【ワンピース】メモメモの実の能力や強さは？発動条件やプリンがサンジ達を助ける理由とは

メモメモの実はワンピースに登場する悪魔の実です。ここではメモメモの実を紹介する前に、ワンピースについて概要やあらすじなどの基本的な情報を紹介します。

ワンピースは週刊少年ジャンプで連載されている漫画です。海を舞台に、お宝を探す海賊達の冒険が描かれています。ワンピースは日本だけでなく海外でも人気で、ワンピースの商品を扱った「ONE PIECE麦わらストア」は海外でも展開されています。また、1999年からはアニメ化もされており、主人公のルフィ役を声優の田中真弓が務めています。

主人公のルフィは、幼少の頃にシャンクスという海賊と出会ったことで、海賊王を目指すようになります。17歳になったルフィは一人で海に出て仲間を集めながら、かつての大海賊であるロジャーが処刑のときに残した「ひとつなぎの大秘宝」を目指して冒険に出ます。

シャーロット・リンリンの娘であるシャーロット・プリンが食べたメモメモの実は悪魔の実の1つです。悪魔の実には自然系・超人系・動物系の三種類ありますが、メモメモの実は主人公のルフィと同じく超人系の能力となります。

メモメモの実は記憶を操る能力です。そのため能力の使い方によっては悪魔の実の中でも最強だといわれる恐ろしい能力でもあります。プリンはその能力や可愛らしい容姿を買われ、ビッグ・マムからは重宝されていました。

メモメモの実の能力は、その特徴から最強なのではないかといわれています。ここでは、メモメモの実が最強だと言われる強さや能力を紹介します。

最強といわれるメモメモの実の能力は、記憶を操ることができます。この能力を使うとフィルム状になっている人の記憶を頭から取り出すことができます。基本的には記憶を操る能力なので、自身がピンチのときは相手の記憶を操って敵の記憶から自分の記憶だけを消すことができます。

メモメモの実は記憶を取り出すだけでなく、取り出した記憶のフィルムをカットしたり、「編集(エディット)」という技で継ぎ足したりすることで改ざんすることができます。ヴィンスモーク・レイジュはこの能力を使われて、プリンと話していた記憶を改ざんされてしまいます。改ざんする時は、他人の記憶とつなぎ合わせることもできます。

ヴィンスモーク・レイジュはプリンから暗殺計画の話を聞き、足を撃たれてしまいました。しかし、改ざん後の記憶では、「城内を歩き回っていたら侵入者に騒ぐ兵士たちに遭遇して巻き込まれた」ということになっていました。サンジが一部始終を見ていたので騙されることはありませんでしたが、記憶に違和感を感じていたものの本当の記憶は思い出せませんでした。

また記憶を取り出し、改ざんしている間は意識を失ってしまいます。実験により普通の人間よりも丈夫なレイジュでも記憶を抜かれると暫く意識を失ってしまいました。あのジェルマ66のレイジュでも近寄られて記憶を取り出されたら太刀打ちできないことから、最強の能力といわれています。

最強といわれるメモメモの実の能力は、記憶を取り出して改ざんするだけでなく記憶を蘇らせることもできます。これはフラッシュバックのように一時的に記憶を蘇らせるだけで、効力は長続きしません。しかし、敵を足止めしたり錯乱させたりすることができます。

実際にプリンはルフィ達に加勢し、誘惑の森の木々を錯乱させるために「記憶の糸(メモリーズ・フィル)フラッシュバック」という技を使います。この技を受けたホーミーズ達は、ホーミーズになる以前の記憶が蘇ります。この場合、あらかじめ記憶を取り出していなくても一時的に記憶を戻すことができる便利な技です。

誘惑の森で人々を惑わすホーミーズはビッグ・マムの寿命から作られているため、人間の記憶が蘇ると混乱して「お買い物にいかなきゃ」「犬の散歩の時間だ」などと言い出します。さらに記憶によって混乱している間は、ビッグ・マムの支配下にならず言うことを効かなくなります。

メモメモの実が最強といわれるの最大の理由は、暗殺や隠蔽などの工作に向いているというところです。記憶を改ざんすることで、たとえ失敗して姿を見られたり、暗殺計画を知られても隠蔽することができます。それに加え、プリンは可愛い容姿をしているところもビッグ・マムは評価していました。また、いい子のフリをする演技力も抜群です。

実際に、初めてルフィとプリンが会った時はペドロ以外は全く疑っていませんでした。その時もプリンは上手く麦わらの一味をホールケーキアイランドまで誘導しています。サンジもたまたまレイジュとプリンの会話を聞いていなければ完全に騙されていました。プリンの演技力とメモメモの実の能力を使えば、暗殺や隠蔽においては最強です。

記憶を操作するためには相手にある程度接近する必要があります。「記憶の糸(メモリーズ・フィル)フラッシュバック」を使う場合は直接触れる必要はなく、周囲にいれば能力が効きます。しかし、記憶を取り出す時は相手に接近して頭を触らなければなりません。サンジやレイジュの記憶を改ざんする時も、接近してから記憶を取り出していました。

メモメモの実の能力で記憶の操作ができるのは、一度切りなのではないかといわれています。記憶のフィルムは一つしかなく、改ざんしてしまうと元に戻す事ができないからです。しかし、切り取った記憶をプリンは保持することができます。実際に、サンジから抜き取った記憶のフィルムと手にしていました。そのため、カットした記憶のフィルムを取っておけば再び改ざんすることができます。

