2019年05月28日公開
2022年11月09日更新
【ハンターハンター】クロロの除念はいつされた?念能力復活までの経緯を考察
ハンターハンターのクロロの除念がいつされたのかに迫ります!ハンターハンターで幻影旅団の団長であるクロロは、クラピカによって除念され、団長の座を奪われてしまいました。そんなクロロがいつ除念されたのかが気になっている方が多いのではないでしょうか?クロロが除念され、念能力が復活するまでの間にはヒソカや除念師の助けがありました。ハンターハンターのクロロが使う念能力の説明も含めて、クロロの念能力が復活するまでの経緯や、いつ除念されたのかについて詳しく解説していきます!
目次
クロロが登場するハンターハンターとは?
ハンターハンターの作品情報
ハンターハンターは富樫義博さんが、週刊少年ジャンプで1998年14号から連載している漫画作品です。ハンターハンターは2006年ころから不定期連載となっており、2019年4月時点でコミックスが36巻まで発行されています。ハンターハンターは累計発行部数が約7200万部にもあがる、とても人気のある漫画となっています。
ハンターハンターの概要
ハンターハンターは漫画の他にアニメ、ゲーム、小説や映画、舞台などにもなりました。またハンターハンターは「ハンター」「ハンハン」「ハンタ」「H×H」のように略して呼ばれることもあります。ハンターハンターの本編にて「9月1日ヨークシンシティで」という言葉があったことから、pixivでは9月1日にこの作品が投稿される割合が多くなっています。
ハンターハンターのあらすじ
主人公のゴン=フリークスはクジラ島に住んでいて、昔から両親がいませんでした。父親はゴンが誕生して間もなく死んだとされていましたが、実は生きていることが判明します。ゴンに父親のことを教えてくれたのはハンター・カイトです。
カイトはゴンを巨獣から救っており、ゴンの父親ジンを知っていました。ジンの弟子だったカイトは、ゴンの父親が偉大なハンターであることを教えてくれます。ゴンは自分もハンターになって父と再会したいと思い、母ミトに話をつけて、ハンター試験を受けに行くことになりました。
ハンターハンターの特徴
ハンターハンターは少年漫画にありがちな善悪で判断する価値観だけでなく、いろいろなキャラクターの価値観を見せてくれるところに特徴があります。とくに人間が抱える暗い闇の部分が描かれることも多いハンターハンター。
主人公たちだけでなく、敵や脇キャラクターの感情も丁寧に描かれるので、敵味方ともに感情移入することができます。十人十色のキャラクターが様々な人間関係を見せてくれるので、人間心理の多様な側面が楽しめます。また富樫義博さんの独特な発想や、物語の面白さもハンターハンターの魅力です。
クロロとは?
クロロのキャラ設定
ハンターハンターには悪い盗賊のグループの幻影旅団がいて、この団長をしているのがクロロです。クロロは黒髪でオールバックの髪型をしていますが、たまに前髪をたらしている事もあります。クロロのモデルは日本のバンドL'Arc~en~Cieのhydeだといわれています。
クロロのプロフィール
出典: https://festy.jp
ハンターハンターのクロロは26歳で、177㎝という高身長の男性です。体重は68㎏で細身の体格をしており、流星街が故郷となっています。クロロが使う念能力は盗賊の極意(スキルハンター)で、能力は特質系の系統に当たります。
クロロは幻影旅団のメンバーと力比べをしており、13人のうち7番目の腕力を誇ります。アニメのハンターハンターでクロロの声優をつとめた人は2人います。1999年に放送されたフジテレビ版では永野善一さん、2011年からの日本テレビ版では宮野真守さんがクロロの声優を担当しています。
クロロの性格
出典: https://festy.jp
クロロはとてもクールな性格をしており、知識が豊富なキャラクターです。本を読むことが好きなので、普段から何かしら読書をしていることがあります。クロロは幻影旅団の団長だけあって、仲間を率いる統率力があり、リーダーシップに優れています。自分を犠牲にしてでも旅団のために尽くす、利他的な性格もあります。仲間のためなら死んでもかまわないというクロロは、仲間思いのキャラクターです。
センチメンタルな性質があるクロロですが、実は冷酷な面も持ち合わせています。例えば相手を刃物で突き刺すような拷問を見ても、まったく動じないサイコパス的な性格をしているのです。そのためクロロはハンターハンターで殺人中毒者と呼ばれたこともあります。クロロは仲間思いの面もあると同時に、人を殺すことに執着のない冷徹さもある人物です。
クロロの除念はいつされた?復活までの経緯
除念日の巻数
