【銀魂】月詠がかわいいと人気！衝撃的な過去・強さや銀時との関係も考察

銀魂に登場する女性キャラクターの中でも特に人気の高い月詠の過去や名シーン、名セリフについて紹介していく前に、まずは銀魂の作品情報について紹介していきます。

銀魂とは、2004年から2019年までの実に15年間週刊少年ジャンプで連載していた、空知英秋さんによる大人気漫画です。空知英秋さん初の連載作品でありながら、アニメ化、ゲーム化、アニメ映画化、実写映画化までされ一大ブームを巻き起こした大人気作品となりました。しかしながら連載当初はあまり人気が出ず、打ち切りの話も出ていたそうです。ところが徐々に徐々に人気を博し、15年間にもわたる長期連載漫画となりました。

銀魂は2017年に『銀魂』との題名で原作の「紅桜編」を、2018年に『銀魂2 掟は破るためにこそある』との題名で原作の「真選組動乱篇」を実写映画化しています。キャストに豪華俳優陣を迎え、コミカルさとシリアスさを上手く融合させた作品となり漫画原作の実写映画としては成功の部類に収まっています。

「今日から俺は!!」や「勇者ヨシヒコシリーズ」などで知られる福田雄一さんが監督、脚本を務め、主演の銀時役に小栗旬さん、メインキャラクターの1人、新八役に菅田将暉さん、ヒロインの神楽役に橋本環奈さんが抜擢されました。

その他の出演キャストを紹介します。「真選組」の近藤勲役を中村勘九郎さん、土方十四郎役を柳楽優弥さん、沖田総悟役を吉沢亮さん、新八の姉：志村妙役を長澤まさみさんが演じています。また、山田孝之さんがエリザベスの声のみの出演をされるなど、豪華すぎるキャストを起用しているとして大きな話題になりました。

時代設定は江戸時代末期、宇宙から来た「天人（あまんと）」と呼ばれる生物から侵略を受けた地球は天人との戦争を行いましたがそのあまりの強さに幕府が降伏し、天人が我が物顔で街を闊歩する世の中になっていました。そんな時代に育った新八がひょんなことから出会った万事屋の銀時と一緒に仕事をしていく中で、天人の女の子・神楽も仲間入りし、ギャグありシリアスありな展開で繰り広げられる銀時たちの日々を描いたストーリーです。

銀魂に出てくる「月詠（つくよ）」とは、長編シリアス展開の一つ「吉原炎上編」にて登場した吉原を警備している自警団：百華の2代目頭領となる女性です。すらっと長身でスタイルのいい美人でありながら、初代頭領：地雷亜の弟子として鍛え上げられたその腕前は確かなもので、吉原では「死神太夫」と恐れられています。その反面、恋愛ごとには初心で疎く、かわいい表情を見せることもある点が魅力の一つとなっています。

月詠は見た目通り基本的にはクールな性格をしていますが、幼くして吉原に売られた過去から苦労人です。そのため人に寄り添い相手に的確なフォローが上手く、その姿を見た晴太から「吉原一空気の読める女」と呼ばれるほどです。しかし酒には弱い上に酒癖も悪く、度々酒を飲んでは銀時に絡んでいる姿が描かれています。ウイスキーボンボン1つで酔っ払った描写もあったようです。

ここからは月詠の衝撃的な過去について紹介していきます。月詠は幼いころに吉原に売られ、禿（かむろ）として亀吉の元で働いていました。このころはまだ顔に傷はなく、幼さが残るもののすでに美人だと言われています。

禿とは、吉原など遊郭に売られた子供たちを指す言葉で、遊女になるまでに姉さんとなる太夫の身の回りの世話をしながら遊女について学びます。大体6歳から14歳前後の少女を指し、ある程度の年齢になると遊女として吉原で働くことになります。

過去に禿として遊郭に売られたということは、売られる前の生活もかなり貧しかったことが予想できます。また吉原など遊郭は女の戦いの場でもあるため、禿時代の月詠も苦労していました。亀吉についていた月詠ですが、亀吉からご飯を抜かれたり折檻されたりといった意地悪をされていた過去から、きっとこの世に絶望していたことでしょう。

