ハンターハンター・ヒソカVSクロロ!因縁の対決ついに決着?

HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)に登場する人気キャラクター、ヒソカと幻影旅団団長クロロの対決について解説、考察をしています。また、HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)の魅力、ヒソカとクロロの能力などについても考察しています。

ハンターハンター・ヒソカVSクロロ!因縁の対決ついに決着?のイメージ

目次

  1. ハンターハンターとは
  2. 「ハンターハンター」ヒソカとは
  3. 「ハンターハンター」クロロとは
  4. 「ハンターハンター」ヒソカとクロロの対決
  5. 「ハンターハンター」ヒソカとクロロ、互いの能力をフルに使った対決
  6. 「ハンターハンター」ヒソカとクロロの勝負の決着は
  7. 「ハンターハンター」奇術師ヒソカの奇策
  8. 「ハンターハンター」幻影旅団の団員の死亡
  9. 「ハンターハンター」ヒソカはなぜマチを殺さなかったか?
  10. 「ハンターハンター」ヒソカ復活後のクロロと旅団
  11. 「ハンターハンター」今後のヒソカとクロロ
  12. 「ハンターハンター」ヒソカとクロロの決着はまだついていない

ハンターハンターとは

HUNTER×HUNTER(ハンターハンター)は、週刊少年ジャンプで1998年に連載開始されて以来、休載を繰り返しながらも現在まで連載されている少年漫画です。主人公、ゴンが父親を捜すため父と同じくハンターとなり様々な冒険を繰り広げていく王道少年漫画的ストーリーでありながら、意外性のある展開や緊張感のあるバトルで読者を飽きさせず、数多い休載にも関わらず根強い人気があります。

「ハンターハンター」ヒソカとは

「ハンターハンター」ヒソカの概要

ヒソカは、ハンターハンター原作1巻にて初登場、それ以降の章でも必ず1回は登場しているほどで、いずれも物語において重要な役割を果たしており、最早メインキャラの一人と言っても過言ではありません。全3回行われたハンターハンター人気投票でも常に7位以内をキープしており、多くのファンがいるハンターハンターの中でも人気キャラクターです。

「ハンターハンター」ヒソカの性格

ヒソカと言えば、ハンター試験編で受験者や偽試験官を何の迷いもなく殺害する狂人ぷり、強さが印象的です。「危険な敵」というポジションでありながら、時には主人公、ゴンを助け、ハンター試験通過の助けとなったこともあるなど、ハンターハンターという漫画を盛り上げるキーキャラクターとして活躍しています。また、自身のことを「気まぐれで嘘つき」と呼称する通り、謎が多く不思議な魅力のある人物です。

何よりも特徴的なのが、クロロなどの強さを持つ相手やゴンなどの将来性のある相手(ヒソカ曰く「青い果実」)を前にすると興奮してしまうことでしょう。ハンターハンターでの衝撃はもちろん、のちにそれを表現したヒソカの体の一部が光るフィギュアが発売され、ハンターハンターファンとフィギュア原型師に困惑と笑いを与えました。

「ハンターハンター」ヒソカの声優

1999年より放送されたハンターハンター旧アニメでは、ヒソカ役を高橋広樹さんが担当されました。テニスの王子様の菊丸英二役などの元気なキャラから、ヘタリアの日本役などの落ち着いたキャラまで幅広く演じられています。ヒソカを演じた時の狂気的で変態的な演技は素晴らしいもので、視聴者にヒソカと言うキャラを強く印象付けた、ハマり役だったと言えるでしょう。

2011年より放送されたハンターハンター新アニメでは浪川大輔さんがヒソカ役を担当されています。ハイキュー!!の及川徹役やペルソナ4の鳴上悠役など、様々な有名アニメで活躍されており、日本一忙しい声優とも言われています。ヒソカ役を演じた際は、旧アニメに比べ低音で格好いい、イケメンなどのイメージの強い演技をされておりヒソカの強さを強調した演技は高橋広樹さんが演じたヒソカとはまた違った魅力を生み出しました。

「ハンターハンター」ヒソカの能力

ヒソカの念能力はヒソカのオーラをガムとゴム、両方の性質を持つものに変化させる「伸縮自在の愛(バンジーガム)」と、ヒソカのオーラを様々な質感に変化させ、偽装などに利用できる「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」の二つあります。尖った性能がなく、様々な状況に対応できる万能な強さを持つ念能力と言えます。ちなみにどちらもヒソカが子どもの頃に好きだったお菓子が由来になっているそうです。

「ハンターハンター」クロロとは

「ハンターハンター」クロロの概要

クロロ、本名クロロ=ルシルフルは、原作8巻で初登場した「幻影旅団」の団長です。幻影旅団、通称「クモ」は、メインキャラの一人であるクラピカの同胞を皆殺しにするほどの強さを持つ盗賊集団で、盗みだけでなく殺しや稀に慈善事業も行う組織です。団長のクロロを「頭」とし、残り12人の「足」からなる13人の集団で、ヒソカも一時的に身を置いていました。

