【ハンターハンター】ヒソカVSクロロ戦を徹底考察!1対1ではなく旅団が加勢?

ハンターハンターの中でもいつか戦う事になるのだろうと予想されており、ついに実際に対峙したのがヒソカとクロロです。ハンターハンターの中でも屈指の難解なバトルになったこの戦いで、実は1対1ではなかったのではないかと考察されています。それも戦いの最中に能力を貸し出していた旅団メンバーのシャルナークとコルトピに能力を返却し共闘したのでは?と考察されているのです。今回はヒソカvsクロロの戦いの考察をまとめて紹介していきます。

【ハンターハンター】ヒソカVSクロロ戦を徹底考察!1対1ではなく旅団が加勢?のイメージ

目次

  1. ヒソカとクロロとは?
  2. ヒソカVSクロロ戦を徹底考察
  3. ヒソカVSクロロ戦は1対1ではなく旅団が加勢?
  4. ヒソカVSクロロ戦でヒソカは死亡した?
  5. ヒソカVSクロロ戦のヒソカの敗因を考察
  6. ヒソカとクロロの声優
  7. ヒソカとクロロに関する感想や評価
  8. ヒソカVSクロロ戦の考察まとめ

ヒソカとクロロとは?

ハンターハンターの作品情報

ヒソカとクロロについて紹介する前に彼らが登場する漫画、ハンターハンターについても簡単に紹介しておきます。

ハンターハンターの概要

ハンターハンターは1998年より集英社の発行する漫画雑誌、週刊少年ジャンプにて連載している漫画です。現在も連載中の作品の中ではワンピースについで2番目に長い連載期間を誇ります。少年漫画にしてはグロい表現が多いながらも作り込まれた世界観やキャラクターが高い人気を誇ります。非常に休載が多い作品でもあり、連載再開がネットで話題になるような作品になっています。

ハンターハンターが面白い最大のポイントになっているのが肉体から溢れ出るオーラと呼ぶ生命エネルギーを操る「念能力」です。基本から応用、さらには実践での活用がキャラクター毎に様々な形で描かれているので念能力バトル漫画としても面白い物語になっています。

ハンターハンターのあらすじ

ハンターハンターは主人公のゴンが、ハンターのカイトと出会った事でそれまで死んだと思っていた父親ジンがハンターとして世界中で活躍しているのを知り、ハンターになって父親であるジンを探す冒険ファンタジーです。プロハンターとして認められる為の試験、ハンター試験から始まり、試験中に出会った暗殺一家出身のキルアとの物語、天空闘技場での戦いへと舞台を変えていきながら成長していく物語でもあります。

ヒソカのプロフィールや実力

ヒソカはゴン達が受験した第287期ハンター試験で初登場した謎の奇術師です。第286期の試験にて気に入らない試験官を半殺しにした結果失格となった過去がありますが、それ以外の過去は一切不明で、奇術師と呼ぶに相応しい独特な髪型、服装、喋り方をしています。性格は快楽殺人癖がある一方で、強者と戦った上で殺す事に至上の喜びを覚える奇人でもあります。ゴンやキルアを気に入り成長を促すと言った側面も持っています。

無類の戦闘狂である一方で、作中では本当の強者と言える相手との戦いはクロロと戦うまで描かれておらず、強さの片鱗を見せるに留まっていました。武器としてトランプを使用する他、念能力者としては変化系の能力者で、オーラをゴムとガムの性質に変化させる「伸縮自在の愛(バンジーガム)」とオーラの質感を変化させ、物体の表面を再現する「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」という2つの能力を持っています。

これら2つの能力はその他に登場している念能力と比較すれば別段珍しくも強くもない能力ですが、ヒソカの持つ天才的な格闘センス、作中でも屈指の頭の回転の早さと組み合わせる事でその能力を120%使いこなしている為、非常に高い戦闘力を誇っています。

クロロのプロフィールや実力

クロロは危険度Aクラスと言われる賞金首集団、幻影旅団の団長であり、他の多くのメンバーと同じく流星街の出身です。身長177cmで体重は68kg、血液型はAB型で左利き、年齢は26歳です。幻影旅団創設時からのリーダーであり、自他ともに認める本好きです。旅団活動時以外は基本的に行方をくらましておりヒソカでも居場所を掴む事が出来ないと言われています。初登場は、ヨークシン編です。

