ヒュリコフの強さと念能力を考察！サイレントマジョリティーに気づけなかった？

ヒュリコフは『王位継承戦』有力候補のベンジャミン=ホイコーローの私設兵としてクラピカと熾烈な心理戦を繰り広げているキャラクターです。ヒュリコフの高い能力もファンには好評を博しており、その能力の詳細などにも注目が集まっています。ここではヒュリコフが登場する『ハンターハンター』や最新エピソード「暗黒大陸編」などの基本情報を見ていきましょう。

『ハンターハンター』は日本を代表する少年漫画であり、20年以上の連載されている長寿漫画でもあります。休載を繰り返したり、作画が乱れていることでも話題になることも多い異色の漫画としても知られています。アニメや劇場版映画も制作されるほどの人気作であり、数多くの熱狂的なファンを生み出している『ハンターハンター』について見ていきましょう。

『ハンターハンター』は累計発行部数7200万部を記録しているメガヒット漫画であり、『幽遊白書』や『レベルE』で知られる漫画家・冨樫義博の傑作として知られています。2019年までに二度のアニメ化がされており、OVAや劇場版映画も制作されるなど幅広い世代の人気を獲得しています。

1999年以降は休載が目立っており、最長では2年2か月休載したことがあります。休載の明確な理由は明らかになっていないため、漫画ファンの間では様々な説が囁かれています。

ゴン=フリークスは父親を探すために『ハンター』になることを決めて島を出ます。多くの受験者が受験する超難関『ハンター試験』を受験することにしたゴンは、『クルタ族』の生き残りクラピカ、医師を目指す青年レオリオ、殺し屋一家『ゾルディック家』の天才少年キルアと出会い、絆を深めていきます。プロハンターになるために様々な難関を突破していく中で、ゴンは驚異的な身体能力で注目の存在となっていきます。

前会長であるアイザック=ネテロの実子を名乗る『ビヨンド=ネテロ』は人類の禁忌とされている『暗黒大陸』への渡航を宣言します。『暗黒大陸』は多くの資源や秘宝がありながらも、その危険性ゆえに存在すらも隠されている未開の地でした。ビヨンド=ネテロは新興国『カキン帝国』のナスビー=ホイコーローと手を組み、『暗黒大陸』への渡航と同時に『カキン帝国の王位継承戦』が始まろうとしていました。

ここではヒュリコフのプロフィールを見ていきましょう。第1王子『ベンジャミン=ホイコーロー』の私設兵であり、念能力者となっています。クラピカが護衛としてついている第14王子『ワブル』の元に護衛としてベンジャミンから送り込まれた刺客です。もみあげと髭が特徴的で暗殺の実行部隊としてクラピカと熾烈な心理戦をしている注目キャラクターとなっています。

ここではヒュリコフの強さと念能力について見ていきましょう。『王位継承戦』では本人の強さはもちろん、念能力の特性が戦いのカギを握っています。『王位継承戦』の主な戦いの内容は「情報戦」と「暗殺」であり、ヒュリコフの念能力や強さが今後のクラピカの戦いのカギを握っています。

ヒュリコフの強さと念能力①は『念能力者の特徴を見極める』です。ヒュリコフは『継承戦』のカギとなる『念能力者の見極め』を得意としています。念能力を見極めることは暗殺を防ぐ上でも、暗殺を成功させる上でも有効な能力を持っています。ヒュリコフはこれまで知られていなかった念能力者の特徴を挙げています。一つ目は『念能力者は横方向から観察すると眼球周辺に「揺らぎ」が生じる』という点です。

二つ目は『強化系と変化系の能力者は手練れほど攻撃部位のオーラ「纏」が弱く、静かな傾向がある』というこれまでに知られていない事実も解説してくれました。さらにクラピカのオーラの動きや大きさの偏りを見て、彼の念能力系統や攻撃方法などを正確に読み取る能力にも長けています。こういった洞察力や念能力の知識は今回の継承戦において、強さの指標の一つとなっています。

