【ハンターハンター】ヂートゥの強さや念能力は？登場シーンや声優まとめ

大人気漫画ハンターハンターについて解説していきます。今回は特にその中でもヂートゥというキャラクターに焦点を当ててみます。まずは漫画が人気でアニメ化もされたハンターハンターについて紹介していきましょう。

ハンターハンターは、冨樫義博という人の作品です。代表作には、幽遊白書などがあります。週刊少年ジャンプにて連載をしており、ジャンプ黄金時代と言われた時代から活躍する漫画家です。奥さんは竹内直子さんで、あのセーラームーンを描いていた人です。

ハンターハンターの連載開始は、1998年でありながらも現在も連載が続いている大きな理由は作品の内容が面白くて人気があるだけではなく、作品の休載が非常に多いからです。2006年は4回ほどしか連載していません。

最近ではハンターハンターは10週連続掲載というイベントのようなものまでしています。通常の漫画では週間連載するのは当然なのですが、ハンターハンターにおいて10週連続掲載というのはそれほど異例のことなのです。また、基本的に休載期間は約1年間ほどです。

しかし、ここまで休載をしていてもファンが離れずにいるのはその内容が非常に面白いからに他なりません。ハンターハンターが連載を開始するとジャンプの売り上げ数が異常なほどに伸びるという噂まであります。また、ハンターハンターのすごいところは時系列に矛盾が生じないというところです。

実はハンターハンターの作者である冨樫義博さんは、漫画では絶対に使われないはずなのに全キャラクターの行動をリストにしているのです。例えば、漫画では今主人公であるゴンがヒソカという敵と戦っている時に、同じくゴンの仲間のレオリオは今大学受験中などのリストを作っているのです。

この情報は漫画の中では絶対に触れられないものなのですが、このリストのおかげで後付けのような実はあの時こんなことをしていたのだということがなくなるのです。矛盾がなくなり読者を納得させることができるのです。また、これにより伏線を回収しやすくなっているのです。

ハンターハンターの世界には、念能力という特殊な力が存在します。作中ではこのことを、霊を祓う人などのような特別な力もそれに近いと表現されています。ハンターハンターは、この念能力を使うことで敵と戦うバトル漫画です。ゴンの宿敵であるヒソカも、今回紹介するヂートゥも念能力を持っています。

さて、ハンターハンターには大きな物語の区分がされています。その1つにキメラアント編というものがあります。ヂートゥはそのキメラアント編で登場します。キメラアントという特殊な生き物が人間を狩っているため、ハンターであるゴンが、友人のキルア、先輩のカイトと共に討伐をする話しです。

ハンターハンターにおいてキメラアント編は非常に人気の高いシリーズです。その理由の1つが、個性豊かなキャラクターがたくさん登場するからです。ヂートゥもその1人です。また、非常に戦闘能力の高い護衛軍とモウラなど中堅から上級クラスのハンターとのバトルも見所と言えます。

そして、ハンターハンターの影の主役と言っても過言ではない、幻影旅団が登場します。今回はフェイタンやボノレノフといった謎に包まれていたメンバーの念能力が明らかになることもあり、更に人気が高まっています。迫力ある戦闘シーンから、王が人間の感情を理解する涙するシーンまで盛りだくさんです。

ハンターハンターに登場するキメラアントとは、第一級隔離指定種に認定されている非常に凶暴な蟻と作中で紹介されています。キメラアントには特殊な階級があり、王・女王が頂点でその下に直属護衛軍、師団長、兵隊長、戦闘兵、雑務兵となっています。

元々は、魚や虫などを捕食していた女王でしたが、ひょんなことから人間を捕食することになります。元々キメラアントは、女王が産む子供が兵隊として働きます。その過程で今まで摂取してきた餌のハイブリッドが産まれます。

つまり、例えば、カニとライオンの混合されたキメラアントが誕生したりする可能性もあるのです。そこで人間を餌として摂取した女王は、かなりの栄養価が高いことに気づき、部下たちに大量の人間を餌として献上するように命じるのです。