クロロは、暗殺一家であるキルアの父シルバと、祖父のゼノと交戦して結果的に生き残る事が出来る程の格闘センスを持ち合わせています。それらの格闘センスに加えて念能力は特質系能力の「盗賊の極意(スキルハンター)」は他者の念能力を奪って行使出来るというとんでもない能力を持っています。能力に制限や条件こそ多い物の、作中でも複数の能力を組み合わせて使用しています。

またクロロ率いる幻影旅団のメンバーは一癖も二癖もある能力の持ち主が多く、シャルナークの他人を高度に操る能力や、コルトピのコピー能力など扱いやすい能力者が多いのも特徴と言えます。彼らのリーダーとして活動できる事もまたクロロの高い実力とカリスマ性がある事を表していると言えます。

『HUNTER×HUNTER』|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

ヒソカVSクロロ戦を徹底考察

考察①クロロの5つの能力

ヒソカvsクロロ戦において、クロロは5つの能力を併用します。余談ですが、クロロはキメラアント編の裏側でヒソカから逃げ回りながらこれらの能力を集めていました。5つの能力のうち、2つは旅団メンバーであるシャルナークのアンテナを指した相手を操作する「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」とコルトピの左手で触れたものを具現化出来る「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」です。

残りの3つは流星街の長老の能力で左右の手で推した太陽と月の刻印が重なると爆発する「番いの破壊者(サンアンドムーン)」、右手で触れた相手を自分の姿に、左手で触れた相手の姿になる事が出来る「転校生(コンバートハンズ)」、命令は単純ながらも大量の人間を操作できる「人間の証明(オーダースタンプ)」という5つの能力を使用しています。

考察②栞のテーマ(ダブルフェイズ)

上記の5つの念能力はわざわざ集める程かと言える程に個別に見ればシンプルな能力です。しかしクロロはそれまでの戦いでは出来なかった自分の念能力の新技、栞のテーマ(ダブルフェイズ)を習得し能力を組み合わせて使う事が出来るようになっていました。栞は1つだけですが挟み直す事はもちろん可能です。

元々クロロの「盗賊の極意」は使う能力のページを開いている必要がある、つまり瞬間的には1つの能力しか使えないという制約がありましたが、栞を挟む事でその制約を緩和し、同時に能力を使う事が出来るようになりました。また同時に本を開き続けるという制約が無くなった事で体術面でも不利になる点を無くしています。

考察③クロロの戦術

クロロは上記の5つの能力を合わせて使う最適な場として、天空闘技場を戦う場所として指定しています。これは周囲に人間がいると状況で戦えるという他ではなかなか作り出せない状況の為で、天空闘技場で戦う事もクロロの戦術です。クロロの戦術は観客をオーダースタンプで操った上で、サンアンドムーンで人間爆弾へと変化させてヒソカを攻撃するという戦術です。

それだけでも十分強い戦術ですが、ここにコルトピの能力であるギャラリーフェイクが加わると観客の量産が可能になりさらに人間爆弾の数を増やす事が出来ます。同時にクロロ自身はコンバートハンズを使って観客に化け、同時に観客をクロロに化けさせた上でブラックボイスで操る事で防御面でも絶対的有利を作り出しました。

元々キメラアント編の裏側でヒソカに追われ続けていたクロロは、ヒソカを殺す事で決着をつけたかったとファンは考察しています。しかし同時にクロロは別にヒソカの戦闘狂に付き合う必要はありません。能力的にもその能力を最大限活かす場所選びも全てはヒソカを完封して倒す為の戦術だったと言えます。

考察④ヒソカが一体だけ人形を残した理由

ヒソカvsクロロ戦の中でヒソカがクロロが作り出した人形を1体だけ残したシーンの意味が分からないという声が多いです。これはクロロの能力の使用を限定する為です。クロロはダブルフェイズによって1つの能力はページを開かなくても使えますが、それはあくまでも1つだけであり、2つ目の能力はページを開きながら使う必要があります。本のページを開きながらという事は当然両手を使う能力は使用不可能になります。

