【SAO】アリス・ツーベルクはアリシゼーション編のかわいい少女！強さや声優は？

SAO（ソードアートオンライン）は、2002年からオンライン小説を発表しているイトノベル作家の作品である。メジャーデビュー作品「アクセル・ワールド」が電撃小説大賞を受賞したことにより2009年から川原礫（かわはられき）として活躍を始めた。同じ年に「SAO」の連載を開始された。SAOは「このライトノベルがすごい」では2012・2013年この賞では初めての連続受賞となった。

SAOの人気の高まりによって、メディア展開も幅広くはじめられた。「中村貯子」によってコミカライズされ、さらに誰にでも読みやすい「南十字星」によるかわいい絵柄の4コマパロディ漫画などでさらに人気を集めた。人気は世界にも及び2016年ハリウッドでもテレビドラマ化が検討され、日本では2017年からテレビアニメの放送が始まった。その後はゲーム・劇場版アニメ・ホビー用品なども展開された。

SAOの単行本の売り上げは2018年8月の集計で、全世界で2200万部を突破した。単行本第1巻は電撃文庫で史上初の100万部を突破する記録を作った。またモバイルゲームも全世界で2500万ダウンロードと、驚異の記録を打ち出した。家庭用のゲーム機を使うコンシューマーゲームでも全世界で430万本も売れている。

もちろんテレビアニメ、劇場版アニメ、ネット配信アニメなども幅広く展開され、声優によるSAOの10周年イベントなども行われ、多くの人を集めるイベントになった。ホビー用品でもフィギュアをはじめ多くの関連商品が売れている。アリス・ツーベルクは見た目が不思議の国のアリスのような風貌、騎士団長のような出で立ちのどちらのフィギュアに関しても人気が高い。

SAO（ソードアート・オンライン）は、主人公である桐ヶ谷和人がゲームアバター「キリト」となってゲーム世界で体験するストーリーである。体験ゲームモニターとして集められ、ゲームを楽しんでいたキリトたち。そこで突然にとんでもないルールが課せられる。ゲームをクリアしなければ、離脱することが出来ない。ゲームの中の死は、現実の死につながる。

ゲームの中のキリトはこの悪魔のようなルールに立ち向かう事を決心する。そして一人でゲームクリアの旅に立ち向かっていく。この事件はSAO事件として現実世界で話題になった。SAOはいくつかのキリトの冒険が描かれる作品である。小説版は時系列が少しずれて後の時期の事が先に発表されている。アニメ版では時系列の通りに製作されている。

今回のまとめのテーマであるアリス・ツーベルクはSAOのシリーズの中のアリシゼーション編の登場人物である。SAOの小説としては第4部の（人界編）単行本9巻から14巻に収録されている。テレビアニメ版として3期の作品となる。SAOアリシゼーション編では総務省の菊岡による新型ゲームのテスターのバイトとして、キリトが新型ゲームの世界に足を踏み入れるところから始まる。

正体不明の企業であるRathのゲーム世界では桐ヶ谷和人の記憶を封鎖された。キリトとして無垢な記憶のままに幼少時代をアリス・ツーベルク、ユージオという幼なじみとの10年の時間を過ごす。SAOはかわいい絵柄であるが、幼少期を描くシーンはさらにかわいいと評判であった。普通は女性声優はそのままでも、男性声優が大人を演じているシーンは女性声優が子供時代を演じる。3人とも大人編と同じ声優が子供時代も担当した。

かわいい子供時代をキリトはアリス・ツーベルクとユージオの親友として、現実の時間に置き換えると約1週間ほど過ごした。その後現実世界に戻されたキリト。しかしゲーム世界での記憶はブロックされて戻された。この時点ではアリス・ツーベルクの外見は、長い金髪にリボンをつけて、青いスカートに白いエプロンというルイスキャロルの「不思議の国のアリス」のようでかわいいと話題になった。

平穏な日々を送っていた3人だったが、【アリス・ツーベルクの強さや正体】で詳しく説明するが、アリス・ツーベルク達3人は禁じられた場所に足を踏み入れた。アリス・ツーベルクはそこで禁止されていた掟を破ってしまう。3人は禁じられた場所からは戻ってくる。しかしアリス・ツーベルクが禁じられた場所に触れた事は公理教会にばれていた。公理教会の整合騎士デュソルバートに連れ去られるアリス・ツーベルク。

現実世界の桐ヶ谷和人に戻されたキリトは、SAOの世界の記憶を失っていたため、いつも通りの日常生活に戻る。アリス・ツーベルク達のいる世界は現実世界より3倍早く時間が進んでいた。再びキリトがアリス・ツーベルクたちの世界に戻った時、ユージオもキリトも成長した姿だった。アリス・ツーベルクは公理教会に連れ去られたままだった。そしてキリトもユージオもお互いを覚えていなかった。

