎一護（くろさきいちご）が突然死神を代行する事になり、悪霊である「虚（ホロウ）」と戦うオカルト調のアクション漫画になっています。

『BLEACH（ブリーチ）』のあらすじです。霊感の強い高校生の黒崎一護はある日「死神」と名乗る少女・朽木ルキアと出会います。「死神」は成仏できずに彷徨った後に悪霊となってしまった「虚（ホロウ）」と呼ばれる怪物を魂葬する事を生業とする職業の事を指していました。一護はそんな「死神」の存在をいまいち信用する事はできませんでしたが、家族を虚に襲われた事で信じざるを得ない状況に陥りました。

家族を守る為生身で戦おうとする一護ですが歯が立つ訳もなく、一護を庇ったルキアが重傷を負ってしまいます。戦闘不能になったルキアは苦肉の策で一護に死神の力を分け与える事で一護を死神化し虚を倒す事に成功しました。しかし一護はルキアの死神の力をほとんど吸収してしまった為に、ルキアは死神として機能する事ができない状況に陥ってしまいます。

そんな状況で、ルキアは仕方なく一護に死神の代行を行うように頼み、責任を感じている一護もそれを承諾しました。死神代行として虚と戦う日々を送っている一護は自分の他にも霊感や能力を持った仲間達と次々と出会っていきました。

そして滅却師（クインシー）と名乗る死神のように虚を葬り去る能力を持つ同級生・石田雨竜（いしだうりゅう）とも出会います。ある理由から死神を恨んでいた雨竜は死神代行である一護に戦いを申し込みます。このように雨竜を始め様々な人物との出会いや、障害を乗り越えながら死神代行として一護はルキアと共に奮闘していく日々を送っていく事になりました。

コヨーテ・スタークのプロフィールです。コヨーテ・スタークは『BLEACH（ブリーチ）』に登場する破面（アランカル）のNo.1（プリメーラ）で第1十刃（プリメーラ・エスパーダ）を務めています。孤独という死の形を司り、下顎骨の様な仮面をネックレスの様に着けています。黒髪の少し癖のある髪型をしている中年男性で、身長は187㎝で体重は77㎏です。誕生日は1月19日と公表されています。

手袋の様なものをはめており、左手の甲には自身の番号である「1」が刻印されています。何事に対してもやる気のない素振りを見せており、戦闘にも積極的には参加していません。何度も仲間の虚達を亡くし、自分だけが生き残ってきた境遇からその孤独を癒すために破面（アランカル）化した過去があります。孤独なコヨーテ・スタークは一緒に行動しても消滅する事のない仲間を必要としていました。

十刃（エスパーダ）の中で最強の存在として登場するコヨーテ・スタークですが、次はそんなコヨーテ・スタークの能力について詳しくご紹介していきます。破面（アランカル）はそれぞれ特有の能力を持っており、キャラクターによってそれぞれの個性が伴った戦闘能力を有しています。

コヨーテ・スタークの能力1つ目はコルミージョです。コルミージョによってコヨーテ・スタークが自身の霊子から作り出した剣を使用して戦う事ができる様になります。コルミージョはコヨーテ・スタークが解放後に使用できる能力の1つで、剣以外にも様々な武器を用いて戦う事ができる能力になっています。

コヨーテ・スタークの能力2つ目は強力な虚閃（セロ）です。虚閃（セロ）というのは大虚以上の個体が放つ事ができる霊圧を凝縮したビームの様な攻撃で、破面（アランカル）の中には掌や指先だけでなく、舌の先から打つ事もできる様になっています。そんな虚閃（セロ）ですが、十刃（エスパーダ）の放つ虚閃（セロ）は他の破面（アランカル）の追随を許さない強力な威力を有しています。

コヨーテ・スタークの虚閃（セロ）も例外ではなく、コヨーテ・スタークは解放前の状態では胸に空いている虚の穴から虚閃（セロ）を放ち、死神の始解に当たる帰刀（レスレクシオン）による解放後では銃によって攻撃を行います。そしてこのコヨーテ・スタークの銃を用いた虚閃（セロ）にはある特性がありました。