クロロが使っていた能力のうち、両手が必須なのがコルトピのギャラリーフェイクです。ギャラリーフェイクで増やした観客は同時にオーダースタンプで操作する必要があります。オーダースタンプを使っている限り、ギャラリーフェイクは使えません。操っている人間が0になればオーダースタンプを使い続ける必要はなくなるのでギャラリーフェイクにダブルフェイズを使えば両手が空いてギャラリーフェイクが使えるようになるのです。

考察⑤ヒソカの手が吹き飛んだ理由

ヒソカとクロロの戦いはクロロの戦術によって徐々にヒソカは追い詰められ、左手が爆発されてしまいます。爆発したという事は当然、クロロの持つサンアンドムーンが発動したわけですが、この時ヒソカには刻印がなく、また爆発した生首にも刻印がありませんでした。

しかしこれは単純な話であり、頭と胴が切り離されても、片方が爆発する条件を満たせば両方爆発するというのがサンアンドムーンの効果だったと考察されています。つまりヒソカが武器代わりに持っていた生首の胴体の方に刻印があり、その胴体に対になる刻印が触れた為に爆発、生首も爆発する事になったのです。

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ヒソカVSクロロ戦は1対1ではなく旅団が加勢?

加勢していたといわれる人物①シャルナーク

ヒソカvsクロロの対決に旅団員が火星しているのではないかと言われる理由の1人がシャルナークです。シャルナークはクロロに能力を貸し出していましたが、クロロは自分の意思で相手に能力を返す事が出来るので試合の最中に能力を返却したのではないかと考察されているのです。実際クロロの指示を聞いて動くブラックボイスを持つ左手だけが描写されたシーンも描かれています。

シャルナークのブラックボイスは携帯型のコントローラーで操作しており、基本的には手動で操作するので命令を口にする必要はありません。自動操作も出来ますがそれも携帯型のコントローラーで行います。にも関わらずクロロは指示を口に出しています。この描写からこの左手はシャルナークでありタイマンに見せてシャルナークに能力を返却し共闘していたのではないかと考察されているのです。

加勢していたといわれる人物②コルトピ

シャルナークと比較すれば根拠には乏しいですが、仮にシャルナークと共闘していたのであれば同じくクロロに能力を貸し出していたコルトピも試合中に能力を返却され、クロロと共闘して観客を増やしていたのではないかと考えられています。シャルナークと違い明確な描写はありませんが試合後、ボロボロになったヒソカを見下ろすシャルナーク、マチと共にコルトピの姿も確認でき会場内にいたのは間違い有りません。

またコルトピの能力は発動に両手を使う必要があり、本を片手にしている必要があるクロロのスキルハンターとの相性はよくありません。ダブルフェイズで栞を挟めるとは言ってもその間、他の能力を使えなくなってしまうので、コルトピに能力を返却しコルトピにコピーをさせている、つまり共闘しているのではないかと考察されているのです。

これはコルトピに限った話ではありませんが、旅団が加勢し共闘していればその分、クロロは使う能力を減らす事ができ、ダブルフェイズがあると入っても制約が強めのスキルハンターを余裕を持って使う事が出来ます。様々な能力があるにも関わらず敢えて5つのうち2つも旅団のメンバーから借りたのも共闘を前提にしていたからではないかと考察されているのです。

旅団が共闘していることを富樫先生が否定?

試合後に会場でマチ、シャルナーク、コルトピが姿を見せるなど旅団メンバーとの共闘説が出ているヒソカvsクロロですが、この共闘説がファンの間で考察されているのを知ってか、ハンターハンターの単行本34巻にて、原作者の冨樫先生が異例とも言える「クロロvsヒソカ解説」というコメントを掲載しています。その内容を鵜呑みにするのであれば旅団の共闘説は否定されているような状態です。

ただそれでもファンの考察は留まる事はなく、むしろこうしてわざわざコメントを出した事も含めての演出なのではないかと考察するファンもいるほどです。それらのファンは冨樫先生が敢えてシャルナークやコルトピとの共闘説が考察されるような描写をしたのではないかと考察しているのです。

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ヒソカVSクロロ戦でヒソカは死亡した?

357話でヒソカの死亡が確認された?

