2019年06月23日公開
2019年06月23日更新
SAOのクラインは女好きの刀使い!リアルでのキャラや強さ・名言まとめ
ソードアート・オンライン(SAO)のキャラクターの中でも意外と人気が高いキャラクターがクラインです。作中での直接的な活躍こそ目立ちにくいものの精神的にキリトを支える立場や意外な場面でクラインの存在が約だったりとキリトやヒロイン達とはまた違った良さを持っているキャラクターです。今回はSAOに登場するクラインについて、かっこいいと言われる名言から使用している刀、本名からクライン役を演じた声優までまとめて紹介していきます。
目次
SAOのクラインとは
SAO(ソードアート・オンライン)の作品情報
クラインについて紹介する前にまずはクラインが登場するSAO(ソードアート・オンライン)についても簡単に紹介していきます。
SAOの概要
SAOは元々は2002年からウェブサイト上で連載されていたweb小説です。2008年に本作の連載の気分転換で描かれた「アクセル・ワールド」が電撃小説大賞を受賞したのをきっかけに2009年より電撃文庫より商業作品として展開される事になり2019年6月現在も刊行中の作品です。VRオンラインゲームを題材とした本作はオンラインゲームの光と闇にスポットを当てる事で高い人気を獲得しています。
SAOのあらすじ
西暦2022年世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」が発売。ベータテスターだった主人公キリトも早速ログインしてその世界を楽しみます。しかしゲームマスターで開発者である茅場晶彦からプレイヤー全員が自発ログアウト不可能の状況に追い込まれてしまいます。ゲーム内での死はそのままリアルでの死に繋がるという狂気のデスゲームを強いられる事になるのです。
クラインの人物像
クラインはそんなSAOの中で主人公キリトに初めて出来たフレンドです。SAOがデスゲームだと発表される前、ログインした時点でキリトをベータテスターと見抜いてゲームの基本を教わりました。その後一旦はキリトと別れ一緒にプレイする予定だった仲間と共に刀をメイン武器とした侍ギルド「風林火山」を結成、スタートこそ遅れながらも攻略組に入ってからは最前線で戦い続けています。
SAOのクラインは女好きの刀使い
強いが女好き
キリトという存在がいるので目立ちませんがクラインはSAOプレイヤーの中でもかなりの強さを誇るプレイヤーです。一方で無類の女好きでもあり美女であればNPCにすら声をかけるような一面も持っている事からアスナを始めとした女性陣からは冷たい目で見られる事もあります。ただここぞという時に見せる漢気があるからか本気で嫌われてはいません。
3枚目キャラ
出典: https://frequ.jp
クラインは主要な攻略組の中でも主人公キリトと面識があるので目立つシーンも多いです。その為、コメディタッチなシーンも多く、三枚目なシーンも多いです。
アイドルに弱い
女性の中でも特にアイドル的な存在に弱く、SAOでは攻略組で同時に可愛さも持ち合わせキリトとの接点からも関係性の深いアスナに猛アピールしたりOSでもYUNAに鼻の下を伸ばしたりしています。そういった一面はゲームでも反映され「ソードアート・オンラインーロスト・ソングー」のオリジナルキャラクターでVRアイドル活動をするセブンにも弱いです。
クエストで女好きが役立つ?