ハンターハンターでクロロの除念日に関するエピソードが、コミックスの何巻めにあたるかについて見ていきます。2000年9月上旬に連載されていたハンターハンターの物語で、クロロは東へ向けて旅に出ました。そして除念が復活したあたりまでの物語をコミックスの巻数で見ると、16巻から22巻となります。このコミックス巻数の間でクロロの除念に関するエピソードが描かれています。
経緯①能力と団長の地位を奪われる
クロロはクラピカに、除念の能力と、幻影旅団の団長の地位を奪われることになります。クラピカは緋の眼に仲間を殺されており、その復讐のためもあって幻影旅団を追跡していました。クロロと出会ったクラピカは復讐の念で誕生した能力を使い、クロロに制約をたてました。
クラピカは除念を使うか、幻影旅団の誰かに触れると死ぬことになるという、誓約をクロロに与えたのです。このためクロロは除念と団長の座を失い、一人で旅に出る事になったのです。
経緯②能力復活のヒントを得る
ハンターハンターでゴン一行は、父親捜しのためにフィンクスという旅団と合流することになりました。フィンクスはゴンに除念師の存在については話さず、秘密にしていました。除念師は念にかかった者を解除することができるので、クロロを救えることになります。除念師がいれば、クロロの除念が復活する可能性があるということです。
経緯③旅に出る
除念師は除念の復活のために欠かせないものだったので、クロロは除念師を探しはじめています。また天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)という詩に掲載されていた言葉に影響を受けたクロロは、東へ向けて旅をしました。天使の自動筆記の詩には、「東にいけば、待ち人にあえる」と書かれていました。クロロは除念師に出会えると思って東へ向かったのです。
経緯④グリードアイランドに到着
ハンターハンターでクロロが東に向かうと、そこにはグリードアイランドがありました。グリードアイランドとは、ゴンの父親のジンが仲間と協力して作成したゲームのことです。ゲームをプレイする人が発をすると、ゲームで舞台となる現実世界へ、ランダムに飛ばされるというルールが働いています。グリードアイランドには自分にかけられた念を解いてくれる、除念師がいることをクロロは知りました。
経緯⑤除念師の捜索をヒソカに依頼
ハンターハンターでクロロは除念師を探すため、ヒソカに手伝ってもらおうと依頼を出しました。ヒソカに依頼を出したかわりに、クロロはヒソカと戦うという条件を出しています。ヒソカはクロロと戦いたかったので、嬉しい駆け引きでした。ヒソカはクロロと戦いたくて、幻影旅団に入っていたのです。
経緯⑥レイザーとのスポーツ対決
ここからハンターハンターのコミックス17巻、157話から160話での話が元になります。2001年2月ころに連載されていたハンターハンターの内容です。この時期ゴンたちのチームはゴレイヌと同盟を果たします。そしてレイザーとスポーツ試合に挑むことになりました。ゴンは試合に向けて、ヒソカをチームに招きました。ヒソカは快くゴンのチームに参加してくれます。
さらにゴンたちはツェズゲラチームとも同盟を果たしました。ここでゴン一行は、スポーツの練習に1週間ほど取り組み始めます。このためゴンやキルアは1週間、ヒソカと共同生活をすることになります。ヒソカと一緒に生活するのはゴンやキルアにとって、刺激的な体験となりました。
経緯⑦除念師を発見
ハンターハンターでゴン一行はレイザーとドッジボールの試合に挑みました。勝利したゴンチームですが、ゲンスルーに不満をだかれてにらまれてしまいます。ゲンスルーの不機嫌をくい止めるためにツェズゲラがおとりになり、3週間ほど時間をかせいでくれました。幻影旅団はついに除念師のアベンガネを見つけます。アベンガネとの対面のことはヒソカに告げられています。
こうしてアベンガネとヒソカとの交渉が始まりました。幻影旅団は、いくらでもお金なら用意できるという条件で、交渉にいどみました。この出来事があった数週間の後、バッテラの奥さんが死んでしまいます。
経緯⑧アベンガネ合流
ハンターハンターでアベンガネと合流するエピソードは、コミックス17巻の174話から182話にかけて描かれました。時期的にいつかというと、2001年3月下旬に当たります。このころ、ツェズゲラと交わした約束から数えて26日が経過していました。そしてゴンチームはゲンスルーたちと試合を始めます。コミックスの18巻になると除念師のアベンガネはかけられたカウントダウンの能力を解除して、念獣から解放されています。
経緯⑨除念の依頼
アベンガネは除念師であり、いつもバッテラに使われてゲームをしているハンターでもあります。アベンガネはハメ組みチームに入ってゲームに取り組んでいました。このゲームをしている最中にアベンガネは除念の依頼を受けています。除念を依頼されたアベンガネには、相当な額の報酬が支払われることになっていたようです。アベンガネは具現化を行うタイプの能力を持ちます。