ヒソカはクロロとの戦いの最中、左手に続いて右足を失い追い詰められていきます。そこでヒソカが選んだのが身体をギュッと丸め、人間爆弾の人形達を受け止める事でした。ここまでが356話で描かれており、決着がついたと同時にヒソカの生死について物議を醸す事になります。そして翌357話にてリアルなヒソカの死体が描かれる事になるのです。

ヒソカの死体は大爆発したにしては損傷は少ないものの、髪はチリヂリとなり、鼻と唇は削げ落ち、首の皮膚も千切れかかっているような無残な状態でした。シャルナークいわく、ヒソカの肉体がこの状態で済んだのは、爆弾となった人間爆弾が緩衝材の役割を果たした為だそうで、死因は爆発そのものというよりも爆発によって瞬間的に窒息死する状況に至ったようです。

ヒソカは死後の念で生き返った?

生前、旅団メンバーの中では一番交流が深かったであろうマチが、せめて死体を小綺麗にしてやろうと自身のオーラの針を取って近づいた時でした。ヒソカの身体からオーラが発せられ、心臓マッサージを行いヒソカが生き返ったのです。ハンターハンターの重要な要素である念には特にその思いが強いと死後にその念がより深い執念としてその場に残るという性質があります。ヒソカはこのバンジーガムの力に死後の念を込めたのでした。

もちろんヒソカにとってもリスクがある荒業であった事は間違いありませんが、実際、クロロとの試合中にもサンアンドムーンが死後の念として残り続けた為にヒソカは追い詰められているのでヒソカの天才的な閃きによって実現した生き返りだったと言えます。

ハンターハンターでは生き返りはあり得る?

死んでから生き返るという手法は一歩間違えばご都合主義的にも見えます。ヒソカはハンターハンターの中でも人気キャラクターですし、殺してしまえばその後登場させる事が出来なくなるので生きている事のメリットは大きいはずです。これまでもハンターハンターでは転生というような形でそのまま生き返ったとは言えないものの死んだキャラクターが復活する例などが登場しています。

元々ハンターハンターで「死後に念が強くなる」という設定自体はヨークシン編の時点で登場していました。クラピカがクロロの念能力を封じた際に、旅団メンバーがクラピカを殺すのではなく除念の方法を模索したのはこの死後の念の概念があったからです。ただヒソカが自ら蘇生出来た最大の理由はヒソカの念能力がガムとゴムの両方の性質を持つバンジーガムだった影響が強いです。

バンジーガムは粘着性と共に強い伸縮性能を誇ります。ヒソカはこのバンジーガムを自身の心臓にまとわせる事で死後に強く伸縮させ無理矢理心臓を動かして生き返ったのです。この方法は間違いなくヒソカにしか出来ない方法であり、念能力者なら誰でも出来るというわけではない点には注意が必要です。

富樫先生はキャラを死なせる気だった?

ハンターハンターの作者冨樫先生は過去にクラピカと幻影旅団の戦いの行く末について質問された際に「全員死にます」と答えた事があります。またヒソカvsクロロの戦いが収録された34巻の巻末では「一番やりたかったのは旅団の誰かを殺させる事だった」とも答えており必要とあれば例え人気キャラクターであっても冨樫先生はキャラクターを死なせる事に躊躇いがないという事が伺えます。

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ヒソカVSクロロ戦のヒソカの敗因を考察

敗因①番の破壊者(サンアンドムーン)の認識

念能力者同士のバトルにおいて相手の使う念能力について把握する過程というのはハンターハンターのバトルの面白いポイントですが、ヒソカvsクロロの戦いにおいて、ヒソカが誤った認識をした事が敗因の1つになっています。間違えたのはサンアンドムーンの認識です。サンアンドムーンは死後の念として強く残り、コルトピのギャラリーフェイクで用意されたコピーであっても消えないという性質を持ちました。

ただこの能力2つの組み合わせによる副次効果に関しては読み間違えても当然です。この性質は念能力で生み出したコピーにサンアンドムーンの刻印を付与出来る状況でしか発生しないので、おそらくですが、元々のサンアンドムーンの持ち主も把握していなかった使い方である事が伺えます。1人で複数の念能力を使えるクロロだからこそ発生した状況なのです。

敗因②クロロの体術

念能力以外でヒソカが予想外だったと思われるのがクロロの体術です。ヒソカは自分の体術についても絶対的な自信を持っていますが、そんなヒソカの能力をフル動員してもクロロにスキルハンターの本を落とさせる事が出来ませんでした。クロロのスキルハンターは強力な分そちらに目が言ってしまいがちですが、その制約の1つである本を開いていないといけないという条件をクロロは自らの体術を持ってクリアしているのです。

