【進撃の巨人】エレンの寿命は残りどれくらい?九つの巨人の継承者は寿命13年?

『進撃の巨人』の22巻では、エレン・イェーガーの父グリシャの手記から、九つの巨人の寿命が13年であることが判明しました。九つの巨人の力は強大なものですが、力を得た人物の寿命は短命になってしまうというリスクがあるのです。ここでは、主人公のエレンの寿命は残りあとどのくらいあるのか、これまでのストーリーとあわせて紹介します。また、短命の原因である「ユミルの呪い」についても解説しています。

【進撃の巨人】エレンの寿命は残りどれくらい?九つの巨人の継承者は寿命13年?のイメージ

目次

  1. エレンは進撃の巨人の主人公
  2. エレンの寿命は残りどれくらい?
  3. エレン達九つの巨人の継承者は寿命13年?
  4. エレンが受けたユミルの呪い
  5. エレンとミカサの今後は?
  6. エレンンの寿命に関する感想や評価は?
  7. エレンの寿命は残りどれくらい?まとめ

エレンは進撃の巨人の主人公

進撃の巨人の作品情報

エレン・イェーガーは『進撃の巨人』に登場する人物です。ここでは、エレンの寿命やその原因となる「ユミルの呪い」について解説する前に、『進撃の巨人』に関する作品情報を紹介します。

進撃の巨人の概要

『進撃の巨人』は諫山創による少年漫画です。漫画のジャンルはダークファンタジーで、別冊少年マガジンで2009年から連載されています。『進撃の巨人』は2019年4月時点で累計8000万部を突破している大ヒット漫画で、アニメ化や映画化などもされています。スピンオフ作品も多く、『進撃!巨人中学校』や『悔いなき選択』などはアニメ化までされています。

進撃の巨人のあらすじ

『進撃の巨人』は、巨人と人間の戦いを描いた作品です。100年間人々を守り続けてきた壁が破壊され、主人公のエレンは母親を目の前で巨人に捕食されてしまいます。巨人の駆逐を誓ったエレンは、巨人と長きにわたる戦いを始めることになります。

エレンのプロフィール

エレン・イェーガーは黒髪で灰色の瞳の色を持つ男の子です。アニメ版では茶髪で翠色の瞳をしています。初登場時は10歳、訓練兵入団時は12歳、訓練兵卒業時は15歳でした。そして現在は19歳になっています。身長は訓練兵卒業時で170cm、現在は183cmです。誕生日は3月30日で、シガンシナ区で生まれました。

エレンは九つの巨人のうち、始祖の巨人と進撃の巨人と戦槌の巨人の3つの巨人を所有しています。父親は医者のグリシャ・イェーガー、母親はカルラ・イェーガーです。始祖の巨人と進撃の巨人の能力は元々グリシャが持っており、エレンが巨人化してグリシャを食べたことで2つの九つの巨人の力を継承することができました。

マーレ襲撃時に戦槌の巨人と戦闘に勝ち、戦槌の巨人を捕食したことでその能力も使えるようになりました。同じ104期生の同期であるミカサ・アッカーマンとアルミン・アルレルトとは幼馴染です。

TVアニメ「進撃の巨人」Season 3

エレンの寿命は残りどれくらい?

エレンの残りの寿命は?

『進撃の巨人』の22巻では、九つの巨人の力を持つ者の寿命が13年であることが分かりました。寿命が13年というのは、13歳までしか生きられないというわけではありません。九つの巨人の力を継承した年から13年しか生きられなくなるということです。エレンはいつ九つの巨人の力を継承したのかというと、845年にシガンシナ区が超大型巨人によって襲撃を受けた時です。

845年はグリシャがクルーガーから進撃の巨人を継承してちょうど13年が経つ年でもありました。まずはエレンが、どのような経緯で進撃の巨人を継承したのかを説明します。845年、グリシャは巨人の襲撃を聞きつけてフリーダの元へ向かいました。始祖の巨人の力を持つフリーダなら巨人からの襲撃を止める事ができると思ったからです。

しかし、フリーダは始祖の巨人の「不戦の契り」によって戦いませんでした。また、巨人の襲撃でエルディアが滅んでも構わないという思考を持っていました。元々医者をしていたグリシャは、例え相手が始祖の巨人であっても殺すことができませんでした。しかし「未来の継承者の記憶」を見たグリシャは、ここで殺さなければならないと未来のエレンに言われ、やむなく始祖の巨人を捕食することになります。

