【ハンターハンター】ポックルの念能力やポンズとの関係は?トラウマ級の最期とは?

1999年以降に毎年10回以上休載しているなど休載期間が非常に長いものの、それでも人気が衰えることがない『ハンターハンター』。作中には数々の魅力的な人物が登場していますが、中でもポックルは人気が高い人物です。同時にポックルの最期は衝撃的なシーンの1つとして有名です。それはキメラアント編。最期を迎える前にポンズと幸せそうなシーンが描かれていましたが、それもトラウマになる要因だったのかもしれません。ここでは、キメラアント編で使われたポックルの念能力や最期、ポンズとの関係、声優までを紹介しています。

【ハンターハンター】ポックルの念能力やポンズとの関係は?トラウマ級の最期とは?のイメージ

目次

  1. ポックルが登場!ハンターハンターとは?
  2. ポックルの念能力
  3. ポックルとポンズの関係
  4. ポックルの最期はトラウマ?
  5. ポックルのアニメ声優
  6. ポックルの名言
  7. ポックルを殺害したネフェルピトーとは?
  8. ポックルに関する感想や評価
  9. ポックルの念能力や最期まとめ

ポックルが登場!ハンターハンターとは?

ハンターハンターの作品情報

『ハンターハンター』は富樫義博による少年漫画で、15歳の少年・ゴン=フリークスがまだ見ぬ父親に会うため、父の職業であるハンターとなって成長していく様子を描いた冒険物語となっています。

『週刊少年ジャンプ』にて1998年14号から連載され、単行本は36巻まで刊行、累計発行部数は2019年の時点で7200万部を突破し、『ONE PIECE』に次ぐ長期連載作品です。少年漫画としては非常に複雑な設定ですが、公式ガイドブックや文字による説明が施されています。

ハンターハンターのあらすじ

クジラ島に住む15歳の少年・ゴン=フリークスは、ジン(父親)が自分を捨ててまでやりたかった父親の仕事(ハンター)とまだ見ぬジンへの憧れを抱いていました。そこで、ゴンはジンと同じようにクジラ島で巨大魚を釣り上げると自分も同じ道に進みジンを探し出すと心に決めたあと、ついに巨大魚を釣り上げることができました。これをきっかけにゴンはハンター試験を受けることになり、道中で知り合ったクラピカとレオリオと行動を共にしていきます。

そして、ハンター試験の開始直後に出会った少年・キルアとも親しくなり、4人は次第に信頼関係を築いていき、協力しながら試験合格を目指していきます。しかし、キルアはゾルディック家(暗殺一家)の兄によってルール違反を起こしてしまい、不合格となってしまいました。試験終了後、ゴンとクラピカ、レオリオの3人はキルアを連れ戻すため、ゾルディック家に向かいますが、そんな3人にさらなる困難が待ち受けていました…。

ポックルの人物情報

ポックルの性格

ポックルは弓を使った戦闘を繰り広げます。自分と相手との力量の差を冷静に分析し、痺れ薬を矢に塗って、確実に仕留めていくなど抜け目のない戦い方をしていました。堅実な性格であることがうかがえますが、一方で自分が不戦勝でハンター試験に合格した時はむきになるなど、熱くなりやすいところもあります。また、ハンター試験受験者は変人ぞろいなのですが、その中で比較するとポックルは常識人だといえるかもしれません。

幻獣ハンターが夢

ゴンが受けたハンター試験でポックルは登場しており、ゴンは二次試験でポックルの戦闘技術を見て改めて戦闘の奥深さを考えさせられていました。そんなポックルはハンター試験に見事合格しています。合格後にゴンに対して夢は「幻獣ハンター」だと言っており、これからの活躍に期待感を煽りました。しかし、この夢によってトラウマ級の最期を迎えることとなってしまいます。

ハンター協会からの評価

ポックルはゴンと同じく287期ハンター試験の合格者です。合格者はポックル以外に、ゴン、キルア、ヒソカ、クラピカ、レオリオ、イルミ、ハンゾーなどがいましたが、おそらくこの中で戦闘能力は一番低いかもしれません。

しかし、ハンター協会からの評価は戦闘能力だけではないので、ポックルは結構高い評価を受けていたようです。ネテロ会長によるトーナメント戦では、同じ評価同士を戦わせていたのですが、ポックルはクラピカとヒソカと同じ位置にいました。

ポックルの初登場は?