そして森の中で儀式のようなことをして、除念をします。アベンガネは森に生息する者に念を与えることで、念獣を誕生させました。念獣は、念の強度で体格が変化し、除念を使っている間はいつまでも効力が続きます。
経緯⑩住念能力復活
ハンターハンターでクロロはヒソカに助けてもらったり占いを活用したことで、ついに念の能力を取り戻すことができました。クロロの除念が復活する旅の過程は、いつの時点の話も漫画であまり描かれません。ハンターハンターではキャラクターの重要場面でも、あえて本編で描かないという演出をすることがあります。
クロロの除念が復活する場面は描かれていませんが、物語のなかでキャラクターたちはいつも成すべきことをなして成長していたのです。
経緯⑪ヒソカ対クロロの戦い
ここからハンターハンターのコミックス22巻、229話の展開にうつります。この時期、クロロとヒソカは、天空闘技場で戦いをすることになります。結果的にクロロがヒソカに勝つのですが、実は幻影旅団が裏で力をかしていたことが判明しました。この事実に怒ったヒソカは、幻影旅団のメンバーと喧嘩を始めてしまいます。ヒソカが旅団と喧嘩をしている時点で、グリードアイランド編から数えて4か月の月日が経過していました。
経緯⑫旅団対ザザン様の戦い
ハンターハンターのコミックス22巻、時期的には7月上旬から中旬にかけて、幻影旅団はサザン様と戦っています。そして流星街にてフィンクス一行はついにサザン様に勝利することになりました。
クロロの念能力は復活していない?
初めは除念できなかった
ハンターハンターで、実はクロロは除念が復活していなかったという説があります。ヒソカとクロロが戦った証拠がないことから上の説は出てきました。クロロにかけられた念を解除してくれたのは、除念師のアベンガネです。ヒソカは幻影旅団と共に、クロロの除念復活に関わっています。
ヒソカは除念復活のために協力してくれたお礼として、クロロと戦うことになってました。しかしクロロとヒソカが戦った場面が描かれていないので、両者が戦闘したかどうかが分かりません。このような状況から実はクロロの除念は復活していないのではという考察となっています。
除念できたが除獣がいる説
クロロの除念の復活はできたけど、いつも念獣がついているので、戦闘ができない状況にあるという説も存在します。もしクロロの除念が復活していれば、クロロはヒソカといつ戦っていてもおかしくありません。しかしクロロとヒソカが戦った証拠がありません。クロロにいつも念獣がついていて戦えないために、両者は戦闘をしなかったという考察がされています。
その他の除念師
ハンターハンターにはアベンガネのほかにも除念師がいます。それはキメラアントの兵隊であるヒナの事です。以下の項目より、ヒナに関して書いていきます。
ヒナ
ヒナはレオル師団長の補佐で、除念師でもあります。ヒナは見た目が少女のようですが、実は男以上に強力な腕力を持っています。ヒナは明朗な性格で、面白いところがあります。しかし状況によって変わり身の変化が激しいので、周りからげんきんと思われることもあるようです。ヒナはまだ人間のときは、ジャイロの元でいつも部下として働いていました。またヒナの除念師としての系統は分からないようです。
クロロの念能力
能力①盗賊の極意
クロロの盗賊の極意(スキルハンター)は、他人の念能力を盗んで、自分自身が使用する技です。盗んだ相手から手に入れた能力は、いつでも盗賊の極意という本に封じられます。クロロに盗まれて盗賊の極意に封じられた能力は、相手方が使えなくなってしまいます。
能力②栞のテーマ
栞のテーマはクロロが暗黒大陸編で見せた、新しい念の能力です。この念能力は、栞を呼び出して盗賊の極意の本にしおりのようにしてはさみます。そしてはさまれたページにある能力が、本をとじたままいつでも自由に使えるようになります。
本にはさまれたページと本が開かれたページにある2つの能力を一緒に使用することもできます。盗賊の極意はクロロが片手を使用できなくなる弱みがありました。しかし栞のテーマのおかげで、この弱点が解消されています。
能力③不思議で便利な大風呂敷
ハンターハンターでクロロが使う、不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)は、陰獣である梟から盗みとった能力です。不思議で便利な大風呂敷を使うと布が具現化されます。布を何かに覆いかけると、その対象物を小さくしてしまう能力があります。対象物を縮小する能力はモノの大小を問わず、生物にでも無生物にでも効力を発揮します。
能力④密室遊魚