記憶をなくしているキリトであったが、これまでSAOで経験してきた剣の強さなどから、ユージオに剣の技を伝授した。ユージオはキリトに衛兵になりたい夢を伝える。二人はユージオの夢を叶えるために村を出る。剣士として学ぶために、剣術の大会で他の出場者と共に競いあう。その結果キリトとユージオは、貴族ばかりが集まる北セントリア帝立修剣学院に平民ながら、7・8番目の強さで入学する。

整合騎士のアリス・シンセシス・サーティの正体は、18歳になったアリス・ツーベルクである。公理協会の最高司祭であるアドミニストレータから「シンセサイズの秘儀」を受け、今では整合騎士になっていた。白いスカート・騎士の制服のような青い上着その上に、黄金の鎧を身に着けた姿にはかつてのアリス・ツーベルクの優しい微笑みはない。凛々しく冷たい言動に変わっていた。

アニメではweb版よりも整合騎士の数が少ないため騎士番号は30番となっている。名前の最後のサーティは番号である。しかし強さの順位では3位、しかし実質は2位の選手よりも強いと言われている。その為か言動も表情も子供の頃のアリス・ツーベルクとは全く違う人物のようになっていた。

アリシゼーション編の舞台であるアンダーワールドの世界に住む住人。幼なじみのユージオとキリトの子供時代を共に過ごす村長の娘だった。子供の頃は子供たちの中では一番の神聖術の使い手だった。キリト・ユージオと共に禁じられた北の山脈に氷を取りに行った。その時にアリス・ツーベルクは禁忌目録に反してダークテリトリーに不可抗力ながらも入り込んでしまった。

アリス・ツーベルクがダークテリトリーに入り込んだことは、すぐにばれてしまった。それを咎められたアリス・ツーベルグは、公理教会の整合騎士デュソルバートによって捕らえられ、どこかに連行されてしまった。そして何年かの時が流れ3人が18歳になった年に再会するとアリス・ツーベルクは整合騎士として強くなってキリトたちの前に現れた。

幼き日に一緒に成長してきたアリス・ツーベルクの優しくかわいい笑顔はなく、冷たく無表情な美しい女性に変わっていた。そしてアドミニストレータによって昔のアリス・ツーベルクの記憶は消されそこにいたのは整合騎士のアリス・シンセシス・サーティと言う存在になってしまっていた。

アリス・シンセシス・サーティの強さの正体を確認する。アリス・シンセシス・サーティの強さとはどんなものなのか。そしてかわいい頃のアリス・ツーベルクとは本当に同一人物なのかその正体を探る。

上にも書いたが、アリス・ツーベルクの強さは整合騎士の中で公式には3位となっている。しかし1位の実力者にはかなわないが、2位の実力者よりも実質は強い。さらにまだキリトやユージオたちといた頃から持っていた力である神聖術の力もさらに磨きがかかっていた。その技は天才的であり、アリス・ツーベルクはアドミニストレータの後継者になれるとも言われていた。

アドミニストレータ自身もこの先伸びていくだろうアリス・ツーベルクの力を感じていた。アリス・ツーベルクの力が完成した時にはアリス・ツーベルクの体ごと乗っ取ることをアドミニストレータは予定していたのだった。

SAOの作品中剣の腕に関しては一番強いのではないかと言われている。振り下ろす剣の重さと素早さを両立した剣の威力はキリトですら叶わなかった。更にその強さはそれまで誰も扱うことのできなかった「金木犀の剣」と言う妖刀の力も合わさっている。ダークワールドに古くからある「世界最初の破壊不能オブジェクト」と呼ばれる金木犀の樹からできた刀である。

アリス・ツーベルクとユージオは、これまでのゲーム世界とは違い、アンダーワールドを作ったラースによって、ラースが思うように動かせるある秘密があった。その正体について触れる。

アニメ版では3期、小説版では4章のアリシゼーション編のアンダーワールドの人々の正体は、キリトのようなゲームを現実世界でしているプレイヤーではない。ゲームの中に組み込まれた「NPC」と呼ばれるノンプレイキャラクターとなっている。プレイする人間がいなくても自分で考えて動く「AI」によって行動していたのだった。

アンダーワールドを開発したラースの目的は人工高適応型知的自律存在「A,L,I,C,E」を作ることだった。人間と同じように考え、行動する「AI」を誕生させた。

どんなに賢いAIであっても暴走する危険性がないわけではない。その為にアリス・ツーベルク達アンダーワールドの住人達には「禁忌目録」というものがあった。アンダーワールドの住人が決してゲームの制作者の意図に逆らえないように「右目の封印」がされていた。しかしAIであるはずのアリス・ツーベルクは「右目の封印」に自分自身の意志で逆らってしまった。