ポックルの初登場はハンター協会が開催する二次試験でした。プレート(点数)の奪い合いで、期間内に総合得点が合格基準を満たしていれば合格、というものでしたが、そのときはゴンの前でキュウを倒してゴンを感心させていました。その後、ネテロ会長による質疑応答では、ヒソカとクラピカを意識していることが分かっており、特にヒソカを恐れている様子がうかがえます。

最終試験のトーナメントではゴンと戦ったハンゾーと一戦を交えますが、腕を折られそうになってあっさりとギブアップを申し出ているので、直接的な戦闘技術は不得意なようです。2戦目にキルアと対戦することになりますが、キルアは兄・イルミが原因で不戦勝となりました。

合格後の講習終了後はクラピカとキルアの件で不満をぶつけたことを素直に謝り、幻獣ハンターになると宣言しゴン達と連絡先を交換しています。その後、ポックルはキメラアント編まで登場することがなく、天空闘技場編で裏ハンター試験の念習得に苦戦している様子が少し描かれるくらいです。

『HUNTER×HUNTER』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ポックルの念能力

ポックルは287期のメンバーの中では弱い部類に入ることが分かりましたが、キメラアント編ではさらなる成長を遂げていました。ここでは、その時に使われた念能力を紹介していきます。

念能力「七色弓箭」

多様性のある念能力

ポックルは放出系の念能力者に分類されています。キメラアント編で使ったのが「七色弓箭(レインボウ)」で、これは左手を弓代わりにしてオーラを飛ばします。弓を具現化させているように見えますが、オーラを変化させ左手で弓を作りだしているので、変化系の能力も使用されています。オーラは7色、そして矢ごとに色を変化させているということから、多様性のある念能力なのかもしれません。

詳細不明の念能力

ポックルの念能力は多様性があり、冷静で常識的なポックルらしいバランスの取れたものだと言えます。しかし、残念ながらどのような念能力か詳しい説明がなく、使った念能力も下級のキメラアントに少し使っただけで登場する場面はありませんでした。その時に使った赤色の弓は当たったものを燃やす能力、もう一つの燈色の矢は速攻性に優れていました。ただ、これらの念能力はサザン隊のパイクには通用していません。

ポックルの戦闘力や強さ

ポックルはハンター協会から高い評価を受けている人物ですが、戦闘能力はどの程度だったのでしょうか?ハンター試験ではポックルの戦闘はハンゾーとの一戦のみでした。ハンゾーはゴンと同じくトップクラスの評価を受けた人物ですが、そのハンゾーとの戦いでは簡単にねじ伏せられていました。また、質疑応答でキルアからの評価は一番戦いたくない人物として名が挙げられており、その理由が戦っても面白くなさそうだからというものでした。

287期で合格した人物は強者ぞろいで、やはりその中では最も弱かったといえます。念能力の習得では一番てこずっており、さらにキメラアントの下級兵を倒すのがやっとのことで、逃げるのに精一杯な様子でした。

しかし、試験後に医大生として勉強に励んでいたレオリオよりは強い可能性があるのかもしれません。レオリオも放出系の念能力者ですが、レオリオもポックルと同じく念能力の習得に苦戦しており、ゴンやキルアと比べるとかなり実力が劣っていたといえます。

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ポックルとポンズの関係

キメラアント編で、悲惨な最期を迎えてしまったポックルとポンズ。二人はキメラアント編の序盤で仲睦まじい様子が描かれており、親密な関係のようでした。なぜ二人はそれほど親密な関係となったのでしょうか?あまり一緒にいる描写はありませんでしたが、ここでは二人の出会いやファンからの扱いを紹介していきます。

2人の出会いは?

二次試験でゴンとクラピカ、レオリオの3人が洞窟に向かった際にポンズは初登場していました。その時は帽子に仕込んだハチを巧みに操り攻撃を繰り出していましたが、残念ながらポンズは点数が足らなかったため試験合格にはなりませんでした。

それからのポンズはポックルと同じくNGL調査で再登場し、2人は親密な様子で描かれていました。おそらく、ポンズは動物が好きだといっていたので、ハンター試験でポックルと共通の趣味で意気投合していたのかもしれません。

ファンからの扱い

ポンズとポックルは旧アニメで軍艦の修理を協力しておこなうなど、親密な関係が描かれていました。そのためか、ファンからはカップルのように扱われており、2人を一緒に描いたイラストが多いです。

新アニメでの関係

新アニメでのポックルとポンズはNGL調査に行く途中が描かれており、そのときのポックルはポンズを気遣ったり、馬に2人で乗ったりと仲睦まじい様子でした。しかし、原作ではポックルとポンズの絡みはほとんどないので、恋人説に否定的なファンもいるようです。

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ポックルの最期はトラウマ?

