ドラゴンボールの都市伝説まとめ！あまり知られていない裏設定や豆知識

大人気マンガ「ドラゴンボール」は、七つの玉を全部集めるとどんな願いも叶えてくれるというドラゴンボールと呼ばれる「秘宝」を探す長編アドベンチヤー漫画で、1984年から10年半にわたり「週刊少年ジャンプ」で連載していました。

主人公の孫悟空(孫悟空)を中心に、たくさんの個性あふれるキャラクター達が繰り広げる物語が人気で、漫画だけではなく1986年にはアニメも放映され、日本だけではなく80カ国以上の国でも放映されるほどの人気マンガとなりました。

劇場版アニメやハリウッドでの映画制作もされている「ドラゴンボール」は、連載終了後でも新しいアニメやゲームなどが制作され、日本の漫画界やアニメ界を代表する世界的な作品として知られています。また、「ドラゴンボール」の連載が終了すると、少年ジャンプの発行部数が減少するなど、連載作品の中でも特別影響が大きかったと言われています。今回はそんな人気漫画の、豆知識や雑学などを都市伝説と一緒に紹介していきます。

「ランチ」とは、初期のドラゴンボールに登場する天然キャラの女の子です。黒髪で清楚なイメージの強いキャラクターですが、くしゃみをすると性格が狂暴になり、気性が荒くなるだけではなく髪も金髪になり顔つきまで変わってしまう二重人格の設定です。度々登場していたキャラクターでしたが、いつからか姿を見ることがなくなってしまいました。

ランチが登場しなくなった理由が、「二重人格というキャラ設定」だという都市伝説が出回っています。この「二重人格」という設定が原因で、どこかの障害団体や精神病応援団体からクレームが来たというのです。その他にも、金髪になったランチが銀行強盗をしたり銃を乱射するという描写が問題だったという都市伝説もあります。

「ドラゴンボール都市伝説」の雑学として有名なものに、キャラクターの名前の共通点説があります。特に有名なものとしては「サイヤ人」がありますが、これはサイヤ人の文字を並べ替えて「サイヤ=ヤサイ(野菜)」となります。そすると、「孫悟空(カカロット)=キャロット」「ブロリー=ブロッコリー」「ナッパ=菜っ葉」「ベジータ(ベジタブル)=野菜」というように、名前の共通点として野菜が関係しているのです。

サイヤ人よりも分かりやすいと言われているのが「ギニュー特戦隊」です。「ギニュー=牛乳」をはじめ、「リクーム=クリーム」「バータ=バター」「グルト=ヨーグルト」、もう一人ジースですが、当初は「ジース=ジュース」と噂されていましたが、それだと乳製品繋がりから外れてしまうということで、「ジース=チーズ」という説が有力になりました。このことから、ドラゴンボールのキャラ名には規則性があるとされています。

大人気マンガの「ドラゴンボール」は、長編漫画ということもあり一貫していると分かりずらいということで、有名な「ドラゴンボールZ」のようにタイトルが若干異なっています。そしてこの「Z」には、ただ整理しやすくするためだけではなく、作者のある願いが込められているという都市伝説があります。

この「Z」という字は、アルファベットの最後の文字とされています。つまり、このZという字をタイトルに使うということは、「ドラゴンボールはこのシリーズで最後ですよ」という意思表示であり、隠れメッセージでもあるといわれています。このことから、ファンの間ではもうすぐ終わってしまうと思われていましたが、ドラゴンボールZはシリーズの中でも一番長く放送されていました。

シリーズには、「Z」のほかにも「ドラゴンボールGT」があります。この「GT」に関してはグランド・ツーリング(壮大な旅)やグレート・ツーリング、ギャラクシー・ツーリングなどの略だと公式ではされていますが、作者がレースゲームの「グランツーリスモ」が好きだからとも言われています。また、この「ドラゴンボールGT」が作者非公認で作られたため、「GT=ごめんなさい・鳥山明先生」ではないかという都市伝説もあります。

ドラゴンボールのメインキャラクターである「クリリン」は、セル戦の後、人造人間18号と結婚していることは当然知られている事実です。ですが、クリリンにはそれよりもっと昔に付き合っている彼女がいたことはあまり知られていません。

その彼女というのが、ドラゴンボールＺからアニメオリジナルで登場したキャラで名前は「マロン」といいます。二人は仲が良く、結婚するだろうと思われていましたが、シリーズが人造人間編に入り強敵を目の前にしたクリリンは自信を無くし、その後マロンと別れたと言われています。そして時を経て18号と結婚したのです。

マロンが登場しなくなった理由の一つに、PTAからのクレームがあったといわれています。彼女の自由奔放な性格がPTAの目についたのです。そして、彼女はドラゴンボールのイメージとは合わないとされており消えたといわれています。その他にも、アニメオリジナルのキャラなので、単純に作者の鳥山氏が忘れていただけという説もあります。