「ハンターハンター」クロロの性格

ヒソカも掴み所のない人物ですが、クロロはさらに謎が多いです。幻影旅団のためなら自分が死んでも構わないと言った発言をしていたり、ゴンになぜ関係ない人を殺せるのか問われた際は「関係ないからじゃないか?」と平然と答えたりと自分や他人の命に執着しないように思えますが、幻影旅団の仲間が死んだ際はレクイエムを送り、幻影旅団の団員たちからの信頼も厚いなど、冷徹ながら人を惹きつけるカリスマ性を持っています。

そのカリスマ性は幻影旅団の団員たちだけでなく読者も惹きつける魅力があり、出番はそう多くないもののハンターハンター人気投票でも8位以内をキープしています。

「ハンターハンター」クロロの声優

1999年より放送されたハンターハンター旧アニメでは、永野善一さんがクロロ役を担当されました。脇役やナレーションでの活躍の多い声優さんで、落ち着いていて爽やかな声質が髪を下した好青年風のクロロに合っており、その強さを表現した演技も人気でした。

2011年より放送されたハンターハンター新アニメでは、宮野真守さんがクロロ役を担当されました。DEATH NOTEの夜神月役やポケットモンスターベストウィッシュのデント役など、様々な役を演じられている声優さんで、その演技力によるクロロの冷静さ、カリスマ性、そして少しのお茶目さが含まれた演技は素晴らしいものでした。

「ハンターハンター」クロロの能力

クロロの能力は、相手の念能力を盗む「盗賊の極意(スキルハンター)」です。専用の本に念能力を保存し、本を右手に持ちそのページを開くことで念能力を使用できるようになるもので、理論上すべての念能力を使える能力となっており、ファンの間で最強と名高い強さを持っています。ただし制約は厳しく、1時間以内に相手の能力を見てそれについて質疑応答し、相手の手と本の手形を合わせるという過程をすべてこなす必要があります。

使用時はその能力のページを開き、右手に持つ必要があるはずでしたが、改良により栞を挟むことで本を閉じても能力を使用可能、別のページを開くことで2つの能力を同時に使えることとなり、強さに磨きがかかり、応用の幅が広い念能力となりました。

今まで盗んだ多種多様な能力を使えるクロロですが、作中ではネオンの念能力である「天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)」を盗み、団員の未来を占うことで幻影旅団全滅という最悪の結果を避ける、「密室遊漁(インドアフィッシュ)」で相手を殺さず動きを封じることで、念能力の元の持ち主が死ぬと盗んだ能力も使用できなくなる欠点を補うなどの活用を見せました。

「ハンターハンター」ヒソカとクロロの対決

「ハンターハンター」ついに描かれたヒソカとクロロのタイマン勝負

ハンターハンター原作34巻にて、ついにヒソカとクロロの対決が描かれました。元々ヒソカはクロロと戦うため幻影旅団に入ったほど一対一の対決を熱望していましたが、クラピカによってクロロの念が封印されたことで長いことお預けされていました。念願叶ってタイマンとなったのですが、これがハンターハンターの中でも屈指の名勝負となり、話題を呼びました。

「追われるのも正直面倒になってきた」と若干雑なクロロではありますが、手を抜くつもりはないようで「死ぬまでやろう」と宣言し、始まった今回の対決ですが、クロロは開幕早々シャルナークの念能力である「携帯する他人の運命(ブラックボイス)」を使用します。それによりヒソカは自分との対決のため、能力を揃えてきたのだと確信します。

「ハンターハンター」「バトル」であり「ダンス」でもある対決

ジャブ程度の攻撃後、クロロは唐突に自身の「盗賊の極意(スキルハンター)」に付随する新たな能力である「栞のテーマ(ダブルフェイス)」について解説し、さらには盗んだ能力のことまで説明し始めます。

舐めているのかと問うヒソカに対し、「後出しはしない」「ただの殺し合いだからこそ闘い方は大事だろう?」と自身の美学を語ります。本気の殺し合いをしたいヒソカとしては、納得のいかない様子ではありますが、それでも「戦は舞」「息を合わせないとね」とクロロのやり方に合わせることになります。

ハンターハンターでも殺人狂と呼ばれるヒソカとクロロですが、それぞれ拘りと美学を持って戦っていることが伺えるやりとりです。

「ハンターハンター」ヒソカとクロロ、互いの能力をフルに使った対決

ハンターハンター幻影旅団のコルトピの能力「神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)」を利用した自在に動く観客の人形による人海戦術にヒソカは苦戦を強いられます。ですがヒソカも「伸縮自在の愛(バンジーガム)」のゴムの力を利用し、逃げる観客を弾として使い、さらには隙を見てクロロにガムをつけ引き寄せるなどヒソカらしい多彩な戦術を見せます。

「ハンターハンター」ヒソカとクロロの勝負の決着は

結局勝負はクロロの勝利で決着しました。お互いに念能力を活かし、互いの強さをフルに活用した戦いでしたが、最終的に観客とそのコピーに群がられ、爆発と酸欠によりヒソカは死亡してしまいます。長年のハンターハンターファンにとって印象深いキャラクターであったヒソカの死と今回の決着は多くの衝撃を与えました。