偶然にもキメラアントは人間の中でも更なる栄養価のある念能力を持つ人間を餌として摂取することがありました。彼らは念能力を持つ人間を「レアモノ」と名付けます。直属護衛軍や、王はこの「レアモノ」の栄養素をふんだんに取り入れられて産まれてくるため、師団長とは比べ物にならないくらい強いのです。

ヂートゥとは、そんなキメラアントの中で役職は師団長に値します。言葉を話せることから人間が混同されていると推測されます。また、その姿形からチーターも混同されていると推測されます。脚力に絶対の自信をもっており、陽気で単純な性格をしています。

師団長という役職であり、部下がいるのですが、元々が肉食動物ということと、本人の性格が自分勝手な性格をしているため、蟻としての仕事は不真面目でした。師団長でありながら部下の仕事ぶりも把握していないほどです。本人は能天気で全く気にしていない様子です。

ヂートゥの強さは、実は念能力が無くても強いとファンの中では言われています。そもそも師団長のクラスなので、下の階級よりも強いことが窺えます。しかし、師団長だから必ずしも強いとは限りません。同じ師団長にメレオロンというキャラがいます。

師団長メレオロンは、カメレオンのキメラアントなのですが、本人曰く、戦闘能力は皆無であり、雑務兵にもやられると本人が言っています。つまり、師団長だから強いというわけではないということがわかります。

それでは師団長ヂートゥは念能力を持っていない状態でどれ程強いのでしょうか？まず特筆すべきはその脚力です。丸腰でありながら銃弾を軽くかわしているシーンが描かれています。この速さだけでもかなり強いということがわかります。

更に付け加えれば、チーター特有の強力な顎の力です。獲物を一噛みで仕留めるその力は最強と言えます。自慢の脚力からの蹴りでも、野生の力とも言える顎の一撃でも十分に戦えるキメラアントと言えます。

ヂートゥを他のキャラと比較してみます。キメラアント編では様々な師団長が登場しますが、その中でも戦闘シーンが描写されているのは少ないです。例えば、レオルというライオンのキメラアントはモウラと戦います。その戦いで敗れますがほぼ互角の戦いをします。

一方のヂートゥはそのモウラにやられてしまいます。このことを考えると、ヂートゥはレオルよりも弱いと判断できます。また、ザザンというサソリの師団長キメラアントは、幻影旅団の一員であるフェイタンと最初まで互角で戦っていました。これはおそらくレオルよりも強い結果と言えます。これにより、ヂートゥは師団長の中では3番目に強い可能性があります。

それでは、師団長ヂートゥの念能力とはどんなものがあるのでしょうか？例えば、ゴンの念能力はジャジャンケンという名前で、念をこめた拳にじゃんけんのグーチョキパーをそれぞれ与えた能力になっています。実はヂートゥはモウラとの勝負に負けてから別の能力を習得しています。

最初に登場した時は、シュートとナックルの攻撃を自慢の脚力でかわしながら2人をタコ殴りにしています。しかしながら、ナックルにそんなパンチは何万発くらっても倒れないと言われてしまいます。実際に2人へのダメージはほぼ0に近いようです。

そこでヂートゥは直属護衛軍の1人であるシャウから念能力を習得させてもらいます。ナックルとシュートが狙いでしたが、途中で出会ったモウラとのバトルでその念能力を披露します。その能力は、相手を念で作りだした絶対に脱出も侵入も不可能な空間に閉じ込めます。その空間の中で鬼ごっこをするというものです。

具体的には、ヂートゥが敵に触れることで能力が発動します。これにより敵と自分が念空間に閉じ込められます。念空間はサバンナのような広大な敷地です。中央に巨大な砂時計が設置してあり、これをヂートゥがひっくり返すことで鬼ごっこがスタートします。砂時計の時間は8時間で、敵が鬼です。

