【ハイキュー】天内叶歌は新山女子高バレー部！実力やかわいい名シーンを紹介

『ハイキュー!!』は、主人公の日向翔陽が所属する烏野高校バレー部が、練習を重ねながら強敵と戦い抜く青春スポーツ漫画です。『ハイキュー!!』で女子バレーはあまり描かれませんが、天内叶歌は田中龍之介の幼馴染として春高バレーで初登場しました。ここでは、天内叶歌が登場する『ハイキュー!!』の作品情報について紹介します。

『ハイキュー!!』は、古舘春一によって連載されているスポーツ漫画です。週刊少年ジャンプで、2011年から連載されています。また、ヴォイスコミック、アニメ、ゲームなど様々なコンテンツで幅広く展開されています。バレーを題材にした漫画ですが、試合中は登場キャラクターがその試合を解説するので、バレーのルールを知らなくても読むことができます。

そのため、元々バレーを知らない人でも親しみやすい漫画としても知られており、中高生には大きな反響をもたらしました。天内叶歌が初登場する春高バレーともコラボしており、毎年春高バレーのシーズンになると、『ハイキュー!!』のキャラクターのポスターが設置され、話題を呼んでいます。

『ハイキュー!!』はバレーを題材とした青春漫画で、背の低い日向翔陽と天才セッターの影山飛雄が主人公です。日向翔陽と影山飛雄は同じチームメイトですが、互いに負けず嫌いで良いライバル同士です。同じチームで戦う中で、相棒としての信頼関係を築いていきます。『ハイキュー!!』のストーリーでは、日向翔陽や影山飛雄をはじめとする烏野高校のバレー部が優勝を目指して強豪校と戦い抜きます。

天内叶歌は、新山女子高バレー部に所属する高校2年生の女の子です。誕生日は10月24日で、体重は62.4kg、身長は182.5cmあります。とても背が高く新山女子の次期エースとしても期待されています。ポジションはウィングスパイカーで、実力のある選手でもあります。雑誌などでは、期待のニューヒロインとしても度々特集されています。

バレー界では女王といわれる新山女子高のバレーに所属していますが、性格は消極的でネガティブです。最近の悩みは、人見知りが治らないこと、サーブレシーブがなかなか上達しないこと、ストレート打ちの苦手意識が強いことなどたくさんの悩みを上げています。他の選手の最近の悩みごとはだいたい一つだけなので、天内叶歌がどれだけ自分に自信がないのかが分かります。

新山女子高校のバレー部は、春高バレーの優勝候補といわれている高校です。インターハイでは優勝しているシード校でもあり、バレー界の女王といわれている学校です。男子バレー部でも知っている人が多いほど強豪校としても有名です。そのためか待遇もよく、春高バレーで宿泊していたホテルは、烏野高校の宿とは比べものにならないほどの高級ホテルに泊まっているようでした。

天内叶歌のポジションはウィングスパイカーです。ウィングスパイカーとは、左右の両サイドからスパイクを打つ選手のことをいいます。アウトサイドヒッターとも呼ばれています。『ハイキュー!!』では、天内叶歌の幼馴染の田中龍之介や、烏野高校のエースである東峰旭もウィングスパイカーです。

ウィングスパイカーは、一般的にエースと呼ばれやすいポジションでもあります。実際に天内叶歌は、雑誌でも次期エースとして期待されている選手でもあります。

天内叶歌の5段階の能力パラメータでは、パワー4、バネ4、スタミナ3、頭脳3、テクニック3、スピード2という評価となっています。パワー型の選手で、ウィングスパイカーとしてはとても優秀な選手であることが分かります。その他は平均的ですが、唯一スピードは2と低評価となっています。