ポックルの最期は『ハンターハンター』で衝撃的なシーンの1つだといわれています。ここでは、ポックルの最期を具体的に紹介していきます。

最期①キメラアント調査

ポックルとポンズは、ある情報を掴んでキメラアント調査に向かいました。そこで目にしたのは蟻やカニ、蟷螂、人間の姿が交じり合った生き物(キメラアント)でした。そこでポックルとポンズは交戦しますが、圧倒的な強さを見せつけられ逃げることになります。

しかし、蜘蛛と人間の姿をしたパイクに行く手を阻まれ、ポックルはポンズだけでも助けようと、勇敢にもポックル1人で戦いを挑むもキメラアントの師団長であるサザンが加勢しとうとう捕まってしまいます。

最期②ポンズが死亡

キメラアントに捕らえられたポックルは、キメラアントの巣に運ばれて女王の餌になるのを待つのみとなってしまいました。普通ならサザンの毒で長期間動けなくなるはずですが、ポックルは解毒剤を仕込んでいたため短期間で身動きがとれるようになります。しかし、ポックルは逃げれるほど回復していなかったため、女王の餌となった人間の頭蓋骨の中に身を潜めることになりました。

このときのポックルは絶を使って気配を消していたのですが、新たに誕生した王直属護衛軍・ネフェルピトーに見つかってしまいます。そして、ポックルの最期。頭蓋骨の一部をはがされ、脳に棒を刺されて念能力の知識を強制的に自白させられてしまいました。

最期③「あっ」

ポックルの最期はハンターハンター史上最も衝撃的なシーンの1つだといわれています。脳に棒を刺されていた時のポックルの発言は「あっあっあっ」。なんの抵抗もなく体はだらけたままで、ただ質問に答えていくという最期は残酷そのものでした。もしかすると、キメラアント編の過酷さを見せるために、残酷な殺し方がされたと考えられます。

最期④食される

結局ポックルは女王の餌となって食されるという非情な最期となりました。一方、ポックルから逃がされたポンズも新たなキメラアントに見つかってしまい、射殺された挙句その場で食される最期となっています。ポンズの最期も悲惨で、体の原型が分からなくなるまで殴られ、最終的には食されてしまっていました。残ったのは帽子と服のみ。

最期⑤ポックルの転生説

ポックルの最期は女王蟻に食されていましたが、これには転生説があります。というのも、女王蟻に食された者はキメラアントとなっても記憶が残っている場合があり、ポックルの記憶を受け継いだキメラアントが登場する可能性があるからです。一時期、キメラアントの王であるメルエムがポックルの顔つきや体格が似ていることもあり、ポックルが王に転生しているのではないか?と言われたこともありました。

そして、念能力を持った人間(ポックル)は希少とのことで重宝され、ポックルが最期を迎えた後にメルエムが誕生しているので、時期的にもあり得る説です。しかし、メルエムはポックルの優しい性格とは真反対で、どちらかというとNGLメンバーが持つ残虐性のほうに傾いているのです。現在、ポックルがメルエムだとする説はほぼ否定されています。

しかし、記憶を取り戻しつつあるキメラアントが全て描かれているわけではないので、今後ポックルが転生したキメラアントが登場する可能性があるといえるでしょう。

ポックルのアニメ声優

新アニメ声優は徳本恭敏

新アニメ『ハンターハンター』でポックルの声優を務めたのは、徳本恭敏です。徳本は声優だけでなく、伊藤健太郎が主宰する「劇団k-show」のメンバーを務めるなど舞台俳優としても活動しています。これまで、「ヤマタノオロチ」「コラージュin 渋谷公会堂」「きみとぼくの声」など多数の舞台に出演しています。

声優としてはOVA『鬼公子炎魔』で初主演を飾っています。2004年に放送された『わがまま☆フェアリーミルモでポン!』の結木摂の声優を務めたことで有名ですが、『わたんぼう』の放送終了と同時に降板したようです。最近の声優としての活動は『ワンパンマン』のカニランテ役、『龍の歯医者』の佐藤修三役があります。

旧アニメ声優は環有希

旧アニメ『ハンターハンター』でポックルの声優を務めたのが環有希です。ポックルの声優をしていたころは「玉木有紀子」という名前で、事務所に所属せずフリーで活動しているようです。声優としての代表作は『トランスフォーマーギャラクシーフォース』でコビー役です。また『デジモンテイマーズ』で塩田博和の声優を務め、最近の作品では『Dies irae』のウォルフガング・シェライバーの声優を務めています。