密室遊魚(インドアフィッシュ)を使うと、念魚を現実によびだせます。念魚は密閉された部屋でしか生きられません。肉食の念魚は痛みを感じなければ出血もしないので、いつまでも不死身な存在です。部屋の密閉状態が崩れると念魚は消えてしまいます。
能力⑤天使の自動筆記
ハンターハンターに登場するノストラード組というマフィアグループの組長には娘がいます。この娘から盗んだ能力が天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)です。この能力は自動書記で四行詩を書き、相手の未来を予知することが出来ます。しかしハンターハンターの最新話では、本から天使の自動筆記が消えているので、使えなくなっているようです。
能力⑥人間の証明
人間の証明(オーダースタンプ)を使うと、念で作られたハンコウが具現化されます。そしてハンコウを人形に押すことで、その対象物を操作できるようになる能力です。人間のコピーとなったコピー人形は自由に操れるのですが、死んだ人や生物には効果がありません。
人間をコピーした人形に対してこの能力をつかうと、人形ごとに指示の受けとり方が異なるという特徴があります。人形の首を切ることで、能力の効果もスタンプも停止します。
能力⑦番いの破壊者
番いの破壊者(サンアンドムーン)は流星街に住んでいる老人から盗んだ念の能力です。左手の甲に太陽を表すプラスの刻印、右手の甲に月を表すマイナスの刻印ができ、この刻印を触れさせると爆発します。相手に3秒から5秒ほど触れていると、爆発の攻撃力をさらに高めることが出来ます。この刻印を一度押されてしまうと、本を閉じていても爆発が起こるまで刻印が残り続けます。
能力⑧神の左手悪魔の右手
神の左手悪魔の右手(ギャラリーフェイク)はコルトピが使う具現化系の念能力です。神の左手悪魔の右手で死んだ人間をコピーするとコピー人形が作れます。人間の証明や番いの破壊者の能力と一緒に使うことで、自由に操れる人間型の爆弾になります。
能力⑨携帯する他人の運命
出典: https://buyee.jp
携帯する他人の運命(ブラックボイス)はシャルナークが使う操作系の念能力で、アンテナと携帯はセットで持っています。人間の証明以上に難しい操作が出来るので、一緒に使うと威力を発揮します。アンテナを相手に突き刺すと戦いが決するくらいの破壊力があるので、相手からしたら危険な能力となっています。
クロロに関する感想や評価は?
『HUNTER×HUNTER』第352話感想 クロロの新念能力がどんどん明らかに…!?熱い、熱いなこの戦いは…(ネタバレあり) https://t.co/bBlRZBUMLG
— だい@なんだかおもしろい (@nandakaomo) May 9, 2016
クロロに関するツイッターの感想で、クラピカやクロロの顔がかわいいという意見がありました。クロロはオールバックだったり、前髪を下ろしていたりするので外見の印象は変わりますが、顔の造形はかわいく見えるようです。またクロロの横顔がかっこいいという感想もありました。ほかにはヒソカとクロロの戦いが熱くて気になったという感想もあります。
クロロって好きですってチョコ渡されたら嬉しいとかじゃなく人間とは面白いなっていう感想持ちそう
— taro (@_umetya) February 1, 2018
しかしだんだんヒソカの勝利が濃厚になるにつれて、悲しさを感じた人がいます。クロロが好きなので、ヒソカに勝ってほしい気持ちの表れかもしれません。クロロは相手から能力を奪うことができるので、クロロの新能力が明らかになっていくのが楽しみだという感想もありました。
HH新刊お久しぶりですありがとうございます👊(感謝の正拳突き)
— KOTO (@KOTO15_) June 26, 2017
感想をざっとまとめて描きたいので、土曜か日曜に34巻のネタバレします
クロロがこんないっぱい出るなんて…最高 pic.twitter.com/ejyLXtk3EZ
クロロはかわいいキャラクターなので、ツイッターでは外見の魅力が語られることが多いようです。またクロロとヒソカとの熱戦が記憶に残っている読者が多いことも分かりました。
クロロの除念日や復活の経緯まとめ
出典: https://festy.jp
ここまでクロロがいつ除念されたのかや、念能力の復活の過程について見てきました。クロロはクラピカのために幻影旅団の団長の座や、除念をされてしまいました。いつか自分の念能力を復活させようと思い、クロロは旅をしています。いつか会えるとクロロが求めていた除念師との出会いもあって、念能力が復活しました。
クロロは幻影旅団の団長に返り咲いたので、今後もハンターハンターで活躍してくれることでしょう。この記事を参考にいつ除念が復活したのかというクロロの過去を知って、今後のハンターハンターをより楽しんでいってください。