【鬼滅の刃】上弦の肆・鳴女(なきめ)の能力と正体を考察!沙世と同一人物?

『鬼滅の刃』には正体が未だに明らかになっていない鳴女という鬼が登場しています。鳴女はいつも鬼舞辻無惨と共にいる側近で、上弦の壱から伍が招集された時は鳴女の血鬼術が使われました。鳴女は偵察や諜報に優れた鬼で、最終決戦にて鬼殺隊を無限城に閉じ込め、この血鬼術の能力によって鬼殺隊を翻弄します。謎の多い鳴女ですが、その正体は沙世だといわれています。ここでは、鳴女についての情報をまとめています。

【鬼滅の刃】上弦の肆・鳴女(なきめ)の能力と正体を考察!沙世と同一人物?のイメージ

目次

  1. 鳴女(なきめ)は上弦の肆
  2. 鳴女の能力
  3. 鳴女の正体は沙世かを考察
  4. 鳴女の活躍をネタバレ
  5. 鳴女に関する感想や評価は?
  6. 鳴女の能力と正体を考察まとめ

鳴女(なきめ)は上弦の肆

鬼滅の刃の作品情報

鳴女(なきめ)は『鬼滅の刃』のキャラクターです。『鬼滅の刃』には主人公の敵として鬼が登場します。鳴女も鬼で、主人公たちを翻弄する厄介な血鬼術を持っています。ここでは、鳴女が登場する『鬼滅の刃』について基本情報を紹介します。

鬼滅の刃の概要

『鬼滅の刃』は、2016年から連載されている少年漫画です。週刊少年ジャンプで連載されており、アニメ化されて人気になりました。映画化も決まっており、その他にも小説やスピンオフなど幅広いコンテンツで親しまれています。アニメでは主人公の炭治郎役を声優の花江夏樹、善逸役を下野紘が担当しており、二人のWEBラジオ『鬼滅ラヂヲ』も人気です。

鬼滅の刃のあらすじ

『鬼滅の刃』の主人公である竈門炭治郎は、炭を売って暮らしていました。父は既に病気で亡くなっており、母と弟妹たちと人里から離れた山奥にある家で住んでいます。ある日仕事から帰ると、家族が惨殺されていました。唯一妹の禰豆子だけ息がありましたが、禰豆子は傷口から鬼の血を浴びてしまったことで鬼と化してしまいます。

炭治郎は鬼殺隊と名乗る義勇の導きによって、鱗滝左近次という人物の元で修行をすることになりました。炭治郎は鬼殺隊に入り、鬼となった禰豆子を人間に戻す方法を鬼から聞き出そうとしていました。炭治郎は鬼殺隊の最終選別に合格し、いよいよ鬼殺隊として任務へ向かいます。

炭治郎はある任務で珠世という鬼と出会います。珠世は鬼でありながらも鬼舞辻無惨と対立しており、医者をしていました。珠世は炭治郎に協力し、人間に戻る薬を作るために十二鬼月と言われる強い鬼達の血を集めるように言いました。炭治郎は善逸や伊之助など、他の鬼殺隊員の仲間達と共に十二鬼月と戦います。

鳴女の人物像

鳴女は『鬼滅の刃』に登場するキャラクターで、鬼殺隊にとっては敵である鬼です。鬼舞辻無惨の側近をしています。他の上弦の鬼については詳しい情報が描かれているのですが、鳴女については詳細情報が明らかになっていません。見た目は長い黒髪をしており、普段目元は黒髪によって見えません。ただし血鬼術の能力を使う時は髪を真ん中で分けて大きな単眼を見せ、髪は周囲に張り付きます。

初登場時は鬼舞辻無惨の側近というだけで、位は与えられていませんでした。しかし、上弦の肆が死亡してからは、新しく上弦の肆の座に就きました。大きな単眼には肆の文字が刻まれており、能力によって生み出した眼球のようなものにも肆の文字が入っています。鬼舞辻無惨からは便利な鬼だと思われている、お気に入りの一人でもあります。

TVアニメ「鬼滅の刃」公式サイト

鳴女の能力

鳴女の能力①鬼を転移できる

鳴女の能力を使うと鬼を転移することができます。上弦の睦が宇髄と炭治郎達に倒されてしまった時は、鳴女の転移の能力を使って招集されました。鳴女は琵琶を持っており、琵琶を弾くことで能力を使うことができます。そのためか、猗窩座からは「琵琶女」といわれています。

この時当時上弦の肆だった半天狗は、無限城に呼ばれたのは113年ぶりだと言っていました。ちなみに鳴女は鬼舞辻無惨の指示で無限城に呼んだものの、いつまでも喧嘩をしてその場を離れない猗窩座や童磨に対して「早く帰ってくんないかな」と思っていました。その後童磨から誘いを受けますが、強制的に帰還させています。