邪険にされる事も多いクラインの女好きな一面ですがそんな一面が役に立ったのがキャリバー編です。エクスキャリバーの獲得を目指すクエストの進行中、クラインを含むパーティは檻に閉じ込められたフレイヤに遭遇します。典型的なトラップだと放置する方針を示すキリトやアスナ達に対してクラインはどうしても放っておけずフレイヤを連れだす事にしてしまいます。
しかしその実フレイヤの正体は北欧神話の雷神トールでした。そのクエストのラスボスであるスリュム戦でその正体を明らかにするとキリト達と共闘しクリアに大きく貢献しました。クエストクリア後、クラインはフレイヤを助けたお礼に伝説武器「雷槌ミョルニル」を与えられました。このフレイヤ=トールの救出がなければクリア出来なかったと思われるのでクラインの女好きが役立ったエピソードです。
余談ですが手に入れた「雷槌ミョルニル」はハンマー系の武器で刀使いであるクラインにとっては無用の長物であるという点も締まらないクラインらしいエピソードになっています。
SAOのクラインのリアルでのキャラと本名
リアルは壷井遼太郎
書籍版本編では長くクラインの本名は登場していませんでしたが元になっているweb版及びアニメ化された際に設定されていたクラインの本名は壷井遼太郎です。年齢はキリト達よりも高く、2024年10月18日の74層フロアボス撃破時点で24歳でした。SAOのベータテスターではないもののネットゲーマーとしては高い実力を持っていました。
この本名は2019年6月現在までSAO本編では一度も登場しておらず、原作で確認出来るのは18巻のキャラクター紹介が最初です。それ以降もタイミングの問題もあるのか本編では本名が登場する事はありません。ちなみにリアル本名壷井遼太郎として免許保有者でもある為、アリシゼーション編でキリト捜索の際に車を出した事がある他、ゲーム内でも運転を担当する事があります。
リアルでも酒と女が好き
作中SAOやALOの中でも女好きな面やお祝いで1人でもお酒を飲むシーンなどが描かれていますがそれらはリアルからそのまま影響したものです。リアルでの様子は深くは描かれていませんがリアルでもあまり変わらない様子である事からやはりその振る舞いのせいで女性からはあまり信用されていない面が強いです。
リアルでもバンダナを着用
クラインといえばどのゲームでも共通して身につけているバンダナが特徴的ですが、このバンダナをつける習慣もリアルの姿、本名壷井遼太郎から取り入れたものです。ゲームでも同じような柄の物を選んで付ける辺りかなり愛着があるものだと思われその世界観からバンダナが実装されていないGGO以外のゲームでは必ず着用しています。ちなみにGGOではかわりにゴーグルを装着していました。
服装の趣味は悪い?
クラインは武器を刀としているからなのか元々の趣味なのか和装の装備で統一した装備を好んでいます。特にそのバンダナはスーツの時でも付けているのでそのアンバランスさから服装の趣味が悪いと表現される事も多いです。バンダナ自体が似合わないわけではありませんが前時代的とも表現され、元々の素顔である本名壷井遼太郎としての顔も野武士のような雰囲気があります。
壷井遼太郎としての仕事
本名壷井遼太郎としてはSAOプレイ開始時点で既に社会人であり小規模な輸入商社に務めていました。SAOクリア後にはその輸入商社に復職し社長の悪口を言いつつ真面目に働いています。また元来持つ漢気もあってか2年もの間SAOに囚われていたにも関わらず問題なく復職させてくれ社長には恩義を感じてもいます。夕食を奢る事を餌にキリトにプレゼンの手伝いをさせるなどその交友関係も上手く利用する一面を見せています。
SAOのクラインのかっこいい強さ
かっこいい強さ①風林火山のリーダー
クラインはSAOがデスゲームだと発表された時、キリトから急ぎの攻略に誘われながらも仲間との待ち合わせを優先してキリトと別れました。その待ち合わせしていたクライン含む6人で結成したギルドが「風林火山」です。クラインは風林火山のリーダーとして持ち前の仲間思いな一面を発揮、SAOがクリアされる時まで誰一人欠ける事なく生き残るというある種の偉業も達成しています。
一方で誘いを断った後もソロプレイヤーであるキリトの事を気遣う面もありギルド内外から信頼を得ていた一面も見られます。風林火山の行動は基本的にクラインの考えによる所が大きくメンバーもクラインを信頼して良く付いてきてくれています。元々リアルでの知り合いでありネトゲ仲間からなる風林火山を攻略組にまでしているのでその能力は高いと言えます。
かっこいい強さ②装備している武器と防具
クラインは初めてキリトと出会った際には曲刀を装備していましたが、その後再登場した際には日本刀に持ち替え、装備も和装で「風林火山」という名前に合わせるようにギルドアイコンは武田菱、装備も赤揃えで統一しています。特に刀に関しては相当の愛着があるようでSAOクリア以降ALO等ゲームを移っても利用し続けています。