ヂートゥが鬼に捕まれば二度とこの能力を使うことはできなくなります。8時間以内に鬼がヂートゥを捕まえられなければ、何かしらのペナルティが相手に与えられます。この念能力の名前は紹介されていません。また、モウラとの戦いの最中に、ヂートゥは更なる能力を手に入れます。それは、鬼ごっこの最中に鬼に触れることなく攻撃ができるものです。

ヂートゥの右腕にボウガンとかぎ爪のついたクロウを出すという能力です。しかしながら、モウラに自分の足よりも遅いものを能力にしても意味がないと言われ、自分の念能力の使い方が間違っていたことを知ることになります。モウラに敗れたヂートゥはこの念能力を二度と使えなくなりますが、シャウにより新しい能力を授かります。

新しい念能力の名前は、紋露戦苦です。モンローウォークと読みます。キルアの祖父であるゼノに試そうとしますが、キルアの父のシルバによって瞬殺されてしまい、その能力は不明です。ヂートゥの念能力に関しては、その全容が分かっていないというのが一般的に認知されていることです。

師団長ヂートゥには大きな3つの登場シーンがあります。その1つ目がモウラとの戦いのシーンです。ヂートゥ1番の見せ場となります。前述した鬼ごっこの念能力を使用した戦いです。このバトルで敗れてもヂートゥは命を落とすことなく逃走します。

ヂートゥの登場シーンの2つ目は、逃亡シーンです。モウラとのバトルに敗れたヂートゥは、新たな念能力を得るために逃亡しますが、その逃げる際にモウラに「シャウから新しい念能力をもらう」と言い、シャウの存在をバラしてしまいます。モウラから扱いやすい存在だと思われてしまうのです。

ヂートゥの登場シーンの3つ目は、シルバに瞬殺されるシーンです。紋露戦苦という新しい念能力を手に入れたヂートゥはモウラを探している最中にゼノに遭遇します。ゼノでこの新しい念能力を試そうとしたところ、空から降りてきたシルバに潰されて瞬殺されてしまうのです。

師団長ヂートゥの声優は、高城元気という人です。高城元気さんは、高い声が特徴で温厚で優しい人物を演じることが多い声優さんです。また、少年の声を担当することも多いので、明るくて少し子供っぽいヂートゥの声を演じるのにぴったりの声優さんと言えます。

高城元気は、1980年10月4日生まれです。高城元気さんは、神奈川県出身であり、相性はモッキ―です。ファンも多く声優の中では中堅クラスの声優に入ります。これからの活躍に期待される声優さんです。

声優高城元気さんの他の出演作には、主な作品に犬夜叉の弥勒という人物の幼少期の声を担当していた時期があります。その他にもうえきの法則の足立駿夫や、テレビゲームテイルズシリーズの、カイウスというキャラクターを演じています。

ヂートゥに関する評価などは実に様々な意見があり、これだけを見てもヂートゥがハンターハンターの中でも人気のあるキャラだったのだとわかります。ただし、その強さに関しては、やはり頭脳が足りないという意見が多く、そこまで強くないイメージが多いようです。

また、ヂートゥにはやはり謎が残されており、例えば「最初の念能力の名前は何だったのか」とか、「8時間以内にヂートゥを捕まえられなかったらどうなるのか」や、「モンローウォークとはどんな能力なのか」などの謎が残され、様々な憶測も呼んでいます。

結果的にあっさりと倒されてしまったヂートゥですが、ファンが多いことで再び作中に登場して欲しいという声もたくさん上がっています。すでに倒されているため残念ながら再び登場するということはありませんが、ファンが多い非常に人気の高いキャラだと分ります。

いかがでしたか？ハンターハンターに登場するキャラ、ヂートゥについて解説してきました。師団長でありながら自由奔放に生きる姿が非常に人気でした。また、担当する声優さんについても紹介してきました。今回の記事を参考にハンターハンターを読み直したりDVDを借りてみてはいかがですか？