そんな月詠を救い出してくれたのが吉原の遊女：日輪です。過去に月詠を救ったことで日輪にも色々ありましたが、それでもたくさんいる禿の中の1人でしかない自分を救ってくれた恩を返すため、月詠は女であることを捨てて自分の顔に自ら傷をつけ、吉原の自警団として活動することになります。

ここからは月詠の強さについて考察していきます。一つ目は地雷亜譲りの戦闘術を持つことです。禿として吉原にやってきた月詠は日輪に助けられた後、吉原の自警団の初代頭領である地雷亜に戦闘術を叩き込まれます。

その後、自警団・百華の2代目頭領となり夜の街・吉原を守ります。月詠は「死神太夫」との異名で呼ばれていることからも相当な強さを持っていることがわかります。もし月詠が自警団の頭領を降り、吉原を去ったら代わりの防衛費は2億円ほどにもなると言われています。

月詠の強さは戦闘術だけではありません。優れた行動力も月詠の強さの秘訣です。晴太の願いを叶えるために日輪を探しに来た銀時たちの前に敵として登場した月詠ですが、実は日輪を大事に思っている1人であり、表では銀時たちを『吉原に侵入してきた敵』として攻撃しますが裏では『晴太を日輪に会わせたい』と思っていたのでした。そのため、銀時たちと一緒に鳳仙を倒すために行動し始めるのです。

ここまで月詠の衝撃的な過去やその強さについて紹介してきました。ここからはファンの中で「銀月（ぎんつき）」と呼ばれる銀時×月詠のカップリングについて迫っていきます。

前述した通り、月詠は過去に禿として吉原にやってきましたが日輪に救われ、日輪を守るために女を捨て吉原の自警団の頭領として活躍しています。その際に自身の顔に傷をつけているので、その覚悟は相当なものです。しかし、「吉原炎上編」にて銀時と出会ってからは銀時に対し素直になれなくなったり、顔を赤く染めて照れてみたりと傍から見ると銀時に恋心を持っているのではないか？と思われても仕方ないほど態度に出ているのです。

「愛染香篇」にて銀時は惚れ薬を飲んで月詠に惚れてしまいます。その時の月詠に対するセリフがファンの間で「実際に言われてみたい」など、キュンとくると大きな話題になりました。

ファンからしたら今後の銀時と月詠の関係が気になるところではありますが、原作が完結した2019年9月現在公式からこの2人がどうにかなったという話は出ていません。

銀魂はファンの多い作品で、特に主人公である銀時は一番人気のキャラクターですので特定の誰かとカップルになってしまうと炎上してしまう恐れもありますし、銀魂自体が恋愛をベースに置いた漫画でもないため、今後も銀時が誰かとカップルになるという話はされないのではないかと推測されています。

アニメ銀魂で月詠の声優を担当したのは甲斐田裕子さんです。甲斐田裕子さんは1980年1月14日生まれ、神奈川県出身です。元々、洋画の吹き替えの声優を希望して声優となりましたが、アニメ声優としても高い評価を受けたために吹き替え声優としてだけではなくアニメ声優としても活躍されています。また、声優としてだけではなく、シェイクスピアが好きなことから舞台女優としても活躍されています。

それでは甲斐田裕子さんの吹き替え声優としての主な出演作を見ていきましょう。甲斐田裕子さんはアン・ハサウェイを代表に、吹き替え声優として有名な声優です。まずは吹き替え声優としての出演作をアン・ハサウェイの作品から見ていきましょう。

アン・ハサウェイの吹き替え声優としての出演作を紹介します。2002年公開の「プリティ・プリンセス」のミア役、2006年公開の「ブロークバック・マウンテン」のラリーン・ニューサム役、2007年公開の「アン・ハサウェイ/裸の天使」のアリソン・ラング役、2018年公開の「シンクロナイズドモンスター」のグロリア役、2018年公開の「オーシャンズ8」のダフネ・クルーガー役などが挙げられます。

また、アン・ハサウェイの他にもイ・ヨウォンやエミリー・ブラント、オリヴィア・ワイルド、ガル・ガドットなどの吹き替え声優としても活躍されている他、映画だけではなく海外ドラマの吹き替え声優としても多くの作品に携わっています。