アンダーワールドを作ったラースとしては失敗になる。しかし世界初の「A,L,I,C,E」として、自分で考えることのできる「AI」としては世界初の偉業をなし終えた。

「A,L,I,C,E」として完成されたアリス・ツーベルクの存在に気が付いたアメリカの組織はゲームの中に入り込みキリトと戦う。それを知った現実世界のキリトの仲間たちもアンダーワールドに入り込みアリスを守った。そして現実世界に戻った時にはアリス・ツーベルクのフラクトライト（魂の器）だけで体がなかった。オーシャン・タートルは自分の知る限りの知恵を絞り人型ロボットを作った。

人型ロボットと言ってもアンダーワールドにいた時のアリスのように関節の動きも、顔の表情も言われなければロボットとはわからない程に精巧に作られていた。現実世界にきたアリスは世界初の発明であり、偉業であるため世界中から注目されてしまった。マスメディアの取材攻勢にアリスの心は疲れ果ててしまった。

アリシゼーション編のヒロインであるアリスの声優の茅野愛衣（かやのあい）。茅野愛衣は1987年9月13日東京生まれの声優である。人を癒す仕事がしたいと学校を卒業後は美容関係のリラクゼーション施設で働いていた。仕事帰りの来客の多い仕事のため茅野愛衣の帰宅も遅くなっていた。そんな時にみた深夜アニメ「ARIA」に心を癒され、声優と言う仕事も人を癒すことが出来ると考え声優養成所に通い始めた。

声優養成所を卒業して4月からプロ・フィットの所属声優となった。初めての仕事はOVA「とある魔術の禁書目録II」の五和と初めから役名のある役からスタートした。その後「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」で仲間の前に幽霊として現れるヒロイン「めんま」としての役を獲得した。この役柄にあわせたラジオ番組で単独のパーソナリティも任された。

その後も「斉木楠雄のΨ難 妄想暴走 Ψキックバトル」では照橋心美の声優。声優以外でも「あの花」のEDソング「secret base 〜君がくれたもの〜」を「あの花」の女性メンバーで歌う歌手活動などいろいろな仕事をしている。

村長の娘として育ったアリス・ツーベルク。同じ村で育つキリトやユージオと共に育った幼なじみであったが、禁忌目録に触れたことによりアドミニストレータによって、連れ去られた。整合騎士として記憶を消され、キリトやユージオと再び出会った時は、2人が罪人として捕まった時、セントラル・カセドラルに連行される際に再会を果たした。

しかしその時に幼い頃の記憶を持つのはユージオだけだった。アリス・ツーベルクは、ほんの少しの記憶の欠片があるだけで、キリトも一度現実世界に戻されたために記憶が消されていた。

ユージオを思っていたアリス・ツーベルクだったが、ユージオの死後一緒に戦うキリトに次第に惹かれていくアリス。物語のクライマックスにアメリカからアリスを守るために援護に来た現実世界のプレイヤーアスナと恋のライバル関係となる。現実世界にもAIとしてではあるがやってきたアリスとアスナの関係はこれからも続きそうである。

幼い頃から一緒にいた3人。アンダーワールドのラスボスアドミニストレータとの最終決戦で瀕死の状態のユージオに話しかけたアリスとユージオのやり取りである。「確かに同じ時を生きた…」「道は分かれるけれど…思い出は永遠に残る」そう言ってお互いの心の中で生き残る事を誓い合う二人の姿が切ないと評判でだった。

「右目の封印」を解除しアドミニストレータと戦うアリスは、これまでプログラムされてきた行動で生きてきた。妹セルカに危機が及んだ時、「…私自身が求めるもののために戦う」事を決意する。「キリトとユージオが守ろうとした人界の人々を守るために…」と自分が護りたいものを守る事を決意するシーンの名言である。

「右目の封印」を破り自分の守るべきもののために戦う事を誓ったアリス。かわいいアリスの見た目がアリスでも正体を疑うほどの変貌を遂げていても、封印が解ければ元の優しいアリスが見えてくる。

ユージオのクッションにそれを守るように置かれたアリスのフィギュア。SAOの世界が味わえるホビー用品はたくさん出ている。思い思いの使い方を多くの人がしている。

SAOをツイッターで検索するとたくさんのコスプレ姿の人たちのツイートが出てくる。SAOはかわいい絵柄という事もあってユージオもキリトも女性のコスプレが多い。SAOはコスプレイヤーにも多くのファンがいる。

海外にも多くのファンがいるSAOのアリシゼーション編に登場したアリス・ツーベルクについてまとめた。かわいいアリスがある事件により連れ去られる。その後正体がアリスとはとても思えない程に強さを持ったアリスとして現れる。これまでのSAOと違いキャラの正体がAIというアリシゼーション編。キャラがAIであっても友情や愛を感じられる作品である。興味のある方はアニメなどチェックしてみてはいかがだろうか。