2019年10月20日公開
2019年10月20日更新
【刃牙】夜叉猿の強さは?ジュニアは最大トーナメントに出場?身長体重や戦績も紹介
グラップラー刃牙は1991年から週刊少年チャンピオンにて連載され、ヒットを広くした格闘漫画です。様々な強さを誇るファイターたちが登場しているグラップラー刃牙ですが、その中でも夜叉猿は異彩を放つキャラクターでした。ここでは、グラップラー刃牙の最大トーナメントに登場する夜叉猿の強さや戦績、安藤との戦いや夜叉猿ジュニアについての情報などを詳しくまとめて紹介していきます。
夜叉猿とは?
刃牙シリーズの概要
グラップラー刃牙において異色のキャラクターである夜叉猿。そんな夜叉猿の強さや戦績を紹介していく前に、夜叉猿が登場する人気漫画・グラップラー刃牙についての概要を紹介していきます。グラップラー刃牙は、1991年から週刊少年チャンピオンにて連載されていた、格闘アクション漫画です。グラップラー刃牙は、1991年から1999年までで連載を終えており、次のシリーズである「バキ」がスタートしています。
グラップラー刃牙終了後も、主人公範馬刃牙の成長を描き続け、いくつかの外伝も挟みながら「バキ」、「範馬刃牙」、「刃牙道」、「バキ道」と現在でもシリーズは続いています。連載開始から20年以上経過した作品ではありますが、今なおファンを増やし続けている人気作品です。OVA化やテレビアニメ化もされており、注目度の高い刃牙シリーズ。主人公の範馬刃牙の少年期を描いているのが、グラップラー刃牙です。
グラップラー刃牙のテーマは「地上最強とは誰か?」という事に終始しており、熱い男たちの戦いを描き続けています。主人公の範馬刃牙と、その父親であり「地上最強の生物」と謳われている範馬勇次郎をはじめ、様々な強さを誇る格闘家が多数登場しています。グラップラー刃牙では、格闘シーンに迫力を持たせるため、見開きや大ゴマを多用した構図や、強そうなキャラクターがあっさり負ける演出が特徴です。
夜叉猿のプロフィール
グラップラー刃牙には数多くの格闘家が登場しており、それぞれが手に汗握るバトルを繰り広げています。そんなグラップラー刃牙の世界に、夜叉猿は異色の存在として登場しました。夜叉猿のプロフィールを紹介していきます。夜叉猿は、飛騨の山奥に生息しているサル科の巨大な生物です。その戦闘力は怪力で知られているゴリラ等よりも上で、知能も霊長類の中でもずば抜けて高くより人間に近くなっています。
人間に近い知能を持ち、精神的にも成熟している夜叉猿は、先祖を祀る風習さえ持っています。そんな夜叉猿は、古来より飛騨の山奥に生息していると伝わっており、過去の剣豪や武人たちの最期は夜叉猿に挑んで敗れたとも言われています。グラップラー刃牙の主人公・範馬刃牙の父、範馬勇次郎も過去に夜叉猿と戦っていました。凶暴で知能も高い強敵である夜叉猿と、修行の過程で範馬刃牙も闘いました。
また、夜叉猿は人間とある程度コミュニケーションがとれる程度の知能は持っています。範馬刃牙とも戦いを通じて気持ちを通わせることが出来たのか、ある程度の意志の疎通は図れていました。しかし、夜叉猿にとって範馬勇次郎は2体も夜叉猿を倒している人物なだけに、天敵とされているとも言われています。両親の敵を取るために、夜叉猿ジュニアは最大トーナメントにも出場しています。
夜叉猿のモデル
グラップラー刃牙に登場する格闘家達には、実際のモデルが存在していることもあります。実在する人気の格闘家やプロレスラーを元ネタにしたキャラクターが活躍しているグラップラー刃牙ですが、夜叉猿にはモデルは存在しておらず創作されたキャラクターだと考えられています。飛騨の山奥に生息する、知能の高い猿という設定の夜叉猿。そんな夜叉猿は、地下最大トーナメントにも登場し大暴れしています。
夜叉猿の強さ
強さ①戦闘スタイル
夜叉猿の強さについて紹介していきます。巨大な身体を持つサル科の生物、夜叉猿。その戦闘スタイルは知能が高いといえどもやはり野生の生物らしく、殴る・蹴ると言った直接攻撃のみとなっています。甲高い雄たけびを上げながら、敵を威嚇する夜叉猿。その強靭な巨体と鋭い爪など、単純攻撃だけでもかなりの攻撃力を誇っています。
強さ②肉体や身体能力
夜叉猿の強さについて、その肉体や身体能力を紹介します。夜叉猿の肉体は野生の動物としてかなり強靭であり、巨大な身体を誇っています。身体能力も極めて高く、大きくジャンプして飛び掛かったり、素早く攻撃を繰り出したりと、巨体を持ちながら俊敏な動きも可能です。この肉体の強さや身体能力の高さで、夜叉猿はグラップラー刃牙作中で大暴れをしていました。