コヨーテ・スタークの能力3つ目は虚閃（セロ）の連射です。強い虚のみが放つ事ができる虚閃（セロ）ですが、コヨーテ・スタークは帰刀（レスレクシオン）によって解放後は銃を使用して虚閃（セロ）を打つ事ができます。この解放後の銃での虚閃（セロ）の放射は連射をする事ができました。早いスピードで幾度となく放射される虚閃（セロ）にコヨーテ・スタークと対戦した京楽は苦戦していました。

コヨーテ・スタークの能力4つ目は群狼（ロス・ロボス）です。群狼（ロス・ロボス）はコヨーテ・スタークの帰刀（レスレクシオン）後の姿で、従属官でありながら自身の分身でもあるリリネットと同一化する事で解放されます。群狼（ロス・ロボス）は無数の狼の形をしている弾頭を操る事もでき、解放の合図である解号は「蹴散らせ 群狼（ロス・ロボス）」です。

破面（アランカル）No.1で第1十刃（エスパーダ）のコヨーテ・スタークには従属官がついています。従属官であるリリネット・ジンジャーバックはコヨーテ・スタークのただの従属官ではありませんでした。次はそんな十刃（エスパーダ）最強のコヨーテ・スタークと従属官リリネット・ジンジャーバックとの関係についてご紹介していきます。

リリネット・ジンジャーバックは十刃（エスパーダ）のNo.1であるコヨーテ・スタークの従属官です。容姿は角の生えたヘルメットの様な仮面を着けた少女です。リリネット・ジンジャーバックは普段からやる気のないコヨーテ・スタークに発破をかけたり少し乱暴な言葉遣いの女の子ですが、敵である京楽を気遣う素振りも見せ、心優しい一面もあります。

リリネット・ジンジャーバックは身長が142㎝で体重は31㎏の小柄な女の子でコヨーテ・スタークと同じ1月19日生まれです。リリネット・ジンジャーバックは戦闘脳力自体は低く、虚閃（セロ）を打つ事はできますが、破面（アランカル）の中でも特に弱い威力の物になっています。リリネット・ジンジャーバックの武器は先端が大きく湾曲してる曲刀で、頭につけているヘルメットの折れた左角の部分から出現しています。

リリネット・ジンジャーバックの正体はコヨーテ・スタークが自身の霊圧が強大過ぎる為、仲間の虚が消滅してしまう事から、自身の魂と霊圧を分離させた分身の様な存在でした。十刃（エスパーダ）は本来斬魄刀の様な刀を有していますが、コヨーテ・スタークの場合はリリネットという人型をした存在になっています。

そして死神の始解に当たる帰刀（レスレクシオン）の群狼（ロス・ロボス）をコヨーテ・スタークが行うと、解放後にリリネットは人型から銃の様な形状へと変化します。リリネットは銃の形をしていても会話をする事ができ、また痛覚や触覚などは残存している為、コヨーテ・スタークに触られたり殴られたりする事もあり、文句を言っているシーンも描かれています。

『BLEACH（ブリーチ）』に登場する十刃（エスパーダ）のNo.1で最強の存在と言われてるコヨーテ・スタークですが、そんなコヨーテ・スタークに実は弱いのではないかという噂が流れていました。数字によって戦闘能力が変わる十刃（エスパーダ）の「1」であるにも関わらずコヨーテ・スタークが弱いと言われているのには理由がありました。次はそんなコヨーテ・スタークが弱いとされている理由についてご紹介していきます。

コヨーテ・スタークが弱いとされる理由1つ目は戦闘に対して消極的な点が挙げられています。コヨーテ・スタークは気怠く、何事に対しても消極的な発言や行動の多いキャラクターです。それは戦闘においても同じ事で、コヨーテ・スタークは戦闘に対して消極的でした。