しかし全体的にはバランスが良い選手です。ただ、才能はあるものの自分に自信が持てない点があり、そこをチームメイトからも注意されることがあります。

天内叶歌が『ハイキュー!!』で初登場したのは、単行本26巻の第231話です。ここでは天内叶歌の初登場シーンを紹介します。春高バレーの会場では開会式が始まろうとしていました。たくさんの選手が集まっており、烏野高校と一緒にいた黒尾鉄朗は、日向翔陽が「間違って迷い込んだ中学生」のような状態になっているのを心配していました。すると案の定、日向翔陽は他校の選手とぶつかってしまいます。

日向翔陽はぶつかった選手から避けた瞬間に西谷夕にぶつかります。西谷夕は前のめりになり、近くにいた女子選手の方に倒れてしまいました。西谷夕はぶつかると思いましたが、その女子選手は西谷夕の両脇を掴んで転倒を阻止しました。その女子選手が天内叶歌だったのです。天内叶歌は、西谷夕を抱えながら「大丈夫ですか…?」と心配します。

西谷夕は美人な女子選手にキャッチされたと喜びますが、突然田中龍之介が会話に加わってきます。天内叶歌は幼馴染の田中龍之介のことを「龍ちゃん」と呼び、親しげです。田中龍之介も親しげに話していたものの、急に天内叶歌を女子として認識し、ぎくしゃくしてしまいます。その時、天内叶歌はちょうどチームメイトに呼ばれてしまい、「がんばろうね龍ちゃん」と言って去っていきました。

初登場時に天内叶歌を見た西谷夕は、「美女」と認識しています。一瞬で判断していることから、公式でかわいいキャラクターであることが分かります。またかわいいだけでなくプロポーションも抜群で、それに気づいた田中龍之介は女子として意識してしまいます。

同じチームメイトからは「自分で自覚している以上にハイスペックなのよ、顔もボディも!!」といわれています。かわいい顔立ちでスタイルは良いものの、自分では自覚していないようです。また、天内叶歌は作中だけでなく、読者からもかわいいと人気です。これまで女子選手はほとんど描かれなかっただけあり、初登場シーンを見てかわいい天内叶歌が好きになったという方もいました。

初登場時はネガティブなイメージはありませんでしたが、その後描かれる天内叶歌の様子からネガティブな性格をしていることが判明します。天内叶歌は小さいころから背が高く、それがコンプレックスで内気な性格をしていました。バレーを始めたことでいくらか自信がついたようですが、今でもネガティブな性格をしているようです。

初登場してからすぐに失恋してしまいましたが、その時も実は諦めそうになっていました。しかしチームメイトから、失恋しても彼女がいるわけじゃないなら落とせるとアドバイスをもらいます。その時も「でも…」と諦めそうになりますが、幼いころに田中龍之介から言われた一言を思い出します。

まだ小学生のころ、天内叶歌はサーブが上手く入らずに悔しくて泣いていました。そんな天内叶歌に、田中龍之介は「できるまでやればできる!!」とアドバイスをします。天内叶歌はそのことを思い出し、失恋しても諦めずに頑張ろうと自信をつけます。普段はネガティブな天内叶歌ですが、自信を持つきっかけをもたらすのが田中龍之介なのです。

天内叶歌は、小学生のころ「女巨人」と言われてクラスメイトからいじめられていました。そのため、ずっと猫背で内向的な性格になってしまったのです。いじめられていた天内叶歌を助けたのが、田中龍之介でした。田中龍之介は、天内叶歌のことを「カッコイイ」と言い、背筋を伸ばすように言います。そして天内叶歌に自信を付けさせるためにある場所へ連れていきました。

その場所は、バレーの練習を行っている体育館でした。天内叶歌に、バレーをするきっかけを与えたのは田中龍之介だったのです。それから天内叶歌は身長にコンプレックスを抱かなくなり、自分に自信が持てるようになりました。田中龍之介と再会した時には「龍ちゃんのおかげで猫背が治ったよ」と報告しており、自分のプレーを見てほしいと自信を持って言いました。

天内叶歌は想いを寄せる田中龍之介に会うものの、すぐに失恋してしまいます。ここでは、天内叶歌の失恋エピソードを紹介します。烏野高校は初戦を突破し、大会1日目が終了します。宿に戻っていると、隣の大きなホテルに新山女子が入っていくのが見えました。烏野高校バレー部は、その女王の風格に圧倒されます。