それでは次に、甲斐田裕子さんのアニメ声優としての主な出演作を見ていきましょう！「ジーンシャフト」のソフィア・ガルガリン役、「一騎当千」の呂蒙子明役、「怪物王女」のリザ・ワイルドマン役、「とらドラ！」の狩野すみれ役、「機動戦士ガンダムUC RE:0096」のマリーダ・クルス役、「魔法使いの嫁」のアンジェリカ・バーレイ役、「約束のネバーランド」のイザベラ役などがアニメ声優としての主な出演作として挙げられます。

ここからは月詠の名セリフや名シーンをまとめていきます。月詠は「わっち」や「ぬし」などの廓詞を使う、銀魂作中では珍しい話し方をするキャラクターです。そして恋愛ごとには初心でも吉原で幼いころから過ごしてきたため、気づかいやフォローが自然とできる性格をしています。月詠の名セリフや名シーンにはそんな月詠らしさが溢れているのが特徴です。

名セリフ1つ目は「春でも冬でも、わっちはたまにこうして…」です。月詠のファンの中で特に人気の高い「愛染香編」の最後、愛染香による騒動が一段落してこりごりだと話す銀時の傍に来た月詠が言ったセリフです。ジャンプ掲載時は「ぬし」と表記されていたのがコミックスに掲載されると「お前様」に変更されていたそうで、より一層銀時を大切に思っていることが伝わってくると評判の高いセリフです。

名セリフ2つ目は「遊女（おんな）は吉原のために一生を尽くした…」です。若いころに「きっと迎えに来る」と言われ恋人と別れて吉原に入った鈴蘭太夫は、年老いて病に侵され死の間際にいました。この言葉を信じて今もなお吉原に居続ける鈴蘭太夫のために、別れた男性を探しに出る銀時たち万事屋と月詠たち。この「一国傾城編」の中で出たセリフとなります。

名セリフ3つ目は「その花の前では、そんな手練手管も愛し方も愛され方も…」で、このセリフは名セリフ①と同じく「愛染香編」の中で出たセリフです。「愛染香編」に登場する蛍という遊女も、故郷に残してきた好きな男性から「迎えに来る」と言われ信じて待ち続けています。しかし、耐えきれずに「愛染香」といういわゆる惚れ薬に手を出してしまうのが「愛染香編」のストーリーです。

そんな「愛染香編」の主人公：蛍が命を絶とうとしたときに月詠が言ったのがこのセリフです。蛍に優しく説いているようで、まるで自分にも言い聞かせているようなセリフだと、ファンの中では月詠の気持ちを思い胸が苦しくなると言われているセリフです。

ここからは月詠のかわいい名シーンを紹介していきます！まず1つ目は「料理をする月詠」です。日輪がいつも晴太に作る弁当が重箱なため、晴太は恥ずかしがってしまいます。「年頃の晴太が欲しいのは普通の弁当だ」と言い、料理が苦手なのに晴太のために一生懸命な月詠がかわいいと話題になったシーンでした。

月詠のかわいい名シーン2つ目は、「銀時とのハプニング」です。様々なキャラクターでカップリングを楽しむ銀魂ファンは多く存在しますが、銀時と月詠のカップリングが好きなファンも大勢います。作者はそれを見越してのことなのか少年漫画だから取り入れているのかは不明ですが、銀時と月詠のハプニングは銀魂作中にたくさん登場します。そんなハプニングが起こった時の月詠の表情がかわいいとこちらも人気です。

月詠のかわいい名シーン3つ目は、「バレンタイン」です。銀魂のヒロイン：神楽が銀時や新八にバレンタインのチョコを渡したいのになかなか出来ないという相談を受けた月詠も、話の流れから銀時にチョコをプレゼントすることになります。初心な月詠は照れてしまい中々渡すことができませんが、試食でもらったウイスキーボンボンを1つ食べただけで酔っ払い、酒癖の悪い月詠は銀時に絡みながらもチョコレートを渡すことに成功します。

月詠の名シーン4つ目は「吉原炎上編」での活躍です。月詠はかわいいと評判のキャラクターですが、吉原の自警団：百華の頭領にもなるほどの実力者です。「吉原炎上編」での戦闘シーンはかっこいいと評判で、この「吉原炎上編」で月詠は初登場となったためクールでかっこいいキャラクターかと思いきや、銀時の前に出るとかわいい表情が出てくるため、そのギャップが好きだというファンも多くいます。