また、鳴女は能力を使って玉壺と半天狗を同時に鍛冶の里に飛ばしています。このことから、鬼達を自由に転移でき、転移できる数には制限がないことが分かります。

鳴女の能力②建物内の物体を動かせる

鳴女は、無限城の中を自由に動かす事ができます。鬼舞辻無惨が産屋敷を襲来した時は転移能力と、無限城を動かせる能力を使って鬼殺隊の戦力を分散させました。さらに壁や扉なども自由に出現させることができます。これにより、悲鳴嶼と一緒にいた無一郎は壁に押し出されてしまい、飛ばされた場所に居た黒死牟と一人で戦うことになります。

鬼殺隊では鳴女のこの能力に対抗するために、愈史郎の呪符を烏に張って飛ばし、その愈史郎の視覚は産屋敷の98代目当主である輝利哉達と共有しています。輝利哉は愈史郎の視覚によって建物内全体を把握し、製図化して烏を使って隊員達に指示を送っています。

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鳴女の正体は沙世かを考察

沙世とは?

鳴女の過去など詳しい人物象については本編でも語られていません。そのため、鳴女の正体については様々な考察がされています。その正体だといわれているのが沙世です。沙世は、悲鳴嶼が昔寺で育てていた身寄りのない子供達のうちの一人です。しかし、悲鳴嶼と沙世は今は一緒に暮らしてはいません。なぜ離ればなれになったのかというと、鬼に襲われたからです。

実は善逸の兄弟子である獪岳も悲鳴嶼に育てられていた子供で、寺の金を盗んだことで他の子供たちから責められて寺を追い出されてしまいます。子供たちは獪岳を追い出したことは言わず、悲鳴嶼には寝ていると嘘をつきました。悲鳴嶼は目が見えないため、獪岳がいないことに気づきません。そしてその夜、鬼に遭遇した獪岳は自分の命欲しさに鬼を寺へと招き入れてしまいます。

鬼に気づいた子供達は逃げ出そうとします。悲鳴嶼は側にいるように言いましたが、子供達は目が見えない悲鳴嶼を頼りませんでした。しかし、唯一沙世だけは悲鳴嶼の後ろに隠れて言いつけを守りました。悲鳴嶼は沙世だけは守らなければならないと、鬼を素手で殴り殺します。しかし、鬼は日を浴びれば消滅してしまいます。

そのため、駆けつけて来た人々は子供達を殺したのは悲鳴嶼だと思いました。そして沙世は「あの人は化け物、みんなあの人がみんな殺した」と証言したのです。その後、悲鳴嶼は寺の子供達を惨殺したとして死刑囚として投獄されてしまい、沙世とは離ればなれになります。

鳴女と沙世に共通点はある?

かつて悲鳴嶼の元で暮らしていた沙世が、鳴女の正体だといわれている理由は、同じような黒髪をしているからです。さらに悲鳴嶼が育てた子供の内の一人、獪岳は鬼殺隊を目指したものの、結局は鬼となってしまいました。そのため、悲鳴嶼の過去の話には他にも伏線が隠されているのではないかと注目されています。このことから、鳴女の正体は沙世なのではないかと考察されています。

ただ、沙世の後日談は『鬼滅の刃』の口絵で明らかになっています。沙世はその時まだ幼く、また混乱していたため寺での出来事を上手に説明することができませんでした。沙世が言っていた「あの人」とは、鬼のことを指していましたが、駆けつけた人々に誤解を与えてしまいました。

現在沙世は14歳になっています。沙世は鬼に襲われた日のことを現在でも悔いており、悲鳴嶼に謝りたいと思っています。この後日談が書かれていることから、鳴女の正体が沙世という考察は無理があるのではないかという意見もあります。

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鳴女の活躍をネタバレ

鳴女によって時透無一郎と黒死牟が対峙

鳴女の能力が描かれているのは、『鬼滅の刃』の16巻です。産屋敷に襲来した鬼舞辻無惨でしたが、産屋敷の爆発によって体が崩れた瞬間を狙って、珠世が血鬼術を使い、鬼を人間にする薬を鬼舞辻無惨に入れました。血鬼術で体が動けない鬼舞辻無惨の頭を悲鳴嶼が砕きますが、それでも死にません。

突然の産屋敷の爆発に駆けつけた柱が一気に鬼舞辻無惨に攻め入れようとしますが、鳴女の能力によって無限城へと転移されてしまいます。無限城では、皆バラバラになってしまい、無一郎は悲鳴嶼の近くに落とされました。しばらく無一郎は悲鳴嶼と共に行動しますが、突然壁が無一郎の体を押し上げ、二人は分断させられました。

無一郎が落とされた先は黒死牟がいる部屋でした。黒死牟は元鬼殺隊の鬼で、呼吸を使いながら血鬼術で攻撃してくる厄介な相手でした。無一郎は2ヶ月で柱となるほどの腕前を持っていますが、経験不足で黒死牟に敗北して身動きが取れなくされてしまいます。そこに玄弥が現れ、無一郎を助けようとしますが、玄弥も一瞬で胴を両断されてしまいました。