ヒュリコフの強さと念能力②は『かなりの手練れ』です。彼はベンジャミン=ホイコーローの私設兵の一人なので『カキン軍事大学』を卒業しています。そのため単純な戦闘能力も高く、念能力者でなくても一定の強さを持っていると考えられています。さらにヒソカやビスケ同様に念能力の特性に詳しいこともあって、クラピカにとってはかなり手ごわい相手になると推測されています。

ここではヒュリコフが気付くことができなかった能力である『サイレントマジョリティー』について詳しく見ていきましょう。『サイレントマジョリティー』はクラピカにとって排除しなければいけない能力であり、ベンジャミンからの任務を遂行しなければならないヒュリコフにとっても排除したい能力となっています。ここでは『サイレントマジョリティー』とヒュリコフについても紹介します。

念能力に関する膨大な知識と洞察力を持っているヒュリコフをしても『サイレントマジョリティー』の発動に気づくことができませんでした。ここではヒュリコフが『サイレントマジョリティー』に気づけなかった2つのパターンを見ていきましょう。

一つは『誰が能力者かという事には気づいているが、能力の発動には気づいていない』というパターンと二つは『誰が能力者かという事も気づいていないし、能力の発動にも気づいていない』という二つのパターンです。しかし、ヒュリコフは誰かが邪魔をすれば『防衛権』を行使すると言っていたために、ヒュリコフが『サイレントマジョリティー』に気づいたときの反応を見ると、まったく気づいていなかったという事になります。

ヒュリコフの観察力のスキルは『キルアの尾行』のスキルに似ています。キルアは以前『幻影旅団』のメンバーを尾行した時に、対象者の『違和感』を感じ取ることが大切だと語っていました。この特殊な『ぎこちなさ』を感じ取る訓練をキルアは幼少期から命がけの『尾行ごっこ』という英才教育で学びましたが、ヒュリコフは軍事的な訓練などで学んだと考えられています。

『サイレントマジョリティー』は多くの護衛兵を集めて念能力のレッスンをするクラピカの部屋に突如現れた能力です。多くの兵士たちが並んでいる中で、気づかない間に一人増えていました。その姿は黒い着物の少女の姿であり、この少女の姿は念能力者にしか見えませんでした。クラピカや洞察力に長けたヒュリコフも何者かの念能力『サイレントマジョリティー』の発動に気づきませんでした。

サイレントマジョリティーに気づけなかった理由①は『ヒュリコフより格上』です。ヒュリコフが『サイレントマジョリティー』の発動に気づかなかったのは『ヒュリコフより格上の念能力者だったために気づくことができなかった』という事です。潜入しているものはみな手練れなので、ヒュリコフよりも優秀な能力者がいてもおかしくありません。

サイレントマジョリティーに気づけなかった理由②は『ヒュリコフの後方にいた』です。ヒュリコフは念能力者を発見することに自信を持っていましたが、念能力者を見抜くコツは『目で見て違和感を見付ける』という事でした。ヒュリコフは目で見て違和感やオーラの動きなどで判断しているために、能力者がヒュリコフの後方にいたとしたら能力の発動に気づかない可能性もあります。

サイレントマジョリティーに気づけなかった理由③は『ネテロクラスに強い』です。『サイレントマジョリティー』の術者がネテロクラスの実力者だった場合、オーラの動きが静かすぎてヒュリコフが能力の発動に気づかなかったというのも説明できます。

ここではヒュリコフがクラピカたちがいる1014号室に護衛兵として派遣されたのはなぜかを見ていきましょう。クラピカは王子の護衛兵たちが最も警戒している人物でもあり、ベンジャミンも様々な策を講じています。ヒュリコフとクラピカの心理戦や情報戦も、『王位継承戦』の見所のひとつとなっています。

ここではヒュリコフがワブル王子とクラピカが滞在している1014号室に派遣された経緯を見ていきましょう。当初はヒュリコフが1014号室に派遣される予定ではありませんでした。実は1014号室にはすでに先遣隊ともいえるビンセントが派遣されており、ヒュリコフは予想とは違って1014号室に入り込んでしまったというのが正しい言い方になると言われています。そのあたりの経緯について紹介していきます。