強さ③戦いの経験
夜叉猿の闘いの経験についてですが、夜叉猿は何体か別々の個体が生息しています。グラップラー刃牙にて最大トーナメントに登場した夜叉猿ジュニアが最も登場回数が多いのですが、このジュニアの母や父の個体、400年前の個体などが登場しています。山奥にこもって生活していただけの夜叉猿に関しては、他の生物を狩って餌にする事はあっても、それほど強力な敵と戦っていたとは考えにくいです。
他の野生動物たちとは全くレベルの違う強さを誇っている夜叉猿たち。山奥の世界の中では敵知らずと言った存在です。過去に夜叉猿を二体も倒している範馬勇次郎や、少年期に修行で夜叉猿と闘った範馬刃牙、山岳監視員の安藤等の人間相手の戦闘の経験は、夜叉猿の闘いの経験と言えます。
強さ④武術に対する知識
夜叉猿の武術に対する知識ですが、やはり霊長類の中では知能が高く人間に近いとはいえ、野生の生物のため知識としてはあまり持っていません。夜叉猿の複数の個体は、範馬勇次郎をはじめとする歴戦の猛者と戦っています。戦闘の中である程度は武術や格闘技術を言ったものを目にしたことはあるかもしれませんが、知識として蓄えられるほどの知性はないと言えます。
強さ⑤戦闘技術
夜叉猿の戦闘技術についても、武術に対しての知識同様、人間に比べるとはるかに見劣りしてしまいます。野生生物の夜叉猿は、優れた身体能力や屈強な肉体を誇っていますが、技術や知識を元に戦闘を行ている訳ではありません。あくまでも野生のサル科の生物として、本能のままに攻撃を繰り出していると言えます。それでも、夜叉猿は並みの格闘家では倒せないほど強いと言われています。
強さ⑥分析する能力
夜叉猿の分析する能力ですが、ある程度野生の勘のようなものがあると言われています。しかし、人間のように相手の戦術などを詳しく分析し、頭脳を使って戦えるレベルではありません。厳しい自然界の中で逞しく暮らしている夜叉猿が、生きていく上で身に付けた野生の本能や勘を元に、戦いを繰り広げていると考えられます。
夜叉猿ジュニアは最大トーナメントに出場?
最大トーナメントに出場する夜叉猿ジュニア
範馬刃牙をはじめ腕利きの格闘家が勢ぞろいする地下最大トーナメント。そんな最大トーナメントに、夜叉猿ジュニアが登場しています。夜叉猿ジュニアがグラップラー刃牙に登場したのは、単行本22巻での事です。最大トーナメントには、リザーバーの格闘家が何人か用意されていました。そんなリザーバーが控えてるリザーバー室に異変が起きます。マウント斗羽以外のリザーバー選手が血まみれになって倒れていたのです。
最大トーナメントには、かなりの実力者の格闘家が招待されています。真の最強の男を決める最大トーナメントだけに、リザーバー選手といえども実力は折り紙付きだったはずです。そんなリザーバー達をことごとく倒してしまった謎の存在こそ、第4のリザーバーとして連れてこられていた夜叉猿ジュニアだったのです。夜叉猿ジュニアは、第2試合へと向かう、ラベルト・ゲランにも襲い掛かっていきます。
試合会場に入場する前に、夜叉猿ジュニアによって襲われてKOされてしまったラベルト・ゲラン。その為、第2試合の対戦カードは、加藤清澄対夜叉猿ジュニアに変更となります。
夜叉猿ジュニアと加藤清澄の戦い
第2試合の夜叉猿ジュニア対加藤清澄の戦いを紹介します。夜叉猿ジュニア相手に殺気を放ちやる気十分の加藤清澄は、試合開始から猛攻を仕掛けていきます。しかし、夜叉猿ジュニアの強靭な肉体と野生のパワーにはあまり効き目がなく、夜叉猿ジュニアは涼しい顔で何かを待っている様子でした。夜叉猿ジュニアの気持ちを察した範馬刃牙は場外から呼びかけます。
呼びかけに反応した夜叉猿ジュニアは、加藤清澄を範馬刃牙に向かって軽々と投げつけるのでした。加藤清澄を受け止めた範馬刃牙は、加藤清澄の力不足を説きます。しかし、試合に勝つ事を諦めない加藤清澄は夜叉猿ジュニアに向かっていき、目つぶし攻撃を仕掛けます。夜叉猿ジュニアはそんな加藤清澄を一発でKOしてしまうのでした。
夜叉猿の身長体重や戦績
夜叉猿の身長体重を安藤と比較
夜叉猿の身長体重を安藤と比較して紹介します。グラップラー刃牙に登場する、山岳監視員・安藤礼一。安藤礼一というキャラクターは、実在する有名なアンドレ・ザ・ジャイアントがモデルとなっています。アンドレ・ザ・ジャイアントをモデルとしている安藤礼一は、かなりの巨漢の持ち主なのです。安藤礼一を、アンドレ・ザ・ジャイアントと同じくらいの体型として、夜叉猿と比較していきます。