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ポックルの名言

名言①「44番(ヒソカ)とは…」

二次試験はくじ引きで引いたプレートの表示番号(プレート)を付けた人物と戦闘するという仕組みとなっていましたが、その説明を聞いた時にポックルが「44番(ヒソカ)とは戦いたくないな、戦闘ではかなわない」と言っていました。冷静で堅実な性格だということが名言からうかがえます。このような冷静さと分析力はキルアに似ているのかもしれません。

自分の能力を見極め、勝てない相手であれば素直に退くこともハンターとしては大切な要素だといえるでしょう。しかし、この時点ではクラピカの能力面がポックルよりも上だといえますが、それでもポックルの評価はクラピカと同程度のものでしたので、期待していた人もいるかもしれません。

名言②「注目しているのは…」

ポックルはネテロの質疑応答で今一番注目している人物は誰かと聞かれたとき、「注目しているのは404番だな、見る限り一番バランスがいい」と言ってました。404番とはクラピカのことを言っています。質疑応答に答えたメンバーの大半は強い相手を意識していましたが、ポックルの場合はハンターとしての能力面から全体を意識しているので、長期スパンで物事を考えることがうかがえます。

そして、このあとに質問で一番戦いたくないのは誰かと聞かれたときは、やはり上記の名言通りヒソカの名前を挙げていました。

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ポックルを殺害したネフェルピトーとは?

ネフェルピトーの人物情報

ネフェルピトーはキメラアントの王直属護衛軍の1人です。護衛軍の中では最初に誕生した軍団長で、ネコ型の蟻です。通称「ピトー」、一人称は「ボク」。猫との摂食で生まれたキメラアントですが、猫の特性を受け継ぎ性格は気まぐれかつ移り気が激しいです。楽しいことに夢中になることがプフに指摘されていましたが、逆に興味がないことには全く関心を示しません。

カイトとの戦闘でカイトを殺していますが、このときの楽しさを再度体験したいがために念能力の技術を生み出しました。対象者の肉体を修復・改造させる「玩具修理者(ドクターブライス)」や死体を操る能力、念人形を背後に出現させて自分を強制的に操る「黒子舞想(テレプシコーラ)」などがあります。

また、熟練のプロハンターですらもたじろぐ驚異のオーラを持っており、それもゴンとキルアをオーラだけで圧倒するほど。さらに、ネテロ会長まで「あいつ、わしより強くね?」と言わせることからも、圧倒的な実力を持っていることがわかります。

ネフェルピトーの声優

ネフェルピトーの声優を務めたのは藤村歩です。日本の女性声優で、賢プロダクションに所属しています。落ち着いた声色の少年役や、ツンデレ、早口のキャラクター役までマルチに活躍しています。コナミにより発売されたplayStation2のRPG作品『幻想水滸伝IV』がデビュー作となりました。2019年4月から無期限休業をすることが所属事務所から発表されています。

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ポックルに関する感想や評価

ポックルの最期を見てキメラアント編を見ると胸が苦しくなったと言われています。写真はキメラアント編序盤でポックルとポンズの親密な関係が描写されていますが、すぐに状況は一変してしまいました。幸せそうな二人が残酷な最期を迎えたということで、感想のように胸が痛くなった人は多いのではないでしょうか?

こちらはポンズの最期を見てしばらく眠れなくなったと言われています。ポックルのおかげで逃げることが出来ましたが、必死に逃げているにもかかわらずあっさりと見つかり銃殺されていました。ゴン一行がポンズの元に駆け付けた時の描写は言葉に絶するものがあります…。

こちらはポックルの念能力について考察されています。ポックルが使った赤い弓ですが、放出系と変化系の複合だと言われており、確かに感想の通り放出系の能力者としては相性が悪いといえます。放出系が変化系を使うと変化系の能力が80%しか引き出せないので、それに伴い威力が減少してしまうからです。ポックルが念能力の習得に苦戦した原因だと考えているようです。

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ポックルの念能力や最期まとめ

ポックルの念能力や性格などのプロフィール、そして最期のシーンまで紹介してきましたが、いかがでしたか?ポックルの夢「幻獣ハンターになる」ということが災いし、衝撃的な最期を迎えてしまいますが、登場初期には期待できる人物だったので、まさかあっけなく悲惨な最期を迎えたことに衝撃を覚えた人はきっと多いことでしょう。

ハンター試験287期の合格メンバーは誰もが異例の強さを持っており、さらに圧倒的な強さを誇るキメラアントとの遭遇など、かなり不遇な境遇だとしか言いようがありません。もし、ハンター試験287期を受けていなかったのであれば、またはキメラアントに遭遇していなかったのであれば?比較する人物との格差が大きかっただけで、一般的には強い部類に入るのかもしれません。転生説もあるのでこれから再登場するか注目です。

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