その後始祖の巨人を継承したグリシャはロッド・レイスだけを残し、それ以外のレイス家の人々を抹殺しました。そしてエレンが避難した場所までやってきます。グリシャはエレンを連れて森の中に入り、エレンに脊髄液を注射しました。そしてエレンに自分を捕食させたのです。こうしてエレンは進撃の巨人と始祖の巨人の2つを継承しました。そして九つの巨人に寿命があると分かったのはそれから5年後のことです。

この時点でエレンの寿命は残り8年しか残されていませんでした。その後エレンは、進撃の巨人の本来の力に気づき、マーレへ潜伏してジークへ接触します。そしてヴィリーの演説中にマーレを襲撃して、戦槌の巨人を継承したのがその4年後のことです。つまり、初めて九つの巨人の能力を得てから現在まで9年が経っており、寿命は残り4年しかないということになります。

エレンの寿命が長くない理由

エレンの寿命が残りわずかしかないのには理由があります。それは、九つの巨人を継承しているからです。九つの巨人を継承すると「ユミルの呪い」によって13年間しか生きられなくなってしまいます。エレンは845年に進撃の巨人と始祖の巨人を継承し、それから9年後の854年に戦鎚の巨人を継承しています。継承した年月はバラバラですが、寿命は一番最初に継承した年から13年です。

つまりエレンが一番最初に九つの巨人を継承したのは845年の10歳の頃でした。そのため、19歳になった現在の残りの寿命はあと4年ということになるのです。

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エレン達九つの巨人の継承者は寿命13年?

九つの巨人とは?

九つの巨人は、始祖ユミルの持つ巨人の力を九つに分けた巨人たちのことをいいます。ヴィリーの演説やこれまで作中に登場した伝承によると、1870年頃、ユミル・フリッツという女性が大地の悪魔と契約して膨大な力を得ます。ユミルはその力を使って、文明の発展に大きく影響を与えました。九つの巨人は、このユミルの膨大な力を九つに分けた力をそれぞれ持っています。

九つの巨人には、始祖の巨人、超大型巨人、女型の巨人、鎧の巨人、獣の巨人、顎の巨人、車力の巨人、戦鎚の巨人、進撃の巨人が存在し、それぞれの巨人の能力は違います。始祖の巨人は全ての巨人を操ることができます。超大型巨人は巨大な体で大地を蹂躙し、蒸気の爆発を起こします。女型の巨人は走るのが早く、格闘技を得意とします。鎧の巨人は全身鎧に包まれており、防御を得意とします。

顎の巨人は顎と爪の攻撃が強く、巨人の水晶体でも砕くことができます。車力の巨人は四足歩行で武器を背負う事ができます。戦鎚の巨人は日の当たらない地下から攻撃をすることができます。進撃の巨人は未来の継承者の記憶を見ることができます。

九つの巨人の寿命は13年

『進撃の巨人』の22巻では、クルーガーがグリシャに九つの巨人の寿命は13年だと語っているシーンがあります。その会話が行われた832年にクルーガーは13年の寿命を迎えようとしていました。九つの巨人は13年以内に誰かに継承しなければ、他のエルディア人からランダムで九つの巨人の能力を持った人物が生まれてきます。

つまり、死ぬ前に継承しなければ次に巨人の能力を持った人物がいつ生まれてくるのか、誰が継承しているのか分からなくなってしまうのです。そのため、レイス家では13年の寿命が残りわずかとなったところで次の子孫に継承していました。ちなみに継承するためには、まず次の継承者を巨人の脊髄液で無垢の巨人にしてから、巨人の能力者を捕食させなければなりません。

エレン以外の九つの巨人の継承者の残りの寿命は、ジークは842年に獣の巨人を継承したので残り12年、ライナーとアニは843年に鎧の巨人を継承したので残り11年、アルミンは850年に超大型巨人を継承したので残り9年です。この年数は『進撃の巨人』の時系列が854年時点での寿命となります。

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エレンが受けたユミルの呪い

ユミルの呪いとは?