夜叉猿は、安藤礼一より一回りは大きな体をしています。安藤礼一の身長を224㎝程度だとして、その安藤礼一よりも夜叉猿は大きく描写されているのです。その為、夜叉猿の身長は224㎝以上であり、おおよそ250㎝程度ではないかと考えられています。また、体重も安藤礼一と比較して、推定300㎏前後だと言われています。夜叉猿は150歳程度の年齢であると言われていますが、夜叉猿ジュニアに関しては5~10歳となっています。
夜叉猿の戦績
夜叉猿の戦績を紹介していきます。まず、少年期の範馬刃牙が修行として戦った夜叉猿は、過去に安藤礼一を襲って倒しています。その後、少年範馬刃牙を一戦目で倒していますが、更に強くなった範馬刃牙により倒されました。また、この妻の個体は範馬勇次郎によって倒されてしまいます。そして、最大トーナメントに出場していた夜叉猿ジュニアの戦績ですが、ラベルト・ゲラン、加藤清澄相手に圧勝しています。
最大トーナメントにて、リザーバー選手とラベルト・ゲラン、加藤清澄を倒した戦績の夜叉猿ジュニアは、その後愚地克己によって倒されてしまいます。また、400年前に宮本武蔵に狩られた個体も存在しています。夜叉猿ジュニアの戦績を見てみると、あまり強くないように感じてしまいますが、夜叉猿を倒している人物はいずれもケタ外れの猛者なので戦う相手が悪かったとも言えます。
夜叉猿に関する感想や評価
バキで好きなシーンは少年バキが夜叉猿にボロ負けしてから、山中での過酷なトレーニングの上 安藤さん作イノシシ五頭分の燻製と大鍋半ダースに及ぶ内臓の塩漬け等を爆食いしてバルクアップする話です
— ムギ🐈🐕🍜 (@ab_sim) June 13, 2019
グラップラー刃牙に登場する夜叉猿に関しての感想や評価をいくつか紹介していきます。夜叉猿に関しての感想では、少年期の範馬刃牙と闘った時の強敵感が良かったという感想が多いです。グラップラー刃牙において、範馬刃牙はより強くなるために夜叉猿と闘いに行きます。一度は負けてしまった範馬刃牙が、夜叉猿を倒すために更に頑張って修行する件が好きだという感想も多いです。
久し振りに刃牙最初から見てるけど、グラップラー時代の刃牙は戦ったあとの絆のような物がすごい伝わってきて大好きだったなぁ…ユリーやガイアのシーンは特に好き。夜叉猿も好き( ˘ω˘) pic.twitter.com/9PhIfMxrzm
— うまいさかなや@きりたんのグルメ🍛 (@kakuriyon) March 21, 2019
グラップラー刃牙の夜叉猿に関しての感想で、闘った後に敵であった範馬刃牙との間に友情のようなものが芽生えるのが良いという感想もあります。猛者同士の戦いが終わった後、不思議な絆のようなものが芽生えるシーンは、とても爽やかなものとしてファンの心に残っているのです。
シリーズ中いちばん思い出し笑いしちゃうのは、有名だけど栗木拓次。何者かが栗木らリザーバーを急襲!おびえる栗木は相手を「人間じゃねぇ」という。勇次郎っぽい髪にシルエット。え?!参戦しちゃうの?!というところで夜叉猿登場。まあ人間ではないよね。(夜叉猿は好き) pic.twitter.com/Jm2BPPquu1
— ツッキーニ (@tsucchini) October 12, 2019
夜叉猿に関しての評価では、最大トーナメントにて活躍した夜叉猿ジュニアが良いキャラクターであったという評価も多いです。最大トーナメントに夜叉猿ジュニアが現れた時、最初はその正体が隠されていました。シルエットのみ描かれていたのですが、このシルエットが範馬勇次郎っぽくもあり、多くのファンはミスリードしていました。結果的に登場した夜叉猿ジュニアも、強烈なインパクトを残す戦いをしています。
夜叉猿の強さまとめ
ここでは、個性的なキャラクターが多数登場するグラップラー刃牙において、異彩を放っているキャラクター・夜叉猿について紹介してきました。夜叉猿の強さや戦績、最大トーナメントに現れた夜叉猿ジュニアの闘い等も詳しくまとめています。夜叉猿の戦績を見てみると、範馬刃牙や範馬勇次郎など、人間を超越した格闘家と激闘を繰り広げていた事が分かります。
戦績だけ見ると負けの回数が多い夜叉猿ですが、並みの格闘家や他の野生生物などは寄せ付けない強さを誇っています。是非グラップラー刃牙をチェックして、夜叉猿達の活躍に注目してみてください。