記憶を操作することで仲間が増やせるのではないかとも考えられますが、メモメモの実の能力は基本的に元々の記憶のフィルムを取り出し、カットしたり他のフィルムとつなぎ合わせて改ざんする能力です。つまり仲間にするには「仲間に加わった」という記憶のフィルムが別途必要になってしまうのです。

既に仲間になっている人物から抜き取ると、その人物から「仲間に加わった」という記憶はなくなってしまいます。そうすると記憶を改ざんする意味がなくなってしまいます。最も、誰かの傘下に加わった海賊の記憶を「ビッグ・マム」に改ざんすれば、仲間にできないこともありません。

メモメモの実の能力者はシャーロット・プリンです。シャーロット・プリンはルフィ達を手助けしたり、サンジを励ましたりと、ビッグ・マムの子供ながらも優しい印象があります。そのため、ルフィ達もすぐにシャーロット・プリンに対して警戒をときました。そんなシャーロット・プリンとは一体どんな人物なのかを紹介します。

プリンはシャーロット家の三十五女です。誕生日は6月25日で年齢は16歳です。ショコラタウンでカフェ「カラメル」の経営をしています。お店はプリン自ら調合したチョコレートで出来ています。三つ目族の血筋を引いており、額にも目を持っています。三つ目族というだけで幼少期に酷いいじめにあってきました。そのため三つ目族であることがコンプレックスで、いつも髪で隠しています。

プリンのメモメモの能力が最強といわれる理由の一つは、そのかわいさと演技力です。かわいい容姿はビッグ・マムも認めており、男の懐に入って暗殺や記憶の改ざん、隠蔽工作などをしていました。また、ビッグ・マムは対ジェルマ66の武器を用意していました。ジェルマ66の強靭な体でも傷を与える事ができる銃です。プリンはこの銃を使ってレイジュを負傷させました。

プリンは当初、とても気を使うことができる優しい子でした。しかし全ては麦わらの一味やジェルマ66を暗殺するための演技でした。心優しく女の子らしい喋り方をしていましたが、本性を表してからは言葉遣いも乱暴になります。さらにはサンジのプロポーズも、面白おかしくコケにして笑っていました。

ワンピースでは、以前のストーリーの対比になっていることがよくあります。ホールケーキアイランド編はスリラーバーク編が対比になっているのではないかという考察があります。その中でもプリンはペローナと対比しているキャラクターなのではないかといわれています。ペローナもまた乱暴な喋り方をしていますが、可愛らしい容姿をしています。

プリンは結婚式で、誓いのキスをするときにサンジを殺害する予定でした。殺害方法は、自分の三つ目を明かして怖がっているところで銃で撃ち殺すという計画です。しかし、サンジはプリンの三つ目を見て「なんて…美しい瞳だ…」といいました。今までプリンは三つ目を怖がられた経験しかなく、ビッグ・マムからはそれを利用されてきました。

三つ目を美しいと言ってくれたのはサンジだけだったのです。この時、プリンはサンジに心を奪われてしまいました。それからプリンは動けなくなり、サンジの殺害に失敗してしまいます。それどころか、あっさりと手のひらを返してサンジに協力するようになります。

プリンはサンジとホールケーキアイランドで別れる時、自分の想いを伝えることはありませんでした。そのかわりにサンジにキスをしました。サンジは目をハートにして喜びましたが、その直後にプリンは能力を使ってキスをした記憶をカットしました。その後プリンは泣きながらサンジの記憶のフィルムを握りしめており、本気で好きになってしまったことが分かります。

メモメモの実の能力者であるプリンの声優を務めているのは、青二プロダクションに所属している沢城みゆきです。沢城みゆきは声優、ナレーター、女優として活動されています。演技経験もないまま1999年に新人声優オーディションで審査員特別賞を受賞し、そのまま声優としてデビューしたという経歴を持っています。

いきなり声優として評価され、認められるほどの実力を持っていますが、その後声優としての仕事をしながら改めて演技の勉強や演劇活動をはじめます。「人気声優200人が本気で選んだ!声優総選挙!」では4位に選ばれており、声優業界からも支持が高い人物です。

沢城みゆきの主な出演作には、「ルパン三世」の峰不二子役、「うたの☆プリンスさまっ♪」の七海春歌役、「ブラック★ロックシューター」の小鳥遊ヨミ役、「ワカコ酒」のワカコ役、「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役などがあります。

メモメモの実は記憶が改ざんできる便利な能力のため、読者の中にはメモメモの実の能力が欲しいという方もいました。失敗も能力を使えばなかったことにできるので、実際にあったらとても便利だといわれています。

メモメモの実は工作をするにはとっておきの能力であり、SNSでも「チート」「最強」といわれています。メモメモの実には能力の制約があるかは本編では明かされていません。しかし、能力の制約として自分自身には使えないのではないかという考察をされている方もいました。

人に影響を与える能力者達のほとんどは、能力者が気絶することで能力が解除されてしまいます。ホビホビの実の能力も、能力者であるシュガーが気絶したことによって能力が全て解除されました。そのことから、メモメモの実も同じように気絶してしまうと能力が解除されると考えられます。そのため、今後プリンが気絶をしたらサンジの記憶も元に戻るかもしれません。

メモメモの実の能力や強さをまとめると、暗殺や隠蔽などの工作にとても向いていることが分かりました。そのため、実際にビッグ・マムからも工作員として使われていました。実際にワンピースの読者からも、メモメモの実は現実的に考えても使えると人気です。

メモメモの実の能力者であるプリンは、ホールケーキアイランドでサンジと別れてしまいましたが、再びワンピース本編に出てくる可能性が高いキャラクターでもあります。今後の再登場に期待が高まっています。