ちなみにSAO編での刀は特に入手経路は不明ですが、スキル的には曲剣スキルを使った先に刀スキルがあるようでそのタイミングで持ち替えたようです。ALOではパーティを組むリズベットが作った刀を使用しています。またその和装も特徴的である為か映画OSでも唯一その防具のデザインが陣羽織風になっているなど作中でも刀と和装キャラが確立されています。
かっこいい強さ③常に前線で戦う強さ
主人公キリトも尊敬する部分として上げる程であるのが率いる風林火山を攻略組の一角と言われる程に導いた事、そしてその過程でそのギルドメンバーを誰一人失っていない事です。もちろんクライン自身の強さもSAOではトップクラスだったと言っても過言ではありません。攻略組に加わってからは常に最前線で戦い、ラフィン・コフィンというPK集団の討伐戦などにも加わっています。
かっこいい強さ④聖竜連合とも対等に戦う
SAOには攻略組の中でもいくつかの有名ギルドがありますがその中でも最高クラスのギルドと言われるのが「聖竜連合」です。クラインはそんな聖竜連合相手に風林火山を率いて退けた事もあるのです。デスゲームであるSAOにおいて復活アイテムの噂と月夜の黒猫団への負い目からソロ攻略を挑むキリトの前に姿を見せたクライン達風林火山は同じく風林火山を付けていた聖竜連合から襲撃を受けるのです。
元々はキリトをソロで挑ませて無駄死にさせない為に引き止めにいったクラインですが聖竜連合が現れるとキリトを1人で先に活かせ聖竜連合の相手を引き受けています。その戦いの過程は描かれていませんがキリトが戻ってきた時にはボロボロになりながらも聖竜連合を退けた後というかっこいい面を見せています。
かっこいい強さ⑤指揮官としても優秀
こういったエピソードから個としての力を発揮するキリトとは違い、自身の強さはもちろん指揮官としての強さも持ち合わせているのがクラインのかっこいい部分です。アリシゼーション編での最終決戦では日本からの援軍を率いる一番槍としても活躍するなどいています。
かっこいい強さ⑥サラマンダーとしても活躍
SAOがクリアされた後、キリト達に続く形でプレイを開始したSAOでもサラマンダーを選んで活躍します。武器は当然のように刀です。またSAOにはなかった魔法もあるALOですが、「侍たるもの魔の一文字がついたスキルは取らない」という完全に脳筋なスタイルを貫いています。ステータスも侍に合わせた敏捷型でパワー重視のキリトとはまた違ったスタイルになっています。
かっこいい強さ⑦頭の回転が早い
クラインはそのキャラクター性からあまり頭の良いようには見えませんが、頭の回転はかなり早いです。元々SAOでキリトに出会った際にもその様子からベータテスターと見抜いて指南をお願いしています。さらにその頭の回転の良さが光ったのがファントム・バレット編です。BoBの中継を見ているだけでキリトもマークを見るまで気づかなったデスガンの正体がラフィン・コフィンの生き残りである事に気づいています。
それ以外にも月夜の黒猫団の一件でキリトの無茶な行動をしているのを情報屋のアルゴからの状況と合わせて推測してキリトが蘇生アイテムを狙っている事を推測しキリトの後を追うなどの行動も見せています。普段の3枚目なキャラクターからは見えない頭の回転の良さも持っているのがクラインのかっこいい部分です。
SAOのクラインの名言
名言①「信じねぇ…信じねぇぞ俺は!!」
アニメ1話、デスゲームの開始とルールを説明する中、茅場晶彦が示したルールを説明した時点で既に213人も死亡している(ナーブギアを強制解除しようとした為)事を話す茅場晶彦に対してクラインがもらした名言です。この時SAOをプレイしている全員、或いはSAOに囚われたプレイヤーの家族に至るまでの気持ちを代弁した名言といえます。
名言②「おめぇは生きろよ!最後まで生きろよ!…」
アニメ3話、キリトは月夜の黒猫団との関わり自らの隠蔽によって壊滅させてしまった負い目から無謀なソロ攻略に挑みます。キリトを追跡していたクライン達風林火山は聖竜連合を足止めしキリトに蘇生アイテムを譲りますがその蘇生アイテムは十秒以内にしか効果のないアイテムでキリトは絶望します。アイテムをクラインに渡し絶望のまま去ろうとするキリトにクラインがなんとか絞り出すように伝えた名言です。
名言③「冷めたピッツァなんて、ネバらない納豆以下だぜ…」
一番最初に登場したクラインの名言が上記の名言です。クラインは少しだけゲームを試し一旦ログアウトして5時に届くように注文したピザを食べてから仲間と合流するつもりでした。しかしログアウト出来ない事に大してボヤく名言です。この名言はSAOからログアウト出来ないもののデスゲームだと分かる前の名言ですがある種貴重な名言にもなっています。
名言④「ちゃんと向こうで、飯のひとつも…」
SAOのラスト、キリトが茅場晶彦ことヒースクリフに対して戦いを挑む前の名言です。ようやく真相に辿り着いたといえる状況の中、キリトはその場にいたものに謝罪します。それに対してのクラインの返答が名言です。この名言の裏には勝って現実世界に帰還しようという想いがこめられています。プレイヤー皆の想いをクラインなりの言葉で示した名言とも言えます。