悟空とクリリンの師匠でもある「亀仙人」は、ドラゴンボール初期から登場している重要キャラで、いまだに謎が多いキャラとしても有名です。そんな亀仙人にも都市伝説があり、その内容は「ドラゴンボールの物語はすべて亀仙人の夢だった」という説です。

本当の亀仙人は、娘の介護を受けており病弱で寝たきりの生活をしていました。以前は、向かうところ敵なしの武闘家だったので本人が一番ショックを受けているといわれています。そんな亀仙人の楽しみは、夢に出てきた弟子の悟空とクリリンを育て上げることでした。数々の強敵たちも、すべては亀仙人が作り出した想像上の人物なのです。

もう一つ亀仙人の雑学として有名なのが、「亀仙人は浦島太郎だった」という説です。なぜ亀と住んでいるのかというところから、物語の始まりが亀仙人が亀を助けたところから始まったなっているのです。その亀に連れられて竜宮城いき、持って帰った玉手箱を開けて老人になった浦島太郎は亀と喧嘩しましたが、「もう俺は亀仙人だ」と開き直りました。そうして亀仙人が誕生したという都市伝説です。

物語に登場するドラゴンボールを探し集めるために開発された機械「ドラゴンレーダー」。現実でもドラゴンレーダーの開発は成功しており、ドラゴンボールも確かに七つ存在しているようです。ただ物語同様、誰かが七つ集めて願いを叶えては飛び散っていくので、同じ場所にはないようです。いまのところ200年は動きがないようですが、なんと日本にも4つのドラゴンボールが存在しているのです。

日本にも4つあると分かった実在するドラゴンボールですが、おおまかな場所は分かっているようです。それは東京と大阪、そして北海道です。ただ、200年間も見つかっていないので、探し出すのは困難だとされていましたが、東京の下町の飲食店で発見されたという情報が入ったのです。

大騒ぎになったこの件ですが、店主はそれをドラゴンボールだとは知らずにインテリアとして飾っていたようです。これで日本にあるという4つのドラゴンボールうち1つは見つかりましたが、残りの3つを探し出すのはさらに困難だと言われておりいまだに進展がない。という都市伝説です。

ドラゴンボールの主人公でもある悟空と悟飯。二人が親子であることは当然知られている事実ですが、その2人の歳の差についてはあまり知られていないようです。年齢的にも、ごく普通の親子に見えますが、実はこの2人「3歳しか違わない」と言われているのです。

ただ悟飯は、悟空が20歳の時に父との間に生まれており、物語でいえばラディッツ編の少し前ぐらいになります。ということは、「3歳しか違わない」という歳の差説が簡単に証明されてしまいました。ですが、どうやらこの都市伝説には作中での「悟空の死亡歴」が関係しているのではという説がでています。

「ドラゴンボール」の中で、何度か敵に倒されている悟空は、界王様のいる世界で長い期間過ごしていたので、「死んでいる間は歳をとらない」というルールが適応されるようです。そのルールをもとに計算すると、悟空と悟飯の歳の差が「3歳」でもおかしくはありませんし、サイヤ人は若い時期が長いので見た目的にも違和感がないといえます。そうすると、近い将来悟飯が悟空の年齢を追い越す日がやってきてもおかしくはありません。

「ドラゴンボール都市伝説」の中でも、ファンをビックリさせている都市伝説が「悟空と悟飯、実の親子じゃない」説です。あれだけ似てる親子で、アニメでは同じ声優さんが担当しているぐらいなので信憑性の薄い説ですが、誰が悟飯の父親なのかというと、出始め当初はイケメン枠でしたがいつのまにかイジられキャラなっていた「ヤムチャ」だといわれています。火のないところに煙は立たないということで、証拠画像も存在しています。

画像を見てみると確かに悟空よりも共通点が多く、声を除けば悟空よりもヤムチャよりな容姿と言えます。ですが、この都市伝説に対して一番多いのが「ヤムチャの子があんなに強いわけがない」という意見だそうです。「むしろヤムチャが悟飯の真似をしている」など、ヤムチャのいじられっぷりが窺えるこの都市伝説は、ドラゴンボールにしてはある意味怖い裏設定ものだとされています。

ドラゴンボールでは、アニメオリジナル放送回がいくつかありますが、その中でも異様だと言われているのが「指導者教習所」の回です。悟空とピッコロが教習所に通うという話ですが、意外に知らない人も多いようです。そもそも、なぜ悟空とピッコロなのか?舞空術があるのに自動車の必要なのか?など、色々な疑問が飛び交う都市伝説ですが、知っておくと損はしないドラゴンボール雑学と言えます。

冒険やアクションが多いドラゴンボールで、教習所に行くという流れは確かに異様な感じがします。ですが、ドラゴンボールがもともとギャグ主体の漫画であることから、少しの「お遊び」的な感覚でとらえ、激しい展開の後の息抜きだと思えばなかなか面白いという声もあります。