九つの巨人の寿命が13年しかないのは「ユミルの呪い」が影響しています。ユミルは大地の悪魔と契約してから13年間生きました。つまり九つの巨人達を継承すると、かつてのユミルのように13年間しか生きることができなくなるのです。ユミルが大地の悪魔と契約してから死亡するまでの期間と同じように死んでしまうことを「ユミルの呪い」といいます。

なぜ「ユミルの呪い」により13年しか生きられないのかというと、九つの巨人がユミル以上の力を持つ事ができないからです。そのため、「ユミルの呪い」に打ち勝って寿命を長くすることもできません。また「ユミルの呪い」により、寿命の13年目が近づくと継承者の体力も衰えてしまいます。実際にフリーダの前に始祖の巨人を継承していたウーリはやせ細り、衰弱していきました。

また、854年に「ユミルの呪い」によって寿命が残り僅かなジークとライナーは、後継者が選出され始めていました。巨人に詳しいタイバー家がいるマーレでも「ユミルの呪い」に打ち勝つ方法は分かっていません。

エレンの父親はユミルの民

エレンの父親であるグリシャは、1巻でエレンに「地下室を見せてやる」と言っていました。その地下室が巨人の謎を解明する手がかりとして、調査兵団は多くの兵士を失いながらもシガンシナ区を奪還することができました。実際に巨人の謎が隠されているのか半信半疑なところはあったものの、そこには確かに始祖ユミルのことや「ユミルの呪い」など巨人に関する情報が書かれたグリシャの手記がありました。

グリシャの手記には、壁の外には国があり、グリシャはマーレという国に住むエルディア人だということが判明しました。エルディア人は「ユミルの民」とも呼ばれており、グリシャだけでなく壁の中にいるエレン達もエルディア人だということが分かります。ユミルはエルディア人の始祖にあたる人物で、エルディア人はユミルの力により、巨人の脊髄液を注射すると無垢の巨人になることができます。

マーレはエルディア人に脊髄液を注射し、他国との戦争にも利用していました。エルディア人はマーレや他の国では忌み嫌われており、住む場所も制限されていました。グリシャはこの状況を打開するために、エルディア復権派でユミルについて調べ上げます。ある日エルディア復権派に、ダイナ・フリッツという女性が送り込まれてきました。

ダイナは始祖の巨人を代々継承しているフリッツ家の一族の者でした。グリシャとダイナは結婚し、ジークが生まれます。しかし、ジークがマーレ軍で戦士候補生の訓練を受けるようになった頃、エルディア復権派の活動がマーレに気づかれそうになりました。ジークは最悪の事態を避けるために、マーレ軍に父と母がエルディア復権派であることを密告します。

グリシャはパラディ島へ連行されますが、これまでエルディア復権派に協力してくれていたフクロウと名乗る人物に助けられます。フクロウの正体は、進撃の巨人の継承者でマーレ軍に潜入していた、エレン・クルーガーという男でした。クルーガーから進撃の巨人を継承したグリシャは、壁に向かって歩いていたところを壁外調査をしていたキースに拾われます。

そして壁の中で暮らすようになり、カルラと結婚してエレンが誕生しました。グリシャはエレン達と生まれ育た場所は違いましたが、同じエルディア人です。100年前、当時のフリッツ王は戦争を終わらせるためにできるだけのエルディア人を連れてパラディ島で壁を築き上げました。

しかし、パラディ島までたどり着けなかったエルディア人達もおり、そのエルディア人の子孫がグリシャなのです。一方で壁の中に住む人々は、パラディ島までフリッツ王についていったエルディア人の子孫ということになります。エレンが巨人化できるのも、「ユミルの民」であるエルディア人だという証拠です。

エレンとジークの関係

グリシャの手記にはマーレでダイナと結婚し、ジークが生まれたことが書かれていました。エレンはグリシャとカルラの間に生まれました。エレンはカルラの連れ子などではなく、グリシャにとって実の息子です。つまり、ジークとエレンは異母兄弟ということになります。ジークはライナー達から報告を受けたことで、エレンが自分の異母弟であることに気づきました。

ちなみにジークはフリッツ家の血筋を引いており、エレンは始祖の巨人を継承しているので、ジークが巨人の状態でエレンに触れれば始祖の巨人の力を使うことができます。ジークはグリシャから過度な洗脳教育を受けたことにより、グリシャのことを嫌っていました。そのため、ジークもエレンがグリシャから洗脳されているのだろうと哀れんでいました。エレンはその哀れみを利用して、ジークに近づいて協力関係を結びます。

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エレンとミカサの今後は?