破面（アランカル）には好戦的なキャラクターも多く、そう言ったキャラクターの方が印象深く描かれています。主張の少ないコヨーテ・スタークの様なキャラクターは実力よりも弱く見え、それ故に弱いとされていました。

コヨーテ・スタークが弱いとされる理由2つ目は派手な戦闘シーンがない事が挙げられています。コヨーテ・スタークは前述した様に戦闘に対して消極的なキャラクターです。それ故に、他の十刃（エスパーダ）の中で好戦的なウルキオラやグリムジョーなどと言った有名なキャラクターに比べて戦闘シーンが地味と言われています。

派手なアクションや大きな爆発などもないコヨーテ・スタークの戦闘は他の十刃（エスパーダ）に比べてとても劣って見えてしまい、コヨーテ・スタークが弱いのではないかという噂がされている様でした。

コヨーテ・スタークが弱いとされる理由3つ目は真の力が不明という点が挙げられていました。コヨーテ・スタークは前述した様に戦闘に消極的で、派手な戦闘シーンの少ないキャラクターです。破面（アランカル）の中にはヤミーやウルキオラの様に自身の真の力を隠しているキャラクターも存在しました。

コヨーテ・スタークもヤミーやウルキオラの様に真の力を隠している可能性もありますが、コヨーテ・スタークの真の力は明かされておらず、十刃（エスパーダ）最強と謳われている割に、弱いのではないかと噂されていました。

コヨーテ・スタークが弱いとされる理由4つ目は京楽戦での敗北が挙げられています。コヨーテ・スタークは八番隊隊長の京楽春水と対戦しました。その際に帰刀（レスレクシオン）した後に十三番隊隊長の浮竹十四郎も戦闘に参戦し、コヨーテ・スタークは2対1の戦闘を強いられました。京楽との戦いではコヨーテ・スタークも京楽も本気を出さずに戦闘していましたが、帰刀（レスレクシオン）後には京楽と浮竹を始解させました。

しかし2対1の戦闘中にワンダーワイスとメノス・グランデを内蔵している「フーラー」が出現し、ワンダーワイスが浮竹に重傷を負わせた事で動揺した京楽はコヨーテ・スタークに撃ち落とされてしまいます。しかし、その後愛川羅武と鳳橋楼十郎の2人とコヨーテ・スタークは戦闘する事になりました。2人のコンビネーションに圧倒されたコヨーテ・スタークはリリネットを狼型に変化させ戦います。

これによってコヨーテ・スタークの戦況は有利になり、2人に重傷を負わせる事に成功しましたが、その直後に隙を突いて京楽がコヨーテ・スタークに影鬼を用いた攻撃を放ち、再び京楽との戦闘が開始しました。そこで京楽の斬魄刀の能力をいち早く見抜いたものの、リリネットに対する対処法を見出していた京楽によってリリネットが消滅させられてしまい、動揺したコヨーテ・スタークは京楽に胸の穴を突かれて死亡します。

コヨーテ・スタークは隊長格2人を同時に相手し、2人共に重傷を負わせただけでなく、外部から応戦した愛川や鳳橋までも相手して戦況を有利に運びました。しかし、最後は京楽の策によって破れ、自身の分身であるリリネットを失った動揺によって生まれた隙を突かれて死亡します。コヨーテ・スタークは藍染に対する借りを返せなかった事を悔やみながら死亡していきました。

コヨーテ・スタークはその魅力的な人物像によって『BLEACH（ブリーチ）』の中でも人気のあるキャラクターの一人です。そして数々の有名声優が登場するアニメ『BLEACH（ブリーチ）』でも同様に、コヨーテ・スタークのスマートな立ち振る舞いと渋い声は人気を集めました。次はそんなアニメでコヨーテ・スタークを演じた声優の小山力也（こやまりきや）さんについてご紹介していきます。