そこに駆けつけたのが実弥と悲鳴嶼でした。悲鳴嶼は一旦無一郎と別れさせられたはずですが、ここで合流しています。鳴女はこの時、小芭内や蜜璃と戦っている状態なので、分断させた悲鳴嶼が黒死牟のところまで到達したことに気づかなかったのかもしれません。駆けつけた悲鳴嶼と実弥、そしてなんとか体を動かせるようになった玄弥と無一郎の4人で黒死牟一人を相手にします。

小芭内と蜜璃との戦い

鳴女の能力によって無限城に落とされた小芭内と蜜璃は二人で行動していました。二人は力の弱い鬼を倒しながら前へ進みます。すると蜜璃はついに上弦の肆である鳴女を発見します。小芭内は無一郎がすでに上弦の肆を倒したはずなのに、既に補充されていることに驚きます。

蜜璃はしのぶの死の知らせを聞いていたので、自分も頑張らないといけないと、鳴女に突撃していきます。しかし、鳴女は自分の前に扉を作り、蜜璃の攻撃を防ぎました。蜜璃は扉に激突して落下してしまいます。小芭内は落ちる蜜璃を助けますが、あまりにも無謀な攻撃をしたことに対してやんわりと注意しました。蜜璃は顔を真っ赤にして自分を恥じます。

2人が話していると突然床の扉が開き、落下しそうになりますが、蜜璃と小芭内は上手く避けます。その後も次々と足元の床が抜けたり、壁が挟もうと迫ってきます。蜜璃は小芭内に気を取られるあまり、自分が壁と壁の間に挟まれそうになり、パニックになります。しかし、寸でのところで壁を破壊して押しつぶされずに済みました。

蜜璃はこの攻撃を受けて、鳴女が建物自体を手足のように動かせる能力を持っていると分析します。蜜璃は能力を把握したところで、再び鳴女に突撃していきます。鳴女はまた盾となる壁を出現させましたが、蜜璃に同じ手は効きません。蜜璃は壁を乗り越えて攻撃しようとします。しかし、今度は背後の扉が開き、そこから下へと落下してしまいました。

小芭内は「蛇の呼吸弐の型 狭頭の毒牙」で鳴女の首を直接狙います。しかしその瞬間鳴女は琵琶を鳴らし、今度は小芭内自体を転移させました。小芭内は鳴女が直接的な攻撃をしてこないことから、そこまでの殺傷能力はない血鬼術だと分析します。しかし、対象物をどこへでも転移できる能力は厄介で、長期戦になりそうだと思いました。

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鳴女に関する感想や評価は?

『鬼滅の刃』では、無限城に閉じ込められた炭治郎や柱が戦い、着実に十二鬼月達を討伐していっています。上弦の壱、弐、参、睦がやられてしまい、鬼舞辻無惨側の戦力は大幅に削れている状況です。すでに倒された上弦の伍に関しては、代わりの鬼がその座についている可能性があります。実際に鳴女もかつての上弦の肆が倒されたあとにすぐにその座に就きました。

鳴女は諜報能力に優れた鬼ですが、どれほどの戦力を持っているのかは謎です。しかし、鳴女にはそこまでの戦闘能力は持っていないのではないかと考察している方が多いようです。そのため、新しい上弦の伍が登場しないとこのままの戦力では、鬼舞辻無惨側は負けてしまうのではないかといわれています。

『鬼滅の刃』を読んだ方の中には、無一郎が倒した玉壺の代わりがいる前提で今後の戦いを心配している方がいました。一番の強敵かと思われていた黒死牟が中盤で既に死亡してしまっているだけに、残りの上弦の肆の鳴女とまだ登場していない新しい上弦の伍への警戒心が強まります。現在鳴女と戦う小芭内と蜜璃ですが、そこに上弦の伍が現れるのではないかと予想されています。

鳴女は上弦になる前から鬼舞辻無惨の側にいました。単純に便利な能力を持っているからだとしても、いつも付き添っているのは何故なのか気になっている方もいるようです。

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鳴女の能力と正体を考察まとめ

鳴女の能力と正体を考察しましたが、その実体は謎のままです。実際に戦っている小芭内が、鳴女の血鬼術には殺傷能力がないと言っていることから、おそらく戦闘員としてはそこまで実力はないのではないかといわれています。しかし、厄介な能力なので油断はできません。

実際に蜜璃は鳴女の能力に翻弄されてしまっています。鳴女の正体に関しては、蜜璃や小芭内との戦いの中で描かれると思われます。『鬼滅の刃』の最終決戦では鳴女がどのような鬼なのか描かれると思うので、今後のストーリーにも期待が高まります。

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