ベンジャミン=ホイコーローは自身の部下である私設兵を第2王子から第14王子の元に一人ずつ送り込んでいます。「警備の強化」という事を目的とした善意の申し出のような顔をしていますが、実際には『暗殺』と『情報取集』を目的としています。クラピカが警護しているワブル王子の部屋1014号室にはビンセントという男が送り込まれてきました。

しかし、ビンセントはクラピカとビルという護衛の兵士との戦いに敗れ、暗殺に失敗してしまいました。そのためベンジャミン=ホイコーローから、追加の兵士が送り込まれてくることになります。

ビンセントの代わりに送り込まれてきたのはバビマイナという男でした。ベンジャミン側はクラピカのことをかなり警戒しており、バビマイナは「最重要任務」「命を賭してかかれ」という命令を受けてクラピカの能力を見極めるという任務を持っていました。しかし、バビマイナはベンジャミンから指令に積極的ではなく、クラピカ側に同情するような場面さえ多く見せていました。

そんな中でクラピカは一計を案じます。『王位継承戦』で最も重要な『念能力者探し』に動き出します。それは他の王子の護衛兵に『念を教える』というものでした。この事でバビマイナの計画が狂い始めます。当初の予定ではバビマイナは『クラピカの能力を見抜く』ことが任務でした。

そして見抜いたら『ヒュリコフが暗殺を実行する』という計画でした。しかし、クラピカが他の護衛兵を招いたことでヒュリコフはノーチェックで部屋に入ることが可能になりました。

ここではヒュリコフが1014号室に派遣された理由について見ていきましょう。元々はバビマイナが『クラピカの能力』を見抜いたら、ヒュリコフが1014号室に派遣される予定でした。しかし、クラピカの奇抜な作戦によってヒュリコフは1014号室に派遣されるよりも前に、侵入することが可能になってしまいました。すでにバビマイナがいるにも関わらず、ヒュリコフが1014号室に派遣された理由はいくつか予想されています。

ヒュリコフが1014号室に派遣された理由①は『クラピカを無力化する為』です。どんな念能力を使うかいまだに明かされてないヒュリコフですが、その能力が『敵の念能力を無効化できる』という能力であることが予想されています。バビマイナが情報を収集し、ヒュリコフが無効化するという計画であったと考えると二段階に分けて警備兵を送り込んできた理由も説明できます。

ヒュリコフが1014号室に派遣された理由②は『クラピカとワブルを暗殺する為』です。ヒュリコフは暗殺専門の能力者である可能性も指摘されています。当初は『クラピカとワブルを暗殺する』に送られてくる予定であったと見られており、バビマイナが情報収集する前に思ったよりも早くクラピカと対面したために暗殺に必要な能力の発動条件などを満たしていないと考えるファンもいます。

ヒュリコフが1014号室に派遣された理由③は『バビマイナと協力』です。すでに一人の護衛兵の暗殺が失敗していることとクラピカの優秀さを感じ取ったベンジャミン側は、今回は二人がかりで暗殺を実行すると考えられています。そのために一度に2人送り込むと警戒されるため、時間差でバビマイナとヒュリコフの二人を送り込んだと考える人もいます。

ヒュリコフが1014号室に派遣された理由④は『ベンジャミンへの裏切り』です。かなり少ない可能性ですが、バビマイナとヒュリコフが『ベンジャミンを裏切る』という可能性です。二人は結託してベンジャミンを裏切ろうとしているという可能性もないわけではありません。

バビマイナが派遣された理由について見ていきましょう。クラピカは一人目の暗殺が失敗に終わった後に盗聴されていることを知りながらも、自身を警戒させるように話を聞かせました。この事でクラピカを過剰に警戒したベンジャミンはバビマイナをまずは送り込みました。このバビマイナはかなり誠実な性格のようで分析力にも長けています。そのためクラピカの信頼を得やすく、クラピカの能力にも探りを入れていました。