月詠のかわいい名シーン5つ目は、銀時との「夫婦漫才」です。月詠の師匠である吉原自警団の初代頭領：地雷亜の登場する「紅蜘蛛編」で、月詠と銀時はひょんなことから夫婦としてアジトに潜入することになります。銀時にクナイが刺さっているのに「うちの旦那は100倍強い」と発言したりと、その時の月詠と銀時のやり取りがまるで夫婦漫才のようだと言われている人気のシーンとなります。

月詠のかわいい名シーン6つ目は、名シーン5つ目と同じく「紅蜘蛛編」での月詠となります。「紅蜘蛛編」の首謀者は月詠の師である地雷亜でした。死んだと思われていた地雷亜の登場や、麻薬の密売をしていたことから動揺を隠せずいつものような強さを出せない月詠を銀時が抱くシーンがあり、この時の月詠の見せた弱さや、月詠を抱きしめる銀時がかっこいいと大変な話題になりました。

月詠のかわいい名シーン7つ目は「酔っ払い」姿の月詠です。前述した通り、月詠はお酒に弱く酒癖も悪いため、月詠の周りの人間は月詠にお酒を飲ませないようにしていますが、バレンタイン回の時のように不可抗力でお酒を摂取してしまうことがしばしばあります。酔っ払って絡むのは大抵が銀時であるため、銀時には気を許しているのではないか？などと言われています。

月詠の名シーン8つ目は「男性化した月詠」です。九兵衛が主役となる「男女逆転編」にて男性化した月詠は、同じく男性化した猿飛あやめと共に敵を即座に捕縛しアジトへと案内させるなど、圧倒的な強さと行動力の速さを見せてくれました。通常時の月詠も美人ですが、男性化した際は体格もよくなり美男子な容姿となったため、ときめく女性ファンが続出したそうです。

月詠の過去やかわいいシーンなどを紹介してきました。ここからは月詠に関するTwitter上の感想や評価を紹介していきます！

銀魂におけるカップリングに関するツイートです。作者の空知英秋さんは「銀魂では恋愛を描かない」と明言されていることから、ファンの中でのカップリング予想は多分に繰り広げられていますが、この方は最終回で描かれた各カップルの描写が最高到達点だと語っています。

Twitter上には月詠のコスプレをする方もいらっしゃいました。過去に月詠を救った日輪とは「吉原炎上編」の後も共に過ごすほど仲睦まじい間柄で、最終回も一緒にいる姿が描かれています。

銀魂に登場する男女が逆転した世界になった「男女逆転編」での月詠がかっこいいとのツイートです。女性のままでも月詠は強いキャラクターではありますが、男性になったら体つきもたくましくなったことからときめいた女性ファンもいたようです。月詠以外にも猿飛あやめや神楽、九兵衛も男性化しており、女性化した元男性陣では話を進めることが出来なかったのに颯爽と敵を捕まえるなど、頼りがいのある男性として描かれていました。

「紅蜘蛛編」にて銀時が地雷亜に発言したセリフです。銀時自身も自分の師である松陽を思い出したこともあるでしょうが、地雷亜を信頼していた月詠を想ってのセリフでもあることから「かっこいい！」と話題になりました。

月詠の声優：甲斐田裕子さんに関するツイートです。クールでかわいい月詠の声優は吹き替え声優として実力の高い甲斐田裕子さんだからこそいい！と力説しているファンの方もいらっしゃいました。

ここまで、月詠の過去や強さ、またかわいいシーンやセリフ、担当声優：甲斐田裕子さんについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか？月詠は過去に吉原に売られた経緯から、人生に絶望していたところを日輪に救われ、過去から現在に至るまで日輪を救うために女を捨てて吉原の自警団として活躍してきました。しかし「吉原炎上編」にて銀時に出会い、少しづつ捨てた女を取り戻してきています。

クールな月詠が銀時といるときに出すかわいい表情や照れたしぐさのギャップに惹かれる読者も多く、人気の高いキャラクターの1人なっています。レギュラーキャラ化してからは突っ込みに回ることも多い月詠ですが、天然な部分もあり時にボケに回ることもあります。銀時との関係は明確に描かれないまま銀魂は完結を迎えましたが、漫画やアニメでもう一度月詠のかわいい姿をご覧になってみてはいかがでしょうか？