ミカサのプロフィール

ミカサ・アッカーマンは黒髪の東洋一族とアッカーマン一族の血を引いている女の子です。誕生日は2月10日生でシガンシナ区出身です。初登場時は10歳、訓練兵入団時は12歳、訓練兵卒業時は15歳でした。父親はアッカーマン一族の分家の出身で、リヴァイとは遠縁にあたります。

アッカーマン一族の血筋を引いていることから、高い身体能力と戦闘能力を持ち合わせており、巨人との対戦では幾度となく窮地を救ってきました。ミカサは普段はあまり喋ることがなく、寡黙な人物です。喋るのが下手でもあり、巨人と戦う前に皆を鼓舞した時も、ジャンからは「残念なのはお前の言語力だ」と言われています。幼い頃に両親を亡くし、その後はイェーガー家に引き取られました。

エレンはミカサの命の恩人

ミカサはエレンに執着しているところがあります。その執着には理由がありました。まだミカサが幼い頃、母親は東洋一族の末裔で高値で売れると人身売買をする人攫いに襲われました。ミカサは目の前で父親と母親を殺されてしまい、捕まってしまいます。そこにいち早く駆けつけたのがエレンでした。エレンは道に迷ったフリをして誘拐犯の住処へと侵入し、誘拐犯を殺害します。

無事に助けられたことで、ミカサもエレンもほっとしますが、実はもう一人誘拐犯がいたのです。誘拐犯はエレンを捕まえます。ミカサは何もできずにいましたが、エレンの言葉によってアッカーマン一族の力が解放され、残りの誘拐犯を殺害しました。しかし、誘拐犯を始末したからといって殺された両親が戻ってくるわけではありません。

帰る場所を失ったミカサに、エレンは自分が巻いていたマフラーをかけ、イェーガー家に来ればいいと言いました。イェーガー家に引き取られたミカサは、家族を与えてくれたエレンに恩を感じ、それからエレンに執着するようになりました。

エレンとミカサの今後を考察

ミカサは今後も重要な役割を担っていくのではないかと考察されています。ミカサ関連で回収されていない伏線は頭痛です。ミカサは時々頭をおさえてつらそうな表情をしていることがあります。エレンの話によると、アッカーマン一族は本来エルディアの王を宿主として仕えるものだと言います。

ミカサはエルディアの王ではなくエレンを宿主として選んだため、アッカーマン一族の本能がそれを拒否して頭痛が起こっているのだと説明しました。しかし、このエレンの説明は後にアルミンが嘘だと見抜いています。そのため、ミカサの頭痛の原因は未だに明確には分かっていません。

ミカサの頭痛に関する考察には、未来のエレンが始祖の巨人と進撃の巨人の力を利用して、過去のミカサの記憶を改変しているのではないかという考察がありました。ミカサに関してはまだ回収できていない伏線があり、もうしかするとエレンの寿命にも大きく関わってくるかもしれません。『進撃の巨人』の今後の展開によってはミカサにも注目です。

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エレンンの寿命に関する感想や評価は?

これまで九つの巨人の中で、進撃の巨人だけどのような能力があるのか明確に描かれていませんでした。しかし121話で「未来の継承者の記憶を見る」という能力があることが判明します。すると、この能力と始祖ユミルが死んでからエレンの寿命が尽きるまでがちょうど二千年であること、さらに1話の「二千年後の君へ」が繋がっているのではないかと考えられます。

実際に1話の「二千年後の君へ」では、エレンが夢から覚めるところから始まります。その夢はこれから起こることを予言するかのような夢でした。この夢は、未来のエレンが進撃の巨人の能力を使って何かを伝えようとしているのではないかと考察されています。

『進撃の巨人』の感想の中には、エレンの寿命が分かった時のミカサが不憫だと感じている方も多いようです。これまでエレンを守るために力をつけてきたミカサですが、「ユミルの呪い」で定められた13年の寿命にはどうやっても抗うことはできません。

さらにエレンだけでなく幼馴染のアルミンもまた、九つの巨人の一つである超大型巨人の力を手に入れ、「ユミルの呪い」によって寿命が短くなってしまいました。このように、守りたいものが守れないミカサに同情している方がたくさんいました。

エレンが進撃の巨人の「未来の継承者の記憶を見る」能力を使ってグリシャに都合の良い記憶だけを見せ、フリーダ殺害へと導くシーンがあります。未来のエレンがこのように前々から記憶を操作していたのであれば、クルーガーが言っていた13年という寿命も嘘なのではないかと疑心暗鬼になっている方もいました。

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エレンの寿命は残りどれくらい?まとめ

『進撃の巨人』22巻の時点では「ユミルの呪い」によってエレンの残りの寿命は8年、さらにその4年後のマーレ編では残りの寿命が4年しかないことが分かりました。読者の中には、この寿命と1話の「二千年後の君へ」に何らかの関係性があるのではないかと考察している方がいました。

この寿命については後の物語にも大きく関わってくると思われます。短い残りの寿命でエレンは何を成し遂げようとしているのか、今後のストーリーに注目です。

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