バビマイナとヒュリコフの関係を見ていきましょう。バビマイナとヒュリコフは同じ部屋に送り込まれるぐらいなので、相性がいいのではないかと考えるファンもいます。しかし、バビマイナはヒュリコフを露骨に嫌っているような様子も見せており二人の関係は良好なものとは言えません。しかし、能力の相性が合っている可能性は否定できないため、戦闘においては二人の関係は有利に働く可能性はあります。

ここではヒュリコフの目的やセリフなどを考察していきましょう。彼は様々な思惑を抱えており、ネット上でもヒュリコフの今後の活躍などを予想する人が続出しています。ヒュリコフのセリフなどから『ある人物』との共通点を指摘する声も多く挙がっています。

ヒュリコフについての考察①は『ヒュリコフの目的』です。ヒュリコフの目的は『クラピカの暗殺』です。ほかの護衛兵は王子を殺すことが目的ですが、ベンジャミンはクラピカを警戒しており、ヒュリコフに『クラピカの暗殺』を指示しました。ヒュリコフは『防衛権（という名の暗殺権限)』を行使する機会を伺っていて、クラピカを常に警戒しています。

ヒュリコフについての考察②は『クラピカとの共闘もある？』です。ヒュリコフにとってクラピカは驚異ですが、彼にとってもっと脅威なのは『未知の人物』がいることです。彼は何者かの能力『サイレントマジョリティー』を脅威に感じており、その点はクラピカと共通しています。そのためこの先クラピカとの共闘もあるのではないかと予想するファンもいます。

ヒュリコフについての考察③は『ヒュリコフの「あの人」のようなセリフ』です。モノローグが多く自信家の一面をのぞかせるヒュリコフですが、あるセリフが『ハンターハンター』ファンに人気の人物に似ていると言われています。それは『ヨークシン編』で登場したクロロに瞬殺された男です。

ヒュリコフが放った「オレだから気付けるくらいの違いだがな」というセリフは、クロロの手刀を見た男のセリフを連想させるため、ヒュリコフも彼同様にかませ犬に終わるのではないかと危惧する声が出ています。

ここからはネットでも大好評を博している漫画『ハンターハンター』の大人気エピソード『暗黒大陸編』で活躍しているヒュリコフに関するネット上の感想や評価を見ていきましょう。様々な予想や考察が白熱している『暗黒大陸編』なので、1014号室で暗躍を続けているヒュリコフに関しても様々な予想や感想、今後の活躍への期待などが挙げられています。

ヒュリコフのことを気にしている人も多くなっています。ヒュリコフは心理戦や分析などを得意としており、『王位継承戦』において重要な存在となっています。ネット上でも『ヒュリコフも気になる』という声や『ヒュリコフのクセが強い』という声など、ヒュリコフの存在を気にしている人の声が多く挙がっています。

ヒュリコフの実力に注目する人も多くいます。ヒュリコフはベンジャミンの信頼もある部下として送り込まれているので、高い戦闘力と念能力を持っていると考えられています。ネット上では『ヒュリコフは結構な実力者のハズ』という声や『ヒュリコフは頭もいいし、念能力も厄介そう』という声などが挙がっています。

ヒュリコフに期待を寄せているファンも多くいます。念能力に詳しかったり、鋭い洞察力を持っていたりと彼の活躍に注目している人も多くいます。その一方でかませ犬という役割に終わるのではないかとも言われており、どちらの意味でも注目の存在となっています。ネット上には『ヒュリコフさんに期待』という声や『ヒュリコフは結構注目の存在だと思う』という声などが挙がっています。

今回は『ハンターハンター』で注目されているヒュリコフの強さと念能力などを紹介してきました。ヒュリコフは様々な注目ポイントを持っており、実力者なのかかませ犬なのかは意見が分かれています。そんなヒュリコフの強さや念能力、活躍などに注目して『ハンターハンター』をお楽しみください。