声優の小山力也さんのプロフィールです。声優・小山力也さんは1963年12月18日生まれの京都府出身の声優です。過去にラジオ番組で共演していた女性声優にパワハラなどの被害を受けた事があるそうです。そんな声優・小山力也さんは偏食家としても有名で、主食はカロリーメイトで主飲料はマカビンビンであると言われています。

そんな数々の逸話を持っている声優・小山力也さんですが、小山力也さんは声優業だけでなく、舞台の海外公演に参加したり、演劇賞を受賞したりするなど声優以外の分野でも活躍されています。

声優・小山力也さんの主な出演作品です。声優・小山力也さんは『うしおととら』の「とら」役や、『からくりサーカス』の「加藤鳴海」役、『攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG』の「クゼ・ヒデオ」役、『シドニアの騎士』の「斎藤ヒロキ」役、『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』の「ウィル・A・ツェペリ」役などを担当されています。

その他には『ソウルイーター』の「死神様」役、『バキ』の「烈海王」役、『武装錬金』の「ヴィクター・パワード」役、『名探偵コナン』の「毛利小五郎（2代目）」役、『うたわれるもの』の「ハクオロ」役や、『カッコカワイイ宣言！』の「とり」役、『キャプテン・アース』の「西久保ツトム」役、『COPPELION』の「三島鬼平」役、『ゾイドワイルド』の「フォアグラ」役なども担当されています。

さらに、『絶園のテンペスト』の「鎖部左門」役、『ダンガンロンパ The Animation』の「霧切仁」役、『ノブナガ・ザ・フール』の「タケダ・シンゲン」役、『はじめの一歩』の「鷹村守」役、『フルメタル・パニック！ The Second Raid』の「ベルファンガン・クルーゾー」役などでも活躍されている声優です。

こちらは『BLEACH（ブリーチ）』の中でもコヨーテ・スタークとリリネットのコンビが特に好きだという方の投稿です。一心同体の分身であるコヨーテ・スタークとリリネットのコンビは人気が高く、2人の素直になれないながらも信頼し合っている関係性に魅力を感じているファンも多いようです。

こちらは『BLEACH（ブリーチ）』のキャラクターの中でも特にコヨーテ・スタークが好きでコヨーテ・スタークが単行本の表紙を飾らなかった事に納得できないという方の投稿です。コヨーテ・スタークは『BLEACH（ブリーチ）』の作中でも人気のキャラクターですが、一度も表紙を飾る事はありませんでした。

『BLEACH（ブリーチ）』の単行本の表紙には恒例である各キャラクターのポエムが載っている事が有名ですが、キャラクターポエムのコヨーテ・スタークのバージョンを見たかったという方も多いようです。

こちらは破面（アランカル）の十刃（エスパーダ）の中でも特にコヨーテ・スタークがお気に入りという方の投稿です。コヨーテ・スタークは十刃（エスパーダ）の中でも最強と言われており、強すぎる霊圧の為に孤独になってしまった結果、自らの分身であるリリネットという存在を生み出しました。そんな十刃（エスパーダ）最強のコヨーテ・スタークに魅力を感じるファンも多いようです。

コヨーテ・スタークの能力とリリネットとの関係に関するまとめいかがだったでしょうか？声優・小山力也さんが担当しているコヨーテ・スタークは破面（アランカル）の中の十刃（エスパーダ）でも最強である「1」の刻印を持つ十刃（エスパーダ）です。そしてコヨーテ・スタークは自身の強すぎる霊圧によって孤独となり、強い仲間を欲していました。そんな孤独を味わっていたコヨーテ・スタークが生み出した分身がリリネットです。

リリネットはコヨーテ・スタークの分身であり、武器ですが同時にかけがえのない仲間でもありました。そんなリリネットを京楽によって消滅させられた動揺でコヨーテ・スタークは自らの命も落としてしまいます。十刃（エスパーダ）最強の力を持っていましたが、その優し過ぎる心によって自らの首を絞める結果となりました。そんな悲しい境遇のコヨーテ・スタークはファンから絶大な人気を誇るキャラクターとなっています。