その時、こっそり田中龍之介に声をかける人物がいました。烏野高校の泊まる宿の前で待っていたのは天内叶歌でした。天内叶歌は、初戦突破を祝福します。しかし、そのあと会話を続けることができず、天内叶歌は「明日がんばろうね」と言って去ってしまいました。その様子を見た縁下力は「脈アリってやつだな…」と言います。それを聞いた田中龍之介は混乱しました。

これまで清水潔子に対して恋心を抱いていた田中龍之介ですが、今まで脈がまったくありませんでした。そのため、突然脈アリな人物が登場したことに理解が追いつかなかったのです。田中龍之介は縁下力から言われたことが気になってソワソワしていました。一旦頭を冷やそうと宿の外に出ると、たまたま天内叶歌と出会います。

天内叶歌を見た瞬間に縁下力の言葉を思い出し、急に意識してしまいます。二人はしばらく何気ない話をしますが、天内叶歌が突然「…龍ちゃん、あのね、私ね」と改まって話を切り出します。縁下力の言葉を再び思い出した田中龍之介は告白されると思い、とっさに「俺には心に決めた女性がいるんだ」と言ってしまいました。

するとそこに一人の男性がやって来て天内叶歌に話しかけます。2人の親しげな様子に田中龍之介は、天内叶歌が自分のことが好きだと勘違いしてしてしまったのだと思い、「聞かなかったことにして」と叫んで逃げるように帰ってしまいました。天内叶歌は男性からお守りを受け取ります。実はこの男性は天内叶歌の従兄で、母親に頼まれて渋々寒い中お守りを渡しに来ていただけだったのです。

天内叶歌は勘違いによって失恋されたとは知らず、本当に失恋したかもしれないと目に涙をためます。しかし、ここには恋愛しに来たわけじゃないと、すぐに気持ちを切り替えました。しかし次の日、会場で再び天内叶歌と会った田中龍之介は、説明を受けて自分の勘違いであることに気づきます。

天内叶歌は強豪校のバレー部に所属していながらも、自分に自信がない一面があります。そのギャップが好きだという方がたくさんいました。田中龍之介は、なかなかかわいい女子と話すことができないのですが、天内叶歌に対してはぎくしゃくしながらも話すことができます。そのことに対して読者は驚いているようです。

田中龍之介は先輩の清水潔子のことが好きですが、天内叶歌との再会でその想いはブレてしまいます。しかし、田中龍之介は勘違いをしてしまい、二人の恋は進まずじまいでした。天内叶歌もここで失恋を経験しましたが、それでもまだ諦めていないようです。そんな二人の恋を応援したいという読者が続出していました。

『ハイキュー!!』では、天内叶歌の登場回数はそこまで多くありません。しかし、初登場時から天内叶歌はかわいいと話題になり、理想的なヒロインと評価されています。好感度が高いキャラクターの一人でもあります。

『ハイキュー!!』を読んだ方の中には、天内叶歌がバレーに出会ったきっかけのストーリーが素敵すぎると感動している方もいました。また、そのきっかけをもたらした田中龍之介との関係にも期待の声がありました。

春高バレーで初登場した天内叶歌は、インターハイ優勝校で期待のニューヒロインといわれるほどのバレーセンスを持つキャラクターでした。バレーを始めたきっかけは幼馴染の田中龍之介で、そのおかげで自分に自信が持てるようになりました。そんな過去から、天内叶歌はずっと田中龍之介に対して恋心を抱いていました。しかし、残念ながら勘違いによって天内叶歌は失恋してしまいます。

この失恋エピソードを読んで、天内叶歌と田中龍之介の恋を応援したいという読者がたくさんいました。田中龍之介は今のところマネージャーの清水潔子のことが好きですが、いつか天内叶歌の恋心にちゃんと気づく時が来るかもしれません。