SAOのクラインの声優は平田広明
平田広明のプロフィール
SAOのクライン役として声優を務めた平田広明さんは声優としては1990年代から活躍する声優さんです。元々は劇団で舞台俳優をしていましたが、マネージャーから声優オーディションの誘いを受ける形で声優として活躍するようになりました。以降洋画の吹き替えやアニメの声優として長く活躍しています。
平田広明の主な出演作
平田広明さんがこれまで声優として声を担当したアニメキャラとしては「ワンピース」のサンジ役を筆頭に「宇宙兄弟」の南波六太役、「逆転裁判~その真実、異議あり~」のゴドー役、「ゴッドイーター」の雨宮リンドウ役、「TIGER & BUNNY」のワイルドタイガー役、「魍魎の匣」の京極堂/中禅寺秋彦役、「BLACK LAGOON」のベニー役などを務めています。
また洋画の吹き替えでも数多くの俳優さんを担当しており、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどを筆頭とするジョニー・デップさんからは公認の声優として20年以上吹き替えを担当。その他にもジュード・ロウさん、ジョシュ・ハートネットさん、アンディ・ラウさん、エドワード・ノートンさん、マット・デイモンさん等錚々たる顔ぶれの吹き替え声優を担当しています。
SAOのクラインに関する感想や評価
ここからは既にSAOを視聴した人の感想の中からクラインに関するものをピックアップして紹介していきます。SAOは特に主人公キリトの視点で多くの物語が描かれるので表立った活躍こそ目立ちにくいクラインですが好きだと言う人は多く感想もかなり多いです。
SAO1期から見直してるけどクラインやっぱいいよなぁってなる
— 紅葉 (@f_Autumn_c) June 19, 2019
表立った活躍こそ目立たないクラインですが、要所要所で登場してキリトや仲間を気にかける姿はかっこいいという感想もかなり多いです。上記でも紹介した聖竜連合との戦いなど過程が描かれる事は少ないですが、SAO内でもかなり上位のプレイヤーであると同時に周囲に気を配る様子は戦闘面での活躍が目立つキリトとはまた違った強さがあるという声も多いです。
違かった形でキリトをサポートするエギルと共にクラインが好きだという人も多いです。両者ともキリトら主要キャラから見れば年長者である事もあって落ち着いた雰囲気がかっこいいという感想が多いです。特にクラインは戦闘面でキリトをサポートする場面も多い事から名脇役であるとする感想も多くなっています。
SAOで好きなのはエギルとクラインですかね。キリトに嫉妬しないところとか、面倒見が良いところが素敵。
— 麦波@Valefor (@muginamin_ff14) June 12, 2019
また書籍版から入った人にとってはクラインの本名が当たり前のように壷井遼太郎と扱われる事に違和感を覚えるという感想も多いです。本名が本編では長く登場しておらず、また書籍化に当たって本名が登場していたweb版も閲覧不可になっていた事から確認する術もなく、書籍版18巻のキャラクター紹介で登場してようやく公式の設定だったのかと納得したという声も多いです。
中にはクラインの本名について全く知らなかったという人もいます。各種現実でのイベント、人気投票などでクライン/壷井遼太郎と本名と合わせて書かれる事で初めて知ったという人も多いです。本名のもじりになっているキャラクターも多いので本名と合わせるとクラインというHNもかっこいいという人も多いです。
SAO見てるんだけど、クラインさんってリアルで会ったらいいお友達ですね〜って感じなんだけど、CV:平田広明の時点でもう人生勝ちだと思う
— かっつー( ˘ω˘ )交通費、アイスの割引券 (@ka2_tweet) November 5, 2018
アニメではそのクラインの人柄に加えて声優を平田広明さんが務めた事がその人気を裏付けているという感想も多いです。大物と言っても過言ではない声優であるだけにそのキャラクター性に合う平田広明の声優としての演技はクラインの魅力、かっこいい部分を引き立て、3枚目な部分も嫌味っぽくならなかったとする感想も多いです。
SAOのクラインは女好きの刀使いまとめ
クラインはSAOに登場するキャラクターで刀を使う武士然とした姿ながら女好きなキャラクターです。本名は壷井遼太郎でゲームでも共通するバンダナを使っています。作中では表立った活躍こそ目立ちませんがSAO内でもトッププレイヤーといって差し支えない程の強さを誇っているキャラクターでもあります。
特にアニメでは平田広明さんが声優を務める事でその魅力がより一層際立っています。まだSAOを見た事がないという人はぜひ1度アニメでクラインに注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?