「ハンターハンター」奇術師ヒソカの奇策

クロロとの決着の末、死亡したヒソカですが、それで終わる奇術師ではありませんでした。死の間際に使用した、死亡後に効果を発揮する念により復活し、タイマンのはずが他の幻影旅団の団員との共闘であったことを知り、どこで誰と会っても、旅団は殺すと宣言します。この意外性のある突飛な行動も、ヒソカの強さの一つと言えるでしょう。

「ハンターハンター」幻影旅団の団員の死亡

その直後、団長に念能力を盗まれていたコルトピとシャルナークが成すすべなくヒソカに敗北、殺害されてしまいます。どちらもヨークシン編で活躍を見せていたキャラクターで、特にシャルナークはGI編での頭脳派としての活躍、蟻編での念能力の強さ、そしてその容姿からハンターハンターでも人気の高いキャラクターだったため、今回のあまりにもあっさりとした死に様は、ハンターハンターファンに衝撃を与えました。

「ハンターハンター」ヒソカはなぜマチを殺さなかったか?

ヒソカが復活した際、マチはすぐ近くにおりヒソカに拘束されます。この時マチを殺すことは簡単だったはずですが、あえてヒソカの意思をクロロに伝えるメッセンジャーとして生かされます。ですが、ヒソカは以前からマチに好意を示しており、ファンからは「マチが好きだから殺せなかった」「マチに追いかけてもらいたくて生かした」などの考察も上がっており、クロロだけでなくこの二人の今後も期待されています。

マチの方もヒソカ復活の瞬間に立ち会っており、復活前にトドメを刺す選択もできたはずです。驚愕していたこともありますが、ヒソカの死体を見て目を閉じてあげたり、潰れてしまった顔を整えようとしたり、クロロの徐念に協力したことへ礼を述べたりなど、多少なりともヒソカへの感謝と情があったことが伺えます。シャルナークに優しいと評価されていることから、自らトドメを刺すことに多少の躊躇いがあったのかもしれません。

「ハンターハンター」ヒソカ復活後のクロロと旅団

ヒソカとの決着後、次の仕事として盗みを行う予定だった旅団ですが、マチからの伝言とシャルナークたちの念能力が使えなくなったことにより、二人がヒソカに殺されたことを悟ります。幻影旅団は非情な殺人集団ではありますが、団員同士の結束は固く、今回ヒソカに二人もの団員が殺されたことには全員が怒りを隠せない様子です。いつも冷静沈着なクロロも画像のように怒りを隠せない様子で、ヒソカを探すことに集中しています。

「ハンターハンター」なぜクロロはヒソカの復活を許したか

決着後、クロロ自身がヒソカの死亡を確認に行っていれば防げた事態だったというのもあり、クロロの怒りはヒソカだけでなく、自分自身に向けられているようにも見えます。もちろん団員を信頼しての行動だったのでしょうが、クロロの判断によって大切な団員を失ったのも事実です。クロロが入念な準備を行っていたとはいえ、大したケガもなく勝利したことも油断に繋がったのかもしれません。

「ハンターハンター」今後のヒソカとクロロ

船の中にヒソカが潜んでいると考えたクロロは団員たちに捜索、殺害を命じます。クロロが見つければ再度対決、決着となるでしょうが、その前に他の団員たちに見つかり、対決になることも十分に考えられます。

残っている団員の中には蟻編で圧倒的強さを見せたフェイタンや能力が明らかになったフィンクス、ボノレノフなどの強敵もおり、ヒソカと対決になればまた熱い対決を見せてくれるでしょう。

「ハンターハンター」ゾルディック家も登場なるか

現在旅団にヒソカの代わりとしてカルトが入団していること、ヒソカとクロロの対決でイルミの針と思われるものが登場したこと、イルミ自身がヒソカやクロロと関わりのあることなどから、今後ゾルディック家が絡んでくるのではないかとも考察されています。ゼノやシルバは以前クロロと対決しており、こちらもファンに人気の熱い戦いだったことから、これからストーリーに関わってくることも十分考えられます。

「ハンターハンター」クラピカと幻影旅団の再戦も?

さらに新章であるハンターハンター暗黒大陸編では、メインキャラの一人であり、幻影旅団との因縁を持つクラピカも登場しています。一時はヒソカと協力関係にあったこともあり、彼と幻影旅団、ヒソカがどう絡んでくるのか、幻影旅団との因縁に決着がつくか、今後も見逃せない展開となるでしょう。

「ハンターハンター」ヒソカとクロロの決着はまだついていない

結局クロロはヒソカとの対決に乗り気ではなく、手を抜いた結果団員二名を失う損失を受けました。一方ヒソカはクロロの能力を間近で確認したことで情報が増え、有利になったと言えるでしょう。ヒソカとクロロの決着はまだついていないと言え、ハンターハンターの今後の展開と再戦による真の決着にハンターハンターファンからの期待が高まっています。

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