もともと教習所に通うようになった理由は、チチの「せめて車の免許ぐらいとるだ!」から始まっています。ある日、チチが買い物から帰る途中で巨大イノシシに襲われ、何とか無事に帰ったと思ったら悟空たちは修行ばかりで一切家事を手伝ってくれない、そこでキレたチチが悟空に言い放ったのが前述の言葉です。

ピッコロに関しては完全にとばっちりのようですが、この都市伝説でもやたらと服のセンスをダメ出しされているピッコロの方がダメージは大きそうです。そしてこの後、人造人間編がスタートして免許の話題は自然と消えていきましたが、実は、免許の話はこれで終わっていませんでした。

ある日、悟空たちがピクニックをしていると車が横付けされており、チチがクリリンンに「3年がかりで悟空が免許を取ってくれた」と説明していたのです。根気強く免許を取得した悟空もすごいですが、ピッコロのその後が描かれていないため、都市伝説としても謎のままだそうです。

スーパーサイヤ人と言えば、逆立っている金髪が印象的ですが、髪の色を金髪にした理由は「髪の毛をべた塗りするのが面倒くさかったから」だという説がありますが、これについては、作者の鳥山氏が公言していたことなので確かな情報とされています。

意外な理由でビジュアルが完成していたスーパーサイヤ人ですが、もともと一人のアシスタントとドラゴンボールを完成させていたので、少し仕事量を減らしただけなのかもしれませんが、それでもこのクオリティはまさに天才的な職人技です。

ドラゴンボールの単行本の背表紙にも都市伝説が存在しています。ドラゴンボールにはヤジロベーというキャラクターがいるのですが、どういうわけか単行本の背表紙に描かれているキャラクター群の中に、2人描かれているのです。沢山の登場人物の中で、なぜヤジロベーが2人なのか、何か意図するものがあってのことかと噂されていましたが、答えは意外なものでした。

作者の鳥山氏も、集英社もヤジロベーが2人いることに関しては「見落としていた」と素直に認めていたそうです。背表紙には、割と主要だと思われるキャラの姿も見当たりません(天津飯・餃子・トランクスなど)。コミックの中に謝罪のコメントが載っているようですが、傷をつけるのが困難なドラゴンボールに、紐を通して首からぶら下げているヤジロベーはには、なにか隠されたメッセージがあるのではないかと噂されています。

大人気マンガ「ドラゴンボール」には、マボロシの「43巻」があるという都市伝説が存在します。これは、インドネシア版ドラゴンボールと言われており、謎の戦闘服を着たウーブや悟空たちの物語のようです。もちろん、原作者の鳥山氏は全く関係のないもので、インドネシア方が出版したようですが、謎のクリリン風キャラや、幼いベジータと大人ベジータが登場するシーンもあり、怖いもの見たさで注目されていたようです。

アニメオリジナルとして制作された「ドラゴンボールGT」。原作者が物語に携わっていないため、ストーリー構成については賛否両論ですが、最終回に関しては、「意味不明」「スタッフの自己満足」など、厳しい意見が多く出ていたようです。ですが、この最終回の展開は決してアニメスタッフの好き勝手やった結果ではなく、原作者である鳥山氏に対しての深いメッセージが隠されているというのです。

「ドラゴンボールGT」の特徴と言えば、アイテムとしての「ドラゴンボール」に意味を持たせて物語が進んでいくところにあります。原作では、願いをかなえるということに特化した役回りでしたが、GTでは、そこに「使えば使うほど悪いエネルギーが貯まる」という、物語において新しい「存在する」意味を作り出しました。悪いエネルギーが貯まり、それが形となって「邪悪龍」として出てくるのです。

こうして物語は「邪悪龍」との戦いを終えて、最終回に向かっていくのです。が、ここで一番突っ込まれているのが「悟空は死んだ」のかということです。不自然に神龍が現れ、願いを叶えたと思ったら「さあ行くぞ」と言って悟空を連れて行ってしまうのです。別れを告げるように仲間に会いに行ったりと、描写では死んでいるととらえても問題はなさそうですが、もう一つ疑問視されていることがあります。

それは、なぜドラゴンボールが悟空に吸収され同化したのかということです。もともと、漫画「ドラゴンボール」という作品は悟空の物語とされています。つまり、ドラゴンボールと悟空は「一体」であり、終わるときも一緒でなくてはならないという説です。隠れたメッセージというのは、「もう続編を作ることはしません」ということであり、「GT(ごめんなさい鳥山明先生)」に繋がるという壮大な都市伝説です。

今回の記事では、大人気マンガ「ドラゴンボール」の豆知識から怖い裏設定など、ドラゴンボール雑学として活かせそうな都市伝説を紹介していきましたがいかがでしたか?主人公の悟空だけでなく、個性あふれるキャラクターには隠れた秘密がたくさんあります。今回は紹介できなった都市伝説や雑学が、ドラゴンボールには他にもたくさん存在していますので、改めてドラゴンボールを読む際にはそこに注目してみるのはいかがでしょうか。