仮にヒソカがクロロが旅団メンバーとの共闘を頭の片隅で考慮していたとしても細身ながらも身長が高いヒソカに対してクロロは体格面では劣っています。言ってしまえば念能力を除けばヒソカはクロロが他の者と共闘せずに単独だったとしても勝てないのです。そんなクロロ相手に体術で負けるという事をヒソカは考慮しなかった、それが敗因の1つでした。

敗因③天空闘技場という環境

天空闘技場で戦った、ヒソカとクロロですが、この場所を指定したのはクロロです。ヒソカはクロロと戦えるならどこでも良いと考えていましたが、ヒソカにとって天空闘技場は最悪の場所でした。1つは単純に観客が多いのでオーダースタンプで操れる人数が多い事ですが、もう1つの理由は、その観客のほぼ全員がヒソカの事を知っている事にありました。

ゴンとキルアが天空闘技場に挑んだ時にも描かれているようにヒソカは天空闘技場のフロアマスターであり天空闘技場という場所においてはかなりの有名人です。だからこそクロロが使ったオーダースタンプの命令が「ヒソカを殺せ」であっても操った相手はヒソカに向かう事が出来ました。クロロの戦い方において天空闘技場以上に自分のメリットを最大限に活かせる場所はなかったとも言えます。

加えていえば、観客が多いという事は能力を借りていたシャルナーク、コルトピを含む旅団メンバーとの共闘が疑われる事になったように味方を潜ませる事も出来るという事です。実際共闘したかどうかは別にしても会場には旅団メンバーのうち、マチ、シャルナーク、コルトピが来ていた事を考えると、周囲に味方を配置しておけるという事もヒソカの敗因を高める要因と言えます。

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ヒソカとクロロの声優

ハンターハンターのアニメはこれまでにパイロット版に始まり、日本アニメーション制作版、マッドハウス制作版と制作会社を変えて複数回に渡ってアニメ化されています。ここからはこれまでにヒソカとクロロの声優を務めた声優さんを紹介していきます。

ヒソカの声優

ハンターハンター初めての映像化となったパイロット版はゴンの旅立ちが映像化された内容でハンター試験の本会場手前までの内容なのでヒソカは登場しておらず、ヒソカが初登場したのは日本アニメーション版からです。日本アニメーション版では高橋広樹さんが、マッドハウス版では浪川大輔さんがそれぞれに声優を務めています。

ヒソカの声優①高橋広樹

高橋広樹さんは1994年にデビューした声優さんです。デビュー作は「マクロス7」で以降はアニメはもちろん吹き替え声優としても活躍するようになります。声優デビューと同時に俳優としてもデビューしている他、2003年からは「謎の新ユニットSTA☆MEN」のメンバーの1人として音楽活動も行っています。

これまでの出演作としては、「遊戯王デュエルモンスターズ」の城之内克也役、「テニスの王子様」の菊丸英二役、「ボンバーマンジェッターズ」のマイティ役及びMAX/ゼロ役、「金色のガッシュベル!!」のパルコ役、「スクールランブル」の播磨拳児役、「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」の内海洋貴役、「あんさんぶるスターズ」の斎宮宗などがあります。

ヒソカの声優②浪川大輔

マッドハウス版にてヒソカの声優を務めた浪川大輔さんは1985年にデビューした声優さんです。2005年からは俳優として、2010年からは歌手としても活動しています。幼少期から劇団に所属し主に吹き替え声優の子役として活動していました。主に少年役から青年役を演じる事が多く、長い経験によって得た技術により、大人になった今でも少年役を演じる事ができる声優さんでもあります。

これまで浪川大輔さんが出演した代表的な作品としては「テニスの王子様」の鳳長太郎役、「MAJOR」のギブソンJr役、「フェアリーテイル」のジェラール役、「ルパン三世」の石川五エ門役(2代目)、「ポケットモンスター」のロトム役、「Fate/Zero」のウェイバー役、「ペルソナ4」の鳴上悠役、「君に届け」の風早翔太役、「ヘタリア」のイタリア役、「ハイキュー」の及川徹役などがあります。

クロロの声優

幻影旅団の名称こそ比較的序盤から登場していたものの、本人が登場したのはヨークシン編からである事からクロロが登場したのも日本アニメーション版からです。日本アニメーション版では永野善一さんが、マッドハウス版では宮野真守さんが声優を務めています。

クロロの声優①永野善一

永野善一さんは1990年代から活躍する声優さんです。渋く低い声が特徴的な声優さんで、中年以降の男性や悪役を演じる機会が多く、メインキャラを演じる事は少ないもののバイプレイヤーとして実に多くの作品に声優として参加しています。ハンターハンターにはクロロ役の他、サダソ役としても出演していました。

クロロの声優②宮野真守

宮野真守さんは声優としては2001年にデビューした声優さんです。元々は小学生時代から子役として俳優として活動していましたが高校3年生で声優としてデビューして以来、声優をメインに活躍しています。声優がメインとなってからも俳優としてテニスの王子様のミュージカルに出演したり、歌手としても活動しています。

宮野真守さんがこれまで演じたキャラクターとしては「アイシールド21」の桜庭春人役、「DEATH NOTE」の夜神月役、「機動戦士ガンダムOO」の刹那・F・セイエイ役、「ソウルイーター」のキッド役、「弱虫ペダル」の葦木場拓斗役、「血界戦線」のドク・ハマー役、「文豪ストレイドッグス」の太宰治役、「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」のラインハルト役などがあります。

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ヒソカとクロロに関する感想や評価

ここからは既にハンターハンターのヒソカvsクロロ戦を見た人の考察や感想を紹介していきます。シャルナークやコルトピとの共闘説が唱えられているクロロですが、そこまで万全の警戒、準備を重ねた上で戦うクロロに対して、常に上から目線でロクな準備もしていないヒソカが勝てるわけないとクロロの戦術に関してはかなり肯定的な考察・感想が多くなっています。

そもそもクロロからしてみればヒソカのような戦闘狂に合わせてタイマンをする必要もなく、使えるものはなんでも使ってヒソカを止める、その為に有効なのがシャルナークやコルトピとの共闘だったと考える人が多くなっています。

ただ同時に元々自分の能力ではない5つもの能力を複合させて使いこなし戦う場所に自分に圧倒的有利となる天空闘技場を選んだりとクロロ自身を評価する声も多くなっています。バトルが難解だと言われるようになったのもその能力の複合故ではありますが、とにかくクロロがすごいのは分かったという声も多いです。

クロロが高く評価される一方でヒソカが弱かったという声は基本的に見られません。クロロがシャルナークやコルトピとの共闘も含めてここまで用意周到にして完封する事を選んだ相手というだけで十分に評価に値しますし、ヒソカが弱く見えたのはクロロがヒソカの能力を理解した上で封じるようにたちな割っていたからという声も多いのです。

元々ヒソカがクロロとの戦いを望みその為に行動していた事はずっと描かれていましたが、クラピカによって念能力が封じられたり、除念師を探したりと活動こそ描かれていたものの、実現するとはファンによる考察でも思われておらず、単純に本編でヒソカとクロロが戦った事が嬉しかったという声も多くなっています。

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ヒソカVSクロロ戦の考察まとめ

ヒソカとクロロはハンターハンターの中でもかなりの強者として描かれているキャラクターであり、ヒソカがクロロと戦う為に行動しているのは早い段階から描かれ続けてきたのでどっちが強いのかという考察はずっと行われてきました。その考察の裏にはおそらく本編では実現しないと思われていた為ですが、ヒソカvsクロロの戦いは本編で描かれる事になったのです。

戦いの内容だけ見れば難解ながらもクロロがヒソカを完封できる状況を作り出し、戦いを有利に進めて勝った戦いといえます。シャルナークやコルトピに能力を借り、また会場にシャルナークもコルトピもいた事もあって共闘説も唱えられていますがそれも含めてクロロの人望を含めた実力だったと考える事が出来ます。

いずれにしてもヒソカvsクロロの戦いはそれまで強者だと言われ続けてきたキャラクター同士のぶつかり合いであり、ハンターハンターでも屈指の勝負です。まだ視聴していないという人はそれまでの経緯も確認しながら視聴してみてはいかがでしょうか?

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